シンクの汚れを落とすコツは?
シンクの汚れを落とすコツは、汚れに合った洗剤を選ぶこと。たとえば水垢の場合にはクエン酸が有効ですが、油汚れには重曹の方が効果的です。この記事では5つの掃除方法を解説します。
シンクをピカピカに保つ方法は?
シンクをピカピカに保つには、掃除するときにシンクを傷つけないよう注意すること。たとえばメラミンスポンジや重曹には研磨効果があるので、シンク表面が傷ついて光沢が失われてしまいます。
シンクの汚れを落とすコツは、汚れに合った洗剤を選ぶこと。たとえば水垢の場合にはクエン酸が有効ですが、油汚れには重曹の方が効果的です。この記事では5つの掃除方法を解説します。
シンクをピカピカに保つには、掃除するときにシンクを傷つけないよう注意すること。たとえばメラミンスポンジや重曹には研磨効果があるので、シンク表面が傷ついて光沢が失われてしまいます。
キッチンシンクの掃除方法は以下のように5つあります。汚れごとに洗剤を使い分けるのがポイント。
これらの掃除方法は、汚れと真逆の性質をもつ洗剤を使用するのがキモになっています。
たとえば水垢や石鹸カスは「アルカリ性」なので、「酸性」のクエン酸などを使うのがコツ。
逆に油汚れやヌメリは「酸性」なので、「アルカリ性」の重曹などを使うのがコツです。
ただしステンレスを傷つけてしまわないように「研磨剤」が入っていないか、スポンジは柔らかい素材か、といった点にも注意しましょう。
上記だけではピンとこないという方は、パターン別に掃除方法を選んでみてください。
【毎日、または2~3日に1回はシンクを掃除する場合】
→台所用の中性洗剤がオススメ |
【汚れが少したまっている、シンクが曇っている場合】
→クリームクレンザー、またはクエン酸がオススメ |
【普段から掃除はしているけど、月に1回の念入り掃除がしたい場合】
→クリームクレンザー、または漂白剤がオススメ |
自分の状況に合わせて、掃除方法をチェックしてみてください。
キッチンシンクや蛇口にいちばん付きやすい汚れといえば「水垢」。なぜなら水垢は、水道水のミネラル成分が固まったものだからです。
つねに水を扱うシンクにとって、一番の大敵はこの水垢と言えます。こびりつくと白くザラザラとした手触りになり、なかなか落ちない頑固汚れです。
しかしそんな頑固な水垢汚れも「酸性」の洗剤を使えば簡単に落ちます!水垢はアルカリ性の汚れなので、酸性洗剤と混ざることで中和され、汚れが浮くのです。
ちなみに石鹸が混ざった「石鹸カス」という汚れも基本的にはアルカリ性なので、酸性洗剤で落ちやすくなります。
そして身近な酸性洗剤といえば「クエン酸」です!クエン酸を使ってシンクをピカピカにする方法を紹介します。
クエン酸は上画像のように粉末状で売られている商品が多いです。水で溶かして使えるので経済的で、トイレ掃除やお風呂掃除にも使いまわしできる優れものです。
洗面台や浴室の鏡についた水垢にも効果的なので、一度試してみてはいかがでしょうか。
クエン酸を使ってシンクの水垢や石鹸カスを落とすには、以下の手順で掃除しましょう。
【クエン酸でシンク掃除する手順】
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クエン酸の代わりにお酢を使うことも可能です。お酢を使う場合は水2:お酢1の割合で混ぜてください。
上記の手順でも落ちない頑固な水垢・石鹸カスがあれば、クエン酸水で濡らしたキッチンペーパーをかぶせ、汚れをパックするのがオススメ。
パックした状態でさらに1時間ほど放置して、スポンジでこすってみてください。たいていの水垢汚れはこれで落とすことができます。
それでも落ちないこびりつきがある場合は、酸性汚れに変質しているかもしれないので、重曹などの別の洗剤を試してみましょう。
お掃除メディアなどでよく紹介される「クエン酸 × 重曹」の使用方法は、「アルカリ性と酸性どちらの汚れも中和する」というものではありません。
クエン酸と重曹とが中和しあうことで「発泡」を起こし、汚れを浮かせて落とすという仕組みです。
そのため汚れの種類によっても効果的かどうかは変わりますが、基本的にはそれぞれ単体で使用するのがオススメです。
いちど試してみたいという方は以下の手順を参考にしてみてください。
【クエン酸と重曹を組み合わせる掃除手順】
