外壁は住宅の安全性にかかわると同時に、暮らしの快適さにも影響します。良好なコンディションに保つためには、定期的な塗装によるメンテナンスが重要です。
ただ塗装工事は30坪の場合60万円前後の費用がかかります。いざ塗り替えをしよう思っても、費用が気になりますよね。
そんなとき市町村が用意している助成制度を活用すれば負担が軽減できるでしょう。
岡山県には、外壁塗装に助成金がおりる自治体がいくつかあります。お住まいの地区に助成制度があるかチェックしてみてください。
最新の情報は各自治体の公式サイトを確認してください。
岡山県で外壁塗装に助成金が下りる主な市区町村は?
岡山県では以下の市町において、外壁塗装に関する助成金制度が設けられています。岡山県内で塗り替えを検討しているご家庭は、チェックしてみるとよいでしょう。
自治体名 | 制度名 | 金額 |
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鏡野町 | 住宅リフォーム事業費補助金 | 対象経費の1/5(上限20万円) |
笠岡市 | 住宅リフォーム助成金制度 | 対象経費の1/10(上限20万円)
居住誘導区域内の場合、最大5万円加算 |
吉備中央町 | 住宅リフォーム事業費補助金 | 対象経費の1/10(上限20万円) |
高梁市(1) | 空き家情報バンク活用促進助成金制度 |
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高梁市(2) | 「新しい生活様式」に向けた住宅リフォーム事業費補助金 | 対象経費の1/10(上限30万円) |
新見市 | 空き家活用推進事業補助金 | 対象経費の1/2(上限300万円) |
備前市 | 住宅リフォーム事業費補助事業 | 対象経費の1/5(上限50万円)相当の地域振興券 |
真庭市 | 空き家活用定住促進補助金 | 対象経費の1/3分(上限80万円/配偶者加算、扶養加算含む場合100万円) |
和気町 | 空き家改修補助金 | 対象経費の1/2(上限50万円) |
※最新の実施状況や詳細は各自治体の公式サイトをご確認ください。
※※2022年8月時点の情報となります。
外壁塗装で助成金を受け取るための条件
外壁塗装に関する助成金制度は、どこの自治体でも同じというわけではありません。制度の目的などによって、対象者や工事内容、給付される金額は異なります。
助成制度を持っている自治体について、それぞれの条件を細かくみていきましょう。
鏡野町
鏡野町に住所登録がある方が利用できる補助金制度です。町内の建築業者による20万円以上の工事をすることが助成の条件です。詳しい詳細は以下で確認してみてくださいね。
制度名 | 住宅リフォーム事業費補助金 |
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助成金額 | 対象経費の1/5(上限20万円) |
対象者 |
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対象住宅 |
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助成対象工事 | 【必須条件】
【工事の例】
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備考 |
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笠岡市
笠岡市は、リフォーム全般に幅広く活用できる助成金制度を用意しています。令和4年の7月からは上限金額が従来の15万円から20万円に上がるなど、内容にいくつか変更点があるため、以下で詳しく確認してみてください。
制度名 | 住宅リフォーム助成金制度 |
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助成金額 | 対象経費の1/10(上限20万円)
居住誘導区域内の場合:助成額に最大5万円加算 耐震工事と同時に行う場合、対象経費の1/2(上限70万円) |
対象者 |
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対象住宅 |
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助成対象工事 |
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対象とならない工事 |
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備考 | 申請期限:工事開始の2週間前までに申請書を提出 |
吉備中央町
吉備中央町では、町民が町内の建築業者に依頼して行うリフォーム工事に対して、経費の一部を補助しています。最大20万円の補助を受けることができるので、条件や対象者については要チェックです。
制度名 | 住宅リフォーム事業費補助金 |
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助成金額 | 対象経費の1/10分(上限20万円) |
対象者 |
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対象住宅 | 補助対象者が現に所有し、自己の居住の用に供し、またはリフォーム完了後3ケ月以内に供する予定の住宅 |
助成対象工事 |
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高梁市(1)
空き家の解消に向けて、新たな居住者を迎え入れられるように、建物の修繕・改修および不要となった家財道具の処分に関して、助成制度が活用できます。
ただし、高梁市空き家情報バンクに登録した空き家が対象なので注意しましょう。
制度名 | 空き家情報バンク活用促進助成金制度 |
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助成金額 |
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対象者 |
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対象住宅 | 「空き家情報バンク」に登録した空き家 |
助成対象工事 |
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高梁市(2)
市内の既存住宅のリフォームにかかる経費を一部補助する制度です。令和4年度は残りわずかとなっているので、検討されている方は早めの申請が良いでしょう。また、随時市のホームページを確認することもオススメします。
制度名 | 「新しい生活様式」に向けた住宅リフォーム事業費補助金 |
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助成金額 | 対象経費の1/10(上限30万円) |
対象者 |
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対象住宅 |
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助成対象工事 |
