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引越しの荷造りはいつから始める?1人暮らし・家族のスムーズな進め方

最終更新日: 2024年07月04日

引越しで時間がかかる作業が荷造りです。初めての引越しではいつから始めたら良いか分からないでしょう。

結論を言うと、単身引越しでは2週間前、家族引越しでは4週間前から荷造りを始めると余裕を持って引越しの準備ができます。

効率よく引越しの荷造りをするスケジュールやコツをご紹介します。

一人暮らしの引越しなら2週間前から荷造りを始めよう

単身者の引越しであれば引越しの2週間前から荷造り作業を開始することをおすすめします。

引越しに慣れている人や荷物が少ない人であれば1~2日で梱包作業が終わることもありますが、それは荷物をダンボールに詰める作業のみを指しているケースが多いです。

実際には不用品を処分したり、荷造りの途中で出たゴミを捨てたりといった作業が入るため、余裕を持って荷造り作業を開始しましょう

単身引越しの理想的な荷造りスケジュール

やること
14日前
  • 新居に持っていかないものを処分する
  • 梱包資材を集める
7日前
  • 普段使わないものを荷造りする
5日前
  • 趣味のものなどを荷造りする
2日前
  • 食器・カトラリーなどキッチン用品を梱包する
1日前
  • 冷蔵庫の電源を切る
  • 引越し当日に着る服以外の服を梱包する
引越し当日
  • 引越し当日から使うものを梱包する

単身引越しの場合は部屋も狭く、荷物が少ない傾向があります。

人によっては2週間前から荷造りをしたら生活に困りそうと思うでしょう。

その場合は「普段の生活でなくても困らないもの」から荷造りをします。

シーズンオフの服や趣味に関するものを早めに梱包しておき、部屋の空きスペースを増やすと他の準備もスムーズにできます。

引越しの14日前にやること

引越しの2週間前には、不用品の処分と梱包資材の手配をしましょう。

不用品のうち粗大ゴミを自治体に回収してもらう場合は予約が必要なのでご注意ください。

梱包資材についてはネット通販で集めると手間が少ないのでおすすめです。

引越しの7日前にやること

引越しの7日前には、普段使わないシーズンオフの家電や服の梱包をしましょう。

もし来客用の布団やスリッパなどがあるのならこの時まとめておくと、荷ほどき時の手間を省けます。

引越しの5日前にやること

引越しの5日前には、趣味に関するものの梱包を始めましょう。

普段使いの服や食器にはそれほど思い入れがなくとも、趣味のアイテムが傷ついたり壊れたりするのは耐えられないという人は多くいます。

大切なものは時間をかけて荷造りしましょう。ただし長くとも2日程度で終わらせないと他の荷造りが間に合わなくなります

引越しの2日前にやること

引越しの2日前には、食器・カトラリーなどキッチン用品の梱包をしましょう。

普段自炊をして節約をしている人でも、食器を洗う手間や梱包タイミング、冷蔵庫の中身を空にする必要性を考えると、2日前頃から外食やフードデリバリーに切り替えることをおすすめします。

