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キッチンシンクの掃除は洗剤選びが鍵!水垢やサビもピカピカに

最終更新日: 2024年11月18日

毎日使うキッチンシンクは見た目の美しさだけでなく、衛生面でも清潔に保つことが大切です。

しかし、「掃除しているのにすぐ汚れる」「水垢が落ちない」という悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?

実は、効果的な掃除には「汚れにあった洗剤選び」が重要です。この記事ではキッチンシンクの汚れの種類から洗剤選び、予防のためのコーティングの種類までご紹介します。

キッチンクリーニングをプロに頼んでピカピカにする

キッチンシンクの掃除前に汚れの正体を知ろう

水垢がついたキッチンシンクの写真

キッチンシンクには様々な汚れがつきます。白い汚れや黒いサビ、赤さびなど色々な汚れがありますが、汚れの種類は大きく3つに分けることができます。

汚れを除去するにはそれぞれの汚れの原因と相性の良い洗剤を知ることが大切です。

汚れの原因と種類、相性の良い洗剤

汚れの性質によって効果のある洗剤が違います。まずは、自宅のキッチンシンクにどんな汚れがついているか確認してください。

下記に汚れの種類ごとの原因とおすすめの洗剤をまとめました。

汚れの性質 汚れの種類 見た目 おすすめの洗剤
酸性 サビ、皮脂
食べカス
赤茶色のシミ
黄ばみ
食器用中性洗剤
重曹
アルカリ性 水垢、石鹸カス
黒カビ
白っぽい膜
黒い斑点
食器用中性洗剤
クエン酸
中性 ぬめり べたべた 食器用中性洗剤
クエン酸、重曹

キッチンシンクの掃除方法

キッチンシンクの掃除中の様子

キッチンシンクは毎日のお手入れと習慣的なお手入れをすることで自身の掃除でもきれいに保つことが出来ます。

自分でキッチン掃除をする際に使用する道具は下記のものがあれば充分です。毎日のキッチンシンクの掃除に必要な道具

  • 食器用中性洗剤
  • キッチンスポンジ
  • キッチンペーパー
  • クエン酸
  • 重曹
  • スプレーボトル
それぞれの洗剤はAmazonでも簡単に購入することができます。

【クエン酸】

シャボン玉 クエン酸 掃除 粉末 300g 水アカ | amazon
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【重曹】

シャボン玉石けん シャボン玉 粉末 重曹 掃除 680g | amazon
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毎日の掃除は食器用中性洗剤でOK

キッチンシンクの汚れが軽い場合や毎日の締めの掃除は、食器用中性洗剤で充分きれいにできます。

食器洗い後の5分程度をキッチンシンクの掃除に使うことで大分違うので、日々の習慣に取り入れることをおすすめします。

毎日のキッチンシンクの掃除に使う道具は下記の通りです。毎日のキッチンシンクの掃除に使う道具

  • キッチンスポンジ
  • 食器用中性洗剤
  • キッチンペーパーor布巾

掃除手順は下記のとおりです。

  1. 食器を全て片付ける
  2. 排水口のゴミを捨てる
  3. ぬるま湯でキッチンシンク全体を軽くすすぐ
  4. スポンジに食器用中性洗剤をつけて全体を洗う
  5. 洗剤を完全に洗い流す
  6. 清潔な布やキッチンペーパーで水気を拭き取る

キッチンシンクに白い水垢がついている場合の掃除方法

キッチンシンクの水垢の写真

キッチンシンクに白い水垢がこびりついている場合は、毎日の掃除だけでは落としきることができません。相性の良いクエン酸を使って掃除を行いましょう。白い水垢がついている場合の掃除道具は下記の通りです。

シンクの水垢を落とす掃除道具

  • キッチンスポンジ
  • クエン酸
  • スプレーボトル
  • キッチンペーパー

続いて掃除手順をご紹介します。

  1. クエン酸小さじ1杯:水200mlをスプレー容器のなかで混ぜる
  2. キッチンペーパーにクエン酸スプレーを染み込ませる
  3. 水垢が気になる部分にキッチンペーパーを貼り付けて1時間ほど放置する
  4. スポンジで優しくこすり、クエン酸を水で洗い流す
  5. キッチンペーパーで水気を完全に拭き取る

