今年もやってきた大掃除の季節。「掃除する箇所が多くて大変……」と憂鬱な方も多いのでは。
家中を完璧にきれいにするには何日もかかりますが、そこまでしなくても問題ありません。年末の大掃除では、普段できない部分の掃除に集中して、効率よく終わらせましょう。
1日で終わらせるための効率的な順番とスケジュールを紹介します。
大掃除を1日で終わらせる順番とスケジュール例
1日で大掃除を終わらせる場合のスケジュール例を作成してみました。
実際に取り掛かってみると「1時間だけでは終わらない」となる場合も珍しくありません。しつこい汚れがある箇所は時間を少し長めにとる・短時間で済みそうな箇所があれば簡単に終わらせるなどして調整しながら掃除を進めましょう。
1日で大掃除したいときに最低限やることリスト
年1回の大掃除だからといって、すみからすみまで掃除しようとすると時間がなくなってしまいます。大掃除を1日で終わらせたいときは、やることを最低限に絞って取り組むのがおすすめです。
以下に各場所で最低限やっておきたい掃除内容をまとめました。これを参考にしつつ、自宅で特に汚れが気になっている場所に合わせてやることを決めましょう。
場所 | やること |
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全体 |
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キッチン |
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お風呂 |
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洗面所 |
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トイレ |
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リビング・寝室・各部屋 |
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窓・サッシ・網戸 |
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ベランダ |
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玄関・廊下・階段 |
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事前準備:不用品を片付けて分別・断捨離する
掃除の第1段階は、不用品を処分して部屋全体をすっきりさせることです。1年以上使っていないものは捨てるという基準で断捨離しましょう。
部屋の掃除が進まない場合、大きな要因はモノが多すぎることです。さきに不用品を整理しておけば、掃除のときにモノをどかす手間が省けるので時短につながります。
順番① キッチンの大掃除
キッチンは油汚れが多い上に掃除すべき場所も多いため、難易度の高い場所の1つです。ただし、ここまでの過程で浸け置きしているものはほとんど既定の時間になっているので汚れを落とすハードルは格段に下がっています。
特にキッチンの掃除では、時間がかかる場所から作業を進めていくのがポイントです。
【最低限ここだけ】キッチンの大掃除のコツ
【キッチン大掃除で最低限やること】
- 五徳と換気扇フィルターをつけ置き洗い
- ガスコンロ(IHコンロ)の天板とシンクを拭き掃除
短い時間でキッチンを掃除をする場合は、汚れが溜まりやすいシンク・コンロ・換気扇だけに絞って掃除しましょう。
パーツごとに分解して、洗剤を入れたぬるま湯に浸け置きしておけば、30分~1時間後には油がスルッと落ちるのでラクに掃除できます。
油がふやけるのを待っているあいだに、床や壁の油汚れもお掃除シートでサッと拭き掃除すれば効率的です。
【全体をしっかり】キッチンの大掃除のコツ
①換気扇・レンジフード掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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油とホコリでベタベタになった換気扇・レンジフードは、ぬるま湯に洗剤を混ぜて30分ほど浸け置きしましょう。時間がない場合はファンは外さず、フィルターを洗うだけでもOKです。
「キッチン用の中性洗剤」か、もしくは「シロッコファン用」「アルミ用」の洗剤がオススメです。
お掃除メディアなどではよく「重曹」「セスキ水」などを使った掃除方法が紹介されていますが、シロッコファンやフィルターはアルミ製なのでシミや変色の原因になります。
②コンロ周りの掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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ガスコンロやIHコンロの周りには、調理中についた焦げ付きや油跳ねが溜まります。
五徳や換気口、グリルなど取り外し可能なパーツは、ぬるま湯に重曹を溶かして浸け置きするのがオススメです。コンロ表面は、重曹水や中性洗剤で拭き掃除しましょう。
ガスコンロには「ホーロー製」「ステンレス製」の2つがありますが、どちらの場合もアルカリ性洗剤との相性はよいです。
③シンク、蛇口、排水口の掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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シンクや排水口は、普段使っている台所用洗剤を使いましょう。古くなった食器用スポンジを使えば、道具を買う必要はありません。
ただし、水垢を念入りに掃除する場合は中性洗剤だけでは不十分です。もしシンクに時間をかけるのであれば、全体の汚れを落とした後に目の細かいクレンザーで磨きましょう。
ハイターなどの塩素系漂白剤やアルカリ性洗剤を使いたい場合は、長時間浸け置きしないようにしてください。サビができやすくなります。
排水口はフタ・ゴミ受け皿を取り外して、それぞれを歯ブラシで掃除しましょう。余裕があれば「ワークトップ(調理台)」も、洗剤をかけて拭き掃除するのがオススメです。
④冷蔵庫を掃除するコツ
<時短掃除のコツ>
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冷蔵庫を掃除するときはいったん食材をぜんぶ外に出すと、いっきに拭き掃除をすることができるのでラクです。
ただし、じつは各家電メーカーは除菌アルコールや重曹の使用を推奨していないので、気になる方は水拭きまたは中性洗剤で掃除しましょう。
丁寧に掃除するなら、棚やドアポケットを取り外して、汁受けの部分に溜まった液だれを拭き取るのがコツ。余裕があれば、パッキン部分や冷蔵庫背面もキレイにしましょう。
⑤食器棚の掃除
<時短掃除のコツ>
