沖縄県で外壁塗装に助成金がおりる自治体はここ！金額や条件を解説

最終更新日: 2024年06月28日

沖縄県では住宅リフォームに活用できる助成制度があり、外壁塗装にかかる費用をまかなえます。うまく活用することで、高額になりがちな外壁塗装による費用を抑えられるでしょう。今回は沖縄県で外壁塗装に活用できる制度や申請方法を解説します。

最新の情報は各自治体の公式サイトを確認してください。

見出し

1 沖縄県で外壁塗装に助成金がおりる主な市区町村は？
2 外壁塗装で助成金を受け取るための条件
3 ミツモアで外壁塗装業者に見積もりを依頼しよう！

沖縄県で外壁塗装に助成金がおりる主な市区町村は？

沖縄県では、外壁塗装に関する助成事業を行っている自治体があります。お住まいの地域が、助成金の制度に該当するか確認してみましょう。

糸満市
宮古島市
嘉手納町
八重瀬町
伊江村
読谷村
豊見城市
南風原町
宜野湾市
与那原町
沖縄市（2022年度の申請受付は終了）

※外壁の修繕や塗装の助成金制度のある主な市区町村の紹介となります。最新の実施状況や詳細は各自治体の公式サイトをご確認ください。

※空き家リフォームに使える助成金を用意している地域もあります。（名護市、久米島町、八重瀬町）

※2022年7月時点の情報となります。

外壁塗装で助成金を受け取るための条件

沖縄県で助成金を受け取れる自治体を下記にまとめています。お住まいの地域と照らし合わせながら確認しましょう。

自治体名	制度名	助成金額
糸満市	糸満市住宅リフォーム支援事業	バリアフリー化に該当する改修工事の場合補助限度額：200,000円工事費の40％省エネ、空き家、住宅の耐久性などの向上、子育て支援、テレワークの推進に該当する改修工事の場合補助限度額：200,000円工事費の20％
宮古島市	宮古島市緊急経済対策住宅ストック活用支援事業	補助限度額：400,000円工事費の20%
嘉手納町	嘉手納町住宅リフォーム支援事業	補助限度額：300,000円工事費の50％
八重瀬町	八重瀬町住宅リフォーム支援事業	補助限度額200,000円バリアフリー改修工事は工事費の40％以内それ以外の工事工事費の20％以内
伊江村	伊江村緊急経済対策住宅リフォーム支援事業補助金	補助限度額300,000円工事費の20％
読谷村	読谷村住宅リフォーム支援事業	補助限度額200,000円工事費の20％
豊見城市	豊見城市2023年度住宅リフォーム支援事業補助金	補助限度額200,000円工事費の20％
南風原町	令和4年度南風原町住宅リフォーム支援事業	補助限度額200,000円工事費の20％
宜野湾市	令和4年度宜野湾市住宅リフォーム支援事業	補助限度額200,000円工事費の20％
与那原町	与那原町住宅リフォーム支援事業	補助限度額200,000円工事費の20％
沖縄市※2022年度の申請は終了	沖縄市住宅リフォーム支援事業補助金	補助限度額 ①省エネ・バリアフリー工事：250,000円（工事費の25％） ②その他工事：200,000円（工事費の20％）

糸満市

糸満市では良質な住宅ストックの形成を図ることや、働き方に応じた居住環境の向上を目的とした助成事業を行っています。

制度名	糸満市住宅リフォーム支援事業
助成金額	バリアフリーに該当する改修工事は対象工事費の40％(ただし、補助限度額200,000円) 省エネルギー・空き家・住宅の耐久性などの向上・子育て支援・テレワークの推進に該当する改修工事は対象工事費の20％(ただし、補助限度額200,000円)
対象者	糸満市に住民登録されており現に居住している人工事を完了した対象住居に居住する予定の人市税などを滞納していない人
対象住宅	糸満市内にある住宅で以下のもの自己所有住宅(建築後1年以上経過) 自己所有空き家(居住する者がいない状態が1年以上経過) 借家・借家の空き家または共同住宅(所有者の許可が必要)
助成対象工事	総工事費200,000円以上のもの(消費税および地方消費税の額を含む) 2023年2月28日までに工事完了および実績報告ができること(期限を過ぎると補助金を交付できません) 下記のいずれかに該当するもの住宅にかかるバリアフリー改修工事省エネ改修工事空き家の改修工事住宅の耐久性などを向上させる改修工事子育て支援改修工事テレワークの推進改修工事 ※交付申請・交付決定前に業者との契約および工事着手しているものは対象外 ※経年劣化によるものは対象外施工業者市内に本社・支店などがある法人または市内事務所を有し、本市に住民登録している個人事業者補助対象となる省エネ改修工事窓の断熱工事床の断熱工事屋根、天井の断熱工事壁の断熱工事その他市長が省エネに資するとして認める改修工事補助対象となる空き家改修工事既存住戸内の間取り変更する工事台所、浴室、洗面所または便所の改修給排水、電気またはガス設備の改修屋根、外壁などの外装の改修その他市長が空き家の有効活用に資するとして認める改修工事

