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引越しで使うトラックの種類と荷物積載量の目安!自分でレンタルする場合の注意点も解説

最終更新日: 2024年10月29日

引越し料金を決める要素のひとつに荷物量があり、荷物が少ないほど料金が安くなるということを知っている人は多いでしょう。

しかし実際に引越しのトラックにどれほどの荷物が積めるのかは分からないのではありませんか?

引越しのトラックに載せられる荷物量の目安とレンタルトラックで自力引越しをするときの注意点をご紹介します。

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引越しで使うトラックに積める荷物の目安

引越し作業で使われることが多いトラックについて、積み込める荷物量の目安をご紹介します。

引っ越す人数 使われるトラックの大きさ
単身者
2人家族
3人家族
4人家族

軽トラック

軽トラックに載せられる荷物量の目安

  • 2ドアの冷蔵庫
  • 単身者向けサイズの縦型洗濯機
  • シングルベッド
  • テレビ
  • ダンボール10箱以上

軽トラックの最大積載量は350kgです。

単身者の家財であれば大抵積み切ることができます。

単身者であれば専用ボックスに積み切れるだけを定額で運ぶ単身引越しパックの利用を考えることもあるでしょう。

軽トラックであれば専用ボックスに入らないような大きさの家財も運べます。

2ドアの冷蔵庫や洗濯機、シングルベッド、テレビなどを載せたうえでさらにダンボールが10箱以上載せられることが多いです。

2tショートトラック

2tショートトラックに載せられる荷物量の目安

  • 2ドアの冷蔵庫
  • 単身者向けサイズの縦型洗濯機
  • シングルベッド
  • 掃除機
  • ダンボール20~30箱

2tトラックは長さや幅によって呼び名が変わります。また最大積載量も2,000~3,750kgまで様々です。

多少荷物が多い単身者の引越しに使われることが多いのが2tショートトラックです。

2tショートトラックの最大積載量は2,000kgであり、軽トラックの5倍以上もあります。

積める荷物の目安は2ドア冷蔵庫や洗濯機、シングルベッド、掃除機、ダンボール20~30箱です。

2tロングトラック

2tロングトラックに載せられる荷物量の目安

  • 400L未満の冷蔵庫
  • 容量7kg未満の洗濯機
  • ダブルベッド
  • 掃除機
  • ダンボール30~40箱

2tロングトラックは2人家族の引越しに主に使われます。

大型の家具・家電も多数積み込めるので、トラックが小さくて荷物が積み切れないということが起こりづらいです。

積み込める荷物の目安は、400L未満の冷蔵庫や容量7kg未満の洗濯機、ダブルベッドなどの生活家財とダンボール30~40箱を積んでもまだ余裕があります

さらにテレビやテレビ台なども運べるため、大きな荷物が多い人の引越しでは2tロングトラックを使うことが多いです。

3tトラック

3tトラックに載せられる荷物量の目安

  • 400L程度の冷蔵庫
  • 容量8kgほどの洗濯機
  • 3人分の寝具
  • ダンボール40箱前後
  • テレビ
  • 自転車

3tトラックは2~3人家族の引越しに使われることが多いです。

積み込める荷物量の目安は400L程度の冷蔵庫や容量8kg程度の洗濯機、人数分の寝具、ダンボール40箱前後のほか、テレビや自転車などです。

注意点としては3人家族以上は引越しの依頼者ごとに荷物の種類や量が大きく異なるため、他の3人家族が3tトラックで引っ越せたからといって自分たちも同様に引っ越せるとは限らないということがあります。

