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大型荷物の配送サービス6選!料金と依頼方法、梱包のコツを紹介

ぴったりの家具配送・荷物運搬業者をさがす
最終更新日: 2024年06月28日

大型荷物の配送はあまり頼む機会がなく、どの業者に頼めばよいのか迷うかもしれません。よく分からないまま、高額な配送サービスを選んでしまう危険性もあります。大型荷物を扱う主な運送業者や、手軽に費用を抑えられる配送方法を解説します。

大型荷物の配送方法と料金

一般的に大型荷物の目安は、荷物の縦・横・高さの合計が160cm以上、または重さが25kg以上とされています。高額な荷物は、運送保険の規約と補償内容もチェックしておくと安心です。配送距離や個数も計算し、総合的なサービス料金を比較しましょう。大型荷物を扱う主な配送サービスを紹介します。

ヤマト運輸・ヤマトホームコンビニエンス

ヤマト運輸が扱う大型荷物向け配送サービスの基本条件は以下の通りです。

ヤマト運輸『宅急便』

最大サイズ 縦・横・高さの合計200cm以内、かつ重さ30kgまで
(1辺の長さは170cmまで、上下逆さにできないなど条件付きの荷物は1辺の長さが100cmまで)
最大サイズの基本料金 キャッシュレスの場合は4,389円、現金の場合は約4,390円
発送場所 自宅・ヤマト運輸の営業所・コンビニなど
補償 責任限度額は荷物1個当たり30万円まで(税込)

ヤマトホームコンビニエンスの『らくらく家財宅急便』

最大サイズ 縦・横・高さの合計450cm以内、かつ重さ150kgまで
(最長辺は250cm以下、天地が定められたものは高さが200cm以下)
最大サイズの基本料金 東京~東京の場合は3万1,290円
発送場所 自宅
補償 あり(50万円以上の品物や精密機器は扱えない)

『宅急便』は、営業所・コンビニなどで発送すると、荷物1個につき約100円の持ち込み割引きが適用されます。『らくらく家財宅急便』は、100kgを超えると追加料金がかかりますが、150kgまでの荷物を運べる貴重な運送サービスです。

佐川急便・飛脚宅配便・飛脚ラージサイズ宅配便

佐川急便の大型荷物向けサービスの内、個人が使いやすいサービスは以下の2つです。一部離島へ送る場合には中継料が追加されます。

『飛脚宅配便』

最大サイズ 縦・横・高さの合計160cm以内、かつ重さ30kgまで
(セーフティサービスは、高さ34cm以内、幅54cm以内、奥行39cm以内、かつ重量30kg以内の荷物が対象)
最大サイズの基本料金 東京から関東の場合は2,220円、東京から北海道の場合は2,690円(2023年11月現在)
発送場所 自宅・営業所・サービスセンターなど(コンビニの取り扱いはない)
補償 損害賠償の限度額は30万円まで、1回当たり50円からの運送保険もあり

『飛脚ラージサイズ宅配便』

最大サイズ 縦・横・高さの合計260cm以内、かつ重さ50kgまで
最大サイズの基本料金 東京から関東の場合は6,420円、東京から北海道の場合は1万1,720円
発送場所 自宅
補償 損害賠償の限度額は30万円まで、1回当たり50円からの運送保険もあり

『飛脚宅配便』は貴重品や、スキー用品・ゴルフバッグなども配送可能です。他にも、3辺の合計500cm以内、かつ重さ50kgまで対象の『飛脚小口チャーター便』や、3辺合計が260cm以内、50kgまでの荷物を運べる『飛脚ラージサイズ航空便』があります。

ゆうパック・重量ゆうパック

2023年10月1日から運賃が変更になりました。重量ゆうパックは、通常のゆうパックの配達速度に約1日加えた日程で届きます。

『ゆうパック』

最大サイズ 縦・横・高さの合計170cm以内、かつ重さ25kgまで
最大サイズの基本料金 東京から東京の場合は約3,000円(税込)、東京から北海道の場合は4,140円(税込)
発送場所 郵便局・コンビニなど
補償 損害賠償の限度額は30万円まで、30万円を超える荷物の補償は50万円までのセキュリティサービスが使える

『重量ゆうパック』

最大サイズ 縦・横・高さの合計170cm以内、かつ重さ30kgまで
最大サイズの基本料金 サイズ・地域ごとに、ゆうパックの基本運賃+560円
発送場所 郵便局(コンビニは不可)
補償 なし

