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家電の回収は無料でできる?処分方法や費用を分かりやすく解説!

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最終更新日: 2025年02月06日

家電を回収する方法は数種類あり、それぞれメリット・デメリットが異なります。できるだけ楽に、かつ安い料金で処分したいですよね。

そこでこの記事では、家電を回収するおすすめの方法や費用について詳しく解説します。

家電を無料で引き取ってもらうことは難しい

結論、家電を完全無料で引き取ってもらうことは難しいです。

というのも、いくつかの家電は「家電リサイクル法」に沿って処分しなければならないからです。家電リサイクル法で処分する場合、その過程でどうしても処分料金が発生します。

家電4品目は「家電リサイクル法」に基づいて処分するのが原則

以下4つは「家電4品目」と呼ばれ、「家電リサイクル法」に基づいた方法で処分をする必要があります。

  • エアコン
  • テレビ
  • 冷蔵庫・冷凍庫
  • 洗濯機・衣類乾燥機

家電リサイクル法とは、家電に含まれる有用な資源をリサイクルすることで、ゴミの削減と資源の有効活用を目指す決まりのことです。

家電リサイクル法に基づく処分方法では、リサイクル料と処分料金がかかるため、無料で引き取ってもらうことはできません。

ただし処分ではなく、売却や譲る形で引き取ってもらえば、結果的にお金をかけずに家電を手放せます。

家電の引き取り方法7つ

処分方法 費用 手間 こんな人におすすめ 注意点
自治体 4,000~6,000円 ★★★

大きい

安く家電を処分したい人 申込時に自分でサイズやメーカーから料金を確認する手間がある
リサイクルショップ 無料(数万円の利益が出る可能性あり) ★☆☆

(出張の場合は手間小さ目)

家電の状態が良好な人 査定は厳しめで、値段がつかないこともある
フリマアプリ 送料(1,000~40,000円) ★★★

大きめ

少しでも高く売却したい人 配送や梱包など手間が非常に大きい
不用品回収 5,000~15,000円 ★☆☆

小さい

テレビの処分を丸投げしたい人 悪質な業者を選ばないように注意
家電量販店で買い替え 2,000~6,000円 ★★☆

普通

近くに店舗がある人 運搬など手間が大きい
家電量販店で処分 5,000~9,000円 ★★☆

普通

処分と同時に新しい家具を購入したい人 対応していない店舗もある
引っ越し業者 4,000~6,000円 ★☆☆

小さい

引っ越しのタイミングで処分したい人 対応していない業者もある

①【無料~数千円】小型家電は自治体が指定する方法に従って引き取ってもらう

携帯電話・スマートフォン携帯ゲーム機などには、金・銅などの有用金属やレアメタルなどの希少な資源が使われています。そのため自治体で無料回収してもらえることもあります。買取などを希望していない時には、自治体に持ち込むのが早くてお得です。

ただし自治体の回収対象ではない小型家電にかんしては、「不燃ごみ」または「粗大ごみ」としての処分になります。粗大ごみに当てはまる場合は有料です。

例えば千代田を例に挙げてみてみましょう。千代田区は無料回収ボックスを設置し、以下の品目を集めています。

  • スマートフォン・携帯電話
  • デジタルカメラ、ビデオカメラ
  • 電話機
  • カーナビ
  • 携帯ゲーム機
  • 電卓
  • 携帯音楽プレーヤー
  • ACアダプター
  • ドライヤー
  • 電気カミソリ
  • ICレコーダー・ラジオ等

他にも杉並区は15品目、目黒区は9品目が対象となっており、お住まいの地域によってどの小型家電を回収してくれるかは違います。

自分の自治体がどの品目をどのように集めているか必ず確認してから持ち込みましょう。確認方法は簡単で、以下に記載してある環境省が運営している「小型家電リサイクル回収ポータルサイト」から確認できます。

参考:千代田区ホームページ ‐ 使用済み小型家電回収

自治体で無料回収されていない場合は「不燃ごみ」か「粗大ごみ」

自治体によってリサイクルのために、回収している小型家電が異なります。例えば先程例に挙げた千代田区では「こたつ」が対象に入っていませんでした。こたつのように自治体の回収対象でない小型電化製品は、「不燃ごみ」あるいは「粗大ごみ」として処分できます。

粗大ごみとして処分するとき基本的に家電リサイクル対象品目を除き、一辺の長さが30cm以上の家具・家電が対象となることが多いです。ただし自治体によって粗大ごみの条件は違い、一辺の長さが50cm以内であれば不燃ごみに当たる場合もあります。

対象品目を処分するときは以下の手順に従いましょう。

  1. 自治体に「粗大ごみ」の収集を依頼
  2. 家電の種類を伝える
  3. 粗大ごみシールを金額分購入
  4. 粗大ごみシールを貼った家電に貼る
  5. 依頼時に指定した日に、指定した場所へ粗大ごみを出す