4tトラック

4tトラックに載せられる荷物量の目安

  • 3ドア以上の冷蔵庫
  • 容量10kgの洗濯機
  • ダブルベッド
  • 2段ベッド
  • ダイニングセット
  • ダンボール40~50箱

4tトラックは4人家族の引越しに使われることが多いです。

最大積載量は6,500kg以内であるため、1度に大量の荷物を運べます。

積み込める荷物の目安は、3ドア以上の冷蔵庫や容量10kgの洗濯機、ダブルベッドや二段ベッドなど大型の寝具、ダイニングセットに加え、ダンボール40~50箱です。

引越し業者に依頼するときは業者が選んでくれる

引越し業者に依頼したときは依頼者の荷物量に応じて最適なサイズのトラックを決めてくれます。

依頼者側がトラックのサイズを指定することはないため、引越し業者を使って引っ越すときはトラックにどれだけの荷物を積めるかを気にすることはほぼないでしょう。

自分でトラックをレンタルするときのサイズの選び方

トラックをレンタルして自力で引越しをするのであれば以下4つのポイントに注意しましょう。

いずれも大切なことなので自力引越しを考えているのならば必ず確認しましょう。

積みたい荷物量にあったトラックを選ぶ

新居までの距離が近かったとしても、1度ですべての荷物を運べたら余計な手間をかけずに引越し作業ができます。

荷物の量だけではなく、大きさや形なども総合的に判断してすべての荷物を積み込めるトラックを選びましょう。

トラックの最大積載量を厳守する

トラックに限らず、すべての自動車には最大積載量が決まっています。

最大積載量を超えてしまうと過積載といって法律に違反した状態になります。

運良く摘発されなかったとしても、過積載状態では車本来の能力を発揮できず事故のリスクが高くなります。

過積載状態では荷崩れにより家財の破損が発生するリスクもあるので、余裕を持って積み込める大きさのトラックを使用しましょう。

引越し時の搬入経路の道幅と駐車スペースを確保する

場所によっては道幅が狭く、トラックが通れないことがあります

通常引越しで荷物を搬出入するときは、家のすぐ側にトラックを停めて作業をします。

もしも家のすぐ近くにトラックを停められないのなら、別で荷台を用意するなど効率よく荷物を運ぶためのひと手間が必要となるでしょう。

免許の運転区分を確認する

トラックの大きさによっては準中型免許以上が必要です。

レンタルされる時に免許証を確認され、もしも適した免許を取得していないのならば車は借りられず、他の手段で引っ越すしかありません。

軽トラック・2tトラックをレンタルすれば自力引越しもできる

レンタカーショップでは軽トラックも借りられます。

店舗によっては2tショートトラックの貸し出しもしているため、トラックを借りられるのなら自力での引越しが可能です。

レンタルトラックの料金相場

国内でシェア率が高いニッポンレンタカー・トヨタレンタカー・タイムズカーレンタルの3社のレンタル料金を表にまとめました。

レンタル時間はいずれも6時間です。

軽トラック 2tショートトラック
ニッポンレンタカー 6,270円 9,350円
トヨタレンタカー 5,500円 9,350円
タイムズカーレンタル 5,390円 10,780円

トラックをレンタルするなら運転できる免許区分をチェックする

トラックをレンタルするときには運転免許証の区分を確認しましょう。

道路交通法の改正により、同じ「普通免許」という区分であっても運転できる自動車の種類が変わることがあります。

どの免許であれば軽トラックや2tトラックを運転できるか表にしましたので、ぜひご活用ください。

免許の取得年月日 軽トラック 2tトラックショート 2tトラックロング
平成29年3月12日以降 × ×
平成19年6月1日~平成29年3月11日 ×
平成19年6月1日以前

