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電気ケトルは重曹とクエン酸で掃除!汚れの原因と洗浄方法を解説

最終更新日: 2021年07月08日

電気ケトルの汚れが目立ってきたら、重曹やクエン酸を使って手入れを行いましょう。内部と外側に付着しやすい汚れとそれぞれの性質を知り、適切な方法で手入れをすることが重要です。

汚れの原因や正しい手入れの方法を紹介します。

電気ケトルが汚れる原因

黒いケトル

電気ケトルには内部と外側に多くの汚れが付着し、汚れごとの原因もさまざまです。主な汚れと原因をチェックしておきましょう。

ミネラル

電気ケトルを長期間使用していると、内部に斑点状の白い汚れがうっすらと付いてきます。この汚れは、電気ケトルで使う水に含まれるミネラル成分が固形化したものです。

ミネラルとは、酸素・水素・炭素・窒素を除く全ての元素を意味します。電気ケトルの中に残ったミネラル成分が、水分の蒸発により固まって水あかとなるのです。

斑点状の白い汚れは白カビに見えることもありますが、カビではありません。しかし、長期間放置していると本物のカビが生える可能性もあるため、小まめに水を抜いて乾燥させるなどのケアが必要です。

サビ

電気ケトル内の底部分には、緑色や茶色の汚れが付着することもあります。これらの汚れのほとんどは、水道水や電気ケトル自体から出たサビです。

水道水の通り道である水道管が劣化していると、水道管から出たサビが水道水に混じることがあります。

電気ケトル内のステンレスは、さまざまな金属でできた合金です。内部に傷が付くと、これらの金属がサビとなって出てくる可能性があります。

水道管の腐食によるサビは、その日の最初に出す水道水に多く含まれています。朝一番の水道水は、電気ケトルで使わないようにするのがポイントです。

手あかや油汚れ

電気ケトルは内側だけでなく、外側にも汚れが付着します。外側の主な汚れは、手あか・ホコリ・油汚れです。

手あかは汗や皮脂に由来したものであり、手あか汚れが付くと指や手の跡が白く残ってしまいます。手に付いた食べ物や雑菌が付着することもあるでしょう。

外側の油汚れは、電気ケトルをキッチンに置いているケースで付きやすくなります。油汚れが付着していると表面がべたつく上、油が接着剤の働きをするため、他の汚れが付着しやすくなります。

電気ケトルの清潔さを保つために、内部の洗浄だけでなく外側の掃除も定期的に行うことが大切です。

内部の洗浄方法

電気ケトル

電気ケトル内部の洗浄は、酸性の性質を持つクエン酸・レモン果汁・お酢を使って洗浄できます。それぞれの洗浄方法や注意点について解説します。

クエン酸を使う

電気ケトルの内部に付着する水あかは、アルカリ性の汚れです。酸性の性質を持つクエン酸を使って洗浄すれば、中和して汚れが落ちやすくなります。

洗浄で使用するクエン酸は粉末タイプを使いましょう。電気ケトルにクエン酸を入れ、満水になるまで水を入れたら、軽くかき混ぜて沸騰させます。

沸騰後に約1時間放置し、お湯を捨てて内部を水できれいに洗い流せば完了です。肌荒れが気になる場合は、ゴム手袋をして作業を行いましょう。

ケトル内に入れるクエン酸の目安は、水1lに対して大さじ1杯です。クエン酸はさまざまな掃除に洗剤として使用できるため、100円ショップなどで購入し、常備しておくのがおすすめです。

レモン果汁を使う

電気ケトル内部の水あか汚れは、レモン果汁でも洗浄可能です。レモン果汁にはクエン酸が含まれているため、市販のクエン酸を使用した洗浄と同様の効果を期待できます。

電気ケトルを満水にし、レモン1~2個分の果汁を入れましょう。レモン1個を輪切りにし、ガーゼで包んでひもでつるす方法もあります。

水を沸騰させたら2~3時間放置し、お湯を捨てて十分にすすぎ洗いを行えば洗浄完了です。汚れがなかなか落ちない場合は、同じ作業を数回繰り返してみましょう。

レモン果汁は市販品も使用できます。大さじ3杯が投入量の目安です。お湯を捨てる際は一気に捨てず、ボタンを押して湯口から捨てれば、パイプの中も洗浄できます。

お酢で代用する場合の注意点

クエン酸やレモン果汁が用意できない場合は、家にあるお酢で代用できます。お酢は酸性の性質を持っているため、水あかのアルカリ性と中和させて汚れを落とすことが可能です。

