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大掃除はチェックリストで効率化!テンプレートもあります

最終更新日: 2024年06月28日

12月に入り、徐々に意識し始める大掃除。なんともめんどうなイメージの大掃除ですが、大掃除はチェックリストを使うことで効率的に進めることができます。

大掃除を上手に進めるために「大掃除チェックリスト」を作成してみましょう。リストに沿って計画的に掃除を行えば、効率よく掃除を終えることができます。

なお今回は、ダウンロードしてそのまま使えるテンプレートも用意しました。チェックリストを上手く活用して、大掃除をスッキリ終わらせましょう。

大掃除を効率的に進める4つのコツ

大掃除を上手に進めるコツ
テキパキと掃除を進めるコツは?

さっぱりした気持ちで新年を迎えるために大掃除を完璧に行いたい、と考える方は多いです。しかし、闇雲に掃除を始めてしまうと、ひとつの場所に時間をかけすぎたり、やり残してしまったりすることもあります。

そうならないよう、まずは「大掃除でやるべきこと」をしっかり理解しておきましょう。上手な大掃除チェックリストを作るには、「計画性」が最も重要なポイントですよ。

【コツ1】掃除する場所をリストアップする

家中を掃除するとなると範囲が広くてかなり大変ですよね。無計画のまま掃除を始めてしまうと、時間を上手に使えないこともあります。

まずは「掃除をする箇所をリスト化」することから始めていきましょう。

やり方は以下の通りです。

  1. 紙に『キッチン』『トイレ』『玄関』など、あらゆる箇所を大まかに書き出す
  2. 書き出した箇所を、さらに細かく分類する
    (例)『キッチン』ならば、「換気扇」「コンロ」「冷蔵庫」など。
  3. 箇所ごとに「必ず掃除をするところ」「時間があれば掃除をするところ」に分ける。

リスト化することで、本当に掃除が必要な箇所や効率のいい順番、さらに掃除全体に必要な時間などが見えてきます。時間や労力を無駄にすることなく、テキパキと掃除を進めることができます。

【コツ2】役割分担を決める

掃除を手早く終わらせるには家族で役割を決めることも重要です。しかし、分担方法を間違えるとかえって時間がかかることもあります。そうならないよう、役割分担のポイントを抑えておきましょう。

「全員で同じ場所を掃除すること」「それぞれの得意そうなところ・できそうなところを任せること」の2つが役割分担のポイントです。

「場所」ではなく「役割」で決める

キッチン担当やトイレ担当など、場所ごとに決めてしまいがち。しかし、これでは掃除に慣れたママの分担が多くなったり、子供には綺麗に掃除しきれない箇所が出てきたりと、よい効率で掃除できません。

そのため、キッチン周りならば換気扇はパパ、シンクはママ、家電の拭き掃除は子供など、同じ場所を全員で一緒に行えるような分担をしましょう。こうすることで、ママは掃除具合に目を光らせることができますし、掃除が着実に進んでいく達成感も味わえます。

家族みんなの「得意」を活かす

家族の中でも、男性と女性、子供と大人では得意分野に差がありますよね。役割分担をする時は「適材適所」を意識してみましょう

【パパ】
  • 重いものを動かす作業
  • 高いところの作業
  • 頑固な汚れの掃除など、力がいる作業
【ママ】
  • つけ置き洗いなど、コツや知識がいる作業
  • 取り扱いに注意が必要な、洗剤などを使った作業
【子供】
  • 狭い場所の作業
  • 危険性が少ない作業
  • 掃除の効果が分かる箇所

特に、子供には「掃除をしていて楽しい」と思える箇所をお願いしてみましょう。

窓ガラスの拭き掃除やエアコンのフィルター掃除などは、目に見えて効果が分かるため楽しく取り組むことができます。

【コツ3】期日を決める

大掃除を乗り切るコツは、1日で終わらせようとしないこと。これは、一気に掃除しようとするとかなりの労力がかかってしまうため、モチベーションを保てない可能性があるからです。

そこでおすすめなのが、何日かに分けて取り組む方法。「今日はここだけ綺麗にする」と決めた方が余裕を持って取り組めますし、掃除に力も入ります。

ただし、ここで注意したいのが「必ず期日を決めること」です。期日を決めないとやる気が出ずに後回しになってしまい、結局年末に慌てて掃除するということになりかねません。

