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初めての外壁塗装でも使える助成金制度を解説|助成金・補助金がもらえる市区町村は?

最終更新日: 2024年10月16日

10〜15年に一度必要な外壁塗装。家のメンテナンスのために大事とはいえ、できるだけ費用を抑えつつ施工したいですよね。外壁塗装は数十万円〜100万円前後の費用がかかってきますが、住んでいる市区町村に制度がありますので、条件に当てはまれば助成金を受け取ることができます。

この記事では助成金の受け取り条件や申請の流れを解説するので、参考にしてみてください。

※多くの自治体では、助成金・補助金情報の公開と同時に申請が始まります。

「申請の締切がある」ほか、多くの場合「申請受理は先着順」なので、利用を検討している方は早めにお住まいの自治体の助成金制度を確認しましょう!

2024年度分(2024年4月~2025年3月対象)は現在公開中です。募集が終了している自治体も多いため注意しましょう。

外壁塗装の助成金制度概要

まず初めに、外壁塗装の助成金制度の概要について解説します。そもそも一般的に、外壁塗装の助成金に、国単位で一律で定められているものはありません。

各地方自治体ごとに定められているか、もしくは国が定める省エネ対策などの基準に合わせて各自治体が定めるという形をとっています。そのため詳しく助成金制度の有無を調べたい方は、「都道府県別】外壁塗装助成金を受けられる自治体一覧」か地方自治体のホームページから調べるようにしましょう。以下では、一般的に各自治体で定められている外壁塗装助成金制度について種類別に解説していきます。

自治体ごとの助成金制度

各自治体ごとによって、ある程度の予算を上限として外壁塗装の助成金制度を設けているところがあります。一般的には、

  • 市区町村に住民票がある
  • 税金の滞納がない
  • 暴力団関係者等が世帯員にいない
  • 同一の助成金・補助金制度を過去に利用していない(一部の制度を除く)

などが支給の条件として定められています。ただ、自治体によっては助成金制度が用意されていなかったり、支給条件がより厳しい場合がありますので、お住まいの自治体で支給されるか確認したい場合は「都道府県別】外壁塗装助成金を受けられる自治体一覧」をご覧ください。

自治体ごとの助成金制度の例

外壁・屋根塗装の補助金・助成金の金額は、リフォーム金額の10~20%(上限10~30万円)」が一般的です。

市区町村名 助成金額
東京都・大田区 工事費用の10%(上限20万円)
神奈川県・横須賀市 工事費用の50%(上限30万円)
福岡県・久留米市 工事費用の50%(上限10万円)

省エネ対策のための助成金制度

自治体によっては、省エネ対策となる外壁塗装工事をした場合に限って助成金を支給する制度が用意されています。例えば、

  • ヒートアイランド対策のための、遮熱塗料や断熱塗料を使った外壁塗装
  • 省エネ材を使ったエコリフォーム

などがよくある省エネ対策・地球温暖化対策のためのリフォーム工事の助成金の例になります。これらの省エネ対策に使える塗料は規定のものが定められており、自治体ごとに塗料の成分の条件が異なることがあります。

各自治体ごとにホームページや募集要項で指定の塗料が書かれてあるケースが多いですので、詳しく知りたい方はお住まいの自治体のホームページを確認してみてください。

三世代同居・地方移住などを目的とした助成金制度

年齢の若い人が住みやすい環境を作ることを目的として、三世代同居住宅や地方移住(UターンやIターン)の住居のみを対象とした助成金制度を設けている自治体も多くあります。

  • その自治体に1年以上住んでおり、今後数年間住む予定があること
  • 三世代で同居する住宅に対する工事であること
  • 地方にある空き家に対する工事であること

などの条件が設けられているケースが多くなっています。

外壁・屋根塗装で、助成金・補助金を受けられる市区町村一覧

外壁・屋根塗装の助成金・補助金の条件は市町村によって異なります。お住まいの自治体で条件を満たしているか、確認してみましょう。(2024年9月時点)

