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外壁塗装費用の内訳と相場を紹介!優良業者選びのポイントは?

最終更新日: 2021年01月08日

外壁塗装を業者に依頼する場合は、費用の相場を把握しておくことが重要です。相場を知ることで見積を比較検討しやすくなり、業者選びにも役立てられるでしょう。外壁塗装費用の相場や見積の内訳、優良業者の選び方を解説します。

外壁塗装の役割

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外壁塗装の役割

建物の美観を維持・向上することや、建物の耐久力を向上させることが、外壁塗装の主な役割です。壁面に塗膜を作ることで得られるメリットを確認しておきましょう。

建物の美観を保つ

外壁塗装には建物の美観を保つ役割があります。きちんと塗膜することで、セルフクリーニング効果が発揮されるため、劣化しにくい状態を長く維持できるでしょう。

風雨・紫外線・排気ガス・震動などの影響を受け、外壁は徐々に劣化していきます。何もケアしないまま放置しておくと、塗膜がはがれたりひびが入ったりして、見た目が悪くなってしまいます。

建物にとって、外壁は体裁を繕う衣服のようなものです。美観を損なうと資産価値が下がり、建物を手放す際に悪影響を及ぼしかねません。住んでいる人の印象も悪くなる恐れがあります。

外的刺激から外壁を守り、建物の美観を維持・向上させるためには、塗装による定期的なメンテナンスが重要なのです。

建物を守る

外壁塗装は建物自体を守る役割もあります。塗料で壁面を保護すれば、外壁の耐久力が向上するため、建物自体の寿命を延ばせるでしょう。

建物にとって1番の大敵は水分です。外壁の塗膜がはがれていると、部材の隙間やひび割れから、水分が侵入しやすくなります。

外壁からしみ込んだ水分は、外壁だけでなく建物内のあらゆる場所に行き渡り、部材の腐食を引き起こします。ベランダの床や部屋の天井に隙間があれば、雨漏りも発生しやすくなるでしょう。

きちんと外壁塗装することで塗膜が防水の役割を果たし、雨水の侵入を防げます。建物自体を長持ちさせるためにも、適切な外壁塗装が大切なのです。

外壁塗装の費用相場は?

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外壁塗装の費用相場は?

単価や適正価格を知っておけば、外壁塗装を業者へ依頼する際に、優良業者を見極めやすくなるでしょう。外壁塗装の費用相場について解説します。

30坪の住宅で100万円前後

日本の住宅の平均坪数は、約30~35坪とされています。外壁塗装の費用相場は、30坪の住宅で約60~100万円が目安です。

住宅の坪数を表すときは、建築面積を示す「建坪」と、各階の床面積を合計した「延坪」のどちらかが使われるでしょう。外壁塗装費用の計算で使われる坪数は「延坪」です。

したがって、建築面積が30坪の平屋と、1階20坪・2階10坪の2階建ては、どちらも30坪の住宅として費用を算出します。

同じ30坪の住宅でも、地域差による物価・業者数の違いや建物の大きさなど、さまざまな条件の違いが影響するため、外壁塗装費用には大きな差が出ますね。

坪数に応じて費用は変動

塗装面積が大きくなるほど、外壁塗装費用は高くなります。塗装面積の算出には、延床面積を使うのが基本です。

塗装面積を簡易的に計算する場合、一般的には延床面積に「係数1.2」を掛け1坪は約3.3平方mになるでしょう。つまり延坪1坪あたりの塗装面積は、約3.3平方m×1.2=約4平方mです。

