引越しの荷造りをするときに必要になるのがダンボール。まとまった量のダンボールを無料で手に入れるには、どんな方法があるでしょうか?
無料でダンボールをもらう方法は?
ダンボールを無料でもらうには、以下の選択肢があります。
- 引越し業者
- ドラックストア
- ホームセンター
- スーパーマーケット
- 家電量販店
- 家具屋
- コンビニ
自分が依頼する引越し業者がダンボールの無料サービスを提供しているのであれば、引越し業者からもらうのが最もラクで確実です。
ただし、自分で引越しをする場合や、ダンボールの提供がない業者・サービスを利用する場合もあるでしょう。
そこでまずは、上に挙げたお店では実際どのくらいダンボールをもらえる可能性があるのかを紹介したいと思います。
ダンボールを無料でもらいやすいお店
ダンボールをもらえる可能性が高いお店は以下の通りです。
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ダンボールが多く手に入りやすい時間帯は、商品が入荷し終わった午後です。
ただし、どのお店もタイミングによってはダンボールの在庫がひとつも無い可能性もあります。大抵お店は専門の業者と契約しており、毎日ゴミ収集の業者が来て処分してしまうためです。
確実に手に入れることができるわけではないということを覚えておきましょう。
おすすめ① ドラッグストア
まず、無料でダンボールをもらえる可能性が高いのがドラッグストアです。
ドラッグストアで扱っている商品は、飲料などの小さいものからトイレットペーパーやティッシュといった比較的サイズの大きいものまで様々。スーパーやコンビニでは扱っていない大きな商品も売っており、強度が丈夫なダンボールもたくさんあります。
特に大きいダンボールが欲しい人は、ドラッグストアの店員さんに聞いてみるとよいでしょう。
おすすめ② ホームセンター
コーナンやカインズといったホームセンターでも、ダンボールを譲ってもらえることがあります。「ご自由にお持ち帰りください」という表示とともにダンボールが大量に積まれているのを見たことはありませんか?
ホームセンターにはダンボールを商品として取り扱っているお店もあり、そういったところでは無料で譲ってもらうのは難しいかもしれません。
おすすめ③ ディスカウントストア
ドン・キホーテに代表されるディスカウントストアもおすすめです。ドン・キホーテは「譲ってくれる」という店舗が多いみたいですね。ドンキは都心にもあり深夜まで営業しているので、急に必要になったときは聞いてみるのもよいかもしれません。
おすすめ④ スーパーマーケット
スーパーマーケットでも、レジ横などに「ご自由にお持ち帰りください」というボックスが置いてあることがあります。
家電量販店・家具店・コンビニはダンボールがもらいにくい
ダンボールの在庫がたくさんあると思われがちでも、以外と置いていないお店は以下の通りです。
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家電量販店
家電量販店では、以外にダンボールの在庫は多くないようです。考えてみると、家電を買った際にはそのままダンボールに入れて持って帰りますよね。したがってあまりお店にダンボールの在庫は発生しないのだそうです。
家具屋
ニトリやイケアといった大型の家具屋。じつは家具屋も家電量販店と同じ理由でダンボールの在庫を置いていないことが多いのです。たしかに組み立て式の家具はダンボールのまま持って帰りますよね。
ただしニトリはダンボールをもらえる店舗ともらえない店舗があるようなので、近所にあるならば電話して聞いてみてはいかがでしょうか。
コンビニ
コンビニは引っ越しに使えるサイズのダンボールで運ばれてくるような大きい商品を扱っていなかったり、すぐに回収業者に出されてしまったりするようです。
小さい大きさのダンボールでもよければ譲ってもらえるかもしれません。
ダンボールを無料提供している引っ越し業者もある
ダンボールを無料で調達するのは意外と大変ですし、買うとそれなりの値段がかかります。
しかし引っ越し業者を利用するのであれば、梱包用のダンボールを無料で提供してくれるところもあります。
もし引っ越し業者を利用するなら、ダンボールを提供してくれるかどうかも選ぶ基準に入れてみてもよいかもしれません。
ダンボールを無料提供している主な引っ越し業者
引越し業者名 | もらえるダンボールの最大枚数 |
---|---|
アーク引越センター | 50枚 |
サカイ引越センター | 50枚 |
アリさんマークの引越センター | 50枚 |
ハート引越センター | 50枚 |
アート引越センター | 50枚(家族)、10枚(単身) |
日本通運 | 10枚(単身パック当日便のみ) その他のプランは有料 |
ヤマトホームコンビニンエンス | 無制限(らくらくタイムリーサービス、建替引越しパックのみ) その他のプランは有料 |