※以下の表内の青字になっている都道府県名をクリックすると、各市町村の助成金・補助金について詳しく解説したページに移動できます。

北海道・東北
北海道 函館市、釧路市、帯広市、夕張市、網走市、芦別市、赤平市、名寄市、三笠市、砂川市、歌志内市、富良野市、北広島市

※町村は割愛

青森県 三沢市、大鰐町、七戸町、六ヶ所村、田子町、南部町、外ヶ浜町、横浜町、深浦町、つがる市、平内町
岩手県 大船渡市、陸前高田市、葛巻町、金ケ崎町、岩泉町、普代村、軽米町、野田村、九戸村、一戸町、一関市、奥州市、二戸市、釜石市
秋田県 秋田市、横手市、大館市、鹿角市、由利本荘市、潟上市、大仙市、北秋田市、にかほ市、仙北市、小坂町、三種町、八峰町、五城目町、八郎潟町、大潟村、美郷町、能代市、上小阿仁村、藤里町、羽後町
宮城県 大崎市、七ヶ宿町、丸森町、大和町、大郷町、色麻町、岩沼市
山形県 上山市、村山市、東根市、尾花沢市、真室川町、遊佐町、西川町、山形市、庄内町、飯豊町、新庄市、長井市、天童市、中山町、金山町、舟形町、大蔵村、戸沢村、川西町、小国町、白鷹町、三川町、河北町、米沢市、鮭川村、山辺町、寒河江市、鶴岡市、南陽市、大石田町、高畠町、最上町、酒田市
福島県 いわき市、南会津町、三島町、昭和村、富岡町、柳津町、浅川町
関東
東京都 千代田区、新宿区、中央区、港区、墨田区、台東区、江東区、品川区、目黒区、大田区、世田谷、杉並区、渋谷区、豊島区、足立区、葛飾区、国立市、狛江市、八王子市、東村山市、東大和市、武蔵村山市、あきる野市、日の出町、羽村市
埼玉県 川越市、川口市、飯能市、加須市、東松山市、羽生市、鴻巣市、上尾市、蕨市、朝霞市、北本市、八潮市、富士見市、幸手市、毛呂山町、越生町、川島町、吉見町、鳩山町、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、神川町、寄居町
千葉県 銚子市、我孫子市、八街市、匝瑳市、酒々井町、栄町、神崎町、芝山町、横芝光町、白子町、長柄町 、長南町、大多喜町、鋸南町、多古町
神奈川県 横須賀市、三浦市、大和市、海老名市、座間市、葉山町、寒川町、中井町、大井町、湯河原町、愛川町、清川村
茨城県 結城市、下妻市、北茨城市、笠間市、取手市、常陸大宮市、坂東市、稲敷市、かすみがうら市、大洗町、城里町、大子町、境町、高萩市、つくば市、桜川市
群馬県 高崎市、太田市、館林市、中之条町、長野原町、嬬恋村、東吾妻町、川場村、昭和村、みなかみ町、板倉町、明和町、大泉町、高山村、片品村、高崎市、桐生市、伊勢崎市、渋川市、みどり市、千代田町、邑楽町
栃木県 宇都宮市、鹿沼市、市貝町、塩谷町
北陸・中部
新潟県 妙高市、五泉市、上越市、阿賀野市、田上町、関川村、新潟市、柏崎市、魚沼市
富山県 富山市、氷見市、射水市、上市町、立山町、朝日町、黒部市、入善町、砺波市、南砺市
石川県 金沢市、輪島市、珠洲市、加賀市、能美市、かほく市、川北町、内灘町、宝達志水町、中能登町、羽咋市、志賀町、小松市、津幡町、能登町、白山市
福井県 高浜町
長野県 大町市、小海市、南相木村、北相木村、青木村、富士見町、辰野町、飯島町、南箕輪村、宮田村、松川町、阿南市、阿智村、天龍村、下條村、豊丘村、大鹿村、大桑村、木曽町、生坂村、朝日村、坂城町、小布施町、木島平村、栄村、茅野市、長和町、売木村、木祖村、立科町、下諏訪町
岐阜県 中津川市、美濃加茂市、可児市、本巣市、揖斐川町、高山市、垂井町、白川町
山梨県 山梨市、北杜市、上野原市、早川町、南部町、忍野村、富士河口湖町、富士吉田市、都留市、大月市、韮崎市、中央市、市川三郷町
静岡県 三島市・御前崎市・伊豆の国市・東伊豆町・南伊豆町・松崎町・函南町・下田市・伊東市・河津町・川根本町
愛知県 豊川市、犬山市、扶桑町、東栄町、蒲郡市、豊根村、小牧市、岩倉市、刈谷市、大府市、大口町
近畿
大阪府 大阪市、豊中市、高槻市、枚方市、茨木市、八尾市 、泉佐野市、大東市、摂津市、高石市、藤井寺市、岬町、太子町、河南町、千早赤阪村、交野市、富田林市
京都府 舞鶴市・宇治市・宮津市・城陽市・南丹市・久御山町・笠置町・南山城村・京丹波町・亀岡市
三重県 津市、伊勢市、鈴鹿市、名張市、川越町、玉城町、亀山市、東員町、南伊勢町、四日市市、松阪市

