自治体によっては外壁塗装に助成金を用意していることもあります。この記事では、京都府で助成金が受け取れる自治体や申請条件について紹介します。
最新の情報は各自治体の公式サイトを確認してください。
京都府で外壁塗装に助成金が下りる主な市区町村は?
京都府では、以下に示した自治体で外壁塗装に助成金を活用できる可能性があります。
市町村名 | 制度 | 助成金額 |
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舞鶴市 | 舞鶴市子育て世帯住宅リフォーム支援事業等 | 対象経費の1/2(上限100万円) |
宇治市 | 宇治市三世代近居住宅支援事業補助金(空き家型) | 対象経費の1/2(リフォームに係る工事費上限100万円、加算額25万円) |
宮津市 | 定住支援空き家等改修補助制度 | 修繕等に要する経費の1/2(上限100万円) |
亀岡市 | 多子世帯・三世代同居・近居を支援する補助 | 対象経費の1/2(上限100万円) |
城陽市 | 三世代近居・同居住宅支援事業 | 工事費の2分の1(上限100万円) |
南丹市 | 子育て応援住宅支援事業 | 対象経費の1/2以内(上限100万円) |
久御山町 | 三世代近居・同居住宅支援補助金 | 工事費の2分の1(上限100万円) |
笠置町 | 子育て世帯住宅支援事業 | 工事費の2分の1(上限100万円)
※住宅購入に上限40万円、住宅貸借に上限5万円の補助金も |
南山城村 | 南山城村子育て世帯住宅リフォーム等支援事業補助金 | 対象経費の1/2以内(上限100万円) |
京丹波町 | 子育て世帯住宅リフォーム支援事業補助金交付制度 | 工事費の2分の1(上限100万円) |
※2022年6月時点の情報となります。
※最新の実施状況や詳細は各自治体の公式サイトをご確認ください。
外壁塗装で助成金を受け取るための条件
補助金制度は自治体によって制度設計が異なります。施工の仕方によって、受け取れる金額や、支給に該当する条件などが違うのです。しっかりと概要を確認しましょう。
舞鶴市
子育て世帯の経済的な負担を軽減し、暮らしやすさにつながる施策として制度化された助成金です。子育てするための住環境の向上と合わせて、同助成金が三世代同居・近居につながる効果にも、市は期待を寄せています。
定住者の増加を狙う目的も有しており、京都府以外から移り住む人ならば補助限度額が2倍となる優遇措置を受けることも可能です。その際、府外での居住年数など一定の条件が課されるので、詳細は担当に確認する必要があります。
制度名 | 舞鶴市子育て世帯住宅リフォーム支援事業 |
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助成金額 | 対象事業費の1/2(上限100万円) |
対象者 | 子どもが3人以上の世帯または新たに三世代同居・三世代近居となる世帯 |
対象住宅 | 申請者自らが居住する住宅で子育て環境の向上を図る建物 |
助成対象工事 | 子ども部屋を増やす、子どものため和式トイレを和式に変更する、など |
対象とならない工事 |
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備考 |
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宇治市
子育て環境の向上と空き家解消、そして人口増といった目的を持った助成金制度です。
「空き家を活用して子どものためによりよい環境を整えたい」「多世代が近くにいる安心した状況を作りたい」といった考えを持つ家庭に有効な助成金制度といえるでしょう。
対象となる住宅や敷地が1年を通して現に使用されていない状態であることや、親権者の合計年収に制限が設けられているなど、諸条件をクリアする必要があります。希望者は市のホームページなどで詳細を確認しましょう。
制度名 | 三世代近居住宅支援事業補助金(空き家型) |
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助成金額 | 補助対象経費の1/2(リフォームに係る工事費上限100万円、加算額25万円) |
対象者 |
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対象住宅 | 親子または子の祖父母が所有もしくは所有予定の空き家 |
助成対象工事 | 子ども部屋の増築や、和式トイレを子どものために洋式にリフォームする、など |
対象とならない工事 | 雨漏りの対処に該当する工事 |
備考 |
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宮津市
空き家の解消と合わせて定住者増加を目指すための、宮津市の取り組みの一つです。
同市の「空き家等情報バンクシステム」を通して空き家を購入または賃貸した人を対象として、購入日もしくは転入日から1年以内にリフォームを行う場合に申請可能となります。
制度名 | 定住支援空き家等改修補助制度 |
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助成金額 | 修繕費の1/2(上限100万円)
※京都府指定の「移住促進特別区域(上宮津地区、世屋地区、養老地区、府中地区」への移住者による空き家改修では、補助率10/10、上限180万円の補助金受給が可能な場合あり ※多子世帯の場合、最大200万円に拡大 |
対象者 |
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対象住宅 | 「宮津市空き家等情報バンクシステム」に登録された空き家 |