重量ゆうパックは、チルドサービスとセキュリティサービスに対応していません。代金引換・代金引換まとめ送金サービスや、着払いサービスの利用が便利です。

福山通運

福山通運は引越し向けサービスを展開しています。『フクツー宅配便』は、営業所への持ち込みは200円、営業所止めは400円の割引きです。スーツケースやゴルフバッグカバーも運べます。

『フクツー宅配便』

最大サイズ 縦・横・高さの合計160cm以内、かつ重さ30kgまで
最大サイズの基本料金 東京から東京の場合は2,350円(税込)、東京から北海道の場合は2,780円(税込)
発送場所 自宅・営業所
補償

『フクツー引越便』

  • 最大サイズ・料金:要問い合わせ

『青春引越便』

  • 最大サイズ:約110×110×190cmの専用ボックスに入る大きさ
  • 料金:要問い合わせ

『フクツ―引越便』には、配送のみの『節約タイプ』から、梱包サービスのある『らくらくタイプ』まで4つの料金プランから選べます。公式サイトから見積もりシミュレーションができます。

日本通運

日本通運の1人向け引越しサービスには、30分以上の長距離を運ぶのにお得な『単身パックL』と、30分前後の短距離を運ぶのに向いた『単身パック当日便』があります

『単身パックL』

最大サイズ 約104×108×175cmまで
最大サイズの基本料金 3万800円(税込)から、各都道府県間(北海道は8分割)の料金設定により料金が異なる
(インターネットで申し込むと、1件につき1,100円(税込)割引)
発送場所
補償 200万円までの引越荷物運送保険あり

『単身パック当日便』

最大サイズ 2トントラックに乗る量
最大サイズの基本料金 要問い合わせ(公式サイトに引越し見積もりシミュレーションあり)
発送場所
補償 1,000万円までの引越荷物運送保険あり

『単身パックL』『単身パック当日便』ともに、業者が自宅などに荷物を受け取りに来ます。小物の荷づくりは自分で行いますが、家電や大きな家具はスタッフが梱包してくれます。また、トランクルームでの一時保管も可能です。土日・祝日や、3月・4月の繁忙期は割増料金になるので注意しましょう。

メルカリ専用の配送サービス

メルカリのサービスは、取引相手に住所を知らせずに配送できます

『らくらくメルカリ便』

最大サイズ 縦・横・高さの合計200cm以内、かつ重さ30kgまで
最大サイズの基本料金 全国一律で、2,500円(税込)
(集荷の場合は、取引ごとに税込100円の集荷料が発生)
発送場所 自宅・営業所・セブンイレブン・ファミリーマートなど
補償 あり

『ゆうゆうメルカリ便』

最大サイズ 縦・横・高さの合計170cm以内、かつ重さ25kgまで
最大サイズの基本料金 全国一律で、1,900円(税込)
発送場所 郵便局・郵便ポスト・ローソン
補償

『梱包・発送たのメル便』

最大サイズ 縦・横・高さの合計450cm以内、かつ重さ150kgまで
(最長辺は250cm以下、上下が定められたものは高さが200cm以下)
最大サイズの基本料金 3万3,000円(税込)
発送場所 自宅
補償

『らくらくメルカリ便』『梱包・発送たのメル便』の送料は、販売価格から自動的に払われます。集荷や持ち込みの際は、二重払いに注意しましょう。

大型荷物を安く配送するには?

大型荷物の配送は、特別料金として高くなる傾向にあります。「思ったより費用がかさむかもしれない」と心配になった人は多いでしょう。引越しサービスや個人業者のメリットなど、知っていれば大型荷物を安く配送できるポイントを紹介します。

引越しサービスや個人業者も検討する

一般的な宅配サービスに頼めない大型サイズ・重量の荷物は、引越しサービスやトラックのチャーター便(貸し切り)を検討するとよいかもしれません。大型の家具や重い荷物を運ぶことに慣れているので、業者の対応もスムーズでしょう。

また、個人の運送業者に頼む方法もあります。個人事業主の場合は、状況に合わせてある程度柔軟に対応してくれるのが魅力です。着払いの依頼や、時間指定しない割引配送など、基本サービスになかった内容でも、交渉すれば了承してくれる可能性があります。

複数の業者から見積もりを取る

一括見積もりサイトで、複数の業者から見積もりを取るメリットは、比較して安いプランを選べるだけではありません。ライバルがいると、業者が自発的に値引きしてくれやすい側面があります。

自分で交渉しなくても、業者ごとにお得な価格を提示してくれる上、その中からより安いプランを選べます。

比較の際は、値段だけでなくサービス内容にも注意しましょう。欲しいサービスが基本料金内に収まるか、詳しい内訳が明確かチェックします。依頼後に後悔しないように、分からないことは積極的に聞いておきましょう。