糸満市住宅リフォーム支援事業

※ホームページは昨年度の情報ですが、編集部が自治体に確認した結果、2022年度の受付は開始されているようです。

宮古島市

宮古島市では住宅リフォームを行う際に、市内の施工業者を利用することで限度額400,000円の助成を受けられます。2023年1月末までに、工事を完了させることや実績報告書を提出できる方が対象です。

制度名	宮古島市緊急経済対策住宅ストック活用支援事業
助成金額	上限40万円工事費の20%
対象者	補助を受ける住宅に居住し、市に市民登録をしている方他の改修補助を受けていない方市の公的義務(市税・使用料・負担金など)を果たしている方 2023年1月末までに工事完了および実績報告書が提出できる方
対象住宅	補助対象者が所有する住宅借家住宅・共同住宅など
助成対象工事	バリアフリー改修工事省エネ改修工事空き家改修工事耐久性などを向上させる改修工事県産赤瓦を利用した改修工事

宮古島市緊急経済対策住宅ストック活用支援事業

 宮古島市緊急経済対策住宅ストック活用支援事業補助金交付要綱

嘉手納町

嘉手納町の「嘉手納町住宅リフォーム支援事業」は、1住宅および1世帯につき1回限りとなります。支援を申請する際には、慎重に考えた方がよいでしょう。

制度名	嘉手納町住宅リフォーム支援事業
助成金額	上限30万円工事費の50％
対象者	町内に自己(2親等親族以内含む)が所有する住宅で、現に居住している方が対象(店舗、事務所などの併用住宅の場合は、居住部分のみ対象) 嘉手納町の住民基本台帳に記載されている者であること申請者および同居者全員が町税などを滞納していないこと 2親等親族以内の所有住宅に居住している場合は、住宅所有者も滞納していないこと施工業者は、町内に本社がある法人または町内に住民登録をしている個人事業者で町税などを滞納していないこと
対象住宅	自己(2親等親族以内含む)の所有する住宅に居住している方が対象。水道が直結されている家の水回りの工事、または直結に変更など・上下水道課へ別途申請や届出などが必要な場合があり借家・共同住宅などは補助対象外
助成対象工事	2023年2月末日までに完了報告が提出できる工事であること 1住宅および1世帯につき1回限りの補助工事が始まっているまたは完了している場合は申請不可(工事着手前申請)

嘉手納町住宅リフォーム支援事業

八重瀬町

八重瀬町には、壁や屋根の遮熱塗装などの断熱工事に使える「八重瀬町住宅リフォーム支援事業」があります。対象となる工事が、細かく区分されているため注意しましょう。

制度名	八重瀬町住宅リフォーム支援事業
助成金額	上限20万円工事費の20％ ※バリアフリー改修工事は工事費の40％以内
対象者	町民税などを滞納していない者八重瀬町に住民登録されており、現に居住している者工事完了後に対象住居に居住する予定の者
対象住宅	八重瀬町内にある住宅で以下のいずれかに該当するもの自己所有住宅(建築後、1年以上経過) 自己所有の空き家(居住する者のいない状態が1年以上経過) 借家・借家の空き家(所有者の許可が必要)
助成対象工事	総工事費200,000円以上の改修工事であること 2023年2月末日までに工事完了および実績報告ができること本町内に本社または営業所のある事業者または町内に住民登録している個人事業者 1～5いずれかの工事に該当する改修工事施工業者住宅にかかるバリアフリー改修工事 (通路などの拡幅、階段の勾配の緩和、浴室・便所の改良、手すりの取付け、段差の解消、出入り口の戸の改良、滑りにくい床材料への改修工事など) 省エネ改修工事 (窓・床・屋根・天井・壁の断熱または遮熱工事など) 空き家の改修工事 (既存住宅内の間取りの変更、台所・浴室・洗面所・便所の改修、給排水・電気・ガス設備の改修、屋根・外壁などの外装の改修) 住宅の耐久性を向上させる改修工事柱・はりなど主要構造部の剥離したコンクリートの除去または補修、天井裏など落下した場合の危険性が高い部位のコンクリートの除去または補修、柱・はりの接合部の剛性を高める金物にする改修、柱・はり・壁・筋かい・基礎の補強、火打ちはり・構造用合板による床面の補強、ブレース・鉄板壁による壁面の補強、座屈止めの追加工事、不使用となった屋根タンクの除去、居間・寝室など長時間を居住の用に供する部屋の補強など) テレワークの推進のための改修工事室内にテレワークのスペースを新設するための仕切りや扉・机などの設置・非接触型居住環境整備の改修など