※三重県自体にもリフォーム助成制度あり

滋賀県 大津市、東近江市、近江八幡市、米原市、日野町、竜王町、多賀町、守山市、彦根市、愛荘町
兵庫県 多可町、稲美町、播磨町、福崎町、神河町、香美町、新温泉町、豊岡市、南あわじ市
奈良県 大和郡山市、天理市、橿原市、御所市、御杖村、明日香村、王寺町、広陵町、下市町、川上村・川西町・斑鳩町
和歌山県 和歌山市、日高川町
中国
鳥取県 鳥取市、倉吉市、岩美町、智頭町、八頭町、湯梨浜町、琴浦町、大山町、南部町、日南町
島根県 川本町、美郷町、奥出雲町、隠岐の島町、吉賀町、松江市
岡山県 笠岡市、井原市、高梁市、備前市、和気町、矢掛町、鏡野町、吉備中央町、新見市、真庭市
広島県 尾道市、府中市、福山市、庄原市、大竹市、大崎上島町、神石高原町、府中町、三次市
山口県 萩市、防府市、美祢市、山陽小野田市、阿武町
四国
徳島県 徳島市、鳴門市、勝浦町、佐那河内村、石井町、つるぎ町
香川県 善通寺市、小豆島町、琴平町、さぬき市
愛媛県 宇和島市、松山市、西予市、砥部町、鬼北町、愛南町
高知県 香美市、奈半利町、四万十町、越知町、大月町
九州・沖縄
福岡県 久留米市、直方市、飯塚市、田川市、八女市、筑紫野市、宮若市、那珂川市、大刀洗町、大木町、福智町、桂川町、朝倉市

※福岡県自体にも子育て世代対象の制度あり

大分県 国東市、九重町、玖珠町、豊後高田市
佐賀県 神埼市
長崎県 壱岐市、諫早市、雲仙市、大村市、小値賀町、川棚町、五島市、佐世保市、島原市、新上五島町、対馬市、長崎市、長与町、波佐見町、平戸市、松浦市、南島原市
熊本県 荒尾市、玉名市、山鹿市、天草市、長洲町、菊陽町、南小国町、小国町、産山村、氷川町、球磨村、苓北町、宇土市、合志市、南関町、高森町、錦町、山江村、あさぎり町、水上村
宮崎県 えびの市、門川町、国富町、高原町、都農町、延岡市、都城市、綾町、串間市、西都市、川南町
鹿児島県 鹿児島市、出水市、西之表市、垂水市、薩摩川内市、いちき串木野市、南さつま市、奄美市、十島村、錦江町、南大隅町、肝付町、龍郷町、曽於市、鹿屋市、志布志市、大和村、瀬戸内町、大崎町、日置市、阿久根市、姶良市
沖縄県 糸満市、宮古島市、嘉手納町、八重瀬町、伊江村、読谷村、豊見城市、南風原町、宜野湾市、与那原町

最新の外壁塗装の助成金を調べる方法

続いて、最新の助成金制度の支給状況について調べる方法を解説します。助成金制度の多くは支給される予算額が決められていますので、予算が一杯になってしまうと締め切られてしまいます

そのため、事前に今地点で助成金が支給されるか確認したい方は、以下で紹介する方法から最新の助成金支給状況を確認してみてください。

支援制度検索サイトで調べる

最新の助成金情報を調べる最も簡単なのは、地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイトで検索する方法です。

住宅リフォーム推進協議会が運営する、各自治体のリフォームに関する助成金制度をまとめたホームページとなっており、お住まいの市区町村を選んで助成金制度があるかを確認しやすくなっています。市区町村の公式サイトを調べるのが面倒な方や、直接問い合わせる時間がない方が手軽に検索するのにおすすめの方法です。

各自治体の公式ホームページで調べる

各自治体で外壁塗装の助成金が用意されている場合は、自治体のホームページに助成金の情報が掲載されています。そこで最新の支給状況を確認し、まだ間に合うのかを確認すると良いでしょう。

各自治体に直接問い合わせる

各自治体の公式サイトに載っていない場合や、細かい条件なども合わせて一緒に聞きたい方は各自治体に直接問い合わせると言う手もあります。お住まいの自治体の役所へ直接確認し、助成金が支給されるのかどうか確認するようにしましょう。なお、既に支給期日がすぎている場合は、来年いつ頃から支給されるのかも合わせて確認すると良いでしょう。