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食器棚の掃除をするときは、一度ぜんぶの食器を取り出すことで、いちいちズラしながら拭く手間が省けます。ホコリが多い場合は、先にハタキや掃除機を使うのもオススメです。
雑巾を使うのが面倒であれば、キッチン用のお掃除シートでOK。すりガラスにも油汚れがついていることがあるので、忘れずに拭きましょう。
⑥電気ケトルや電子レンジの掃除
<時短掃除のコツ>
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電気ケトルや電気ポットは、内側に水垢が溜まりやすいのが特徴。水垢にはクエン酸を使いましょう。ケトルに満杯の水とクエン酸を入れて沸騰させたら、1時間ほど放置するだけなので、かなりお手軽に掃除できます。
電子レンジは水で濡らした雑巾をチンすると、水蒸気の力で内部の汚れが浮かせることができます。水分が残るようにゆるく絞って、電子レンジの皿と同じくらいの大きさにたたみ、3分ほど加熱しましょう。あとは内部をしっかり拭き取るだけです。
順番② お風呂(浴室)の大掃除
お風呂・浴室のなかで掃除すべき場所は以下。水垢(ウロコ)や黒カビなど頑固な汚れがつきやすいので、しっかりキレイにしましょう。
【最低限ここだけ】お風呂の大掃除のコツ
【お風呂の大掃除で最低限やること】
- 最初にカビ取り剤(塩素系漂白剤)でパックしてカビを落とす
- 換気扇表面のホコリをとる
- 天井をフロアワイパーで拭き掃除
1日で大掃除を済ませる場合は、床や壁の掃除だけにするなど工夫しましょう。カビ取り剤(塩素系漂白剤)をスプレーして30分ほど放置してから洗い流すだけなのに、カビ以外の雑菌や汚れにも効果的です。
鏡・排水口・風呂釜など汚れている場所はたくさんありますが、1日で大掃除を済ませるなら完璧を求めすぎず、細かい場所はいったん放置しましょう。
【全体をしっかり】お風呂の大掃除のコツ
①天井、照明の掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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天井や照明の掃除はフロアモップを使うと便利です。脚立を使わなくても、ラクに拭き掃除ができます。
洗剤を使うとしっかり拭き取るのが手間になるので、お掃除シートや水だけで拭き掃除するのがオススメ。液だれも防げます。
洗剤を使う場合は、浴室用の中性洗剤を使いましょう。もし塩素系漂白剤は、万が一目や口に入ったときに大変危険です。目の高さより高い場所には、塩素系漂白剤を使わないようにしましょう。
②浴室換気扇の掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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お風呂の換気扇は、基本的にフィルターのホコリ除去とパネルの拭き掃除だけでもOKです。
フィルターについたホコリの量が多い場合、まず掃除機で吸い取ってから水洗いしましょう。パネルカバーは水拭きで問題ありません。
簡易的な取り外しが可能なプロペラファンであれば、分解して浸け置き洗浄するのもよいでしょう。その場合、ファンがプラスチック製であればオキシクリーン、アルミ製であれば中性洗剤を使いましょう。
換気扇を掃除するときは事故にならないよう、かならず電源を切っておきましょう。また内部には電子部品が使われているので、直接シャワーをかけるのもNGです。
③風呂釜、追い焚き配管の掃除
<時短掃除のコツ>
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風呂釜・追い焚き配管を掃除するときはお湯を溜めるので、そこに風呂桶やイスなどの小物も入れておくと時短になります。
まず追い焚き配管穴の5cmほど上の水位まで、35~38℃前後のぬるま湯を溜めましょう。そして追い焚き洗浄用の洗剤を投入し、5分ほど追い焚き運転。
1度運転を止めて30分ほど放置するあいだ、風呂桶やイスなどをお湯に浸けておきましょう。時間が経ったら小物を先に取り出し、もう一度新しい水で5分ほど追い焚き運転して完了です。
④:浴槽(エプロン)の掃除
<時短掃除のコツ>
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浴槽の掃除は、お風呂用の中性洗剤をスプレーしてブラシでこするだけでOKです。いつも通りの洗い方で大丈夫ですが、風呂釜のフタも忘れずに洗いましょう。
丁寧に掃除する場合は、浴槽エプロンを取り外して内部を洗浄しましょう。浴槽エプロンとは、浴槽の側面にあたる部分を指します。一人暮らし用の浴槽だと取り外しできないこともありますが、ユニットバスなど広い家の浴槽は取り外し可能です。
とはいえ、「浴槽エプロンなんて外したことがない!」という方も多いのではないでしょうか。その場合、すでに黒カビがびっしり生えている可能性もあるので、プロに依頼するのがオススメです。
自分で浴槽エプロンのカビを退治する場合は、カビキラーなどの塩素系漂白剤を吹きかけて、30分~1時間ほど放置してから洗い流すだけでOKです。
⑤鏡の掃除
<時短掃除のコツ>
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浴室の鏡には水垢や石鹸カスが溜まって、白いウロコがつきます。この汚れにはクエン酸が有効です。
水にクエン酸を溶かして、鏡にかけましょう。上からキッチンペーパーを貼りつけて、もう1回クエン酸水を染みこませたら鏡をパックできます。
鏡をキレイにした後は、曇り止めを塗っておくと汚れ防止ができるのでオススメです。
⑥壁、床の掃除
<時短掃除のコツ>
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浴室の床・壁には塩素系漂白剤をスプレーして、30分~1時間ほど放置してからしっかり洗い流しましょう。ブラシでこする必要はありません。お風呂の雑菌や軽い汚れはもちろん、カビまで除去できるお手軽な方法です。
カビ取りの効果を高めたいときは、「湿布法」をするのがオススメ。片栗粉と混ぜてジェル状にするか、もしくはキッチンペーパーでパックすることで、しっかり薬剤が浸透します。
ただし塩素系漂白剤には水酸化ナトリウムという成分が含まれており、タンパク質を溶かしてしまうほど強力です。また酸性洗剤と混ざると有毒ガスを発生させます。塩素系漂白剤を使用する際には必ずゴム手袋を着用し、ほかの洗剤と混ぜないように注意してください。
タイルの目地に黒ずみがある場合は、洗い流すときに歯ブラシでこすると落としやすいです。
⑦排水口の掃除
<時短掃除のコツ>
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浴室の排水口は、皮脂や石鹸、髪の毛などいろいろな種類の汚れが混ざります。掃除で流れた汚水も通るので、いちばん最後に掃除するのが効率的です。