八重瀬町住宅リフォーム支援事業

伊江村

伊江村では住宅リフォームを行う際に、市内の施工業者を利用することで限度額200,000円の助成を受けられます。

制度名	伊江村緊急経済対策住宅リフォーム支援事業補助金
助成金額	上限30万円工事費の20％
対象者	伊江村に居住し、村民税等を滞納していない方
対象住宅	申請者が居住する住宅
助成対象工事	村内に本社がある業者または村内に住んでいる個人施工業者が行う20万円以上の工事

伊江村緊急経済対策住宅リフォーム支援事業補助金

読谷村

読谷村では市内の施工業者を利用することを条件に住宅リフォームを行う際に使える、限度額200,000円の助成金を用意しています。

制度名	読谷村住宅リフォーム支援事業
助成金額	上限20万円工事費の20％
対象者	読谷村内に住所登録がある方　村税等や国民健康保険等について滞納がない方
対象住宅	自らが住んでいる村内の住宅もしくは空き家
助成対象工事	床、屋根等の遮熱塗装工事その他住宅リフォーム工事
対象とならない工事	店舗や事務所など営業施設のリフォーム工事新築、解体等の工事フェンスやブロック塀等の外構工事倉庫・車庫等住宅以外の改修工事植樹、剪定等の植栽や造園工事工具または備品等の購入経費家具、カーペット、カーテン、ブラインド等の購入や設置日射フィルムの購入設置工事太陽光パネルの設置省エネ設備設置工事

令和4年度　読谷村住宅リフォーム支援事業実施のお知らせ

豊見城市

豊見城市には住宅リフォームを行う際に使える助成金制度があります。

制度名	豊見城市2023年度住宅リフォーム支援事業補助金
助成金額	上限20万円工事費の20％
対象者	豊美城市に住民登録をしている方税等を滞納していない方
対象住宅	建築後1年以上経過した住宅
助成対象工事	工事費が20万円以上の省エネ工事（遮熱塗装等）その他住宅の耐久性を向上させる工事

住宅リフォーム支援事業

南風原町

南風原町は、住宅リフォームに使える助成金制度を用意しています。町内の施工業者を利用するなど条件があるため、以下で詳細を確認してみてくださいね。

制度名	令和4年度南風原町住宅リフォーム支援事業
助成金額	上限20万円工事費の20％
対象者	南風原町に住民登録をしている方町税等の滞納をしていない方
対象住宅	現在居住している住宅
助成対象工事	総工事費20万円以上の、省エネ工事または住宅の耐久性を向上させる改修工事

令和4年度　南風原町住宅リフォーム支援事業のお知らせ

宜野湾市

宜野湾市には、遮熱塗装などの断熱工事をする際に使える助成金制度があります。ただし、市内の業者に施工してもらうことが条件になっています。

制度名	令和4年度宜野湾市住宅リフォーム支援事業
助成金額	上限20万円工事費の20％
対象者	宜野湾市に居住している方介護保険法による居宅介護住宅改修費の支給を受けていない方　※支給限度額を超える工事を行う場合を除く障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律による住宅改修費の支給を受けていない方　※支給限度額を超える工事を行う場合を除く町税等の滞納をしていない方補助を受けようとする工事について、国、沖縄県又は市の他の制度による補助又は扶助(当該補助又は扶助の対象外となる工事を除く。)を受けていない方
対象住宅	現在居住している住宅
助成対象工事	総工事費20万円以上で市内施工業者が行うリフォーム工事 ※外壁・屋根塗装の場合は遮熱塗装などの断熱工事が対象

令和四年度　宜野湾市住宅リフォーム支援事業

与那原町

与那原町には、現在居住している住宅をリフォームする際に活用できる助成金制度があります。町の予算は200万円でなくなり次第終了してしまうため、リフォームを考えている方であれば早めに申請するのが良いでしょう。

