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戸建ての外壁材7種類とそれぞれの特徴を解説。色選びや費用相場も

最終更新日: 2021年05月31日

家造りでどのような外壁を選ぶか悩まれるケースは多いでしょう。外壁は家を象徴する大切なパーツであり、理想の外観を実現するためには、外壁材の種類と特徴を把握して検討するのが大切です。そこで、一般的な外壁材の種類と特徴を解説します。

戸建て外壁材の種類

黄色いドア

まずは基本的な戸建て外壁材である「塗り壁」「モルタル」「ALC」「タイル」を紹介します。それぞれ特徴が異なるので、自分がイメージする外観にあっているかしっかりと確認しましょう。

塗り壁の特徴

「塗り壁」は下地にモルタルを使用した塗装方法です。既製品を加工するサイディングとは異なり全て手作りとなります。

職人の手作業なのでデザイン性が高く、細かいカラーリングで理想の外壁を演出できるでしょう。仕上げの材料や塗り方で手触りが全く違うので、完成形のバリエーションが豊富です。

塗り壁はサイディングやタイルと違って継ぎ目がないので、外壁の形状にそった滑らかな仕上がりになります。コーキングの劣化もないので、水洗いといった簡単なメンテナンスで長持ちさせられます。

また、塗り壁の下地であるモルタルは「セメント」「砂」「水」をかけあわせるので、防火性に優れています。

ただ職人の手作業のため、ほかの外壁材より料金が高く作業工期も長くなります。塗り壁を選ぶ際は予算と相談しましょう。

モルタルの特徴

「モルタル」はセメントと砂を混ぜた材料に水を練り込んだ外壁材です。モルタルは職人が仕上げを行うのでデザインを細かく設定できます。

素材を重ねているので層が厚く、外壁の断熱性や遮音性が高まります。しかし、層を厚くしすぎると重量が増して耐震性に影響するので、厚さのバランスには注意が必要です。

継ぎ目のないモルタルはシーリング材の施工や補修は必要ないですが、ひび割れしやすく雨やゴミで劣化する可能性があります。さらに手作業なので、職人の技術力によってクオリティに差が出やすいのも特徴です。

ALCの特徴

ALCはヨーロッパを中心に普及した外壁材で「軽量気泡コンクリート」(Autoclaved Lightweight Concrete)を指します。高温で発泡加工しているので内部に気泡が多く、一般的なコンクリートの25%ほどしか重量がありません。

ALCの外壁は軽いので断熱性が高く、地震に強いというのが最大の特徴です。木繊維やパルプ材といった有機物が含まれていないので熱や乾燥に強く、耐久性にも優れています。

ALCは気泡があるので吸水性が高いですが、水に弱い材質なので注意が必要です。ALCは「JIS A 5416」という日本工業規格を取得した企業しか生産できないので、品質と価格が高いという特徴もあります。

タイルの特徴

タイルの外壁は表面にタイルを1枚ずつ貼り付けるので、美しい仕上げになり家の外観に高級感を演出できます。

タイルは、石や砂といった自然由来の素材を約1300℃の温度で焼き固めます。そのため、非常に頑丈で長持ちするのが特徴です。

頑丈なのでメンテナンスも簡単で、洗浄やコーキングの打ち直し程度で完了します。タイルは耐火性と耐水性にも優れるので人気の外壁材です。

しかし、タイル本体の耐久性は高いですが、地震などの衝撃によって接着剤が劣化すると剥がれ落ちる可能性があります。また、性能や品質が高いので他の外壁材よりも初期費用が高額です。

戸建て外壁材「サイディング」の種類

ピンクのドア

サイディングは主な原料にセメント質と繊維質を使用した外壁材です。サイティングは3種類にわけることができるので、それぞれの特徴を解説します。

窯業系サイディングの特徴

「窯業系サイディング」は、セメントに繊維質を混ぜて板状にした外壁材になります。レンガ調やタイル調などデザイン性に優れていて、カラーバリエーションも豊富です。

大量生産できるのでほかの外壁材よりも初期費用が安く、サイディングを外壁に張るだけので施工が簡単で工期が短いという特徴があります。職人による仕上がりの差も出ないので、日本では窯業系サイディングが最も人気です。