そうならないよう、最初の段階で「いつまでに終わらせる」と明確に決めておくことが大事ですよ。

具体的なスケジューリングは下の「大掃除のタイムスケジュール」で紹介しています。

【コツ4】完璧主義にならなくて良い

掃除を始めると、次から次へと気になる箇所が出てきたり、完璧に綺麗にしたくなったりますよね。しかし、それでは時間がいくらあっても足りませんし、ひとつの場所に時間をかけてしまいがちになります。

そのため、大掃除に取り組むときは、「完璧を目指さない」ということを合言葉にしてみましょう。家全体が綺麗に見えるコツは、ほどほどにほこりや汚れを払って「一通り」整理整頓しておくことです。

中には、頑固なカビやサビなどに苦戦することがあるかもしれません。しかし、新築のような綺麗さを目指さなくても大丈夫。どうしても落としたいときはプロに依頼するのもいいでしょう。

大掃除チェックリストのテンプレート

大掃除のチェックリストの作り方
これで今年の大掃除は完璧!

大掃除のチェックリストを作るには、「やるべき場所」「役割」「期日」の3項目が必要なことが分かりました。では、ここからはいよいよチェックリストを作成していきましょう。

大掃除チェックリストのテンプレート

やるべき箇所が多い家の中は、細かく分類して計画的に掃除を進めていきましょう。

掃除をする場所、担当者、予定日や実施日の観点からチェックリストを作成すると、どこを誰がいつ掃除するのかが明確になり、掃除を効率的に進めることができます。

いきなり作ろうとしてもなかなかまとまらないことがあります。そこで、以下に「チェックリストのテンプレート」を用意しました。こちらを参考に、各家庭に必要な項目を付け加えた「オリジナルのチェックリスト」を作成してみてはいかがでしょうか?

PDFダウンロードはこちらから:大掃除チェックリストのテンプレート

大掃除道具のチェックリスト

掃除をするには、掃除道具も必要です。取り組み始めてから「あれがなかった!」ということにならないよう、必要な掃除道具のチェックリストも作成し、確認してから掃除に取り掛かっていきましょう。

大掃除道具のチェックリストのテンプレートも以下に用意しました。掃除する箇所に合わせて必要なものをピックアップし、大掃除に役立ててください。

PDFダウンロードはこちらから:大掃除道具チェックリストのテンプレート

大掃除のタイムスケジュール

大掃除の効率をよくするスケジュール
大掃除は段階的に進めるのがコツ!

大掃除を着実に終わらせるためには「掃除の順番」も正しく計画しなければなりません。先にやらなければいけないものと後回しにするものをしっかり区別し、「効率的なタイムスケジュール」の作成にも力を入れましょう。

また、ここで言うタイムスケジュールとは、掃除当日だけのことではありません。大掃除には断捨離などもあるため、準備段階も含めた全体の流れもしっかり把握しておきましょう

大掃除はいつから始める?

大掃除は、12月13~28日の年末に行うことが通例です。そのため、大掃除は年末に一気に行わなければならないと思っている方も多いのではないでしょうか?

しかし、“大掃除に適した時期”というのは、実は年末ではありません。なぜなら、冬真っ只中で気温がとても低い年末は、汚れが最も落としづらい時期。特に、油汚れは気温が低いと油分が緩みづらいため、なかなか落とすことができないんです。

そのため、大掃除はまだ暖かさの残る秋口に行うのがベスト。気温が20℃前後で過ごしやすい9~10月なら、掃除がしやすく、洗濯物が乾きやすいというメリットもあります。

大掃除全体のスケジュール

大掃除は、家の中を見直すきっかけにもなる行事。そのため、大掃除を機に思い切って断捨離する方も多いですよね。しかし、物の整理・処分は、掃除と同時進行で行うのはNG

なぜなら、断捨離は思っているよりも時間がかかるもの。物が必要かどうかを判断するのに時間がかかりすぎると、掃除の時間がなくなってしまうことがあります。また、ごみ収集日を逃してしまうと、不用品と一緒に年を越さなければなりません。

掃除全体の流れとして、以下の順番を意識しましょう。

掃除1週間前まで 物の整理
不用品処分
掃除前日まで チェックリストの作成
掃除道具を揃える
掃除当日 チェックリストに沿って掃除開始

この流れで準備を進めれば、当日スムーズに掃除を行うことができますよ。では、次に掃除当日のスケジュールを決めていきましょう。

大掃除当日のスケジュールを決めるときのポイント

大掃除をスムーズに行うためには、1分1秒も無駄にしないようなタイムスケジュールが重要です。そのためには、時間がかかるものから先に取り掛かる必要があります。特に待ち時間の長い作業を先に行うと効率が良くなります。