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料理やお皿についていた油汚れや、手洗いのときに落ちた手垢・皮脂などもシンクの大敵です。
雑菌が繁殖してぬるぬるとしたヌメリに変化することもあるので、早めに掃除しましょう。雑菌や油汚れは、キッチンの悪臭のもとになってしまいます。
油汚れやヌメリには「重曹」を使うのがオススメ!ほかにも「セスキ炭酸ソーダ」などのアルカリ性洗剤は有効です。
ただしホーロー製や人工大理石のシンクの場合はアルカリ成分に弱いので注意しましょう。その場合は中性洗剤で掃除するのがオススメです。
重曹はシンク以外にも「コンロや換気扇の油汚れ」「壁紙の黄ばみ」「カーペットの皮脂汚れ」などなど家中お掃除できる優れもの。
中性に近いアルカリ性なので刺激が弱く、手肌にも優しいのが特徴です。
セスキ炭酸ソーダは、重曹よりも強いアルカリ性の洗剤です。使い方は重曹と同じですが、より頑固な汚れへの効果が期待できます。
重曹やクエン酸と同じく、化学成分を使わない「ナチュラルクリーニング」洗剤です。
重曹やセスキ炭酸ソーダを使う場合も、基本的な手順はクエン酸と同様です。
【重曹でシンク掃除する手順】
【セスキ炭酸ソーダの場合】
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ちなみに重曹は「粉末状のまま濡らしたシンクに振りかける」という方法が紹介されていることがありますが、それだとシンクが傷ついてしまうことがあります。
重曹の粉には研磨効果があるので、シンクの素材に細かい傷がついて、光沢が失われてしまうので注意しましょう。
上記の手順でも落ちなかった油汚れには、以下のコツを押さえて再トライしてみましょう。
フライパンで調理するときと同じで、固まった油は熱によって溶けます。そのため落ちにくい油汚れには40~60℃ほどのぬるま湯を使いましょう。
ぬるま湯を使うことで、重曹のアルカリ性が強まる効果もあるので、より頑固な油汚れまで落ちます。
また重曹の割合を増やしてペースト状にしたうえで、汚れをパックするのも有効です。
また重曹にこだわらず、油汚れ用の専用洗剤を使うのもひとつの手段です。
鍋やアルミ缶などの錆びやすいの金属製品をシンクに置いておくと、「もらいサビ」がついてしまいます。
ステンレス自体は錆びにくい素材ですが、もらいサビは発生しやすいので注意が必要です。
シンクのサビにはクリームクレンザーを使うのがオススメです。ただし研磨作用が弱い製品を選ばないと、シンクが傷ついてピカピカの光沢を失ってしまうので注意しましょう。
またクエン酸にもサビ取り効果があります。サビは「酸化した金属」ですが、クエン酸には酸素を分離させて元の状態に戻す「還元作用」があるからです。
シンクの掃除に使うクリームクレンザーは「ジフ」がオススメです。「シンクが曇りのないピカピカな状態になる」と定評があります。
天然成分「カルサイト」というガラスやステンレスより柔らかい研磨剤が使われているので、研磨効果が20%に抑えられているのが特徴。シンクに傷をつけません。
ステンレス、タイル、ホーロー、プラスチックの素材に使用可能です。水垢や石鹸カスにも有効で、鏡や調理器具にも使えるので普段使いにもオススメ。
クリームクレンザーを使った掃除方法は以下。サビが気になる部分には、直接クリームクレンザーをかけてもOKです。
【クリームクレンザーでシンク掃除する手順】
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サビをこすり洗いするとき、「円」を描くようにこするのがポイントです。クルクル擦ることで、サビを全方向から削ることができます。
ただし必要以上に研磨してしまわないためにも、スチールタワシや硬いスポンジを使うのはさけましょう。
油汚れ、石鹸カス、皮脂汚れなどはカビのエサになるので、シンクにもカビが生えることがあります。
シンクに生えたカビには漂白剤を使いましょう。
「塩素系」の漂白剤は、化学成分が菌を分解するので、奥深くまで根を張ったカビにも有効です。
「酸素系」の漂白剤は、カビの根まで分解することは難しいものの、ステンレスに優しい成分でカビ取りができます。