免許証にも「5t未満限定」などの記載がありますが、免許証に記載されている重量は車の総重量のことです。

2tトラックなどの重量表示は最大積載量であり総重量ではないため、「5t未満だから2tトラックなら全部運転できる」と思っていると思わぬトラブルに巻き込まれます。

レンタルトラックで自力引越しするときに気をつけたい荷物の積み方

レンタルトラックを借りて自力で引越しをするのであれば、荷物の積み込みも自分たちの力だけでやらなくてはなりません。

積む順番や上手な積み方を知らないと、荷物の積み込みに想像以上に時間がかかってしまったり運搬中に荷物を傷つけたりする可能性があります。

トラックに荷物を積み込む際のコツは3つあります。順に確認してみましょう。

小さな荷物を奥に積む

新居に荷物を運び込むときは大型家具・家電を先に配置します。

細々とした荷物を先に新居に搬入してしまうと大型家財を運ぶ邪魔となってしまうためです。

大型の家財を先に新居に運び込むためには、トラックには先に小さな荷物を入れます。

手前に載せた大型家具は、細かい荷物を固定する役割もあります。

最初はダンボールを奥に詰め、これらが動かないように大型家具・家電で壁にするイメージです。

そうすれば細かい荷物が揺れてしまう可能性は低くなるでしょう。

すき間を作らず高さを均等にする

荷物をトラックに詰めるときはすき間を作らず、荷物をひとかたまりのグループにします。

荷物を積み終わったら大きなシートなどで包んでから荷崩れ防止ベルトなどでしっかり固定してください。

運転中は急ブレーキを踏むこともあるため荷崩れ対策をしていないと積み荷が壊れる原因になります。

ダンボール箱を積み込むときは、下に重たい物を置き上に軽い物を置くようにしましょう。

下に重いものを積むことで重心が安定し、荷崩れなどが起きづらくなります。

最後に荷物を固定する

トラックに荷物を詰め終わったら、必ず積み荷をロープやヒモなどでしっかり固定します。

トラックにもよりますが荷台にフックを掛けられる箇所があるのならば、積み荷が崩れないようしっかりと縛りましょう。

冷蔵庫をはじめとした高さのある家具・家電は走行中に倒れる可能性があるため固定が必須です。

細かい荷物が多いのならば大きな防水シートなどで覆って、ひとまとめにするのも良いでしょう。

固定用のバンドはトラックに付属していることがあります。

使い方が分からない場合や固定バンドの有無についてはあらかじめレンタカー会社に確認しましょう。

トラックに荷物を積み切れなかったときの対処法

引越し当日に荷物が積み切れないことが発覚するのはあまり珍しくありません。

とはいえ荷物を新居に運べないと困ってしまいますよね。

荷物を積み切れなかったときは以下3つの対処法があります。

追加料金を支払いトラックをチャーターしてもらう

引越し業者に依頼しているのであれば、追加のトラックをチャーターしてもらいましょう。

追加料金が発生しますが、手配の手間は最も少ないです。

宅配便で送る

積み切れなかった荷物がダンボール箱数箱分程度なのであれば、宅配便を利用して送っても良いでしょう。

日本国内であれば、宅配便を利用すれば発送の翌々日には荷物を受け取れることが多いです。

1年を通して運賃が変わらないため、追加のトラックをチャーターするよりも安く済むでしょう。

引越しで宅配便を利用するときの注意点は以下の関連記事もご覧ください。

荷物を処分する

積み切れなかった荷物にさして思い入れがないのならばそのまま処分してしまうのもひとつの手段です。

不用品回収業者に依頼して引き取ってもらえば、多少費用はかかりますが手間なく処分できます。

家庭から出るゴミを収集し、処分できるのは「一般廃棄物収集運搬業」の許可を持っている業者だけですので、不用品回収業者を利用する前に適切な許可を得ている業者であるかを必ずチェックしましょう。

家庭ごみを回収してくれる業者を探す

レンタルトラックで引っ越すときの注意点

自力での引越し時は荷物を詰め込んでから引越し先に搬入するまでのシミュレーションを綿密に行いましょう。

レンタルトラックでの引越し時の注意点を紹介します。

いつもより慎重に運転をする

トラックは物を運ぶことを重視した車両です。

重量が重く、高さもあるトラックは一般の自動車に比べると運転の難易度が高いです。

運転時はいつもよりも慎重に、法定速度や交通ルールを厳格に守るという意識で行いましょう。

また運転席が前面に出ているので衝突時にドライバーに与える衝撃も強くなります。

高さ制限のある区域はなるべく通らないようにするとうっかりトラックをぶつけてしまうようなアクシデントも防げます。

十分な休憩時間を取る

一般的にドライブをするときは1時間~1時間半に1度休憩を取ることが推奨されています。

ラックの運転に慣れているのでなければ1時間に1度必ず休憩し、適度に軽食を取りましょう。

慣れない車を運転するときは、自覚している以上に気を張っていて疲労がたまるものです。

こまめに休憩を取り、水分補給を欠かさずに行うことで疲労からの事故リスクを下げられます。

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