<例>カーテンのつけ置き洗い、カビに洗剤を染み込ます作業

また、1日の流れを見越して、後回しにした方がいい場所も考えてみましょう

<例>キッチン掃除を昼食後に行う(キッチン掃除と昼食の後片付けを同時に行えるから)

先述しましたが、あまり1日に詰め込み過ぎないことも肝心です。思ったより時間がかかる箇所があるかもしれないので、時間に余裕を持って数日に分けて取り組むようにしましょう。

大掃除当日のタイムスケジュールの例

タイムスケジュールの決め方が分かったら、いよいよ具体的に作成していきます。

以下に、4人家族・戸建て住まいの家族で想定したタイムスケジュールを載せます。ぜひ参考にしてみてください。

【1日目】

時間 ママ パパ 子供1 子供2
10:00 トイレの便器・壁・床掃除 浴室の天井・壁・換気扇の掃除 浴室・トイレ・洗面所の窓掃除
11:00 浴室の排水溝・床・カビ掃除 トイレの換気扇掃除 洗面台の洗面ボウル・鏡・キャビネットの掃除
12:00 昼食
13:00 換気扇を外してシンクでつけ置き洗い

シンク上と食器棚の掃除

換気扇周りとガスコンロの掃除 冷蔵庫の掃除 家電の拭き掃除
14:00 シンクの中と排水溝の掃除 シンク下の掃除
15:00 終了

【2日目】

時間 ママ パパ 子供1 子供2
10:00 カーテンの洗濯、カーテンレールの掃除 各部屋の照明器具・エアコンの掃除 各部屋の窓・ドアの掃除
11:00 各部屋の掃除機 天井のほこりやクモの巣取り
12:00 昼食
13:00 洗濯機の部品や周りの掃除 ベランダの掃除 靴箱の掃除 傘立て・インターフォンの掃除
14:00 洗濯機の槽洗浄 外壁・車庫の掃除 玄関の掃除 玄関のドアの拭き掃除
15:00 終了

こちらも上記タイムスケジュールの記載用テンプレートを用意しています。状況に合わせて作成の上、ご活用ください。

PDFダウンロードはこちらから:大掃除タイムスケジュールのテンプレート
関連記事:大掃除の正しい順番は?掃除のやり方やコツも紹介|ミツモア

3つのポイントを意識して効率よく大掃除を終わらせる

大掃除のコツを紹介!
‟掃除の方法”を知って手早く進めよう!

大掃除でやるべきことやタイムスケジュールが決まっても、効率が悪い掃除の仕方をしていれば意味がありません。掃除には「正しいやり方」というものがあり、これを知らなければ余計な手間がかかってしまいます

そこで、最低限抑えておきたい掃除のポイントを3つご紹介します。大掃除をテキパキとこなすため、ここでしっかり「掃除の基本」を知っておきましょう。

まずは物を減らそう

掃除を始める時は、まず不要なものを処分するところから始めましょう。物が減ることでスムーズに整理整頓することができ、その結果綺麗な状態を長く保つこともできます。

断捨離の仕方については以下の記事を参考にしてみてください。

関連記事:断捨離のコツと驚きの効果を紹介!やり方や後悔しない捨て方教えます

もし、断捨離に抵抗がある方や、物を捨てるのが苦手な方は、以下のポイントを参考に処分するものを検討してみてください。

  • 1年間使わなかったもの
  • 自分が気に入っていないもの
  • 今後使う予定がないもの
  • 古くなったもの

物が減れば、今ある物を最大限活用することができますし、新しい物を取り入れるためのスペースも確保できます。また、捨てることがもったいないと思うのならば、リサイクルを活用してみるのもおすすめですよ。

「上から下、奥から手前」が掃除の基本!

掃除は、気になるところから始めてしまいがちですよね。しかし、それでは動線が意識できず、余計な手間がかかってしまいます。そこで、掃除をする時は「上から下」「奥から手前」がポイントです。

「上から下」に掃除するのは、ごみやほこりが上から落ちてくることが理由です。先に床から掃除してしまうと、せっかく綺麗になったところに天井からのほこりが落ちてきてしまいます。そのため、先に天井付近の掃除を行い、床に落ちたほこりは最後にまとめて掃除するようにしましょう

また、「奥から手前」は、玄関から離れた場所から始めて、最後に玄関からごみを掃き出すイメージで行います。こうすればスムーズに動くことができ、効率よく掃除を進めることができますよ。

汚れを落とすためには「中和」しよう

お店には様々な洗剤があるため、どれを使えばいいのか迷ってしまいますよね。そんな時は、「汚れの性質」を理解するところから始めてみましょう。実は、汚れには「酸性」「アルカリ性」があり、以下のように分けられます。