シンクにおすすめの塩素系漂白剤は「キッチン泡ハイター」です。スプレーして最長5分つけ置きして洗い流すだけで、カビや汚れを落とします。
通常の「キッチンハイター」だと長時間つけ置きする必要があり、シンクを錆びさせてしまう恐れがあるので注意しましょう。
またキッチン泡ハイター以外を使う場合も、シンクの素材との相性はしっかりチェックしておくようにしてください。
【キッチン泡ハイターを使ったシンクのカビ取り手順】
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スプレーする前にシンク表面の汚れを落として乾燥させておくことで、よりダイレクトにカビ退治できます。そこへキッチン泡ハイターをスプレーしましょう。
5分ほど経ったらしっかり洗い流します。漂白剤の成分が残ってしまうとサビや変質の原因になるので、すすぎは丁寧におこなってください。
【塩素系漂白剤を使うときの注意点】
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塩素系漂白剤は強い成分なので、使い方が悪ければ人体にも影響を与えてしまいます。とくに酸性洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので注意してください。
オキシクリーンなら、シンクでもつけ置き掃除ができます。ステンレスの場合は最長6時間までつけ置き可能です。
酸素系漂白剤なので、酸素が発泡することで汚れが浮き、カビ退治もできます。
カビを根から退治する殺菌力は「塩素系」に劣りますが、洗浄力が高いにも関わらず「ナチュラルクリーニング」洗剤なのが特徴です。
【オキシクリーンでシンク掃除する手順】
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オキシクリーンを入れると泡がブクブクと出てくるので、ぬるま湯はため過ぎないようにしてください。また冷水だとうまく発泡しないので、かならずぬるま湯を使いましょう。
シンクがどのくらいの容量なのか分からない場合、2Lペットボトルなどを目安にしてザックリ計算すれば、オキシクリーンの割合が分かります。
ちなみに同じ方法でガスコンロの五徳や換気扇などの漬けおき掃除もできるので、普段使いにもオススメです。
シンクが汚れるイチバンの原因「水垢」は、水道水に含まれる炭酸カルシウムやマグネシウムが固まったものです。また石鹸カスも、日ごろから溜まっていってしまいます。
シンクをキレイに保つためには、毎日の掃除が大切です。
「毎日の掃除」は大変ですが、「キッチンを使い終わったあとの5分」だけで済む簡単な手順で問題ありません。使うものもスポンジと台所用洗剤だけでOKです。
お皿洗いのあとや、歯磨きのあとなどのタイミングで、寝る前にササっと掃除して汚れのこびりつきを防ぎましょう。
普段のお皿洗いのように、シンクを洗うだけです。
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ポイントは洗ったあとにしっかり乾燥させること。水垢のもとになるのは水道水なので、水気が残らないように拭き取りましょう。
この習慣が身につくと、シンクが汚れにくくなりキレイな状態を保ちやすくなります。
三角コーナーや排水口には、食材の油分や雑菌がたまっていくので、できればこまめに掃除するのがベターです。
まずは生ゴミや食べかすをビニール袋に密閉して捨てます。そのまま捨てると虫が寄りつく原因になるので注意してください。
排水口はフタと受け皿を外し、台所用洗剤で洗いましょう。ぬるま湯を使うと油汚れが溶けやすくなります。
三角コーナーもぬるま湯で洗うのがオススメ。耐熱性がある製品を使っている場合は、最後に50~60℃のぬるま湯をかけてから乾かすと、除菌効果が高まります。
しっかりと掃除する場合は、歯ブラシなどを使ってこするのもオススメです。
シンク掃除のときには以下のような点に注意しましょう。
それぞれ詳しく紹介します。
「激落ちくん」などで有名なメラミンスポンジは、消しゴムのように汚れを削り落とすアイテムです。
そのためステンレスのシンク表面や、コーティングなどを剥がしてしまう恐れがあります。
シンクに細かい傷がついてしまうことで汚れが入り込みやすくなり、ピカピカの光沢も失われてしまうので注意しましょう。