例えば、30坪の建物なら、延床面積は約3.3平方m×30坪=約99平方mと算出できるため、塗装面積は約99平方m×1.2=約119平方mです。

60坪の場合は、約3.3平方m×60坪×1.2=約238平方mと計算できますね。総額は坪数に応じて変動することを覚えておきましょう。

塗装費用に影響を与えるポイント

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塗装費用に影響を与えるポイント

外壁塗装の費用は、さまざまな要素に影響を受けて変動します。中でも大きな影響を与えやすい、塗料の種類と塗装面積について解説していきましょう。

塗料の種類

外壁塗装に使われる主な塗料には、アクリル・ウレタン・シリコン・ラジカル・フッ素などの種類があります。

選ぶ塗料によっては、総費用に数十万円もの差が出るケースもあるため、塗料の特性をしっかりと理解した上で選びましょう。

耐用年数が約8~15年のシリコン系は、日本で最も普及している塗料です。アクリル系やウレタン系は、シリコン系よりも安価で購入できますが、耐用年数が長くありません。

一方、ラジカル系やフッ素系の塗料は、シリコン系より価格が高いものの、より長持ちしやすいことがメリットです。

ほかにも、ツヤの出やすさ・ひび割れのしにくさ・においなど、塗料の種類により特徴が異なります。目的に合わせて塗料を選ぶようにしましょう。

塗装面積

前述したように、塗装費用は塗装面積に比例する形で変動します。塗装面積は建物の延坪と連動し、基本的には坪数が大きくなるほど塗装面積も広くなります。

塗装してもらう外壁を指定したい場合は、面積が約2倍になれば費用も約2倍かかることを意識しましょう。

ただし、坪数が約2倍になっても、塗装面積が約2倍になるとは限りません。1坪あたりの塗装面積は、建物の形状により大きく変わる可能性があるのです。

業者によっては、見積書にかなりアバウトな塗装面積しか記載していなかったり、塗装面積の記載なしで費用を計算していたりすることもあるため、注意するようにしましょう。

費用の内訳と相場

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費用の内訳と相場

外壁塗装費用には、材料費・足場代・人件費・管理費などが含まれています。それぞれの詳しい内容や費用の相場を知っておきましょう。

塗料など材料費

外壁塗装費用には、塗料などの材料費が含まれます。材料費は全体の2~3割程度を占めることが多いため、30坪の場合では約20~30万円が相場の目安です。

外壁塗装では、塗料を3回塗るのが基本でしょう。下塗り・中塗り・上塗りの順に進み、それぞれの工程で塗料を使うため、3回分の塗料費が請求されます。

塗料以外の材料としては、マスキングテープ・ビニールシートなどの養生部材や、サビ落とし剤・シーリング材などの下地処理用部材などを使うことが多いでしょう。

塗装の工程だけでなく、塗装の前後にもさまざまな材料が使われ、基本的には全ての材料が請求の対象となります。

足場など作業に使う道具の費用

外壁塗装では仮設の足場を設置します。「作業員の安全確保」「作業の正確性の確保」「近隣への配慮」の3つが、足場を作る主な理由といえるでしょう。

足場代は、足場の運搬・組み立て・解体の作業に対して発生します。1平方mあたり約600~1,000円が、足場代の相場です。

足場代には、足場自体にかかる費用のほかに、近隣への配慮に必要な養生や飛散防止ネットの費用も含まれることもあるでしょう。

30坪の外壁塗装なら、約10~15万円の足場代が必要です。

足場代が無料になることはほとんどありません。見積の内訳に足場代を含めない業者の多くは、ほかの部分で上乗せしています。

人件費

外壁塗装での人件費は、塗装職人の作業に対して発生する費用です。

下地調整と外壁塗装を主な作業とし、軒天・破風板・雨どいなど付帯部分の塗装費用がかかる場合もあります。

塗装前に実施する高圧洗浄費用も、人件費に含まれる費用です。業者によっては、足場の養生や飛散防止ネットにかかる費用を、人件費に含めるケースもあるでしょう。

総費用に対する人件費の割合は約3~5割です。30坪の外壁塗装なら、約30~50万円の人件費が発生します。

また、外壁塗装の現場には、有資格者を必要とするケースもあるでしょう。厚生労働省が定める技能検定の「塗装技能士」が、外壁塗装に関係する資格です。

塗装技能士はさまざまな塗装道具を扱えるほか、塗装個所を保護する技術も有しています。安全性や信頼性を重視するなら、人件費が多少高くなっても、有資格者に作業を依頼するようにしましょう。

出典:塗装技能士|職種を調べる・探す | 技のとびら – 技能検定制度のポータルサイト|厚生労働省

管理費

塗装作業に直接関係しない費用には、各種事務経費・スタッフの交通費・作業に必要な許可取得費・不要な部材の廃棄費などの管理費が含まれます。

各種管理にかかる費用は、数万円または総費用の数%が相場の目安です。管理費の見積が10万円を超えるようなら、詳細な内訳を確認した方がよいでしょう。

塗装作業に直接関係しない費用には、業者の利益も含まれています。見積書に「営業利益」として記載されることはほとんどなく、会社の固定費などを示す「一般経費」などの項目名がよく使われています。