ヘアキャッチャーやゴミ受け皿を外して、それぞれのパーツを歯ブラシでやさしく洗いましょう。内部にある排水トラップまで洗うことができればより丁寧です。洗剤を使う場合は、浴室用の中性洗剤でOK。
詰まりやニオイが気になる場合は、排水口をブラシ洗いした後にパイプハイターなどの洗浄剤を流しましょう。
順番③ 洗面所の大掃除
洗面所は手を洗ったり歯を磨いたりする場所なので、いちばん気になるのは衛生面ですよね。最低限の掃除で済ませる場合と、各箇所を掃除する場合とのコツを紹介していきます。
【最低限ここだけ】洗面所の大掃除のコツ
【洗面台の大掃除で最低限やること】
- 鏡の拭き掃除
- 洗面ボウルを洗剤でこすり洗い
大掃除を1日で済ませたい場合、洗面所を効率的に仕上げるなら「洗面ボウル・排水口」「鏡」の掃除だけでOKです。衛生面や機能面に響くのは結局その2箇所だけなので、短時間で掃除が終わるのにかなりの効果を実感できるでしょう。
鏡掃除につかうクエン酸は蛇口の水垢落としにも有効なので、ついでにスプレーしておくと効率的です。
【全体をしっかり】洗面所の大掃除のコツ
①照明カバー、収納ポケットの掃除
<時短掃除のコツ>
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照明カバーは内部に汚れが溜まらないので、外側を軽く水拭きするだけで大丈夫です。火傷する恐れがあるので、照明の電源は切った状態で掃除しましょう。
収納ポケットがある場合は、コップを置いた跡などが気になりますよね。収納ポケットについた汚れは、歯ブラシ&中性洗剤を使えば簡単です。それでも落ちない汚れには、重曹やクエン酸を試してみましょう。
②洗面台の鏡の掃除
<時短掃除のコツ>
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洗面台の鏡につく汚れは、たいてい水垢です。クエン酸水をスプレーして、その上からキッチンペーパーをかぶせ、さらにもう1回クエン酸水をかけましょう。
パックして10~30分放置するだけで、自分でガリガリこすらなくても汚れが落ちるようになります。
ただしメラミンスポンジなどの研磨効果が強すぎるアイテムを使うと、鏡の表面にキズがついてしまうので注意してください。
③蛇口の掃除
<時短掃除のコツ>
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蛇口の汚れも水垢がメインなので、鏡を掃除するときに、一緒にクエン酸水をかけておきましょう。10分ほど放置したら、歯ブラシでこすって洗い流してみてください。
ブラシを使うときは蛇口に傷がつかないように、優しくこすりましょう。
関連記事:蛇口の掃除方法 | ミツモア |
④洗面ボウル、排水口の掃除
<時短掃除のコツ>
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洗面ボウルを掃除するときは、排水口までいっきに掃除してしまうのが時短につながります。排水口に髪の毛などのゴミがあると掃除しにくいので、はじめにある程度取り除いておきましょう。
あとは洗面ボウルに中性洗剤をかけて、柔らかいスポンジで洗っていくだけです。ヌメリが気になる排水口は、目皿を外して歯ブラシでこすりましょう。
洗面台のコーティングは酸性・アルカリ性の洗剤によって剥がれてしまうこともあるので、なるべく使わないのが吉です。
⑤洗面台下の収納の掃除
<時短掃除のコツ>
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洗面台下の収納は、中身を取り出してからいっきに水拭き・乾拭きしましょう。一度にまとめて拭きあげることで時短になります。お掃除シートなら使い捨てできるので、ラクちんです。
もしカビが生えている場合は、除菌効果のある中性洗剤を染みこませた雑巾を使いましょう。ただし素材が木材だと、カビを削り取るまで消えないこともあるので注意してください。
⑥洗面所の床の掃除
<時短掃除のコツ>
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洗面所の床にマットなどを敷いていない場合は、足の裏で踏み歩くことで皮脂汚れが溜まります。そのため雑菌が発生しやすい場所です。
除菌効果のある中性洗剤をつかって、水拭き&乾拭きでササっと掃除しましょう!皮脂汚れには重曹やセスキ水も効果的ですが、フローリングを傷める可能性があるので注意してください。
マット類を敷いている場合は、洗濯機で丸洗いするのがオススメです。
洗濯機の大掃除
ふだん洗濯機を掃除できていない方は、大掃除の機会にキレイにしてみてはいかがでしょうか?洗濯槽の裏側には、カビがびっしりついているかもしれません。
洗濯機の内部の汚れは、最低限「洗濯槽」と「糸くずフィルター」を掃除できればOK。洗濯物に黒いカスや雑菌がついてしまうのは、この2箇所が主な原因だからです。
洗濯槽は「塩素系」の漂白剤を使いましょう。「酸素系」を選んでしまうと、汚れを自分ですくい取る必要があるので、かなり手間がかかってしまいます。また「糸くずフィルターを1回も掃除したことがない」という方は、取り外してみてください。フィルター全面にびっしりと黒いかたまりが付いている場合、歯ブラシを使って水洗いしましょう。
ただし、洗濯機のなかで汚れる場所は「洗濯槽」や「糸くずフィルター」だけではありません。
- 洗剤投入口
- 洗濯槽のフチ
- 乾燥フィルター、排水フィルター
- 洗濯パン(洗濯機の下)
- 排水口
おもに上記のような場所に汚れが溜まりやすいのです。これらの場所は槽洗浄をしただけではキレイにならないので、手作業で掃除する必要があります。
内部の掃除方法は、歯ブラシを使った水洗いで大丈夫です。とくに洗剤を使う必要もないので、ササっと部品を取り外して、ササっと洗ってしまいましょう。
洗濯パンや排水口を掃除したい場合、自分で洗濯機を動かす必要があるので大変です。別の機会に掃除したり、プロに依頼したりするのも検討してみましょう。
順番④ トイレの大掃除
トイレに付きやすい黄ばみ汚れは「尿石」というアルカリ性の汚れです。そのため「クエン酸」などの酸性洗剤を使うと中和できるので、カンタンにお掃除できます。市販のトイレ用中性洗剤や、「サンポール」などの酸性洗剤でもOKです。
大掃除を機に汚れを一掃すれば、気になるにおいも解消されやすくなります。
【最低限ここだけ】トイレの大掃除のコツ
【トイレの大掃除で最低限やること】
- 便器の内部を酸性洗剤でこすり洗い
- 壁・床・便座をウェットシートで拭き掃除
1日で大掃除をする場合、トイレは普段通りの掃除方法で大丈夫です。ひどい汚れには酸性洗剤をかけて5分ほど放置するだけで、効率的に掃除できます。
便座や床、壁などは、普段使っているトイレ用お掃除シートで拭き掃除。「上から下へ、奥から手前へ」を意識してサッと拭きましょう。