※クエン酸スプレーはキッチンペーパーがひたひたになるくらい染み込ませてください。

キッチンシンクにサビがついている場合の掃除方法

サビているキッチンシンクの写真

キッチンシンクのサビが気になる場合は、重曹を使った掃除方法がおすすめです。サビが気になる場合の掃除道具は下記の通りです。

サビが気になるときの掃除道具

  • キッチンスポンジ
  • 重曹
  • スプレーボトル
  • キッチンペーパー

続いて掃除手順をご紹介します。

  1. 重曹小さじ2杯:水200mlをスプレー容器のなかで混ぜる
  2. キッチンシンク全体を水とスポンジで軽くこすり洗いする
  3. サビ部分に重曹スプレーを振りかける
  4. 10~30分程放置する
  5. スポンジでやさしくこすり洗いする
  6. キッチンペーパーで水気を拭き取る

ちなみに重曹は「粉末状のまま濡らしたシンクに振りかける」という方法が紹介されていることがありますが、それだとシンクが傷ついてしまうことがあります。

重曹の粉には研磨効果があるため、シンクの素材に細かい傷がついて光沢が失われてしまうので注意しましょう。

排水口の掃除方法

排水口の掃除写真

排水口は常に湿気があり、食べカスなどが付着することからぬめりや黒カビが発生します。この汚れを落とすには、塩素系漂白剤を使った掃除がおすすめです。

ぬめりや黒カビが気になる場合の掃除道具は下記の通りです。

  • 塩素系漂白剤
  • 歯ブラシorスポンジ
  • ゴム手袋
  • マスク

続いて掃除手順をご紹介します。

  1. 換気扇を回し、ゴム手袋とマスクを着用する
  2. 排水口周りの水気を拭き取る
  3. 塩素系漂白剤を排水口に直接振りかける
  4. 10~15分程度放置する
  5. 歯ブラシやスポンジで優しくこする
  6. 水で完全に洗い流す

排水口は部品と奥を分けて掃除をすることで、ぬめりや臭いの悩みを解消できます。排水口の詳しい掃除方法は下記の記事でも紹介しているので、よければご一読ください。

関連記事:キッチンの排水口の掃除方法|重曹・クエン酸・オキシクリーンでピカピカに|ミツモア

キッチンシンクを掃除する際の注意点

キッチンシンクの掃除に困る女性実はキッチンシンクの掃除をしたことで、傷つけてしまうこともあります。せっかく掃除を行っているのに傷つけてしまうと本末転倒ですよね。

注意点を守ってキッチンシンクの掃除をしましょう。

シンクの素材によっては掃除道具で傷つくことがある

キッチンシンクの素材によっては掃除道具との相性が悪く、傷ついてしまうことがあります。

最も一般的なシンクはステンレス製ですが、優れたデザイン性などの理由から人工大理石製のシンクを選ぶ方も多いです。

代表的なシンクの素材と、使ってはいけない掃除道具をまとめました。

素材 ステンレス製の

キッチンシンク

人工大理石の

キッチンシンク

使用可能な道具 やわらかいスポンジ

マイクロファイバークロス

ナイロンたわし

やわらかいスポンジ

専用のお手入れクロス

使用を避けるべき道具 金属たわし

硬いナイロンたわし

研磨剤入りのスポンジ

かたいスポンジ

ナイロンたわし

理由と原因 傷ができ汚れが染み込みやすくなる

表面の防さび効果が低下

傷から発生するさびの可能性

表面のコーティングを剥がしてしまう

光沢が失せる

メラミンスポンジは使わない

メラミンのスポンジ

洗剤を使わずに汚れが取れるアイテムとして人気のメラミンスポンジですが、ステンレス製のキッチンシンクの掃除にはおすすめしません。

メラミンスポンジは研磨効果が高いためキッチンシンクの掃除に使うことによって、光沢の消失、凸凹の発生、削りによる防水性の低下が考えられます。

また、長期的に使用するとキッチンシンクの寿命が短くなることや見た目の劣化も気になります。

熱湯は流さない

キッチンシンクにそのまま熱湯を流すのはNGです。

熱湯を流すことで、急激な温度変化による歪みや接合部分の劣化、コーティングの損傷を与えてしまいます。また、配管にも影響を及ぼします。

パッキンの劣化、排水管の変形につながるのでキッチンシンクに熱湯は流さないよう注意してください。推奨最高温度は45℃です。

ハイターを使う際は注意が必要

塩素系漂白剤(ハイター)は汚れをごっそり落とせるアイテムとして人気ですが、使用時に注意しなければいけない点が多くあります。

また、人工大理石のキッチンシンクの場合は各メーカーで「使用を避けてください」と案内しているので使用を避けるのが無難です。

【業務用 塩素系除菌漂白剤】キッチン泡ハイター 1000ml | amazon
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ハイター使用時の基本的注意事項

