ミツモアメディア

引越し時のガスの使用停止・開始手続き!閉栓・開栓時は立ち会いが必要

最終更新日: 2024年06月28日

引っ越しをするときには、電気・ガス・水道の手続きが必要です。ライフラインの手続きは引っ越し当日の約1か月前から可能なので、できるだけ早めに済ませておくとよいでしょう。

ガスに関しては、閉栓と開栓の手続きが必要です。この記事では、ガス会社に連絡をするタイミングや具体的な手続きの方法、閉栓作業や開栓作業の流れを解説します。

▽引っ越し時の電気・水道の手続きについて知りたい方はこちら

ガス会社は変える?継続できる?調べ方を解説

ガスコンロ

引っ越しをするときにまず気になるのが「ガス会社を変更するべきかどうか」ですよね。こちらではガス会社を変更するか判断するために調べるべきこと、変更する場合引っ越し先で契約するガス会社の探し方を紹介します。

(もう変更することが決まっていて具体的な手続き方法が知りたい方は次の項「ガスの引っ越し手続きを完全解説」をご覧ください。)

ガス会社を調べる前に確認すること

引っ越し先が離れた地域だったり、ガスの種類が違う住居に引っ越す場合は絶対にガス会社を変えなくてはいけません。

  • 引っ越し先が、現在のガス会社で対応している地域かどうか

ガス会社は地域密着型なので、離れた地域への引っ越しだと現在契約しているガス会社の対応エリアではないことがあります。

そのため「引っ越し先が現在契約しているガス会社の対応地域なのか」を調べる必要があります。

近場への引っ越しであれば、住所変更のみ行えば契約ガス会社を変えなくてもよいです。ただしガス会社を変更しなくても引っ越し時にガスの開栓・閉栓工事をしなければいけないため、手続きの申し込みをする必要があります。

▽都市ガスであればこちらのサイトで地域ごとのガス会社を調べることができます。

参考:ガス事業者検索|一般社団法人日本ガス協会
  • 現住居・新居が都市ガスかプロパンガスか

都市ガスからプロパンガスの物件に引っ越したり、その逆の場合もガス会社を変更する必要があります。

ちなみに、ガスの種類が違うとガス機器も変更しなければいけない場合もあります。現住居と新居でガスの種類が変わるならガス機器の調整・買い替えが必要でないかも合わせて調べておきましょう。

引っ越し先で契約するガス会社の探し方

引っ越しにともなってガス会社を変更しなければいけない場合、引っ越しを機に契約ガス会社の見直しをしたい場合には新たに契約するガス会社を決める必要がありますよね。

調べるときに手元にあるとよい情報
  • 引っ越し先の住所・設備
  • 現在の契約プランや料金がわかるもの

現在契約しているガス会社がわからない場合は、検針票や請求書でチェックすることができます。

プロパンガスであれば、ボンベに会社の情報が記載されている場合も少なくありません。

新居の住所から、その地域にサービスを展開しているガス会社を調べます。

新居にガス温水床暖房などの設備がある場合は、それに合わせた適切なガス会社を選びましょう。

都市ガスの場合
見るポイント
  • 料金プラン、割引率
  • 解約違約金や契約時の手数料
  • 電気とのセット割

 

プロパンガスの場合
見るポイント
  • 料金プラン
  • 解約金・違約金
  • サポート体制の充実度

プロパンガスはインターネットに料金が記載されていないことが多いです。選ぶ際は比較サービスを利用するか、知人の紹介に頼るとよいかもしれません。

ガスとオール電化の利用料金はどっちが安い?

引っ越しを機にガスからオール電化への変更を考える方もいますよね。検討するうえでやはり気になるのは月々の利用料金でしょう。

利用料金は、オール電化の方がガスを利用するよりも高くなることが多いようです。料金だけで比べるならガスの方がお得ということになります。

しかしオール電化には料金以外にさまざまなメリットがあります。「熱源がないので安全性が高い」「利用料金を一本化できる」などです。

料金以外の観点も考慮したうえでどちらにするか決めるといいでしょう。

賃貸に引っ越す場合はガス会社が指定されていることも

賃貸に引っ越す場合は、指定されているガス会社があるか、契約を確認しておきましょう。

特にプロパンガスの場合は、契約するガス会社が決められていることがほとんどです。都市ガスの場合は自由に選べるか、指定されていても大家さんに交渉すれば変更できることもあります。

【解約・契約】ガスの引っ越し手続きを完全解説

業者に電話

ガスの引っ越し手続きを申し込むときには「いつガス会社に連絡したらよいのだろうか」「いつどんな作業があるのだろうか」が気になりますよね。

こちらでは手続き申し込みのタイミングから実際の作業の流れまでを解説していきます。

引っ越しの1か月前~1週間前までにガス会社に手続きを申し込む

ガスの利用停止や開始の手続きは、一般的に1か月前から可能です。ガス会社への連絡は最低でも1週間前までに、可能であれば余裕を持たせて2〜3週間前には済ませておくと慌てずに済みます。

ガスの開栓作業には必ず立会いが必要です。そのため立ち会いができる日を選んで予約しましょう。

できれば引っ越し当日に開栓作業をして、当日からガスを使えるようにしたいですよね。

しかし2〜4月の引っ越しシーズンにはガス会社も混雑するため、希望日に予約を入れられない可能性もあります。引っ越し予定日が決まった時点で、開栓の希望日時を問い合わせておくとよいでしょう。