「もうちょっと別の場所も掃除したい」という方は、以下で紹介する場所別の掃除方法を参考にしてみてください。
【全体をしっかり】トイレの大掃除のコツ
①天井、照明の掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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トイレットペーパーや衣服からホコリが舞うので、トイレ室内はゴミが溜まりやすい場所です。天井や照明にも、静電気でホコリが吸着しています。
天井や照明カバーの拭き掃除をするときはフロアワイパーにキレイな雑巾やお掃除シートを付ければ、脚立を使わずにササっとお掃除することができます。
②トイレ換気扇の掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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トイレの室内は狭いうえ、ホコリが発生しやすく、なおかつ湿気も溜まりやすい場所です。その空気をつねに吸い込んでいる換気扇は、カビや汚れが溜まりやすくなっています。
1日で大掃除を済ませるなら、換気扇掃除は「フィルター掃除」と「カバーの水拭き」だけで大丈夫です。そこさえ自分で手入れしていれば、カビの発生率はぐんと下がります。
丁寧に掃除する場合は、換気扇カバーを外して内部のファンを取り外しましょう。ファンには中性洗剤を使った水洗いが有効です。水洗いしたあとは、水分が残らないように半日以上は乾燥させておきましょう。水分が残ってしまうと、すぐにホコリが吸い付いたり、新しいカビが発生したりしてしまいます。
関連記事:トイレの換気扇の掃除方法 | ミツモア |
③トイレタンクの掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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トイレタンクを掃除したことがない方は、一度フタを開けて中を見てみましょう。とくに汚れが目立たない場合は、トイレタンクの掃除はスキップしても問題ありません。
ヌメリや水垢がある場合は、内部を水洗いします。汚れがひどければトイレ用の中性洗剤を使って、軽くブラシでこすりましょう。
タンクの表面や水栓レバー、手洗いボウルなどは、トイレ用のお掃除シートを使って拭くだけでOKです。
関連記事:トイレタンクの掃除方法|ミツモア |
④便器掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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便器に溜まりやすい「尿石」という汚れは非常に頑固です。いきなりブラシでこすってもなかなか落ちないので、酸性洗剤を馴染ませておくことで時短しましょう。
使う洗剤はクエン酸水でも、「サンポール」などの市販洗剤でも大丈夫です。ただし洗い残しはサビや汚れの元になってしまうので、丁寧に流すようにしましょう。
⑤便座の掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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便座裏に黄ばみが付いている場合も「尿石」が原因です。軽い汚れならトイレ用お掃除シートでOK。洗剤を使うなら、クエン酸のような弱い洗剤を使って掃除しましょう。
便座裏のパッキンの隙間にも汚れが溜まるので、取り外して水洗いするのがオススメです。
⑥壁、床の掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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立小便をしている場合、トイレの壁・床には1回2000滴もの尿ハネが付くそうです。忘れずに掃除したほうがいい箇所ですが、お掃除シートでサッと拭き掃除するだけで問題ありません。
便器と床の隙間や、壁と床との隙間には、使い古しのカード(QUOカードなど、薄いプラスチック製のもの)を使うと時短になります。カードにお掃除シートを巻き付けて、端で汚れをこそぎ取りましょう。
⑦スリッパなどの小物類の掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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トイレで使っているスリッパやマット、便座カバーなどもしっかり掃除・洗濯をしておきましょう。とくにスリッパは、床に跳ねた尿汚れなどの雑菌が移りやすいので注意してください。
洗濯機で丸洗いしたくない場合は、浴槽にお湯を溜めてオキシクリーンを入れ、そこに浸け置きしましょう。20分ほど放置すれば、カンタンに汚れを落とすことができます。
順番⑤ リビング・寝室・各部屋の大掃除
リビングや自室など、過ごす時間が長い場所は早い段階で掃除を済ませておきましょう。もしも大掃除が予定通りに終わらなかった・中断した場合でも、日常生活を送るのには支障が出づらいからです。
中でもリビングは家具家電が多く、細部にホコリがたまりやすい場所です。「上から下、奥から手前」を意識して、順番にホコリを取り除いていきましょう。
【最低限ここだけ】リビング・寝室・各部屋の大掃除のコツ
【リビング・寝室・各部屋の大掃除で最低限やること】
- カーテンの洗濯
- 照明器具や家具にたまったホコリを拭き掃除
- エアコンのフィルター掃除
基本的な掃除方法は寝室と同じで、家具やカーテンレールなど上に溜まったホコリを落として、まとめて掃除機をかけるのが効率的です。
しかし部屋数が多ければ多いほど、大掃除を完璧にしようとするのは大変ですよね。その場合は、「壁と床」を重点的に掃除しましょう。基本的にはお掃除シートを使うだけで十分キレイになります。
壁紙・床につく黄ばみは皮脂・手垢なので、重曹水やセスキ水を使ってもよいでしょう。ただし材質によってはアルカリ性洗剤との相性が悪い可能性もあるので、気になる方は中性洗剤を使いましょう。
【全体をしっかり】リビング・寝室・各部屋の大掃除のコツ
①家具・家電を外に出して拭き掃除
<時短掃除のコツ>
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家具・家電が邪魔になって床や壁を掃除しにくいので、いったん部屋の外まで出しておきましょう。ただし時間がない場合は、室内に置いたまま拭き掃除をしてもOKです。
テレビやPCモニターの裏側についたホコリは、ハンディモップなどで落としましょう。
テレビ画面やPCモニターなどは、メガネ拭きや液晶クロスなど専用の道具を使って傷がつかないように拭くのがコツ。ティッシュや洗剤を使うと、パネルに細かい傷がつくので注意してください。
②壁やスイッチ回りには重曹水orお掃除シート!
