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引越し2tトラックの積載量・料金相場の目安!ショート・ロングの違いも解説

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最終更新日: 2024年03月11日

引越しで荷物を運ぶ際に役立つのが、大型トラックよりもコンパクトな2tトラックです。2tトラックにはショート・ロング・ワイドロングの3種類のサイズがあり、それぞれ積載量が異なります。2tトラックを運転するコツや、レンタル料の相場を解説します。

2tトラックで引越しするときの積載量の目安

2tトラックといっても、長さや幅によって3種類のサイズがあります。どのような家具を積み込めるのか、サイズごとに紹介します。

  • ショート
  • ロング
  • ワイドロング

ショート

2tショートは全長4.7m以内・全幅1.5~1.7mのトラックです。2tトラックの中では小さめのサイズで、1K・1LDKの部屋に住んでいる一人暮らしの人が引っ越す際に、よく使われます

2tショートに積み込める家具としては食器棚・冷蔵庫・洗濯機・シングルベッドなどが挙げられます。ほかにも32インチ以下のテレビやDVD・BDプレーヤー、自転車など、さまざまな家具を運搬できます。

段ボールの積載量は、小さめの箱を20個程度が目安です。大型の家具は荷台に積み込めない可能性もあるため、注意しましょう。

ロング

2tロングは全長5~6m・全幅1.9mサイズのトラックです。名前の通りショートよりも全長が長いのが特徴で、2K・2DKなどの広い部屋に住んでいる人の引越しに適しています

2tロングには比較的大型の家具を積載可能で、ソファや32インチ以上のテレビを運べるのがポイントです。大きめの冷蔵庫・コタツ・2人用のダイニングテーブルなども積み込めます。

仏壇やゴルフバッグなど、重量のあるものでも問題なく運搬できるのがポイントです。大きな段ボールを20個程度運べるため、荷物の少ない2人暮らしの引越しにも利用されます。

ワイドロング

2tワイドロングは全長6m・全幅2.1mと、幅・長さともに大きめの2tトラックです。荷物の多い家庭はもちろん、子どもがいる家庭の引越しにも利用されます

ダイニングテーブルや洋服ダンスなど、比較的重量のある家具を積めるのがワイドロングのメリットです。3人掛けのソファ、ベッドやテレビなどもサイズを気にせず積み込めます。

小さめの段ボールであれば、30個程度を目安に運搬が可能です。子どもがいる家庭などでワイドロングに荷物が入りきるか不安なら、3tトラックの利用を検討しましょう。

2tトラックで引越しするときの料金相場

引越しの際に2tトラックを利用する場合には、レンタル料が発生します。引越し業者に依頼するケースも含めて、レンタル料の相場をチェックしましょう。

自分で2tトラックをレンタルする場合の料金

トラックをレンタルする時間は、3時間ごとに区切られるケースが多くみられます。2tショートトラックを3時間レンタルするなら1万円前後、6時間なら1万2,000~1万7,000円程度、12時間なら1万3,000~2万2,000円程度が目安です

引越しでトラックをレンタルする場合、借りる時間の長さによって料金が異なります。引越し作業には最低でも3時間程度はかかかるため、時間を超過しないよう余裕を持ってレンタルしましょう。

ロング・ワイドロングなど大きめのサイズであれば、料金が少し高くなる可能性もあります。自分で業者を探す場合は、複数の業者を比較して相場を把握した上での選択が重要です。

引越し業者に依頼する場合の料金

自分でレンタルする以外にも、引越し業者に依頼してトラックを利用する方法もあります。引越し業者に依頼すれば、荷物の量に合ったサイズのトラックを用意してもらえるのがメリットです。

トラックの運搬にかかる費用は、近距離なら約3~4万円、遠距離なら約5~7万円が目安となります。多くの荷物を積める分、2tショートよりロング・ワイドロングの料金が高いのが特徴です。

また引越しが増える3~4月は、引越し業者にとっては繁忙期に該当します。引越し作業の料金はもちろん、トラックのレンタル料も高くなりがちなので注意が必要です。

2tトラックを自分で運転して引っ越すときの注意点

レンタルした2tトラックを自分で運転し、新居まで荷物を運ぶ方法もあります。2tトラックを運転する際に知っておきたいポイントを確認しましょう。

  • 準中型免許を自分が所持しているか確認する
  • 旧居・新居の前の道幅が十分にあるか確認する
  • 通常の乗用車との感覚の違いに気を付ける

準中型免許を自分が所持しているか確認する

2017年の道路交通法改正により、2tトラックを運転するには準中型免許が必要になりました。免許を取得した時期によって、2tトラックの運転に必要となる免許が異なる点に注意しましょう。

免許を取得したのが2017年3月12日以前であれば、普通免許でも2tトラックの運転が可能です。それ以降に免許を取得した人は、準中型免許がなければ2tトラックを運転できません。

免許の取得時期によっては、トラックを運転するために準中型免許を取得する必要があります。実際に2tトラックを運転する前に、自分の持っている免許をきちんと確認しましょう。

旧居・新居の前の道幅が十分にあるか確認する

2tトラックは大型トラックに比べてコンパクトですが、乗用車と比べれば車体もタイヤも大きくなっています。そのため狭い道路を通れない、コーナーを曲がれないなどのトラブルが発生する可能性がある点に注意しましょう

現在住んでいる家や新居の周りに狭い道があるなら、トラックが入れない恐れがあります。対向車とすれ違う余裕も含めて、道幅や駐車用のスペースがあるかどうか事前に確認するとよいでしょう。

道幅の分かりやすい目安としては、センターラインが引かれているかどうかをチェックするのがポイントです。また雪が降る地域では、積雪によって道幅が狭くなるケースもあるため注意しましょう。

通常の乗用車との感覚の違いに気を付ける

2tトラックは車体が大きく運転席が高いため、乗用車の運転とは感覚が異なります。普段乗用車を運転している人は、視界に違和感を覚える可能性もあるでしょう。

2tトラックは荷台があるので、後方が確認しづらくなっています。サイドミラーを見て確認しなければならないため、トラックの運転経験が少ない人は注意が必要です。

荷台にたくさんの荷物を積んでいる際に、急にスピードを出したり止まったりするのは避けましょう。死角になりやすい方向を理解し、前後の車との間に十分な間隔を空けるのが、2tトラックを運転するコツです。

2tトラックの積載量や運転時の注意点を知ろう

2tトラックにはショート・ロング・ワイドロングの3種類があり、サイズが異なります。一人暮らしならショート、子どもがいる家庭ならワイドロングなど、荷物の量に適したサイズを把握しましょう

2tトラックを引越しで利用するには、自分でレンタルする方法と引越し業者に依頼する方法があります。レンタルする時間によって料金が変動するため、事前に相場を確認するのもポイントです。

2tトラックを自分でレンタルする場合、運転に必要な免許があるかどうかという点が重要です。乗用車との違いや運転する際の注意点を知り、2tトラックを引越しに役立てましょう。

免許を持っていない、持っていても慣れない運転に不安がある場合は、無理をせずプロの事業者に依頼しましょう。ミツモアなら、簡単な質問に答えていくだけで、ぴったりの事業者がすぐに見つかります。

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