自治体に依頼する時、ホームページ・FAX・ハガキなど自治体によって申し込み方法は様々です。自分の住んでいる地域がどの方法で依頼を受けているか確認しましょう。

また依頼し、家電の種類を伝えたら、粗大ごみの回収料金が提示されます。この提示された料金相応の粗大ごみシールを郵便局やコンビニなどで購入し家電に貼って、指定日時と場所に出すだけです。

引き取りにきてくれるタイミングは、近くの集荷場所に取りに来てもらう場合、1週間~2週間ほどかかるのが一般的。また各自治体の指定場所へ持ち込むことも可能なので、すぐに引き取ってもらいたい時には持ち込みも検討しましょう。

②【売却】リサイクルショップで買い取ってもらう

リサイクルショップは小型家電はもちろん、冷蔵庫やテレビなどのリサイクル法の対象家電も引き取ってくれます。「各手続きが煩わしい」「ごみにするよりは少しでも利益になった方が良い」という方におすすめな処分方法です。

出張買取は、自宅で査定・買取・搬出までしてもらえるので、自分で品物を移動させる必要がありません。

ただし高額な買取価格になることは少ないので、あまり期待をせずに査定してもらいましょう。また古すぎる家電や破損している家電は、買い取り額が付かずに改めて廃棄しなければならなくなります。

③【売却】フリマアプリ・オークションサイトで売却する

メルカリやヤフオクなど、個人間で売買ができるサービスを利用するのも、今や珍しくはない処分方法です。

個人で値段を設定できるのでリサイクルショップよりも高値で売れる可能性が高く、「処分自体は急がないから少しでも利益にしたい」というときにオススメの方法です。

ただし人気がない商品だったり魅力的な売り出し方ができなかったりするといつまで経っても買い手がつきません。

また品物によっては「送料が高くついて、手間に見合った利益は得られなかった」なんてことも珍しくありません。そして実際売れたとしても、何より梱包作業と発送手配なども自分でする必要があり面倒なのもデメリットです。

フリマアプリで家電を高く売るコツ

フリマやネットオークションサイトで売ることで、利益になることもあります。ただし、購入希望者が少ない商品などは、期待するほど買い手が見つからないときもあるのが特徴です。

このとき、なるべく商品を魅力的に見せるコツとして以下の点を工夫しましょう。

  • 製品の写真撮影
  • 文章作成
  • 購入者・落札者とのやりとり

なるべく製品の写真は、色々な角度からたくさん撮影しましょう。写真が多ければ多いほど、購入希望者は詳細に製品の状態を知ることができます。また写真が暗すぎると商品が美品であることが伝わりにくいので、きちんと明るい場所で撮影したり、写真の明度を上げたりするのが大切。

製品を出品する際の文章作成も工夫しましょう。製品番号、型番、年代、定価値段、使用してどのくらい経ったかなど、商品詳細をくわしく書くことで買い手も安心して購入することができます。

さらに購入後・落札後のやりとりも重要です。多くのフリマアプリやオークションサイトでは、出品者への評価が高いほど、買い手は安心できます。購入者・落札者とのやりとりをせず発送するより、購入・落札に対して感謝といつ発送するかなどコメントを送っておくと印象が良いです。

④【有料】不用品回収業者に引き取ってもらう

大量の家電をまとめて処分したいなら、不用品回収業者にお願いするのがおすすめです。

不用品回収業者は家電の運び出しから運搬まで対応してくれるため、処分の手間が小さい点がメリットです。「重い家電がたくさんあって運ぶのが大変」と悩んでいる人にぴったりでしょう。

不用品回収業者に家電を回収してもらう流れ

不用品回収業者に家電を回収してもらう流れは以下の通りです。

  1. 信頼性や評判を確認しながら不用品回収業者を探す。
  2. 業者に問い合わせ、不用品の種類や数量を伝える。
  3. 業者から料金の見積もりを受け取る。
  4. 引き取り希望日を業者と相談し、日程を決定する。
  5. 業者が指定時間に訪問したら、不用品を見せて引き取りを行う。
  6. 引き取り後、事前に確認した料金を支払い、受け取り方法を確認する。

不用品回収業者の費用目安

不用品回収業者への依頼方法は、単品での依頼と「詰め放題プラン」での依頼があります。捨てたい家電の量に応じて適切な処分方法を選びましょう。

〈単品の場合〉

品物 費用相場
シングルマットレス 9,000~15,000円
ソファ(2人掛け) 9,000~15,000円
冷蔵庫(1・2ドア) 10,000~16,000円
縦型洗濯機 10,000~16,000円
テレビ 9,000~15,000円
エアコン 4,000~10,000円
電子レンジ・掃除機などの中型家電 4,000~8,000円
自転車 3,000~6,000円