手垢が気になる電気スイッチ付近は、重曹水やセスキ水などのアルカリ性洗剤を使いましょう。皮脂汚れの黄ばみが落ちやすくなります。市販のお掃除シートでもOKです。
ただしスイッチに直接スプレーするのはNG。水分が内部に入り込む危険性があるので、洗剤は必ず雑巾に染みこませて使うようにしましょう。
壁のヤニが気になる場合も、セスキ水などのアルカリ性洗剤がオススメ。ただしクロスの種類によっては色落ちする可能性もあるので、端の目立たない部分で試してから使用しましょう。
③ソファ・ラグマットには掃除機orコロコロ!
ソファやラグマットは、繊維の隙間にダニやハウスダストがもぐりこんでいます。ハンディ掃除機やコロコロなどを使って掃除しましょう。ソファがカバーを外せるタイプであれば、まとめて洗濯するのもオススメです。
④床はお掃除シートor重曹水
床のフローリングは、はだしでよく通ったときに皮脂汚れが溜まりやすいので、べたつき汚れを落としましょう。
使うのは市販のお掃除シートか、重曹水やセスキ水などのアルカリ性洗剤が効果的です。時間がない場合は掃除機でホコリを吸い取るだけでも十分。
無垢フローリングなど、自然の状態にちかい木材の床であれば水の使用は厳禁なので乾拭きか掃除機だけにしましょう。
寝室の大掃除のコツ
<1日で大掃除するコツ>
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寝室をパっと1日で掃除するときのポイントは、とにかくホコリ・ハウスダストを撃退することです。ホコリを減らすことでダニやカビも防げるので効果バツグン。
とくにホコリが溜まりやすいのは、エアコンのカバー、カーテンレール、照明器具などの上部分です。ハンディモップなどを使ってホコリを落とし、まとめて掃除機で吸いとりましょう。
時短のコツは、掃除を始める前に寝具を洗濯しておくこと。掃除で落ちたホコリが寝具にかからないので、寝るときにも清潔です。
カーテンレールの掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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カーテンレールの上部にはホコリが溜まります。ハンディモップを使うとラクに掃除できるのでオススメです。このときホコリが舞う可能性があるので、マスクをつけて対策をしておきましょう。
窓を開けるとホコリやハウスダストが風で舞うので、掃除機をかけ終わるまでは窓を閉めておくのがオススメです。
天井、照明の掃除のコツ
<時短掃除のコツ>
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天井や照明カバーにも、静電気の力でホコリが吸着します。カーテンレールと同様にハンディモップで取り除きましょう。フロアワイパーを使って、床掃除と同じ要領で掃除するのもオススメです。
エアコンの掃除
<時短掃除のコツ>
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エアコンは室内の空気を取り込んでいるので、ホコリもたくさん吸い付いています。先にハンディモップや掃除機をかけることで、床にホコリが落ちるのを防ぐと効率的です。
フィルターを取り出したら浴室に持っていき、シャワーと歯ブラシでホコリを洗い流しましょう。しっかり乾かしてからエアコン本体に取り付けなおします。
丁寧に掃除したい場合は、電源コードやコンセント回りをお掃除シートで拭きましょう。感電や漏電を避けるために、プラグ部分は濡らさないように注意してください。
寝具の掃除
<時短掃除のコツ>
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布団カバーやシーツ、枕カバーの洗濯は朝イチでやっておくのがオススメ。大掃除でゴチャゴチャしているなかで洗濯物を移動させたり干したりするのは、意外とストレスが溜まるからです。
干している間に寝室掃除を完了させれば、キレイになった状態の寝具を汚さずに設置できます。シーツを外したマットレスに掃除機をかけておけば、より丁寧です。
寝室の床の掃除
<時短掃除のコツ>
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寝室の床は、最後に掃除するのがオススメです。カーテンレールや天井、寝具を掃除するとホコリが舞うので、後でまとめて吸い取るほうが効率的になります。
また普段あまり動かさないベッドをズラしてみてください。ベッドの下にもホコリ汚れが溜まるので、フロアワイパーや掃除機でキレイにしましょう。
フローリングをはだしで歩いている場合は、お掃除シートや中性洗剤をつかって水拭きしましょう。スリッパを使っている場合は、スリッパの洗濯・天日干しがオススメです。
順番⑥ 窓・サッシ・網戸の大掃除
後から洗濯物を干すことなどを考えると、窓やサッシ・網戸の掃除は遅くとも日が出ているうちに終わらせたいところです。
窓ガラスの掃除は本来、汚れを目視しやすい曇りの日に行うのがおすすめです。1日大掃除では簡単に済ませて、後日改めてじっくり掃除するのも手段の一つでしょう。
窓ガラスを拭くだけでなく、窓枠・サッシに溜まった砂ぼこりを掃除したり、網戸もキレイにしたりすることがポイントです。
【最低限ここだけ】窓ガラス・サッシ・網戸の大掃除のコツ
【窓ガラス・サッシ・網戸の大掃除で最低限やること】
- 中性洗剤やクリーナーを使ってガラス内側の拭き掃除
- サッシにたまったゴミやホコリを取る
窓やサッシ自体は場所が多くて大変になりやすい箇所ですが、拭き掃除が中心で非常にシンプル。よって時短をするには別の箇所で浸け置き放置中に、スキマ時間で窓を掃除することがコツです。