シンク掃除で使うお湯は60℃までのぬるま湯にしましょう。
シンク自体には耐熱性がありますが、排水管の耐熱温度は60~70℃なので、それ以上の温度の熱湯によって変形してしまう恐れがあります。
洗浄効果や殺菌効果は50~60℃のぬるま湯でも得られるので、沸騰したお湯などを掃除に使うのは避けましょう。
シンクのなかでもステンレス、ホーロー、人工大理石などの種類があります。素材によっては洗剤との相性が悪い可能性もあるので、使用するまえにチェックしておきましょう。
洗剤の種類によっても使えるものと使えないものがありますが、一般的には以下のような相性です。
ステンレス ホーロー 人工大理石 人造大理石
中性洗剤 〇 〇 〇 〇
酸性洗剤 〇 × △ ×
アルカリ性洗剤 〇 × △ ×
塩素系漂白剤 △ × △ ×
クレンザーなどの研磨剤 △ × △ △
スポンジ 〇 〇 〇 〇
たわし △ × × ×
ステンレスはサビにくく、掃除しやすいように加工されています。そのため多くの種類の洗剤を使うことができる素材です。
しかしクレンザーや重曹などの研磨剤や、たわしなどの硬い素材でこすると、傷がつき光沢が失われてしまうので注意しましょう。傷口に汚れが溜まりやすくなり、サビやカビの原因になることもあります。
またキッチンハイターなどの塩素系漂白剤は、ステンレスの素材を傷める可能性があるのでつけおき厳禁です。スプレーして2~3分ほどで流すようにしましょう。
ホーロー製のシンクは、金属にガラスなどの釉薬(ゆうやく)でコーティングされています。表面に傷がつくとコーティングが剥がれてしまうので、タワシなどでゴシゴシ洗わないようにしましょう。
また酸性洗剤やアルカリ性洗剤、研磨剤を使用するのも、コーティングが傷つく原因に。汚れはなるべく中性洗剤と柔らかいスポンジで落とすのが得策です。
人工大理石でできたシンクは、大理石に似せて作られた樹脂製のものです。
一方で人造大理石は、砕いた大理石を樹脂で固めたものという違いがあります。
人工大理石の方が人造大理石よりも洗剤に強いですが、強酸や強アルカリを使用すると、シミになるため注意しましょう。また塩素系漂白剤でのつけ置きは変色の原因になります。
研磨剤入りの洗剤を使うと素材を傷をつけてしまい光沢が削れてしまう恐れがあるので、研磨剤は避けるのが得策です。
キッチンシンクの表面にコーティングを施すことで、水や汚れをはじいてくれる「防汚効果」が得られます。
コーティング剤の種類によって効果の持続期間は違いますが、短いもので1~2か月、長いもので1~2年ほどです。
市販のコーティング剤はスプレータイプで施工しやすい商品も多いのが特徴。
もしくはキッチンのクリーニング業者などに依頼して、長持ちするコーティングを施工してもらうこともできます。
シンクの汚れを防ぐ手段のひとつとして検討してみましょう。
ドラッグストアや100均などで手軽に入手できる便利グッズを紹介します。シンク掃除をしようとしている方は、参考にしてくださいね。
シンク掃除にはブラシや歯ブラシがあると便利です。
汚れを見つけた時に、ささっとこすれば落とせるのがブラシの魅力。ヌメリやカビ汚れなどをこすり落とすのに便利です。
マーナの「デルデルキッチンブラシ」は、手に収まるサイズで使いやすいのが魅力。特徴として、ブラシに水や洗剤を入れることができます。またおしゃれなデザインもポイントです。
マイクロファイバークロスがあると、シンク掃除するとき、より汚れを拭き取りキレイに仕上がります。
マイクロファイバーは通常のタオルや雑巾と異なり、繊維が細かく、汚れをしっかりと落とします。またさらに吸水力が高く、しっかりと水分を拭き取り、仕上げてくれます。
シンク掃除以外にも、窓ふきや鏡拭きなど、様々な場面で使える便利アイテムです。
レックの「激落ちくん マイクロファイバークロス」は、クイックルワイパーなどにも取り付けられる大きさで、シンク掃除以外にも活躍します。
「シンクの掃除を自分でやってみたものの、なかなか汚れが落ちない」。そんなシンクの頑固汚れは、プロのキッチンクリーニング業者に依頼して落としてもらいましょう。
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