自治体ごとにさまざまな助成金制度を設けていますが、外壁塗装に対して支援する自治体もあります。住居の外壁塗り替えやリフォーム時の外壁塗装などに、利用してみてはいかがでしょうか。富山県で助成金制度を設けている市町村や金額、条件などを紹介します。
最新の情報は各自治体の公式サイトを確認してください。
富山県で外壁塗装に助成金が下りる主な市町村一覧
富山県では、次の市町村で外壁塗装に関する助成金制度を利用できます。
| 市町村名 | 制度名 | 助成金額 |
|---|---|---|
| 朝日町 | 既存住宅リフォーム工事補助 | 補助率:工事費の20%
限度額:200,000円 (同一世帯及び同一人において1回限り) |
| 小矢部市 | 空き家バンク活用リフォーム補助金 |
助成対象経費の10% (1,000円未満切捨/上限20万円) |
| 上市町 | 上市町住宅リフォーム助成事業 |
|
| 黒部市 | 三世代同居・近居リフォーム補助金 |
|
| 立山町 | 立山町定住促進事業補助金 | 「基本額100,000円+加算額の合計」又は「補助対象経費1/2」のいずれか低い額 |
| 砺波市 | 定住促進空き家利活用補助金 | 【空き家を購入する方】
【空き家を賃借する方】
【空き家を提供する方】
|
| 富山市 | まちなかリフォーム補助事業 | 工事費の10% 300,000円/戸(上限) |
| 入善町 | 入善町住まい・まちづくり推進事業 |
|
| 南砺市 | 空き家バンク活用促進事業補助金 | 工事費の1/2(上限100万円)
※市外の業者が施工する場合の上限は50万円。 |
助成金制度には、申し込み期限が設けられていたり、予算が上限に達した時点で申し込みを締め切ったりする場合があります。自分が利用できそうな制度があれば早めに詳細を確認することが大切です。
※最新の実施状況や詳細は各自治体の公式サイトをご確認ください。
※2025年4月時点の情報となります。
富山県の外壁塗装で助成金を受け取るための条件【市区町村別】
以下は富山県で助成金が受け取れる主な市町村と、それぞれの制度名です。助成金を受けるための条件や金額なども紹介します。
朝日町
| 制度名 | 快適住まいリフォーム助成事業 |
|---|---|
| 助成金額 |
|
| 助成対象工事 |
|
| 対象者 |
|
| 申請期限 | – |
| 備考 | 昭和56年5月以前に建築された木造住宅の場合、耐震診断を受けることが条件。耐震診断には富山県からの補助が利用可能。 |
小矢部市
| 制度名 | 空き家バンク活用リフォーム補助金 |
|---|---|
| 助成金額 | 助成対象経費の10% (1,000円未満切捨/上限20万円) |
| 助成対象工事 | 小矢部市空き家・空き地バンクに登録されている住宅の購入を契機に行うリフォーム工事で、50万円以上の市内業者による施工 |
| 対象者 | リフォーム工事後に同住宅に住民登録を行う方で、過去にこの補助金の交付を受けていない方 |
| 申請期限 | 申請年度の末日 |
| 備考 | 申請は1住宅1回限りで、交付決定通知書が届いてから工事に着工することが条件 |
上市町
| 制度名 | 住宅リフォーム事業補助金 |
|---|---|
| 助成金額 | 上限30万円(対象工事費の10%) |
| 助成対象工事 |
|
| 対象者 |
|
| 申請期限 | 令和7年3月31日まで |
| 備考 |
|
黒部市
黒部市では三世代の同居・近居に伴うリフォームを対象に外壁塗装の助成金が出ます。対象者に該当しているかどうか、以下の表をチェックしてみましょう。
| 制度名 | 三世代同居・近居リフォーム補助金 |
|---|---|
| 助成金額 |
|
| 助成対象工事 |
|
| 対象者 | 次の各条件をすべて満たす方が対象
|
| 申請期限 | – |
| 備考 |
|
立山町
| 制度名 | 立山町定住促進事業(たてポ+補助金) |
|---|---|
| 助成金額 | 以下のうちいずれか低い額
|
| 助成対象工事 | 住宅取得またはリフォーム |
| 対象者 |
|
| 申請期限 | 補助対象経費の支払いが完了した日の翌日から起算して1年以内 |
| 備考 | 予算上限に達した時点で受付を終了 |
砺波市
| 制度名 | 定住促進空き家利活用補助金 |
|---|---|
| 助成金額 | 【空き家を購入する方】
【空き家を賃借する方】
【空き家を提供する方】
|
| 対象者 | – |
| 申請期限 | – |
| 備考 | – |
富山市
| 制度名 | まちなかリフォーム補助事業 |
|---|---|
| 助成金額 | 上限30万円(対象工事費の10%) |
| 助成対象工事 | 補助対象工事費が100万円以上のリフォーム工事で、外構工事を除く |
| 対象者 |
|
| 申請期限 | 認定申請は工事着工前、交付申請は事業計画認定通知日から1年以内 |
| 備考 |
|
南砺市