引っ越し業者のダンボールは荷物の梱包用に作られているので強度があり、安心して荷物を運ぶことができます。
またダンボールのほかに、ハンガーボックスやシューズボックス、布団袋なども合わせて貸し出してくれる業者もいます。用途に合わせた梱包材を使うと荷造りが格段に楽になるので、ぜひ利用してみてくださいね。
無料回収をしてくれる業者もある
引っ越し業者によっては無料でダンボールを配布・回収してくれる場合があります。
ミツモアを利用すれば、素早く複数業者から見積書を入手できます。どの業者に配布サービスが含まれているか、一目でわかるでしょう。
また回収の場合は引っ越しから数カ月以内に回収するなどのルールがあります。あらかじめ決められた期間内であれば無料で回収してくれますが、それを過ぎると有料回収になるので注意が必要です。
引っ越し業者によっては、自社のダンボールしか回収できないケースもあります。処分できる条件を事前に確認しておきましょう。
お店で無料のダンボールをもらうときの注意点
ダンボールが無料でもらえるのは、お店が厚意でゆずってくれるからです。ダンボールをもらうときに踏まえておきたいマナーと、引越しに適したダンボールの選び方を解説します。
- 必ずもらえるわけではないことを認識しておく
- お店が忙しくない時間帯に行く
- 置いてあるダンボールを勝手に持っていかない
- もらうダンボールのサイズをなるべくそろえる
- 汚れ・におい・虫食いなどがなく状態のよいダンボールを選ぶ
- 分厚く強度のあるダンボールを選ぶ
必ずもらえるわけではないことを認識しておく
ダンボールが大量に出るお店に行ったからといって、必ず手に入るわけではないことに注意が必要です。
特に大手チェーンのスーパーや量販店の場合、運営会社のルールでダンボールの譲渡が禁止されていることもあります。また、タイミングによっては処分したばかりで残っていないかもしれません。
何回も足を運ぶ時間がない場合は、事前に電話をかけてダンボールをもらえそうか確認しておくとよいでしょう。
お店が忙しくない時間帯に行く
ダンボールの無料コーナーがないお店の場合、店員さんに声をかけてバックヤードなどから出してきてもらうことになります。
お店にとっては売上が発生するわけでもなく、厚意で対応してもらうことなので、迷惑にならないよう混雑する時間帯は避けましょう。
置いてあるダンボールを勝手に持っていかない
スーパーやホームセンターなどで、品出しを終えたダンボールが無造作に積まれていることがあります。
いずれ処分される可能性が高いものですが、勝手に持って行ってはいけません。「ご自由にお持ち帰りください」という案内がない場合は、店員さんに確認して許可を得てから持ち帰るようにしましょう。
また自由に持ち帰れる店舗でも、あらかじめ条件などを確認しておきましょう。
もらうダンボールのサイズをなるべくそろえる
引越しのとき、荷物の入った段ボールはトラック内で積み重ねて運搬します。重ねるダンボールのサイズがそろっていたほうが、ズレたり落下したりしにくくなります。
ただしすべて同じサイズでも荷造りが難しいので、サイズは2~3種類で統一するとよいでしょう。本や食器などの重いものは小さいダンボール、衣類などの軽いものは大きいダンボールに入れたほうが運びやすいです。
ただしお店に都合よく同じサイズのダンボールが何枚もあるとは限りません。
汚れ・におい・虫食いなどがなく状態のよいダンボールを選ぶ
お店に置いてあるダンボールは基本的に処分される予定なので、状態が良くないものもたくさんあります。無料でもらえるとはいえ、なるべく状態のよいダンボールを選びましょう。
湿っていたり、破れていたりするダンボールは、運搬中に壊れてしまう可能性があります。特に屋外に置いてあった場合は要注意です。
スーパーで生鮮食品が入っていたダンボールの場合、汚れや虫がついている場合があります。荷物が汚れたり、新居に虫を運び入れてしまうのは嫌ですよね。
また柔軟剤や洗剤が入っていたダンボールは強いにおいがついていることも。荷物ににおいが移ってしまうかもしれません。
分厚く強度のあるダンボールを選ぶ
引越しの荷物を運ぶためのダンボールは、丈夫なものを選ぶ必要があります。
ティッシュやトイレットペーパーなど比較的軽いものが入っていたダンボーボールは、サイズが大きく薄い傾向があります。もし大きくて重いものを詰めようとしているなら、これらが入っていたダンボールでは破れてしまうかもしれません。
逆に菓子類などの壊れやすいものや、ペットボトルやビン類を詰めていたダンボールは強度が高いといえるしょう。
また屋外で保管されていたダンボールは、雨にぬれて強度が低下している場合もあります。何が入っていたのかだけでなく、どこに保管されていたのかも確認しましょう。
ダンボールを買うのと無料でもらえるお店を探すのはどちらが効率的?
