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引っ越し2ヶ月前から内見は早すぎる?物件探しや退去申告のスムーズな流れ

最終更新日: 2024年06月07日

「引っ越しの内見は2ヶ月前もできる?」
「2ヶ月前に内見した場合のスケジュールは?」

引っ越し前の物件探しや内見は、2ヶ月前に始めるのがおすすめです。2ヶ月前を目安に準備することで、余裕をもって手続きできるのみでなく、旧居と新居の家賃二重支払いも防げます。

引っ越しの内見が2ヶ月前が良い理由や、具体的なスケジュール、注意点を紹介します。

引っ越しの内見は2ヶ月前がちょうど良い

家賃の二重発生を防ぎやすい

一般的に、賃貸物件の退去申告は「1ヶ月前まで」と定められています。この期日までに新居を決めて退去連絡をしないと、違約金や家賃の追加支払いが発生する可能性が高いです。新居の比較検討や入居審査にも日数がかかるため、1ヶ月より前には内見を済ませておく必要があります。

一方で、3ヶ月前など内見が早すぎる場合も注意です。不動産会社やオーナーはすぐに入居できる人を優先するため、基本的に賃貸物件のキープはできません。もし内見した物件を抑えておきたい場合、入居前から家賃を支払うケースも出てきます。

このため退去と入居の期間をできるだけ短くし、二重家賃を防ぐためには2ヶ月前の内見が最適です。

ただし物件によっては、退去申告が2~3ヶ月前に設定されている場合もあります。賃貸借契約書をよく確認して、不動産会社にも相談しながら手続きを進めましょう。

余裕をもって手続きが進められる

2ヶ月前から内見することで、新居の契約から退去申告、引越し業者探しなど引越し当日までの手続きをスムーズに進められます。

たとえば内見が退去申告前ぎりぎりの場合、物件を比較検討する時間が少ないです。物件が希望に沿わなかったとき、より良い物件を探したり、家賃交渉したりするのも難しいでしょう。ただし前述の通り、内見が早すぎると物件のキープが難しいため、2ヶ月前がちょうど良い時期と言えます。

新居の契約や旧居の退去が1ヶ月前に完了していれば、引越し業者探しもスムーズです。具体的なスケジュール感は「引っ越し2ヶ月前からの内見から入居の流れ」でも解説します。

引っ越し2ヶ月前からの内見から入居の流れ

引っ越しの2ヶ月前からの内見から入居までの流れについて、具体的な手順を見ていきましょう。

2ヶ月前:物件探し~内見

引っ越し予定日の2ヶ月前から、ネットや不動産会社を通じて新居の物件探しを始めます。スムーズに物件を絞り込むために、事前に新居の立地や入居条件(家賃、広さ、設備など)を決めておきましょう。

【物件探しのチェックポイント】

  • 大まかなエリア
  • 家賃(賃料、管理費、共益費など)
  • 敷金・礼金などの初期費用
  • 部屋の広さや間取り
  • 建物の築年数や設備の状態(エアコン、ガスコンロなど)
  • 最寄り駅までの距離
  • 周辺環境(スーパー、病院、公園など)

おすすめの探し方は、最も重視する条件を決めておき、他は緩めに設定することです。すべての条件を厳しめに設定すると、希望する物件が見つからない可能性もあります。たとえば毎月の家賃を7万円以内にしたいなら、エリアや駅までの距離の範囲を広げるとぐっと候補物件が増えます。

希望に近い物件を見つけたら、不動産会社に問い合わせて内見を依頼しましょう。不動産会社の店舗に直接出向いている場合、その日のうちに内見できる場合もあります。内見で確認したいポイントは以下です。

 

【内見のチェックポイント】

  • 部屋の広さ・収納スペース
  • 日当たり・風通しのよさ
  • 家事・生活範囲の導線
  • 水回りや排水溝の湿気・カビ・ニオイ
  • コンセントの数、位置
  • 窓やドアの開け閉めのスムーズさ
  • 隣の部屋、窓からの物音
  • カーテンレールの有無、カーテンの高さや幅