旧居での閉栓作業もガスメーターの位置によっては立会いが必要です。余分な費用がかかるのを防ぐためにも早めの連絡を心掛けましょう。

ガス解約・契約手続きの流れ

必要な手続き
元のガス会社の利用停止手続き、変更先のガス会社の利用開始手続き
手続きの手段
電話、インターネット
手元に用意しておくといいもの
  • お客様番号
  • 新居と旧居の住所
  • 利用停止や開始の希望日時

「お客様番号」は、基本的に検針票や領収書に記載されています。住所については部屋番号までが必要になるため、新居の住所が書かれたものを用意しておくのがおすすめです。

引っ越し当日の予約がすでに埋まってしまっていたときに慌てないよう、念のために3つほど候補日を決めておくと安心です。

【ガスの閉栓】立ち会いは不要なことが多い

旧居での作業は、ガスの閉栓作業です。

閉栓してしまうとガスは利用できなくなるため、退去日に合わせましょう。引っ越し当日に搬入作業が終了してから、閉栓するのが一般的です。閉栓作業の際に契約者側がすることは特にありません。

閉栓したら係員がメーターを確認した後で、停止時までの料金を支払います。場合によっては現金払いのみの可能性もあるため、申し込みの連絡をするときに支払い方法を確認しておくのがおすすめです。

【ガスの開栓】新居で立ち会いが必要

新居での作業は、ガスの開栓作業です。申し込みのときに指定した日時に、ガス会社の係員が新居を訪問してくれます。引っ越しの荷ほどきで忙しいかと思いますが、この作業には利用者が立ち会わなくてはいけません。開栓作業のあとに点火の確認試験や点検作業を行います。所要時間は15〜30分が目安です。

開栓作業と同じタイミングで、ガス機器の設置も行ってくれます。手持ちのガス機器がある場合は、係の訪問前に準備しておきましょう。

最後に利用する際の注意など重要事項の説明を受ければ完了です。

ガス手続きでよくある疑問

キッチン

引っ越しの準備は想像以上に忙しく、バタバタしてしまいますよね。こちらでは、ガスの引っ越し手続きに関するよくある疑問にお答えしていきます。不測の事態があっても、慌てずに準備を進めましょう。

立会いできないときはどうする?

開栓作業には本人が立ち会うのが基本ですが、スケジュールが合わず立会いが難しい場合もありますよね。

本人の立ち会いが難しいときには、事前にガス会社に連絡すれば代理人を立てることもできます。家族や友人・大家さんなど信頼できる人に、代理人を頼めるか相談してみましょう。

開栓作業のあとガス会社から受けた注意・説明を共有してもらえるように、代理人にメモを頼むと安心です。

手続きが前日や当日になってしまったら?

手続きを忘れていたり急に引っ越しが決まったりして、ガス会社への連絡が直前になってしまうケースもあります。できるだけ即日に電話で連絡をしてみましょう。インターネットだと時間がかかってしまいます。

予約に空きがあれば前日や当日でも利用停止と開始の申し込みが可能です。

もちろんガス会社が忙しいときは、引っ越し当日に予約ができないことも。開栓作業が当日にできなければ新居で何日間かガスが利用できなかったり、閉栓作業が引っ越し日よりもあとになってしまったら余計なガス代が発生してしまいます。

しかし引っ越し自体ができなくなることはないので安心してくださいね。

土日でも作業をしてもらえる?

仕事の関係で平日の立会いが難しい人も多いでしょう。ほとんどのガス会社は土日にもガスの停止や開始の対応が可能です。開栓は安全に関わる作業のため代理人に頼むのは不安という人は、土日に予約を入れた方がよいでしょう。

ただし繁忙期には込みやすい土日に予約を取るのが難しい可能性が高く、時間指定ができないケースも少なくありません。希望の日時で予約をするためにも早めの連絡をおすすめします。

ガスの引越しは計画的に進めよう

ガスコンロの火

ガス会社への引っ越しの連絡は遅くとも1週間前に行わないと、当日に閉栓や開栓作業ができない可能性があります。

特に開栓作業は必ず立会いが必要であり、希望日時に予約するためにも早めの連絡が大切です。立会いができないときは代理人を立てるのも一つの方法です。基本的には土日の予約もできます。

連絡方法にはネットや電話・ファックスといった方法があり、時間がないときは電話がベストです。ガスの引っ越し手続きは基本的に1カ月前からできるため、余裕を持って計画的に進めましょう。

引越し見積もりで料金を比べる

引越し手続きは全体像を把握して抜け漏れなく済ませよう

引越し時はガスを始めとするライフラインの手続き以外にもやるべきことが多くあります。以下の記事では全体像をまとめているので、手続き漏れがないようにチェックしておきましょう。

必要な手続きとあわせて引越し業者探しも忘れずに行いましょう。ミツモアには地域密着型を含む中小引越し業者が多く登録しており、大手業者に依頼するときよりもずっと安い料金を提示している業者もあります。

ユーザーからの口コミも充実しており、それぞれの事業者の安さ以外の魅力も分かります。「知らない業者に依頼するのはなんだか不安」と思われる方も、他の利用者からの評判を確かめられるので安心です。

簡単!無料の3ステップでぴったりのプロが見つかる!

引越しの見積もりを依頼する