助成対象工事 | 記載なし |
対象とならない工事 | 年度をまたいで行う工事 |
備考 |
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亀岡市
子育て世帯へのサポートを目的として、子どもが多い家庭を補助し三世代の同居・近居に必要な費用の援助のため、住宅改修ならびに購入・賃借などにまつわる補助を行っています。
類似する助成事業では、当該市町村以外からの移住者のみを対象としている場合が多く見られます。しかし亀岡市では、市内に住んでいる人でも同居や近居をするための費用として申請できる点が特徴的です。
制度名 | 多子世帯・三世代同居・近居を支援する補助 |
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助成金額 | 対象経費の1/2(上限100万円) |
対象者 |
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対象住宅 | 改修が必要な住宅 |
助成対象工事 |
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対象とならない工事 | 記載なし |
備考 | 申請期間は2022年4月1日(金)から。
予算上限に達した時点で申請受付終了 |
城陽市
城陽市では、三世代が近居・同居を行う際の住宅リフォーム及び住宅取得に伴う経費に対して補助金を交付しています。
制度名 | 城陽市三世代近居・同居住宅支援事業補助金交付制度 |
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助成金額 | 補助対象経費の1/2(上限100万円) |
対象者 |
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対象住宅 |
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助成対象工事 | 記載なし |
対象とならない工事 | 記載なし |
備考 | 申請期間は4月1日(金)から。※補助金の交付の決定を受けた年度の3月末日までに、工事が終わること。 |
南丹市
子育ての環境を向上させることを主目的として制度化された補助金です。あわせて、三世代同居・近居の促進も期待して交付されています。
住民増加を目指して補助事業を行う自治体は多いものです。その場合、他市区町村からの移住者だけが対象となっていることが少なくありません。
同補助制度は流入世帯のみならず、市内に住み続けている人も活用できる制度になります。長年暮らしている家庭の外壁改修などへの活用にも利用可能です。
制度名 | 子育て応援住宅支援事業 |
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助成金額 | 対象経費の1/2以内(上限100万円) |
対象者 |
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対象住宅 | 市内にある居住用建物 |
助成対象工事 | 子育て環境の向上につながり、三世帯同居・近居に資する工事 |
対象とならない工事 |
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備考 |
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久御山町
久御山町では、住宅リフォームや住宅取得の経費に対して補助金を交付しています。
制度名 | 久御山町三世代近居・同居住宅支援補助金 |
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助成金額 | 補助対象経費の2分の1(上限100万円) |
対象者 | ・町内で新たに三世代近居・同居する人。
・子の親権者の年収の合計額が750万円未満の人。 ・三世代近居・同居する世帯員が市町村税及び府税を滞納していない人。 ・三世代近居・同居する世帯員が暴力団員でない。 |
対象住宅 | ・久御山町の区域内の住宅。
・三世代近居・同居を目的。 ・祖父母または親のいずれかの名義で所有権の保存の登記が行われる、または所有権の移転の登記が行われること。 |
助成対象工事 | 記載なし |
対象とならない工事 | 記載なし |
備考 | ・申請期間は、4月1日から。交付決定を受けた年度の3月10日までに、工事等が終わることが条件。
・必ず、工事契約・売買契約の締結前に申請。 ・申請書の提出後に審査し、交付決定通知書を送付。通知受領後に工事契約や売買契約等の手続き。 ・補助金の交付決定を受けた年度の3月10日までに、工事支払い、住所変更等必要な手続きをすべて終了すること。実績報告書の提出も必要。 |
笠置町
子育て世帯が住宅のリフォームや住宅購入・賃貸を行う場合に、助成金を交付しています。
制度名 | 笠置町子育て世帯住宅支援事業 |
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助成金額 | 経費の2分の1を補助(100万円上限) |
対象者 | 次のすべてに該当する方が対象です。
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対象住宅 | 村内に住所を持つ所有者が住宅の用に供する建物 |
助成対象工事 | 記載なし |
対象とならない工事 | 記載なし |
備考 | 予算に達し次第終了 |