外壁塗装費用から利益を取らなければ、業者は経営を維持できなくなるでしょう。一般的に、業者の規模が大きくなるほど、一般経費の割合も大きくなります。

業者選びの流れ

パソコン
業者選びの流れ

外壁塗装を業者に依頼する場合は、最初に業者を探し、塗装してもらいたい建物を見てもらった上で、見積を出してもらう流れになるのが一般的です。

業者探しの効果的な方法と、現地調査の重要性について解説します。

見積依頼をする業者を探す

評判のよい業者を探したい場合は、インターネットで検索する方法や、住んでいる地域の人たちに直接聞く方法を試してみましょう。

インターネット上では、全国の業者に関する利用者の口コミを確認できる可能性があります。

検索結果の上位に表示される業者を単純に選ぶより、実際に利用したことがある人の口コミを参考にする方が、優良業者を探しやすくなるでしょう。

近場の業者を利用したことがある人が近所に住んでいるなら、感想を聞いてみるのもひとつの方法です。インターネットの口コミ以上に詳しい情報を聞き出せる可能性があります。

現地調査を実施

業者に外壁塗装の相談をしたあとは、住宅の状況を確認するための現地調査が実施されます。

業者の担当者が住宅を訪問し、建物の計測や付帯部の確認、塗料の説明などが行われるでしょう。一般的には30分~1時間程度で終わります。

現地調査は、見積の内容をより明確にするための重要な作業です。丁寧な現地調査が行われれば、見積の内訳や金額も、より具体的なものになるでしょう。

時間に余裕があるなら、現地調査には立ち会うことをおすすめします。

一緒に建物を見ることで、納得のいく見積を出してもらえる可能性が高まります。建物に関する情報や悩みを、実際に建物を見ながら伝えられることもメリットです。

見積確認のポイント

見積
見積確認のポイント

業者から出された見積の内容は、さまざまな角度から確認する必要があります。塗装面積や塗料の種類は、特に注意しながらチェックしましょう。

一般的な見積書の項目

見積書には、塗料・足場・養生・飛散防止ネット・高圧洗浄・外壁塗装工費・付帯部塗装工費・諸経費に関する費用が記載されています。

養生と飛散防止ネットは、足場代に含まれていることもあります。高圧洗浄に関しては、水をサッとかけるだけの業者もいるため、圧力を確認してもよいでしょう。

付帯部塗装は、軒天・雨どい・破風板・雨戸・シーリング打ち替え・シーリング増し打ちといった項目に分けられている場合があります。

外壁塗装の項目は、下地処理・下塗り・中塗り・上塗りと、細かく分かれているのが理想です。それぞれに使用されている塗料についても、詳細に記載されているか確認しましょう。

塗装面積を比較

数社から見積書が集まったら、外壁塗装工費の項目に記載されている塗装面積を比較しましょう。

単位「平方m」で示される塗装面積は、塗装費用の金額を左右する重要な数値です。塗装面積の数値が詳細であるほど、現地調査の計測が正確に行われていたと判断できます。

塗装工費の項目が、塗装面積ではなく坪数で記載されている場合は注意が必要です。坪数だけでは正確な塗装面積を算出できないため、施工後に追加費用を請求される可能性があります。

現地調査時に坪数だけを聞いてきたり、目測で見積ったりする業者には気を付けましょう。図面の提出を求めてくるくらいの信頼性がほしいものです。

適切な塗料を利用しているか

外壁塗装の総費用に対する塗料代の割合は、2~3割程度しかありません。安い塗料は耐久性が低く劣化しやすいため、割高でも品質重視で選ぶのがおすすめです。

アクリルなどの安い塗料を提案する業者は、他社との価格競争を最重要視している可能性があります。なぜその塗料を使うのか、根拠をしっかりと確認しましょう。

現在の日本で最も普及している塗料は「シリコン系」です。価格に対して耐用年数が長く、コスパに優れているほか、汚れが付きにくく、雨や紫外線にも強いなどのメリットを備えています。