大掃除に数日間の時間を取れる場合は無理をせず、別日に回しても良いでしょう。
また雑巾などで水拭きすると、2~3回往復して窓ガラスを拭く必要がありますが、専用のガラスクリーナーやワイパーを使えばひと拭きなので最も効率的です。
窓・サッシの掃除
<時短掃除のコツ>
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窓ガラス・サッシの掃除は、基本的に水拭き&乾拭きでOKです。しかし窓用クリーナーとワイパーがあればもっと効率的なので、余裕があれば購入を検討してみてください。
水拭きの場合もワイパーを使う場合も、上から下へ汚れを落とすイメージで進めていきましょう。水分が残らないように、端から端へ拭くのがコツです。
レールやサッシ部分は細めのブラシや、歯ブラシなどで掃除すると効率的。ここが汚れていると、窓を開けたときに室内にゴミが入ってきてしまうので、しっかり汚れを落としましょう。
パッキン部分にカビが生えている場合は、塩素系漂白剤を吹きかけて30分~1時間ほど放置したあとで、しっかり水拭きして拭き取りましょう。
網戸の掃除
<時短掃除のコツ>
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網戸につく汚れは、「花粉」「砂ぼこり」「排気ガス」など。窓を開けっぱなしで使用することが多ければ、キッチンから排出される油汚れが溜まることも。
マンションなどのベランダでは、階下に水漏れするため水洗いできない場合も。そんなときは「ストッキングに靴下を入れて丸めたもの」や「フロアワイパー」を使って拭き掃除するのがオススメです。ただし力を入れすぎると網がたわむ可能性があるので、優しくこするように注意してください。
網戸を取り外せるなら、ホースなどを使って水洗いしてもOK。この場合も網目が広がらないように注意しながら、ブラシで優しくこすっていきましょう。
順番⑦ ベランダの大掃除
短時間の大掃除の場合は、洗濯している大物をすぐに干せるよう先にベランダや窓の掃除を終わらせたいところです。
ベランダ掃除のときにホースなどを使って水を流す場合は、階下にしたたらないよう注意して進めましょう。とくにマンションやアパートの場合、ご近所トラブルのもとになってしまいます。
【最低限ここだけ】ベランダの大掃除のコツ
【ベランダの大掃除で最低限やること】
- 排水溝とドレン管周りの落ち葉やゴミを取り除く
時間がない場合は、ベランダでもっとも汚れやすい排水溝・ドレン管の部分だけ掃除しておけば問題ありません。
枯れ葉などの大きなゴミだけ取り除いたら、あとは中性洗剤をかけて、汚れが気になる箇所を歯ブラシでこすって流すだけでOKです。コケが生えている部分を重点的に掃除してください。なお、範囲が広ければデッキブラシも併せて使いましょう。
もう少し時間に余裕がある方は、ベランダの床全体を中性洗剤&デッキブラシで掃除しましょう。ドレン管よりも遠い方から洗い流していくのがポイントです。
【全体をしっかり】ベランダの大掃除のコツ
ベランダの壁、手すりの掃除
<時短掃除のコツ>
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上記のように、壁面の素材に合わせて効率的に掃除しましょう。
とくにモルタルなど凹凸の多い塗装がしてある場合は、隙間に汚れが溜まるので、ブラシを使うのが効率的。
ベランダについているのが網状の手すりであれば、お掃除シートや雑巾で1本ずつ拭いていきましょう。落ちにくい汚れがある場合は、歯ブラシでこするのがオススメ。
またベランダの壁部分がガラスであれば、窓用・ガラス用のガラスクリーナーを使って掃除しましょう。
ベランダの足場の掃除
<時短掃除のコツ>
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ベランダの足場・床部分はデッキブラシを使ってゴシゴシと掃除していきます。徐々にドレン管に向かって掃除していけば、自然に汚れた水が流れていくので効率的です。
基本的には水洗いでOK。洗剤を使う場合はウタマロクリーナーなどの中性洗剤が基本です。しかし黒ずみや排気ガス汚れが目立つ場合には、重曹やセスキ水などのアルカリ性洗剤も効果的。
足場の素材がタイルの場合は、目地の部分に汚れが溜まりやすいので、細かいブラシも用意しておくと掃除しやすいでしょう。
排水溝とドレン管の掃除
<時短掃除のコツ>
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ベランダの排水溝やドレン管(排水口の部品)には、枯れ葉や砂ぼこりが溜まっていきます。放置していると詰まりの原因になるので、大掃除の機会に汚れを取り除きましょう。
歯ブラシなどで、ドレン配管の周辺をこすって水で流してください。汚れがひどい場合は中性洗剤を使いましょう。
室外機周辺の掃除
<時短掃除のコツ>
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室外機の周辺にゴミがあると、カバーやファンに付着して、排熱効率が悪くなってしまいます。そうなるとエアコンの効きも悪くなるので、掃除しておきましょう。
室外機は雨風に耐えられる使用になっているので、上から水をかけて丸洗いしても問題ありません。ブラシで優しくこすっていきましょう。
ただしブラシを内部に突っ込みすぎると、内部のアルミフィンが変形するので、手の届く範囲で優しくこするようにしてください。
また下方向から水をかけるなど、通常の天気ではありえない刺激には弱いので注意してください。