制度名	与那原町住宅リフォーム支援事業
助成金額	上限20万円工事費の20％
対象者	与那原町に住所があり、居住している方
対象住宅	応募対象者が現在居住している住宅
助成対象工事	総工事費20万円以上で町内業者が施工するリフォーム工事
対象とならない工事	外構工事庭園整備夏至同接続工事白アリ除去工事看板等設置工事

与那原町住宅リフォーム支援事業

※ホームページは昨年度の情報ですが、編集部が自治体に確認した結果、今年も事業を行っていることを確認済みです。

沖縄市　※2022年度は終了、省エネ・バリアフリー工事のみキャンセル待ち若干受付中（2022年8月現在）

沖縄市には、省エネに関する住宅リフォームや、一般的なリフォーム工事をした場合に受け取れる補助金制度があります。今年度分は大方受付終了していますが、省エネ・バリアフリー工事のみキャンセル待ち分を少数用意しているので、ご希望の方は早めの確認がおすすめです。（2022年8月現在）

制度名	沖縄市住宅リフォーム支援事業補助金
助成金額	①省エネ・バリアフリー工事：上限25万円（工事費の25％） ②その他工事：上限20万円（工事費の20％）
対象者	沖縄市に住民登録し、現に居住する者または、リフォーム工事完了後、対象住宅に居住する者（ブロック塀等撤去工事を除く）市税等を滞納していない者
対象住宅	沖縄市内にある自己の所有する住宅であること沖縄市内にある借家等で、所有者が工事を承諾する住宅であること建築後1年を経過している住宅 ※共同住宅、併用住宅の場合は、住居専有部分が補助の対象
助成対象工事	①省エネ・バリアフリー工事　以下工事例遮熱塗装バリアフリー防水・遮熱防水空き家改修コンクリート剥離補修子育て支援、テレワーク用工事 ②その他工事　以下工事例外壁塗装キッチン・トイレ取替え配管取替え壁張替え床張替え
対象とならない工事	住宅リフォームのうち5割以上の外構工事
備考	2023（令和5）年度も実施予定

沖縄市住宅リフォーム支援事業補助金

また以下の地域は制度自体が終了しています。

住宅リフォーム支援商品券発行事業（うるま市）
緊急経済対策住宅リフォーム支援事業（西原町）
住宅リフォーム助成事業（北谷町）

沖縄県の外壁塗装助成金の申請の流れ

沖縄県で外壁塗装工事の助成を受ける場合、事前申請が必要となります。申請の細かい流れは自治体によって異なりますが、大きくは変わりません。

嘉手納町を例として、申請の流れを確認しておきましょう。

工事着手前に、「補助金交付申請書」や、その他添付書類を役場へ提出します。嘉手納町の場合は、受付期間が2022年6月15日～です。自治体によって受付期間は異なるため、よく確認しておきましょう。申請には「住民票謄本」「工事見積書」「図面」などが必要になります。自治体によっては「申請チェック表」が用意されているため、表の申請条件を確認しながら提出書類を確認します。申請書は、自治体のホームページや役場にて取得可能です。その他にも施工業者が、嘉手納町に本社を構えていることや、住宅リフォーム業を営んでいることを証明する書類の写しなども必要です。
リフォーム内容や納税状況などの条件を確認、精査するために約1カ月かかります。
審査に通ると役場から「補助金交付決定通知書」が、申請者に郵送されます。通知を受理すると工事が着手できます。必要に応じて現場確認をされるケースもあるため、頭に入れておきましょう。工事内容を変更・中止しようとする場合は、変更前に「変更等承認申請書」を提出する必要があります。
工事完了後に「完了報告書」「領収書の写し」、その他添付書類を提出します。嘉手納町の場合は、工事完了後30日以内に提出します。
工事報告を完了後、役場から「補助金交付確定通知書」が交付されます。役場に工事にかかった費用を請求しましょう。嘉手納町は請求から約2週間後、指定した口座にお金が振り込まれます。

※今回ご説明した申請の流れは、嘉手納町で申請した際のケースです。細かい流れは自治体によって異なるため、ホームページや電話などで確認してみるのがよいでしょう。

ミツモアで外壁塗装業者に見積もりを依頼しよう！

沖縄県の住宅リフォーム助成制度についてまとめました。上手に活用して外壁塗装の費用を抑えましょう。中には、受付が終了している自治体があるかもしれません。制度活用を考えている場合は、早めの申請が必要になります。

「ミツモア」では自治体ごとに、信頼できる施工業者の見積もりを取ることができます。どの業者に見積もりを依頼するのか迷う場合は、「ミツモア」を活用してみてはいかがでしょうか。

外壁・屋根の塗装の見積を依頼する！