  • 適切な希釈で使用する
    推奨希釈率:水1Lに対してキャップ1杯(10ml)
    使用時間:5分以内
    すすぎ:十分な水量で
  • 換気の重要性
    窓を開ける
    換気扇を回す
  • 避けるべき組み合わせ
    酸性洗剤やアルコール製品との併用
    熱湯の使用
  • 事故防止の対策
    手袋・マスクを着用
    使用前の製品表示を確認

素材別の注意点

  • ステンレス製の場合
    • 原液使用は絶対に避ける
    • 長時間の付着を避ける
    • 使用後は完全に洗い流す
  • 人工大理石の場合
    • 使用を極力避ける
    • 専用クリーナーの使用を推奨
    • 表面の変色リスク

キッチンシンクがステンレス製ではない場合の掃除方法

キッチンシンクの写真

上記ではステンレス製のキッチンシンクの掃除方法についてお伝えしました。ステンレス製のキッチンシンクでない場合の掃除方法は少し異なるので、素材別の掃除方法もご紹介します。

キッチンシンクが人工大理石の場合

人工大理石とはアクリルやポリエステルの樹脂を使用した人工素材のことです。

高級感のある見た目が特徴でオーダーメイドで選ばれる方が多いですが傷つきやすい素材なので、適切な掃除方法で美しさを保つ必要があります。

日常的な掃除方法

  1. 中性洗剤を含ませたキッチンスポンジで優しく汚れを落とす
  2. 洗剤をかたくしぼった布で拭き取る
  3. 乾いた布で完全に水気を拭きとる

特別な掃除方法

  • 水を含ませたメラミンスポンジを使って水垢など頑固な汚れの部分をこする
  • 専用のクレンザーを使用する

気を付けるポイント

  • 金属たわしは絶対に使用しない
  • 熱いものを直接置かない
  • 酸性・アルカリ性の強い洗剤は避ける

ホーロー製のキッチンシンクの掃除方法

ホーロー製のキッチンシンクは海外で人気ですが日本ではあまり普及していません。

ホーロー製のキッチンシンクは金属とガラスの特性を持っていることからスチール製のタワシなどでもこすっても傷つかない強さがあります。

日常的な掃除方法

  1. 食器用洗剤で全体を洗う
  2. しっかりすすぐ
  3. 柔らかい布で水気を拭き取る

特別な掃除方法

  1. 重曹を振りかける
  2. しばらく放置
  3. 柔らかいスポンジでこする
  4. よくすすぐ

気を付けるポイント

  • 重いものを落とさない
  • 金属たわしは使用禁止
  • 漂白剤は薄めて使用する
  • 使用時は水を溜めて洗い物などを行う

キッチンシンクの掃除は毎日するのがベスト!

毎日のキッチン掃除の写真

キッチンシンクの汚れは長期間放置してしまうと汚れがこびりつき、落とすのがだいぶ難しくなります。そうなる前に日々のお手入れでケアをすることが大切です。

1日5分!食器用洗剤で掃除をする方法

キッチンシンクの掃除の写真

「毎日掃除をする!」と思うと少しハードルを感じるかもしれませんが、習慣に取り入れると楽になります。誰でも簡単に自宅の道具でできるキッチンシンクの掃除方法をご紹介します。

毎日の掃除は食器を洗った後に行ってくださいね。

毎日の掃除に必要な道具

  • 食器用洗剤
  • スポンジ
  • 布巾やタオル
  • シンクマット(あれば)

毎日の掃除手順

  1. 洗い終わった食器を片付ける
    食器はシンクに放置せず、すぐに片付けましょう。
  2. 三角コーナーのゴミも忘れずに捨てる
    ビニール袋等に入れて封をして捨てるのがおすすめです。
  3. シンク全体を水で流す
    30秒程度を目安に行ってください。
  4. 食器用洗剤をつけたスポンジで洗う
    シンクの壁面を上から下に向かって洗いましょう。
    排水口周りは特に丁寧に、コーナー部分も忘れずに行ってください。
  5. 洗剤が残らないように念入りにすすぐ
  6. 水気をしっかり拭き取る
    乾いた布で丁寧に拭いてください。
    隅々まで拭き取ることで水垢予防ができます。