外壁塗装の助成金を利用する流れ

補助金交付の流れ

助成金申請の主な流れについて説明します。基本的な流れは上記のとおりです。

また助成金が実際に支給されるのは、工事完了から約2週間~1カ月が目安です。

①申請書を受け取り、内容を確認

まずは助成金・補助金の申請書を自治体のホームページでダウンロードして印刷するか、役所で直接もらい、内容をしっかり確認しましょう。

また申請書だけでなく、以下のような添付物が必要になることが多いです。

通常申請の場合 工事費の見積書
住宅の登記事項証明書
納税証明書
住民票の写し
施工前の住宅の写真
塗料の性能を証明するカタログ
業者が代理申請する場合 上記一式+委任状
賃貸物件の場合 上記一式+物件所有者の承諾書

自治体によっては建築基準法の確認済証、課税資産明細書、固定資産登録事項証明書の写しなどを提出しなければならないケースもあります。

必要になる書類が多く、取得に時間がかかる場合もあるため余裕をもって3か月前には準備を始められるとよいでしょう。

自治体によっては建築基準法の確認済証、課税資産明細書、固定資産登録事項証明書の写しなどを提出しなければならないケースもあります。

必要になる書類が多く、取得に時間がかかる場合もあるため余裕をもって3か月前には準備を始められるとよいでしょう。

②塗装業者に見積もり書をもらう

評判の良い塗装業者であれば3か月前に予約が埋まってしまうこともあるため、その前に業者を探し始めるのがおすすめです。

助成金申請にはリフォーム業者が出した見積もり書が必要になります。依頼する業者を決めたら見積もり書を出してもらいましょう。

また業者と正式に契約するのは助成金の申請が交付されてからになります。

自治体によっては見積もり書だけでなく、「塗料のカタログ」「くわしい見取り図・平面図」などを提出する必要があります。リフォーム内容が条件を満たしているか、費用が適正かなどを確認するためです。

リフォーム業者にはあらかじめ「助成金を申請したい」と伝えておき、自分でも必要な書類をリストアップしておくことが大切です。

③着工前に自治体に申請を行う

見積もり書や添付書類などを揃えて、自治体の窓口へ申請書を提出しましょう。申請は郵送可能な場合もあります。

申請して交付が決定するまで、2日で済むケースもあれば、1カ月以上かかるケースもあるため、遅くとも工事開始の2〜3か月前までには済ませておくのがよいでしょう

また申請は必ず着工前におこなう必要がある点に注意が必要です。もし工事が始まってから助成金を申請しても、受け取れなくなってしまいます。

申請は工事開始の3カ月前からがベスト

外壁塗装の助成金申請は工事開始の3カ月前ほどからおこないます。

助成金は先着順であることが多く、自治体によっては競争率が高くなっているケースがほとんどです。そのため募集が開始されたら、できるだけ早く申請することをおすすめします。

④交付決定後、塗装業者と正式契約

提出書類に不備や漏れがないことを確認したのち、条件や審査をクリアしたら「交付確定通知書」が届きます。

ここではじめて助成金・補助金を受け取れることが確定するので、この時点でリフォーム業者と正式契約をしましょう。

⑤工事開始後、写真を提出する

いよいよ外壁・屋根の塗装工事がスタートします。ほとんどの自治体では以下の3点の写真の提出が必要になるため、リフォーム業者に撮影をお願いしておきましょう。

  • 工事前の写真
  • 工事中の写真
  • 工事完了後の写真

また事前に申請した内容に変更がある場合は、かならず自治体に届け出なくてはいけません。工事範囲が変わったり、別の塗料を使ったりするときは些細なことでもきちんと報告しましょう。

この連絡を怠ると、補助金や助成金が受け取れないこともあります。

⑥報告書・請求書を提出

外壁や屋根の塗装工事が終わったら、「施工の様子を撮影した写真」「工事完了報告書」「補助金交付請求書」などの必要書類を、事前申請を行った窓口に提出します。

これらの資料の提出期限は1~2カ月後以内となっているケースが多いので、リフォーム業者に協力してもらいつつ早めに提出しましょう。

⑦補助金の受領

必要書類を提出したあと2週間〜1カ月程度で、事前に指定していた銀行口座に振り込まれます。

ただし申請書類に不備などがあった場合には、振り込みが遅れることもあるので注意しましょう。

これにて助成金・補助金の受け取りは終了です。

助成金・補助金を申請するときの注意点

注意事項

助成金・補助金を申請する際には先着順であることや、着工前に申請する必要があることなど、注意しなくてはならないことがいくつかあります。申請時に注意しなくてはならないポイントを紹介します。