しかし、素材に防水性がなく劣化しやすいのでメンテナンスが大変です。熱も吸収しやすいので室温も高くなりやすいというデメリットがあります。

金属系サイディングの特徴

「金属系サイディング」は「ガルバリウム鋼板」や「塗装ステンレス鋼板」といった、金属板と断熱効果のある板を使用した外壁材になります。

軽量なので地震などの振動によるダメージが少なく、金属の強度があるのでひび割れにも強いという特徴があります。耐用年数も30~40年程度と、高い耐久性も人気です。

デメリットとしては、金属製なので雨で錆びやすく傷も付きやすくなっています。さらにデザインの幅が少なく、価格もほかの外壁材より高いです。

木質系サイディングの特徴

「木質系サイディング」は木材を原料とした外壁材で、系統が大きく分けて3種類あります。無垢材を使用したサイディングボード系、木片同士を接着させるパーティクルボード系、木材の繊維を固めているMDF(​Medium Density Fiberboard)系です。

どれも共通して、木目調の優しい雰囲気にデザインできるのが特徴です。外壁を木材由来の温かみのある仕上がりにしたい場合に選ぶ外壁材になります。さらに木材は表面温度が上がりにくいので、断熱性が高いのもメリットです。

天然木材を使用した木質系サイディングは、費用が高額になります。また、木材は燃えやすい性質なので防火加工が必須です。雨で腐食しやすいので、腐食防止のために定期的なメンテナンスが必要な点もデメリットになります。

戸建ての外壁は色選びも大事

緑の外壁

戸建ては外壁材選びが最も重要ですが、外観の美しさを意識するなら色選びも大切です。色を選ぶ際の注意点を確認しましょう。

近隣とのバランスを見る

ある程度、理想の色が決まったら、両隣の家や道路向かいの家を3軒程度確認し、周辺住宅とのカラーバランスを把握しておきましょう。

屋根の色味や周辺地域との調和も大切です。大通りであれば汚れが目立ちにくいカラーリングや、商店街であればイメージとかけ離れないようにするといった配慮が必要になります。周辺を散歩して、離れたところから家を見てから色を検討しましょう。

景観ガイドラインを確認する

市区町村によっては、街の景観を損なわないように独自の景観ガイドラインがあったり、風致地区に設定され、家の建築や色彩、意匠変更に関する条例が定められたりしている場合があります。

色による条項によっては行政の事前審査が必要であり、奇抜な色は許可されません。違反した場合は行政機関から勧告や命令を受けるケースもあり、最悪の場合には罰金を科せられることもありえます。

事前に景観ガイドラインを調べて確認し、周辺の街並みや自然環境に合った色の中から選ぶようにしましょう。

戸建ての外壁工事の費用について

電卓

戸建ての外壁材や色を決めたら工事を依頼しますが、最も気になるのは費用だと思います。相場を坪別に紹介するので、予算の参考にしてください。

坪数別の費用相場

坪数別の外壁塗装にかかる費用相場は、以下の通りです。

坪数 塗装面積 費用相場
10坪 約40㎡ 200,000~400,000円
20坪 約80㎡ 400,000~700,000円
30坪 約120㎡ 600,000~1,000,000円
40坪 約160㎡ 800,000~1,300,000円
50坪 約200㎡ 1,000,000~1,600,000円
60坪 約240㎡ 1,200,000~2,000,000円
70坪 約280㎡ 1,400,000~2,300,000円
80坪 約320㎡ 2,100,000~2,400,000円
90坪 約360㎡ 2,300,000~2,700,000円
100坪 約400㎡ 2,600,000~3,000,000円

外壁塗装の価格に影響するのが塗装面積で、全体の外壁面積から窓など塗装しない面積を引いた数字です。予算を考える場合は、延べ坪数からおおまかな塗装面積を算出しましょう。

「塗装面積(㎡) = 延べ坪数 × 3.3㎡ ×1.2」で計算できるので、業者の見積もりの際にもしっかりと確認しましょう。

戸建ての外装を自分好みに仕上げよう

レンガ造りの家

理想の外観にするには、使用する外壁材が重要になります。単純な見た目や費用だけでなく、機能性などの特徴をしっかり把握して検討するのが大切です。

カラーリングは好き嫌いだけでなく、周辺との調和やガイドラインへの配慮が必要です。最後は予算と相談して、自分好みの外壁に仕上げましょう。

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