汚れの性質

また、洗剤にも同じように「酸性」と「アルカリ性」がありますが、選び方のポイントは「落としたい汚れと反対の性質の洗剤を選ぶこと」です。つまり、同じキッチン内の掃除でも、油汚れにはアルカリ性の洗剤を、水垢には酸性の洗剤を使います。

このように、汚れを落とすときは互いの性質を合わせて『中和』させることが最も大きなポイントです。落としたい汚れに合った洗剤を選び、楽に掃除してみましょう。

「重曹+クエン酸」のエコ洗剤が魅力!

洗剤というと、台所用洗剤やカビキラーなどを思い浮かべますが、これらは手荒れなどのリスクもあるのです。強力な洗剤であるほど人体や環境への影響も大きいため、あまり多くは使いたくないという方もいらっしゃると思います。

そんな時は、「重曹」「クエン酸」などの“エコ洗剤”の使用をおすすめします。アルカリ性である重曹は酸性の汚れに効果的ですし、酸性であるクエン酸はアルカリ性の汚れに効果的です。

さらに、重曹とクエン酸を組み合わせることで勢いよく発泡するため、その作用を活かして排水溝のぬめりを触らずに浮かすことができます。重曹やクエン酸は100円ショップでも手に入るため、買い求めやすいのも魅力ですね。

大掃除に便利なスマホアプリ

おすすめの掃除アプリ4選
スケジュール管理はアプリが便利!

大掃除のスケジュールを組むには、紙に書き出したりエクセルなどを用いたりする必要があります。しかし、家事や仕事の合間にそれを行うのはなかなか大変な時もありますよね。

そこで、大掃除のスケジューリングを行うときに便利なスマホアプリをご紹介します。アプリを用いれば隙間時間を活用することができるため、忙しい方でも計画的に大掃除の準備を進めることができるでしょう

家事ノート-共働き夫婦向け家事分担アプリ

「家事ノート」は、家族で家事を「分担」することを目的として作られたアプリです。そのため、大掃除の家族の役割分担にはぴったり

さらに、ただ分担するだけでなく、完了した項目を家族に報告→確認した家族が承認→ポイント制でレベルアップ!とゲーム感覚で行えます。さらに、「ありがとうボタン」を活用すれば、家族に感謝の気持ちを簡単に伝えることもできるのです。

このように、家事ノートは家族全員のモチベーションを上げてくれるアプリです。自分が行った項目を知らせることで達成感がありますし、レベルがどんどん上がっていく楽しさで掃除もはかどるでしょう。

お掃除ログ

シンプルな掃除管理アプリを探している方には、「お掃除ログ」をおすすめします。

やるべき掃除を自由に追加し、周期を設定するだけで登録完了。複雑な項目は一切なく、掃除予定日になれば黄色に色が付き、ついついサボって予定日を過ぎてしまえばピンク色に色が変わるのみです。

今日の掃除予定が一目で分かりますし、終わった後に完了ボタンを押すのも爽快感が感じられます。ただ掃除項目が分かるようにしておきたい方や、掃除の記録をしたいという方にはうってつけのアプリですよ。

Tody

「Tody」は、部屋ごとにやるべき掃除をタスク管理できるアプリです。部屋ごとに必要な項目を細かく設定できるので、家族の役割分担がしやすいところがポイントです。

また、汚れ具合を設定することもできるので、どこを優先的に掃除したらいいかも一目で分かります。大掃除の全体的な流れを把握しやすいため、掃除にかかる時間も自然と楽に計算できるのが嬉しいですね。

さらに、掃除の頻度も設定できるため、大掃除以外の毎日の家事にも役立ちます。忘れがちな掃除項目を設定しておけば、日頃から定期的に掃除を行うことができますよ。

魔法の家事ノート

掃除は、1日でいろいろな場所を綺麗にしようと思うとかなり大変なもの。大掃除で少しでも楽するためには、普段から少しでも綺麗にしておくことが大事です。

そんな毎日の家事の手助けもしてくれるのが、この「魔法の家事ノート」。家族構成などの簡単な質問に答えるだけで、自動で今日の家事の予定表を作成してくれます。無理のない範囲で行えるので、忙しい方にもおすすめですよ。

もちろん自分で予定を付け加えることもできるので、大掃除の時期限定のオリジナル予定表も作成可能最大5人とシェアすることができ、達成率で順位もつくのでゲーム感覚で掃除を行えるのも魅力です。

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