引越しの前日にやること

引越しの前日には、冷蔵庫の電源を切り、引越し当日に着る服以外の服をすべて梱包しましょう。

この頃になると部屋もずいぶんすっきりしてきます。

引越しの当日にやること

引越し当日には、新居ですぐに使う日用品を梱包しましょう。

引越し当日から使う日用品の例

  • トイレットペーパー
  • バス用品
  • 歯ブラシ
  • カーテン

今使っているカーテンが自分で購入したものであれば、朝起きてすぐにカーテンを外して梱包しましょう。

後回しにすると旧居にカーテンを置いて行ってしまう原因になります。

家族の引越しなら1ヶ月から荷造りを始めよう

引越しをする家族

ファミリー世帯で引っ越すのであれば、荷物の取捨選択を含めて1か月前には荷造りを開始したいです。

荷造りの途中でダンボールが足りなくなる、予想よりも荷造りが進まないなどの理由から荷造り作業を止めなくてはならないこともあります。

不測の事態が起きてもリカバリーができるよう、スケジュールには多少のゆとりを持たせることをおすすめします。

家族引越しの理想的な荷造りスケジュール

やること
30日前
  • 不用品の選別をする
  • 梱包資材を集める
20日前
  • シーズンオフのものを梱包する
  • 使用頻度の低いものを梱包する
10日前
  • 服の梱包をする
3日前
  • 食器・カトラリーなどキッチン用品を梱包する
1日前
  • 冷蔵庫の電源を切る
  • 引越し当日に着る服以外の服を梱包する
引越し当日
  • 引越し当日から使うものを梱包する

家族で引っ越すときも単身引越しと同じく、普段使わないものから梱包することが鉄則です。

その際使うシチュエーションごとに梱包すると荷ほどきで手間が少なくなります。

特に幼い子供がいる場合の引越しは、子供の体調不良や学校・幼稚園などの手続きなどの要因で予定が狂うことが多いです。

コストはかかるものの外食や宅配サービスを活用して、時間がかかる食器やカトラリーの梱包を優先しても良いでしょう。

引越しの30日前にやること

引越しの1か月前には、不用品の選別と梱包資材の手配を始めましょう。

ファミリー世帯での引越しは、世帯構成員が大人だけか子供がいるかによって準備期間が変動します

子供がいると不慮のトラブルによって予定が狂うことが多いので、早めに動くようにしましょう。

引越しの20日前にやること

引越しの20日前には、シーズンオフのものや普段使わないものを梱包しましょう。

冷暖房器具や異なるシーズンの服のほか、子供の遊び道具なども早めに荷造りしておくことをおすすめします。

引越しの10日前にやること

引越しの10日前には、シーズン中の服の梱包を始めましょう。

最低限の着回しができる程度に服を残して、残りを梱包してください。

靴下やタイツ、ストッキングなどはこの機会に状態を確認し、コンディションが良くなければ捨ててしまうのもひとつの手段です。

引越しの3日前にやること

引越しの3日前には、食器やカトラリーなどのキッチン用品を梱包しましょう。

冷蔵庫を空にすることを考えるとそろそろ自炊をするのが難しくなってくる頃です。

多少出費はかかるものの、外食やフードデリバリーを活用してはいかがでしょうか。

引越しの前日にやること

引越しの前日には、引越し当日に着る服以外の服を梱包し、冷蔵庫の電源を切りましょう。

引越しの当日にやること

引越し当日には、新居ですぐに使う日用品を梱包しましょう。

引越し当日から使う日用品の例

  • トイレットペーパー
  • バス用品
  • 歯ブラシ
  • カーテン

このほか家族が使っている薬やサプリメントなどを手持ち品として運ぶと新生活もスムーズに開始できます

引越し初心者におすすめ!荷造り準備で役に立つアイテム3選

スムーズに引越しの荷造りを行うには段取りが大切です。

準備段階から便利なツールを活用すれば効率よく荷造りの準備ができますよ。

引越しの荷造り準備で役立つアイテム・ツール

もちろんこれらを使わなくても引越しの荷造り準備はできます。

必要がないのなら無理に用意せず、自分にあった方法で荷造り準備をすすめましょう。

大きめの付箋(ポストイットなど)

引越しで荷造りをするときは不用品とそうでないものの選別から始めます。このとき役に立つのが粘着力が高い大きめの付箋です。

新居に持っていかないな、と思ったものには付箋を貼りつけて視覚的に不用品であると分かるようにしましょう

普段のゴミ回収に出せるものであれば付箋は貼りつけず、そのままゴミ袋に捨ててしまいましょう。

タスク管理アプリ

iPhoneであればプリインストールされている「リマインダー」、Androidスマホであれば「Google To Doリスト」など、通知機能が使えるアプリがおすすめです。