順番⑧ 玄関・廊下・階段の大掃除
一軒家の場合は、廊下や階段の汚れも落としましょう。はだしで歩いたときに付いた皮脂汚れや汗は、べたつきの原因になります。
【最低限ここだけ】玄関・廊下・階段の大掃除のコツ
【玄関・廊下・階段の大掃除で最低限やること】
- 靴箱から靴を出して拭き掃除
- 玄関のたたきの掃き掃除
- フロアワイパーや掃除機で廊下と階段のホコリ取り
廊下や階段の床面は部屋のフローリングと同じくお掃除シートでカンタンに拭き掃除しましょう。中性洗剤を使ってもOKです。
階段は上の階から拭いていくと、徐々に下へホコリが落とされていくので効率的です。ホコリがひどい場合は、先に掃除機がけしておくとより丁寧です。
階段や廊下に手すりが付いている場合は、こちらも忘れずに掃除しましょう。拭いたあとに水分が残りすぎると木材が傷む可能性もあるので注意してください。
【全体をしっかり】玄関・廊下・階段の大掃除のコツ
玄関の大掃除
<1日で大掃除するコツ>
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玄関には土や石などのゴミが落ちていることもあるので、まず掃き掃除、つぎに拭き掃除という流れで作業するのが効率的です。
下駄箱の中はお掃除シートでまんべんなく拭きましょう。カビが生えやすい場所なので、除菌用のアルコールシートがオススメです。
タイルの掃除は、「大理石の場合は掃除機、ザラザラしたタイルはホウキ」で掃除するのが効率的。砂ぼこりを除去するだけでも全然違うので、試してみてください。
靴箱の掃除
<時短掃除のコツ>
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家庭によっては、玄関にずっと使わない靴が放置されているかもしれませんが、靴箱内のカビの原因になるので捨ててしまいましょう。
靴箱の中は湿気が溜まりやすく、菌やカビが発生しやすい場所。そのためアルコールスプレーや除菌シートを使って除菌しながら拭くのがコツです。
靴箱の中を拭き終えたら、扉を開けたままにし、しばらく乾燥させましょう。
床タイルの掃除
<時短掃除のコツ>
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タイル掃除をするときは、材質によってアイテムを変えるのがコツです。
大理石の場合は、傷がつきにくいように「マイクロファイバークロス」で水拭きしましょう。
表面がザラザラしているタイルの場合は、濡らしたメラミンスポンジを強く当ててこすることで、ラクに汚れを落とすことができます。
ドア、ドアノブの掃除
<時短掃除のコツ>
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玄関ドアの表面やドアノブは、1枚の除菌シートがあればお手軽に掃除できます。鍵穴周辺にも手垢が付きやすいので、しっかりキレイに掃除しましょう。
重曹水やセスキ水を使ってもOKですが、水分が残るとサビの原因になるので注意してください。
大掃除を無駄なく時短で進めるコツ
大掃除をする場合は、あらかじめある程度の計画を立ててから掃除するのがおすすめです。時間がないからと手当たり次第に掃除を始めると、「どこを掃除したか・していないか?」がわからなくなって中途半端になってしまいます。
大掃除にあまり時間をかけられない場合はなおさら、限られた時間の中でどこを・どのくらい掃除するかをイメージできると良いでしょう。
「計画を立てるのが苦手……」と感じる場合は、本記事や関連記事などにある大掃除のチェックリストも活用してみてください。
「上から下、奥から手前」に掃除して再び汚れるのを防ぐ
1日や2日でサクッと大掃除を終わらせるには、「とにかく二度手間を減らして効率的に」という点が大切です。
そのために掃除する順番は「上から下、奥から手前」を意識しましょう。天井や換気扇から掃除をはじめて、ホコリや汚れを床へ落としていきます。そして奥の部屋から、最終的に玄関へと手を伸ばしていきましょう。
「下から上」に掃除してしまうと、たとえばコンロやシンクをキレイにしたあとで上にあるレンジフードを掃除してしまい、はがれた油カスやホコリが落ちてしまいます。
また「手前から奥」の部屋へ掃除してしまうと、ホコリや汚れの逃げ場所がなくなっていき、掃きだす場所が無くなってしまうことに。
こういう失敗をなくすために、「上から下、奥から手前」へホコリや汚れをかき出して、最終的には玄関から掃きだすイメージで掃除すれば二度手間になりません。
汚れがひどい箇所は先につけ置きをする
汚れがひどい場所は「浸け置き」することで汚れをカンタンに落とすことで、時短することにもつながります。いわゆる「放置系掃除」というものです。
お風呂やキッチンなどは、いっきにブラシや洗剤でこするよりも、洗剤で浸け置きして汚れを浮かす方が圧倒的にラクです。こびりついた汚れは人力で落とすのではなく、強力な洗剤に頼ってしまいましょう。
また洗剤に浸けて放置している間の30分を使って、別の場所をサクッと掃除できます。とくにカビ・水垢などがこびりつきやすいお風呂、頑固な油汚れがつきやすいキッチンは、この時短テクを使うのがオススメです。
どの洗剤を使えばいいか分からないという方は、「大掃除に使う洗剤と、家にある便利なお掃除グッズ」の見出しを参考にしてみてください。
落としたい汚れの性質に合わせて洗剤や道具を用意する
汚れの種類ごとに適切な洗剤や掃除の道具は異なってきます。
洗剤の場合、基本は以下の流れです。
- まず中性洗剤で洗う
- 酸性の汚れにはアルカリ性洗剤を使う
- アルカリ性の汚れには酸性洗剤を使う