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対象とならない工事 | 詳細は担当課に問い合わせ |
備考 |
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新見市
空き家を対象とした助成制度です。移住者・定住希望者などが市内の空き家を購入・改修をしたり、リフォームに先立って家財整理をしたりする場合、その経費の一部が補助されます。
制度名 | 空き家活用推進事業補助金 |
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助成金額 | 対象経費の1/2(上限3,00万円) |
対象者 |
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対象住宅 | 市内に存する空き家 |
助成対象工事 |
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対象とならない工事 |
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備前市
リフォーム費用の一部を助成することで、市民の住環境を向上させ、さらに定住を促進することを目的としています。加えて、市内商工業の活性化にもつなげるための施策です。令和4年度からは、市内の施工業者を利用することが必須になったため注意してください。
制度名 | 住宅リフォーム事業費補助事業 |
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助成金額 | ※助成額相当の地域振興券で付与されます。
対象経費の1/5(上限50万円) |
対象者 |
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対象住宅 |
※併用住宅の場合、対象は居住部分と居住にかかわる共用部分 |
助成対象工事 | 必須条件
助成対象
市と相談が必要な工事
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対象とならない工事 |
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備考 | 申請期間:令和4年4月1日から令和5年1月31日まで ※ただし、予算が無くなり次第、受付を終了します |
真庭市
同市への定住者増、かつ市内で課題となっている空き家の解消を目時とした施策です。3年以上市外に居住していた方が利用できます。
真庭市では、定住する空き家の改修工事に対して補助金を交付しています。最大100万円もらえる可能性があるため、以下の詳細をぜひチェックしてみてください。
制度名 | 空き家活用定住促進補助金 |
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助成金額 | 対象経費の1/3分(上限80万円/配偶者加算、扶養加算含む場合100万円) |
対象者 | 空き家所有者または利用者で次のいずれかに該当する者
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対象住宅 | 市内に存する空き家 |
助成対象工事 | 空き家の居住用部分(店舗、倉庫等の用途に係るものを除く)の改修工事 |
対象とならない工事 | 家庭用電化製品等の購入および設置、太陽光発電等の屋外設備など |
備考 |
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和気町
和気町では町外から移住を希望する方を対象に、空き家のリフォーム費用の一部を補助しています。リフォームを行った空き家に5年以上定住する意思のある方が対象です。
制度名 | 空き家改修補助金 |
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助成金額 | 対象経費の1/2(上限50万円) |
対象者 |
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対象住宅 |
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助成対象工事 |
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備考 | 年度末までに完了すること |
岡山県の外壁塗装助成金の申請方法
助成金交付の申請方法は自治体ごとに異なります。しかし大まかな流れは大きく変わるものではありません。
笠岡市の「住宅リフォーム助成金制度」を例に確認していきましょう。
①書類を用意して申請する
申請に際し、笠岡市井原市では次の書類を用意する必要があります。交付を受けるには審査を通過する必要があるため、必要な書類は漏れなく添付しましょう。また笠岡市の場合、申請期限は工事開始の2週間前までと定められています。
- 見積書の写し(助成対象工事の内容を確認できる)
- 助成対象住宅の位置図(1/2,500程度)
- 助成対象工事を予定している箇所の写真および図面
- 市税及び税外収入金の納付状況並びに建築確認の履歴及び助成対象住宅の納税義務者等確認の調査を認める同意書
- 申請者及び助成対象住宅に居住する世帯の者全員の住民票(発行から3箇月以内のもの)
- 助成対象住宅の工事着手時期が推測できる書類(建築確認済証・検査済証の写し等)
- 返信用長3封筒2通(84円切手を貼付して申請者の氏名・住所を記載したもの)
【該当者のみ必要書類】
- 昭和56年5月31日以前に建築工事に着手された住宅の場合,耐震性が確保されていることを証する書類
- 申請者が助成対象住宅の所有者と異なる場合,所有者の同意書
- 建築基準法第6条の2の規定による確認済証の写し(同法の規定により建築物の建築等に関する申請および確認が必要なリフォーム工事に限る)
- その他市長が必要と認める書類(市外の人が本市へ住所登録・居住することを確約する届等)
申請書は市のホームページからダウンロード可能です。
記載が必要な書類には必要事項を記入した後、担当窓口に提出し、審査を受けます。
②工事完了後に実績報告書を提出する
審査が通過し次第工事を開始してください。
工事が全て終わったら、実績報告書を市に提出します。市のホームページからダウンロードした報告書のフォーマットに必要な部分を記入し、以下の書類とともに提出しましょう。
- 助成対象工事施工内容が分かる請求明細書の写し等
- 領収書(工事代金)の写し等
- 助成対象工事を実施した箇所の工事着手前・完了後の写真 (黒板等に助成金交付番号および撮影年月日を入れて撮ったもの)
同報告書によって工事が適正に行われたと市が判断した段階で「助成金確定通知書」が送られ、補助金の交付が決定します。その後請求書を提出すると、申請者の指定した口座に助成金額が振り込まれます。
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助成金申請には大抵の場合見積書の写しが必要になります。そのため事前に信頼できる業者に見積書を作成してもらうとよいでしょう。
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