ぴったりな家具・荷物の運搬業者を探す

引越しの場合は買い替えも考える

規格外の大型荷物は特殊サービスとして、配送料金が割り増しになるケースが多く見られます。古くなった大型家具・家電の配送料金が高すぎると感じたら、新品に買い替えることも選択肢の1つです。

特に配送距離が長い場合は、配送するより買い替えた方が安くなる可能性があります。また家電は、耐用年数や電気代などを総合的に計算して比較しましょう。

新しい家電モデルは省エネ技術が高く、現在使っているモデルより電気代が安くなるかもしれません。リサイクルショップを利用すれば、処分する費用も浮かせられます。

大型荷物を梱包するコツ

重量のある荷物の場合、通常の段ボールの組み方では底が抜けて、中身を傷めてしまう恐れがあります。精密機器などのデリケートな荷物は、特に衝撃から保護しなければなりません。大型荷物を傷つけない梱包のコツを解説します。

段ボールを頑丈に組み立てる方法

25kg以上の重い荷物を段ボールで送る場合は、まず負荷がかかっても破れにくい、新品の厚い段ボールを使います。固い材質の2重3重構造になった強化段ボールなら、50kg以上の荷物にも耐えられるとされています。

ガムテープは耐久力の高い布テープ・OPPテープが適しているでしょう。段ボールの底は、ガムテープを縦横に十字型に貼るか、開口部の切れ目に沿ってH字を書くように貼ると強度が高まります。

さらに重いときは、米字に貼ると強化されます。米字に貼るとは、十字型に貼った後、対角線にバツを書くように貼る方法です。配送中に段ボールが破損して大事な中身が傷つかないよう、しっかり梱包しましょう。

壊れる心配のある精密機器は緩衝材を使う

パソコンやカメラなどの精密機器を送るときは、配送中の衝撃で壊れないように、中身のサイズに合った段ボール箱を選び、梱包材でしっかり保護します

初めに緩衝材を敷き、精密機器の本体を中心にして、関連のある周辺機器を周りに並べます。隙間がなくなるまで段ボール紙や緩衝材を詰めましょう。段ボール箱を2重にして、箱と箱の間を緩衝材で埋めれば、さらに安心です。

見えやすい位置に太いペンで『精密機器につき取扱注意』『ワレモノ注意』と書いておけば、配送業者が丁寧に扱ってくれます。『下積厳禁』『天地無用』と書き加えるのもおすすめです。

梱包から頼みたいなら専用サービスを

通常よりも大型で重量のある荷物は梱包するのも大変です。万が一、梱包が破れて中身が傷つかないよう、厳重に包まなければなりません。中には、信頼できるプロに頼みたいと思う人もいるでしょう。梱包を受け付けてくれる専用サービスを紹介します。

引越し業者のおまかせサービス

引越し向けの配送サービスには通常、荷物の梱包から運び出し・運び入れ・荷解きまでを頼めるプランがあります

引越し業者は引越しを専門に扱う運送業者を指し、普段から大型荷物を扱っているため、運ぶ際に、荷物や建物を傷つけないスキルを持っています。

高齢や妊娠、子どもの世話などで作業できない人、または大型荷物を傷めないように梱包できるか不安な人も、プロにまかせれば安心です。自分には難しいと思う作業範囲は業者に頼みましょう。

個人の運送業者は梱包や集荷も扱う

引越し専門の運送業者に頼まない場合は、自分で荷物の梱包まで行い、運ぶための準備をするのが基本です。ただし個人の運送業者は個人事業主なので、サービス内容の変更や梱包作業にも、柔軟に対応してくれる可能性があります

大型荷物の梱包作業が難しい場合や、急なことで梱包まで手が回らないときにも助かるでしょう。一般的な引越しサービスのように、トラック1台を貸し切る必要もないので、荷物の個数が少ない場合にはお得かもしれません。

ぴったりな家具・荷物の運搬業者を探す

費用を抑えられる大型荷物の配送サービスを見つけよう

大型荷物の配送サービスを選ぶときは、業者ごとに扱えるサイズ・重さを確認します。費用は基本料金に加え、オプション料金にも注目しましょう。あまり手間をかけたくない人は、自宅などへの集荷サービスや、梱包サービスがあると便利です。

安く頼むためには、通常の配送サービスだけでなく、引越し業者や個人業者も視野に入れて検討するとよいでしょう。配送業者の一括見積もりサービスは、手軽に見積もりができる上、費用とサービスを比較して自分に合った配送サービスを見つけられます

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