おすすめポイント

  • すぐに食器を洗い、掃除をする習慣をつけるとベター。
  • スポンジはやわらかめのものを使用。
  • 拭き取る布はマイクロファイバーがおすすめ。

キッチンシンクをきれいに保つコーティングとは

キッチンコーティングの写真

キッチンシンクをきれいに保つためにコーティングという手段もあります。コーティングは個人でできるスプレータイプのものやプロに依頼して行ってもらうものなど種類が豊富にあります。

コーティングの種類

コーティングの種類 特徴 おすすめする人物
フッ素コーティング 水をはじく力が強い

油汚れが付きにくい

スプレータイプが主流

普段の油汚れが気になる方

予算を抑えたい方

シリコンコーティング 耐久性が高い

ジェルタイプが主流

長期的な効果を求める方

定期的にメンテナンスができる方

水垢対策をしたい方

ガラスコーティング 最も耐久性が高い

光沢感がある

DIY用キットがある

美しさにこだわりたい方

初期投資を惜しまない方

新築・リフォーム時に使用

コーティングを自分で行う場合

今はホームセンターなどでスプレータイプのコーティング剤を買い、自分でキッチンシンクのコーティングを行っている方もいます。

自分でコーティングを行う場合は価格を抑えられるのがメリットです。コーティング方法は以下の通りです。

必要な物

  • コーティング剤(スプレーやジェルタイプ)
  • マイクロファイバークロス
  • 手袋
  • マスク

コーティング手順

  1. コーティング前に事前清掃を行う
    通常の洗剤で徹底洗浄を行い、水気をしっかり拭き取る
  2. コーティング作業(15分)
    ・スプレータイプ:均一に吹きかけて拭き上げる
    ・ジェルタイプ:専用クロスで薄く伸ばす
  3. 仕上げ(5分)
    ・乾いたクロスで最終拭き上げ
    ・24時間は水を避ける

注意事項

  • 湿気の多い日にやってはいけない
  • 推奨量以上の塗布をしない
  • 乾燥時間を短縮しない
  • コーティング後は強いこすり洗いをしない

コーティングをプロに依頼する場合

自分でコーティングを行うのが怖い場合はプロにコーティングを依頼することもできます。

プロにコーティングを依頼した場合、高度な下地処理をしてもらえたり、プロ仕様の強力コーティング材が使えることがメリットですが、金額が高くついてしまうデメリットもあります。

関連記事:オキシ漬けで汚れを強力洗浄!基本のやり方から場所別の方法まで紹介|ミツモア

頑固な水垢やさび落としは道具や技術が必要

スクレイパーの写真

本格的に掃除をしても長期間放置していた頑固な水垢やサビは自身では落としきることができない場合もあり、特別な道具や技術が必要になります。

ただし、特別な道具を使う場合には専門の知識も必要です。

プロが使う スクレーパー(スクレイパー)

スクレーパーとはヘラ状の刃にプラスチックや木製の持ち手がついた道具です。水垢を削るときに使用します。

小型スクレイパーやプラスチックスクレイパー、へらタイプスクレイパーなど様々な種類があります。

特徴

  • 角度調整が可能
  • 力の入れ加減が大切
  • 素材に合わせて硬度を選ぶ必要がある
  • 定期的な刃の交換が必要

プロの道具を使うには技術が必要

プロが使う水垢スクレイパーは家庭用に比べて強度が高いものが多いです。
角度調整や素材に応じた使い分けも必須になります。

力の入れ具合が強すぎると表面を傷つけてしまうし、弱すぎると水垢が十分に除去できません。プロの道具を使わないと除去できない水垢はプロに依頼をして落としてもらことをおすすめします。

キッチンシンクの落とせない水垢はプロに依頼をしよう!

キッチンシンクの見積もりの写真

「キッチンシンクの掃除を自分でやってみたものの、なかなか汚れが落ちない」、そんな頑固汚れは、プロのキッチンクリーニング業者に依頼して落としてもらうのがおすすめです。

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