南山城村
「子育て世帯住宅リフォーム等支援事業補助金」は子育て世帯への経済的な支援を目的として設置された補助事業です。対象者が多子世帯や三世代同居・近居に限られている点に注意しましょう。
制度名 | 子育て世帯住宅リフォーム等支援事業補助金 |
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助成金額 | 対象経費の1/2以内(上限100万円) |
対象者 | 多子世帯もしくは三世代同居・近居の世帯 |
対象住宅 | 村内に住所を持つ所有者が住宅の用に供する建物 |
助成対象工事 |
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対象とならない工事 |
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備考 | 申請期間:令和5年3月31日(金)まで ※予算に達し次第終了
契約日が2022年4月1日以降であること |
京丹波町
京丹波町では子育て世帯の経済的負担を軽減し住環境を向上させ、三世代同居・近居の促進を図るため、子育てを目的とした住宅リフォーム工事に補助金を交付しています。
制度名 | 子育て世帯住宅リフォーム支援事業補助金交付制度 |
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助成金額 | 対象経費の2分の1(上限100万円) |
対象者 | 京丹波町に住所があり、次のすべてに該当する人が対象です。
※交付申請時に京丹波町に住所がない場合、「転入に関する誓約書」の提出と、年度内に転入することが条件。 (1)子どもが3人以上いる世帯(多子世帯)、または新たに三世代同居・近居になる世帯の世帯員かつ町内の住宅の所有者(または所有に準ずる人)。 (2)町内業者(町内に本社・本店があり、住宅リフォーム工事を業としている事業者)に依頼して工事を行う人。 (3)町税等の滞納がない世帯に属している人。 (4)子どもの親権者の年収の合計が750万円未満の人。 |
対象住宅 | 記載なし |
助成対象工事 |
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対象とならない工事 | 記載なし |
備考 |
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廃止済みの制度
京丹波町「京丹波町住宅改修補助金」は令和4年度から廃止となったためご注意ください。
京都府の外壁塗装助成金の申請方法
リフォーム工事の手続き方法には各地域で共通する点がいくつかあります。申請時のポイントを4つにまとめたので、確認してみましょう。
ポイント1:申請書は各自治体のホームページでダウンロード
助成を受けるには、まず市区町村の審査を受けなければなりません。そのための申請書類は自治体のホームページからダウンロードが可能であることがほとんどです。
書類で提出する場合は、プリントアウトしたものに必要事項を記載して、窓口に提出します。オンライン申請が可能であれば、パソコンで入力し、インターネットを通じて送信しましょう。
ポイント2:交付申請書に添付する必要書類について
申請書を提出する際、申請書以外にもいろいろな書類を添付する必要があります。
一般的に必要とされるものは、次のような内容です。
- 申請書
- 住宅地図
- 工事費用の見積書の写し
- 工事に使用する図面
- リフォーム工事前後の写真
- 施工業者証明する書類
- 市町村税完納証明書
- 納税状況や個人を特定するための調査に係る同意書
- 暴力団排除誓約書
必要書類がそろっていないと審査を通過できない可能性が高いため、しっかりと準備して提出してください。
ポイント3:審査が通れば決定通知書が発行される
申請内容に問題がなく、無事に審査が通れば「交付決定通知書」が発行されます。
書面が送付される場合もありますし、オンラインで申請したらメールで通達されることもあるでしょう。
「申請前に行った工事は対象外」といった注意書きがある場合、この決定通知書をもらってから着工となります。
ポイント4:申請時期に注意
申請する時期にも注意が必要です。
役所の窓口では、「抽選」と定められている場合以外は受理した順番に審査を開始していきます。予算上限がある場合、数多くの申請が寄せられると早い段階で規定額が埋まってしまう可能性も。付開始後はできるだけ早めに申請をしておくと安心です。
また「年度内に必ず工事を終えること」を条件とした助成制度も少なくありません。役所は単年度で予算が切り替わるため、基本的に3月中にはすべての事務を終わらせられるように仕組みを作っています。
申請した工事が長引いて完成が年度をまたいでしまい、交付が受けられないといったようなことが起こらないように気を付けましょう。
助成金制度を活用してお得に外壁塗装しよう!
外壁塗装の劣化は、月日が経つにつれ生じるもので、避けられないものです。それゆえ、定期的な塗装が望まれます。
しかし塗装費用は少額ではないため、経済的な負担を感じてしまうものです。そんなときお住いの地域に助成制度があれば有意義に活用できるでしょう。
京都府では多くの自治体で外壁塗装をはじめとする住宅改修にまつわる助成制度が予算化されています。ぜひチェックして、良好な住環境に役立ててください。
また外壁塗装を依頼するにあたって、気軽に相談できる業者を知らない家庭もあります。そんなときは優良な業者選びのためのプラットフォーム「ミツモア」が便利です。
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