<詰め放題プランの場合>

トラックの大きさ 費用相場
軽トラック 1万~2万円
2tトラック 3万9,000~4万5,000円
4tトラック 8万~10万円

⑤【有料】家電量販店に下取り・買い取りしてもらう

大手の家電量販店で電化製品を購入すると、古い家電の下取り・買い取りサービスを実施しているケースが多いです。そのため近くに家電を購入したお店がある場合は、サービスを利用することでお得に家電引き取りを依頼できる可能性があります。

新商品を配達してもらうときに、新品と古い家電とを入れ替えて搬送してもらえます。日時調整をしなくても家電の撤去・設置を同じ日にできるので、家電量販店に依頼すれば楽です。

ただし多くの家電量販店では、そのお店で買い替えないと買い取りの対応をしてもらえなかったり、引き取りだけの場合は料金が高くなったりすることも。引っ越して遠い今住んでいる場所より遠くなる場合は、別支店でも対応できるか確認しておきましょう。

家電を下取りに出す流れ

以下は、家電を下取りに出す流れです。

  1. 下取りを行っている家電量販店を選び、店舗情報を確認する。
  2. 店舗に電話やウェブサイトで下取り対象商品や条件を確認する。
  3. 店頭でスタッフに商品を見せ、査定を受ける。
  4. 査定額を提示され、納得できれば下取り手続きを進める。
  5. 下取り額を現金または新たに購入する商品から値引きとして受け取る。

購入した大型家電量販店に引き取ってもらうのもおすすめ

もしも家電を買い替える場合で、かつ処分したいのが買い替える品目1点だけなのであれば、購入する店でリサイクル回収してもらうとお手軽です。運搬費用も、不用品回収業者に依頼するより安く済むケースもあります。

⑥【有料】処分したい家電を購入したお店に持ち込む

処分したい家電を買ったお店に持ち込めば、引き取って処分してもらえます。有料ではあるものの、数千円程度で引き取ってもらえることが多いです。

引き取ってもらうプロセスは店舗によって異なります。お店のホームページか電話で確認してみましょう。

⑦【有料】引っ越しをするなら引っ越し業者に引き取ってもらう

多くの引っ越し業者は、リサイクル家電4品目であれば回収に対応してくれるケースが多いです。転居直前まで処分する家電を使用できることもメリット。転居日に家電の処分2つを同時に済ませることができるため、一石二鳥です。

ただし引っ越しの荷物と処分する家電は同じトラックに乗せられます。そのため運搬トラックのサイズが大きくなり、運搬費用が高くなることが多いため注意が必要です。

「サカイ引っ越しセンター」の場合は、一部地域の店舗では不用品買い取りサービスも実施している場合もあるので、依頼先のサービス内容も確認してみましょう。

引っ越し業者へ依頼する流れ

  1. 引っ越しの見積もりと同時に、引き取りを希望
  2. 見積もりをもらう
  3. ダンボールで家電を梱包
  4. 引っ越しの日に家電の最終見積もりと引き取りを行う

引っ越し業者に見積もりをもらう際は、複数業者に依頼し、比較しましょう。複数業者の見積もりを取り、一番安いところを見極めましょう。

引っ越し業者へ依頼したときにかかる費用目安

引っ越し業者に家電を引き取ってもらう時の料金は「リサイクル料金+収集運搬料金」です。

リサイクル料金はRKC一般社団法人家電製品協会が提示している家電リサイクル料金と同じで洗濯機・乾燥機がおよそ2,530円、冷蔵庫・冷凍庫(171L以上)は4,730円ほどです。

ただし回収する時、引っ越し荷物と同じトラックに乗せて運ぶ業者が多く、大き目のトラックで引っ越しする必要があります。

トラックが大きいと、費用が高くなるので注意が必要です。2月上旬に単身で荷物が多く大き目のトラックで引っ越すときの費用は少ない人と比べ、5,000〜10,000程高いと言われています。

また引っ越し先との距離が遠いと、収集運搬料金が追加で掛かります。2月上旬に単身で荷物が多い人が同じ地区町村で引っ越すときの費用は39,000~52,000円ほどです。もし引っ越し先が同じ都道府県だけど、異なる市区町村の場合、47,000~58,000円ほどかかります。

上記はあくまで目安ですが、トラックの大きさや移動距離によって費用が変動するので、その点も計算しながら荷造りをしましょう。具体的な金額は依頼する引っ越し業者に対応している品名と料金を尋ねてみると安心ですね。

以下は一人暮らしで引っ越しする時に掛かるおおよその費用です。引っ越しの距離に対する相場など詳しく記載されています。関連記事:一人暮らしの引っ越し費用総額!初期費用込みでいくら必要?安く抑える方法も解説

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FAQ:不用品回収で回収できないものについて

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