よりグレードの高い塗料を選ぶなら「フッ素」や「無機」も検討しましょう。耐用年数が数年延びると、塗り替えまでの期間が長くなるため、結果的にお得です。

優良業者を選ぶコツ

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優良業者を選ぶコツ

世の中には多くの塗装業者が存在し、中には悪徳業者と呼ばれる業者もいます。適正価格を提示してくれる優良業者の探し方を押さえておきましょう。

相見積は必ず取得する

外壁塗装の見積は、必ず複数の業者から相見積を取るようにしましょう。3~5社の見積書を比較すれば、より適正価格に近い見積の業者を見極められます。

見積はあくまでも概算であり、プロが真面目に現地調査をしても、業者間で費用に差が出ます。業者の営業方針により、諸経費の部分で大きな差がつくこともあるでしょう。

見積の見方さえ分かっていれば、項目ごとに細かく比較できます。最安の業者を選ぶのではなく、自分にとっての適正価格を提示している業者を選ぶのがポイントです。

相見積は悪徳業者の見極めにも有効です。悪徳業者の見積は不自然な部分が多いため、優良業者の見積と比較すれば、すぐに排除できるでしょう。

対応や説明が信頼できるかを確認

優良業者に共通している点として、工事に関する説明を丁寧に行ってくれることが挙げられます。

ほとんどの人にとって、塗装作業は分からないことばかりです。現地調査や見積に関し、依頼者の立場に立って丁寧に説明してくれる業者なら、安心して任せられるでしょう。

言葉だけでなく、写真や映像で現状を解説してくれる業者も信頼できます。説明内容を書面で渡してくれるかどうかもチェックしましょう。

飛び込み営業は避ける

持ち家に住んでいると、外壁塗装の飛び込み営業が訪ねてくることがあります。話の内容が魅力的だからといって、すぐに契約するのは避けましょう。

飛び込み営業が来るタイミングは、外壁塗装をすべき時期であるとは限りません。塗装する必要のないタイミングで工事すると、無駄な費用が発生してしまいます。

手抜き工事になりやすいことや、高額な費用を請求されやすいことも、飛び込み営業に工事を依頼するデメリットです。

飛び込み営業は話術のプロであり、言葉巧みに契約へ導こうとします。どうしても断れない場合は、他社からも見積を取りたいことを伝え、実際に相見積を取るのもよいでしょう。

費用を抑える方法

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費用を抑える方法

塗装工事費用をより抑える方法として、助成金・補助金や火災保険の利用が挙げられます。自分に適用できるものはないかチェックしましょう。

助成金や補助金を利用する

外壁塗装に適用できる助成金や補助金制度は、国や多くの自治体で設けられています。原則としてどの制度でも「省エネ工事」や「断熱工事」が条件の一つとして求められます。

例えば、国土交通省の「住宅ストック循環支援事業」では、一定の条件を満たして外壁の断熱改修を行うと、30万円を上限に工事費用の一部または全部が補助されます。

税制上の優遇措置を受けられる制度もチェックしておきましょう。一定の省エネ改修工事を行った場合に、所得税額が一定額控除される制度があります。

出典:住宅ストック循環支援事業について(国土交通省)
出典:省エネ改修に係る所得税額の特別控除(国土交通省)

火災保険が利用できることも

火災により生じた損害を補償してくれる住宅火災保険では、風水害・地震・落雷により生じた損害も、補償の対象となるケースがあります。

自宅の外壁が自然災害により何らかの被害を受けている状態なら、保険を利用して外壁塗装費用を抑えられる可能性があります。

また、住宅総合保険に加入している場合は、住宅火災保険の補償範囲以外に、水漏れやいたずら・不注意による損害も補償の対象です。

具体的な内容は保険会社や契約内容により異なるため、利用できそうなら保険会社に相談してみましょう。

外壁塗装は優良業者に依頼しよう

工事
外壁塗装は優良業者に依頼しよう

外壁塗装には、建物の美観や耐久性を保つ役割があります。30坪の住宅なら、工事費用の相場は約100万円です。塗装費用は、塗料の種類や塗装面積に左右されます。

塗装を業者に依頼する場合は、相見積を必ず取得し、見積内容をじっくりと比較することが重要です。適正価格で工事してもらえるように、優良業者をきちんと見極めましょう。

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