助成金の申請が先着順の市町村が多い

市町村の多くは先着順です。申請開始から締め切りまで約1カ月ほどの期間が設けられていますが、予定していた募集期間より早く締め切られてしまう場合も。

そのため募集開始の2カ月前ごろから必要な書類を集めたり、塗装業者と打ち合わせをして、募集開始と同時に申請できるように準備しておく必要があります

申請受理より前に着工してはいけない

助成金・補助金を使うリフォーム工事は、原則として塗装工事を行う前に、「事前申請」をする必要があります。

事前申請をしてから受理されるまでのあいだは、塗装リフォームに着工しはじめてはいけません。もし受理されるより前に工事を始めると、助成金が支給されなくなってしまいます。

必ず、事前申請をして受理されてから塗装業者と正式契約し、着工するようにしましょう。

申請の受理までに時間がかかることがある

外壁・屋根塗装で助成金や補助金を申請したとき、受理されるまでに時間を要する場合があります。申請者や住宅の事前調査をする必要があるためです。

申請から受理までは最短で2日で済む地域もあれば、1ヶ月以上の期間を必要とする自治体もあります。

そのため施工業者と正式に契約するのは、申請許可が下りてから行うのが一般的です。リフォーム業者に「補助金を受け取る」と伝えておき、スケジュール調整をしましょう。

助成金・補助金のために遮熱塗料を選ぶのはおすすめできない

外壁・屋根の塗装工事で助成金をもらうとき、「省エネ対策」になる遮熱塗料を使うのが条件になることが多く、補助金を利用するために遮熱塗料を選ぶという人がいます。

しかし遮熱塗料は太陽の光を跳ね返すので、もともと室内が冷えやすい建物に塗装すると、冬場はかなり寒くなってしまいます

補助金のために遮熱塗料を使うのではなく、自宅の環境に適した塗料を選びましょう。

ちなみに室内が冷えやすい場合、遮熱塗料よりも、屋外の温度変化に左右されにくくなる断熱塗料のほうがおすすめです。

「助成金を使えます」という業者の言葉を鵜呑みにしてはいけない

外壁塗装業者の中には、「自治体の助成金制度を使えます」という営業トークで施工を勧めてくる業者もありますが、必ず自分で支給の条件を満たしているか確認するようにしましょう。業者もある程度その自治体での外壁塗装助成金制度に詳しいですが、施工者の状況やお住まいの状態まで詳しいところはわからないので、本当に支給されるかどうかは自分で確認するしかありません。

中には、助成金制度を使えると聞いて施工したが、条件を満たせず助成金がおりず、工事は始まったので施工費用もかかってしまったと言うケースもありますので、あらかじめ自分で確認した上で業者の方と施工の相談をするようにしましょう。

助成金が使えないとき、安く塗装工事をするには?

女性が計算機を持っている様子

外壁塗装の費用はできるだけ安くしたいですよね。

助成金以外にも費用を抑える方法があります。依頼する業者と相談の上、試してみてください。

火災や災害による場合は火災保険が適用

火災や災害(台風や豪雨、飛来物など)によって外壁が剥がれたという場合は火災保険が適用されます

経年劣化による塗り替えなど災害が発生していない場合は、原則として対象外です。

被災をしてから3年以内に申請しなくてはならないので「対象かな?」と思ったら、早めに保険証券で補償内容を確認しましょう。わからなければ保険会社に相談するのがおすすめです。

複数社から見積もりを取って適正価格を把握

外壁塗装の費用は業者によってかなり差があります。同じ面積を同じ塗料で工事しても、数十万円もの差がつくことも。そのため1社のみではなく、複数の業者から見積もりを取って比較しましょう

また費用が安すぎる場合は手抜き工事をしたり、後に高額な追加料金を請求する業者も存在します。費用だけでなく、工事内容も比較することで安心できる業者を見つけられるでしょう。

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塗料のグレードを下げるように業者に相談する

この方法は「これから長期間居住する予定はないが、外壁塗装をしたい」という方におすすめ。外壁塗装の費用は塗料の価格で大きく変動するため、塗料のグレードを下げると費用を抑えられることがあります

基本的にどの塗料を使うか決定するのは、業者なので見積もりを依頼する際に「費用を抑えたいので塗料のグレードを下げてほしい」という旨を伝えておきましょう。

塗料のグレードを下げることで塗装の費用を抑えることができますが、長期的な視点で見ると再び塗装が必要になるまでの期間が短くなるなどのデメリットが生じることも。プロである業者と相談した上で決定しましょう。

 

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