選別した不用品を登録して、処分予約の手続きや処分が完了したときに該当するアイテム名を消します。

出先でもどの不用品処理がまだかが一目瞭然になるので、粗大ゴミ回収券の買い忘れなども防止できます

新居へ運ぶものリスト

新居へ運ぶもののリストを作成し、荷造りが完了したら消すようにすると進捗状況が可視化できます。

リストに直接書き込むのではなく、コピーを作成しておけば引越し後の荷物の紛失にもすぐ気づくことができるのでおすすめです。

リストはExcelなど表計算ソフトを活用すると便利です。

OfficeソフトやパソコンがなくてもGoogle スプレッドシートを使えばほぼ同等のリストが作れます。

効率よく引越しの荷造りをするポイント

引越しの前はやるべきことが多いのでなるべく荷造りにかける時間は短くしたいものです。

荷造り時間を節約して効率よく荷造りをするには以下のポイントに気を配りましょう。

  • 普段使わないものから荷造りする
  • 使う場所ごとに梱包する
  • Tシャツなどは緩衝材として箱詰めする
  • 梱包した荷物の高さを揃える

壊れにくいものや傷つきにくいものに関しては最終手段の「とりあえず詰める」ができます。

荷造りが終わらないまま引越し日が近づいてしまったら、梱包した箱が重くなりすぎないように注意しつつ、壊れにくいものをとりあえず詰め込んで引っ越しましょう。

引越しで運ぶ荷物を梱包するコツ

引越し時の荷造りにはいくつかのコツがあります。

荷造りをするときに用意するものと、代表的なアイテムの簡単な梱包方法を紹介します。

引越しの荷造りについてもっと詳しく知りたい方は、関連記事もチェックしてください。

用意するもの

引越しの荷造りでは最低限以下の資材を用意しましょう。

  • ダンボール
  • ガムテープ
  • ハサミ・カッター
  • マジックペン
  • 緩衝材(新聞紙や気泡緩衝材(プチプチ)、タオルなど)

梱包に使う道具は引越し業者からもらうほか、通販やホームセンターでも購入できます。

引越し日まで7日以上時間があるのなら通販で購入し、3日未満など緊急時はホームセンターを利用するとダンボールが届かないまま引越し当日を迎えるトラブルを防げます。

アイテム別の梱包方法

引越しをするときに必ず梱包するであろう服・靴・食器について、梱包方法を簡単に説明します。

それぞれの詳しい梱包方法は関連記事をご参照ください。

シワがつきにくい服は普段しまっているときのように畳んだ状態でダンボールに詰めましょう。

シャツやブラウスなどシワがついたら困るものはハンガーボックスを利用するか、きれいに畳んでダンボールに詰め新居でアイロンなどでシワ取りをします。

靴は汚れを落とし、型崩れしないように丸めた新聞紙やチラシを中に入れましょう。

スニーカーや運動靴など汚れても問題ない靴であれば1つのダンボールでも複数足を梱包できます。

食器

食器類は割れないよう、新聞紙などの緩衝材を使って包みます。

器やコップは中央に向けて緩衝材の端を織り込むようにすると安全に運べます。

引越し当日まで荷造りが終わらなかったときの対処法

引越しの当日まで荷造りが完了していない場合の対処法は3つです。

  • 追加料金を支払い荷造りサービスを利用する
  • 宅配便を使って新居へ送る
  • 自分で新居へ運ぶ

引越しの作業開始時間までに荷造りが終わっていないと、当日の作業を断られてしまう可能性があります。

計画的に荷造りを行い、間に合わないかもしれないと思ったら引越し業者に連絡をしてプランや日時の変更を打診してください。

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引越しの荷造りは計画的に行うことが大切です。

理想的なスケジュールを把握しておけば、引越しがはじめてという方でも効率の良い取り組み方が分かります。

自分で荷造りする時間がないのなら、引越し業者の荷造りサービスを利用しても良いでしょう。

ミツモアでは荷造り・荷ほどきサービスなど、使いたいサービスに対応した引越し業者から見積もりが届きます。

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