1.5ヶ月前:新居の入居審査~契約手続き

新居が決まったら、入居審査を受けます。入居審査には住所や勤務先の名称、年収、連帯保証人の名前が必要です。また住民票や免許証、印鑑証明書といった書類も必要になります。不動産や管理会社の指示に従って、必要書類を速やかに提出しましょう。

入居審査には3〜7日ほどかかる場合が多いです。また万が一入居審査に受からなかった場合は、改めて新居を探す必要があります。1ヶ月前の退去申告に間に合わせるために1.5ヶ月前ごろには物件決定を目指しましょう。

1ヶ月前:旧居への退去日申請

新居の契約が完了し、入居日が決まったら、旧居の家主や不動産会社に退去日を申請します。退去申請は電話か書面でやり取りをする場合が多いですが、基本的には契約書に記載されている方法で連絡しましょう。

なお解約予告期間は、物件によっては1カ月以上前のケースもあります。新居を申し込む前に、旧居の契約書を確認しておくのがおすすめです。

3週間前:引越し業者を探して予約

3週間前には、引越し業者を探して予約しましょう。引越し業者探しは予約枠が空いていれば直前でも可能ですが、希望の日時を指定したり、相見積もりで料金を比較したりするためにも早めがおすすめです。

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1~2週間前:荷造り・ライフラインの変更手続き

引っ越しの1~2週間前には、荷造りやライフラインの手続きを完了させます。

引っ越し準備の中でも、荷造りは多くの時間を使うものです。普段使わないものから順に段ボールに詰めていき、粗大ゴミや不用品がある場合は処分したり売却したりしましょう。荷造りを効率的に進めるコツは以下の記事で解説しています。

水道やガス、電気といったライフラインの手続きも1~2週間前までに終わらせましょう。引越し直前になると、開栓や開通手続きが間に合わないケースがあります。手続き自体は1ヶ月ほど前から可能なので、余裕がある人は早めに進めておくのもおすすめです。

当日:荷物の運搬~入居

いよいよ引越し当日です。荷物の運搬は引越し業者に任せつつ、新居の設備や部屋の状態を確認します。鍵の受け取りや物件の引き渡しが完了したら、新生活のスタートです。

引っ越し2ヶ月前の内見で注意するポイント

最後に、2ヶ月前に内見をする人が、とくに気を付けておきたいポイントを紹介します。

現入居者がいて内見できない場合がある

2ヶ月前に内見を希望する場合、現入居者がまだ居る「居住中物件」のケースもありえます。たとえば現入居者の退去日が7月30日と決まっていて、8月10日から新入居者を受け入れている場合、1~2ヶ月前から内見できるかどうかは現入居者の都合によります。

内見できない場合は、物件の写真や間取り図などの情報を十分に確認し、物件の状態を把握するようにしましょう。

3月~4月の繁忙期は二重家賃が発生しやすい

3月から4月は引っ越しの繁忙期であり、多くの人が新生活をスタートさせる時期です。この時期に引っ越しを計画する場合、希望の物件が埋まりやすいため、素早い判断が求められます。しかし早めに申し込みをすることで、現在の家賃と新居の家賃の二重支払いが発生する可能性があります。

二重家賃を避けるためには、現在の賃貸契約の終了日と新居の契約開始日を可能な限り近づけることが重要です。不動産会社や大家さんと相談し、引っ越し日程の調整を行いましょう。繁忙期で家賃の二重支払いが避けられない場合は、引っ越し費用や新居の初期費用なども考慮し、資金計画を立てることが大切です。

2ヶ月前から内見をしてスムーズに引っ越そう!

引っ越しの物件探しや内見は、二重家賃を防ぐためにも2ヶ月前から始めることが大切です。内見では物件の状態や周辺環境をしっかりチェックし、不動産会社や大家さんと相談して契約日を調整しましょう。

新居の契約や退去連絡が済んだら、引越し業者探しや荷造りなど、引越し当日に向けて準備を進めます。引越し業者を探すなら、最短2分で5つの見積もりが届くミツモアがおすすめです。料金や口コミを比較して、条件に合うピッタリの業者を探せます。

荷造りや不用品回収も同時に依頼できるので、引っ越しの準備がスムーズになるでしょう。

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