| 制度名 | 南砺市定住奨励金制度 |
|---|---|
| 助成金額 |
|
| 助成対象工事 | 転入者が3親等以内の親族の家に同居し、2世代以上で居住するために既存の住宅の改修、増築をする工事 |
| 対象者 | 転入者が3親等以内の親族の家に同居し、2世代以上で居住する方 |
| 申請期限 | 令和8年3月31日まで |
| 備考 | – |
入善町
| 制度名 | 入善町住まい・まちづくり推進事業 |
|---|---|
| 助成金額 |
|
| 助成対象工事 | 空き家バンクを利用した空き家等のうち、家屋を賃貸借に供するために増築、改修又は修繕する工事 |
| 対象者 | – |
| 申請期限 | – |
| 備考 |
|
入善町は同居・近居に伴う増改築で外壁塗装の助成金が出る可能性があります。助成金制度を探している人は自治体に問い合わせをして詳細を確認してみましょう。
参考:安心定住促進事業|入善町
富山県の外壁塗装助成金の申請方法

富山県の外壁塗装に関する助成金は、各自治体で申請方法が異なります。例として富山市「まちなかリフォーム補助事業」に申請する際の手順をみていきましょう。
申請書類の提出
まずは申請書類を提出します。必ず着工前に実施しましょう。着工中に申請することはできません。
自治体によっては工事完了後に申請する場合もありますが、富山市では着工前に申請書類を提出しなければなりません。助成金を検討する際は、申請タイミングをすぐに確認しましょう。
さらに富山市の場合、申請の前に着工前の状況について市からの確認を受ける必要があります。そのため期限まで余裕をもって申請しましょう。この制度の申請期限は下記の通りです。
- 中古住宅取得の場合:住宅取得に伴う所有権登記の日から1年以内
- 世帯員増加の場合:世帯員が増加してから1年以内
申請書類は次のとおりです。小矢部市が提示しているものもあれば、業者が作成するものもあります。しっかり内容を確認し、必要な書類は業者に依頼してください。
- 交付申請書(様式第1号)
- 別紙1~3(提出図書一覧表、 富山市まちなか補助事業計画、まちなか住宅・居住環境指針適合表)
- 見積書(当該補助対象部分のみが記載してあるもの)
- 住宅の登記簿謄本(認定時に所有権の登記をしていない場合は交付申請時に提出)
- 付近見取り図
- 建築年月日がわかる書類
- 平面図(計画前、計画後)
- 現況写真
- 求積図表(床面積)
- 構造耐力上安全であることを示す書類(昭和56年5月31日以前に着工した住宅にリフォームを行う場合)
書類の審査と着工
書類を提出した後は、審査の結果を待たなければなりません。書類を提出できたからといって、条件を満たさなければ申請が却下される可能性もあります。
申請が認可されると、「富山市まちなかリフォーム補助事業計画認定通知書(様式第2号)」が届きます。この通知書が届いてから着工してください。
工事期間がどれほどかかるのか業者に確認し、申請のタイミングを検討するとよいでしょう。
また補助金の話をすれば、業者によっては工事時期のタイミングをアドバイスしてくれる場合があります。
工事完了後の実績報告書提出
工事が完了したら、実績報告書などの書類を提出しましょう。提出期限は「富山市まちなかリフォーム補助事業計画認定通知書」が届いてから1年以内と定められています。事前に可能な範囲で用意しておくと慌てなくてすみますよ。
工事完了後に提出する書類は以下のとおりです。
- 様式第11号 富山市まちなかリフォーム補助事業 補助金交付申請書
- 別紙4 ~5(提出図書一覧表、申請内訳書 )
- 工事請負契約書の写し
- 支払いの証明(改修工事に要した費用の支払い)
- 所得・課税証明書(世帯員が増加する以前の世帯所得を証するもの)
- 市町村税の納税証明書(申請者分。申請時点での最新のもので、概ね1ヶ月以内に取得したもの。)
- 改修部位の工事前・途中・工事後の写真
- 住宅の登記簿謄本(認定時に提出済みの場合は提出不要)
- 建築基準法による検査済証(建築確認申請の対象の場合)
書類提出後は補助金額の通知が届きます。その後指定した口座に補助金が振り込まれるでしょう。
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富山県では自治体によって、外壁塗装の補助金制度を設けています。自治体ごとに条件や補助金額が異なるので、ホームページや電話で確認しておきましょう。
各自治体で共通して言えることは、簡易工事や自力での工事を対象外とする場合がほとんどだということです。また申請のタイミングを間違うと、うまく補助金が受け取れない可能性もあります。
条件が複雑な場合もあるので、補助金を検討する際は認識が正しいのか問い合わせてみるのが無難といえます。
工事業者の選定などがスムーズに進めば、申請にかかる負担も軽くなるでしょう。ミツモアでは豊富な経験と知識を持ったプロに外壁塗装の見積もりの依頼ができます。まずはプロに相談をしてみてはいかがでしょうか?