落ちない頑固な汚れは「酸性」と「アルカリ性」とを合わせることによって「中和させる」のが基本です。汚れと同じ性質の洗剤を使っても効果はいまひとつなので、汚れの種類ごとに洗剤を変えると効率的です。
ただし、洗剤を使う場所に気を付ける必要があります。冷蔵庫はプラスチック部品が多く、アルカリ性洗剤を使うとひび割れなどの破損が起こる可能性もあります。
そのため「まずは中性洗剤を試して、落ちなかったらアルカリ性・酸性洗剤を使う」のがベターです。
また、大掃除に使用する洗剤や道具をもれなく揃えるためにも、あらかじめチェックリストを用意しておくと効率的に作業できます。
あとでちょくちょく買い足す必要がないように、必要そうなものはまとめて購入しておきましょう。クエン酸や重曹のような洗剤は、場所を選ばずに使用できるので、多少なら買いすぎても問題ありません。
時間がない場合は汚れがひどい場所から優先して掃除
短期間での大掃除は、汚れのひどい場所だけを掃除しましょう。家中を完璧に掃除しようとすると、いくら時間があっても足りません。完璧を求めすぎずに、「これだけやっておけば大丈夫」と割り切った気持ちで掃除することが大切です。
大掃除の時間を取れない場合は、とくに汚れがひどい場所をピックアップして、そこだけ掃除しましょう。上画像のように「キッチン」「お風呂」「トイレ」などはとくに汚れが溜まりやすい場所です。
ただ「ずっと掃除していない場所」を挙げだすとキリがないという方もいるでしょう。玄関や窓、洗面台など……。汚れた場所を探そうと思えばいくらでも出てきます。
そんなときは「窓やベランダもあまり掃除してないけど、玄関のほうがよく使う場所だから、大掃除は玄関だけにする」というふう、より日常的によく使う場所だけに絞るのがオススメです。
大掃除がはかどるおすすめの洗剤&道具
大掃除のときには、いろいろな種類の汚れに対応することになります。洗剤は汚れに合わせたものを、掃除しにくい場所は割りばしなどを使ったアイテムを使用するのがオススメです。
大掃除に便利な洗剤
酸性の汚れにはアルカリ性洗剤、アルカリ性の汚れには酸性洗剤を使いましょう。
中性洗剤 | アルカリ性洗剤 (重曹、セスキ水) |
酸性洗剤 (クエン酸) |
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それぞれの洗剤と、落としやすい汚れは上記のとおりです。とくに「重曹」「クエン酸」「ウタマロクリーナー」の3つは汎用性が高いので、大掃除の機会に購入しておいて損はありません。
ただしそれぞれ相性が悪い素材もあるので、商品裏などに記載されている注意書きを確認してから使いましょう。
カビには塩素系漂白剤(ハイター)
ただし金属製の部品(ステンレス以外)や、漆器、天然石の場所には使えません。これらの素材が使われている場所は中性洗剤や水で掃除して、カビが落ちない場合にはクリーニング業者に相談してみましょう。
また「まぜるな危険」と書いてあるように、酸性洗剤など別の洗剤と混ぜてしまうと有毒ガスが発生するので危険です。塩素系漂白剤は、必ず単体で使用しましょう。
オキシクリーン(酸素系漂白剤)も便利
弱アルカリ性の性質で、「発泡」の力によって汚れを浮かして落とすことが可能です。おもに以下のような汚れを得意としています。
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大掃除のあとも、洗濯や掃除に使うことができるのがメリット。普段の洗濯にキャップ1杯のオキシクリーンを足すことで、こびりついた皮脂や泥汚れもキレイにすることができます。
ただしオキシクリーンも「アルカリ性と相性が悪い素材」には使用しないように注意しましょう。
関連記事:オキシ漬けのやり方 | ミツモア |
メラミンスポンジ
おもにステンレス製のシンク掃除や、窓ガラスの掃除、食器の茶渋落としなどに活躍します。
ただし「汚れを削り落とす」という仕組みなので、表面がコーティングされた鏡やワックス仕上げのフローリングには使わないようにしましょう。
マイクロファイバークロス
ハンディモップ
最大100cmまで伸びるので、本棚や冷蔵庫など背の高い家具家電の掃除に活躍します。モップ代わりにソファー下にくぐらせるのもよいでしょう。
フロア用お掃除シート
ただしお掃除シートは「弱アルカリ性」の場合が多いので、使用しないほうがいい素材は改めてチェックしておきましょう。
大掃除で失敗しないためのコツは主に4つ
②ゴミの収集日をチェックしておく
大掃除では「いま家にあるもの」だけでなく「掃除で出てくるゴミ」もたくさんあります。
使い切った洗剤のスプレー容器、汚れて交換した雑巾・スポンジ、掃除に使った新聞紙などなど……。
大掃除をしたあと、スッキリとした部屋で過ごして達成感を味わいたいですよね。ゴミの収集日を考えずにスケジュールを立てると、部屋の中にゴミ袋が大量に積み重なることになるので注意しましょう。
また粗大ゴミの場合は、たとえば東京23区のルールだと、1辺の長さが30cm以上のものが該当します。自治体に粗大ゴミの出し方が決まっているので、あらかじめチェックしておきましょう。
見ながら進められる大掃除チェックリスト
やることが多い大掃除は、あらかじめ掃除する箇所をリストアップしたチェックリストを用意すると無駄なく進められます。
以下にチェックリスト例を用意したので、ダウンロードや印刷をして活用してみてください。すべての項目を実施する必要はなく、やらないところは先に消しておいてもよいでしょう。
印刷した場合は壁に貼って、掃除が終わった箇所をチェックしておくと分かりやすいです。お子さんがいる家庭であれば、終了した場所にキャラクターシールなどを貼っても楽しめますし、積極的にお手伝いをしやすくなるでしょう。