電気ケトル内にお酢をコップ1杯分投入し、満水にした後沸騰させ、お湯を捨てて十分にすすげば完了です。

お酢を使って洗浄した後は、電気ケトル内にお酢特有のにおいが残りやすくなります。においが気になる場合は、においがなくなるまですすぎを繰り返しましょう。

砂糖などの糖分が含まれるお酢は、洗浄後にべたつく可能性があるため注意が必要です。リンゴ酢や寿司酢などは避け、米酢や穀物酢を使用しましょう。

外側の掃除方法

重曹

電気ケトルの表面に付着した手あか汚れの掃除は、重曹を使用するのがおすすめです。具体的な作業方法を覚えておきましょう。

外側は重曹で

電気ケトルの外側は、重曹を使った掃除が効果的です。外側に付着する手あかは酸性の汚れであるため、アルカリ性の性質を持つ重曹を使えば、中和作用により汚れを落としやすくなります。

重曹で掃除を行う際は、最初に重曹水を作ります。水またはぬるま湯100ccに対し、小さじ1杯分の重曹を溶かしましょう。

重曹水ができたら布やキッチンペーパーに浸し、強く絞って電気ケトルの外側を拭いていきます。汚れが落ちにくい場合は、重曹水を多めに含ませて拭くのがポイントです。

掃除中に布やキッチンペーパーが汚れたら、新しいものに交換して掃除を続けましょう。最後に表面を水拭きすれば完了です。

台座やコードは重曹水で

電気ケトルの外側を掃除する際は、台座やコードも一緒に掃除しましょう。ケアをおろそかにしがちな部分であり、意外と汚れがたまっています。

台座やコードの掃除も、外側と同様に重曹水を使うのが効果的です。コードの汚れは、布やキッチンペーパーで挟むようにして拭き取ります。コードを強く引っ張り過ぎないように注意しましょう。

汚れがひどい場合は、重曹の濃度を高めて重曹水を作るのがポイントです。重曹は水に対して8%までしか溶けないため、汚れ具合に合わせて溶ける範囲内の濃度にしましょう。

掃除の際に気を付けることは?

青いケトル

電気ケトルの手入れ時に注意すべきポイントを紹介します。正しい方法や適切な頻度で手入れすることを意識しましょう。

食器用洗剤やスポンジを使わない

電気ケトルの内部の洗浄には、食器用洗剤を使わないようにしましょう。洗剤のにおいが内側に残り、取れなくなる恐れがあります。重曹やクエン酸を使えば、食器用洗剤と違い環境や人体にも配慮できます。

内部の洗浄作業に、スポンジを使用するのもNGです。強くこすり過ぎるとステンレスを傷つける可能性があり、雑菌が繁殖したりサビが発生したりする原因になります。

同様の理由により、金属製たわしなどの使用も避けましょう。どうしてもスポンジでこすりたい場合は、優しくなでるようにこする必要があります。

2カ月に1回は手入れを行う

電気ケトルに付いた汚れは、長期間放置するほど落としにくくなります。汚れの程度や汚れた場所によっては、動作に不具合が生じることにもなりかねません。

手入れを行う頻度は2カ月に1回が目安です。時間に余裕があるなら、1カ月に1回の手入れを意識しましょう。小まめに手入れを行えば、比較的楽に汚れを落とせます。

手入れに時間が取れない場合でも、3カ月に1回は手入れを行いましょう。外側も小まめに掃除すれば、見た目の印象も良くなります。

電気ケトルの洗浄や掃除を習慣化しよう!

白いケトル

電気ケトルに付着する汚れの原因は、内側がミネラルやサビ、外側が手あかや油汚れです。内側は酸性のクエン酸を使い、外側はアルカリ性の重曹を使えば、汚れと中和して落としやすくなります。

汚れが持つ性質を理解し、それぞれの汚れに合ったものを使うことが重要です。長期間放置して頑固な汚れにならないように、洗浄や掃除は習慣化することを心がけましょう。

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