ダンボールを無料でもらえるお店を探すのには、かなりの手間と時間がかかることもあります。
「もう買ってしまった方が早いのでは・・・」と思うかもしれません。
ダンボールはどのくらいの値段で買うことができるのでしょうか?
ほしいサイズのダンボールの相場を見てみて、どちらが自分にとって効率的なのか考えてみてくださいね。
【通販】ダンボールワン
ダンボールの通販サイト「ダンボールワン」では、ダンボールを安く販売しています。
引越し用のセットもあり、たくさん必要な場合はまとめて買うことができます。
引越しする人数の目安 | ダンボールのセット内容 | 値段 |
1~2人用 | 100サイズ×5枚 120サイズ×5枚 |
4,190円 |
2~3人用 | 100サイズ×10枚 120サイズ×10枚 |
5,590円 |
3~4人用 | 100サイズ×15枚 120サイズ×15枚 |
9,590円 |
一方、セットではなく1箱単位で調達したい場合の単価はどのようになるのでしょうか。
購入する枚数によって値段は変わりますが、相場は以下の通りです。
ダンボールのサイズ | 相場(単価) |
100サイズ (3辺の合計が100㎝) |
約100~280円 |
120サイズ (3辺の合計が120㎝) |
約150~400円 |
140サイズ (3辺の合計が140㎝) |
約300~600円 |
まとめて買えば買うほど単価は安くなります。
▽より詳しく値段が知りたい方はこちらの公式サイトから確認してみてくださいね。
【店頭】【通販】ホームセンター
ホームセンターの店頭やオンラインストアでもダンボールを購入することができます。
ダンボールを販売しているホームセンターをいくつか挙げてみました。
ダンボールのサイズ | カインズ | コーナン | ビバホーム |
100サイズ (3辺の合計が100㎝) |
178円 | 217円 | 118~164円 |
120サイズ (3辺の合計が120㎝) |
188~218円 | 272円 | 162~283円 |
140サイズ (3辺の合計が140㎝) |
248円 | 272円 | 206~459円 |
使用後のダンボールを処分する方法
引っ越し後に荷ほどきを終えて要らなくなったダンボールは、どのように処分したらよいのでしょうか?
ここではダンボールの処分方法を紹介します。
処分方法① 資源ゴミの日にゴミとして出す
最も一般的な処分方法は自治体の資源ゴミ回収日にゴミとして出す方法です。
自治体によって曜日やルールが異なるので、分からなければホームページ等で確認してみましょう。
捨てる際は大きさをなるべくそろえ、ヒモで縛ります。。ガムテープなどが付いていれば剥がしてから捨てましょう。
ただしダンボールでも汚れたり濡れたりしている場合には、ゴミ袋に入るように小さく切って燃えるゴミとして出すことになります。
処分方法② 自治体の無料回収ボックスを利用する
地域によっては資源ゴミを無料で回収するボックスが設置されています。
無料回収ボックスの設置場所は、役所の前や大型のスーパーなどです。住んでいる地域で無料回収ボックスがないか、インターネットで確認してみましょう。
無料回収ボックスは資源ゴミと違って曜日が決められていないことがほとんどのため、資源ゴミの日まで待てないよ!という人はぜひ探してみるとよいでしょう。
処分方法③ 古紙回収業者に処分を依頼する
どうしても時間がない場合や手っ取り早く処分したい場合は、古紙回収業者に処分を依頼するとよいでしょう。
枚数が少ないと回収費用がかかってしまうこともありますが、指定エリアや一定数量以上の枚数など業者が提示する条件をクリアしていれば無料で回収しに来てくれます。
荷造りのコツを把握して効率的に引越し準備を進めよう
ダンボールを手に入れたら、次は家中の荷物を詰めなければなりません。
荷物の梱包については、以下の記事で詳しくまとめています。効率的な荷造りのコツも解説しているので参考にしてみてください。
荷造りが面倒という方は、引越し業者のオプションサービスで荷造りまで手伝ってもらうか、専用の梱包資材をレンタルしてラクに荷造りを済ませるのがおすすめです。