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浴槽の正しい掃除方法|汚れ別に合った掃除をしてピカピカに!

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最終更新日: 2023年10月31日

浴槽に付く汚れには、アルカリ性のものも酸性のものもあります。汚れの性質に合わせた方法を取り入れると、効果的な掃除が可能です。重曹とクエン酸を使った掃除の手順や、手入れの手間を減らすための工夫を紹介します。

浴槽が汚れる原因と汚れに合う洗剤の選び方

浴槽に付く汚れの原因は複数あります。落とし切るには汚れの性質に合わせた洗剤選びが重要です。種類別に効果がある洗剤やアイテムを紹介します。

水アカやせっけんカスには酸性洗剤

浴槽にたまったお湯の水面位置に付く「黄ばみ汚れ」の原因は、水アカやせっけんカスです。

水アカは水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが、浴槽に付いてできます。アルカリ性の性質を持っており酸性洗剤が効果を発揮します。

せっけんカスはシャンプーやボディソープの成分が浴槽に付いたものです。水アカと同じように酸性の成分で落とせます。酸性洗剤が手元にない場合はクエン酸を使うと良いでしょう。どちらの汚れもたまってしまうと落としにくくなるため、早めの対処が必要です。

皮脂汚れや湯アカにはアルカリ性洗剤や酸素系漂白剤

浴槽につかったときにザラっとした感触があるのは、皮脂汚れや湯アカによって付着した汚れが落とし切れていないためです。ざらつき汚れは「酸性」の性質であるため、掃除にはアルカリ性のアイテムが役立ちます。

皮脂汚れは浴槽に入った人の皮ふから出る汚れで、入浴している以上は避けられません。湯アカは水道水に含まれているマグネシウムとせっけんの成分が結合して発生します。

アルカリ性洗剤はスプレータイプが多く、汚れに吹きかけてスポンジでこするだけで酸性の汚れを中和することが可能です。

また、酸素系漂白剤であるオキシクリーンも酸性の汚れに強いため、試してみるのも良いでしょう。浴槽の皮脂汚れや湯垢汚れなどに効果的です。黒ずみやヌルヌルした汚れなどにも対応できます。お風呂場の床や排水口の掃除をするときにも便利です。

浴槽の汚れを落とす方法

浴槽の汚れをきれいに落とす方法は、汚れの種類ごとに異なります。皮脂汚れや湯アカといった酸性の汚れに効果がある方法と、アルカリ性の水アカやせっけんカスに有効な方法をそれぞれ解説します。

重曹ペーストを使う

頑固にこびりついた酸性の汚れには「重曹ペースト」を使った掃除が有効です。重曹ペーストは天然素材で食用としても使われる重曹に、少量の水を加え練って作ります。比率は「重曹:水=3:1」が目安です。

ペーストができたらラップとスポンジを用意して、次の手順で掃除を進めましょう。

  1. 汚れが付いている部分に重曹ペーストを塗る
  2. ラップをかぶせて20〜30分ほど放置する
  3. ラップを剥がして汚れをスポンジで落とす

スポンジを使うときは浴槽を傷付けないように優しくこするのがポイントです。汚れが落ちたらシャワーで残った重曹を洗い流します。

重曹でつけ置き洗い

浴槽だけでなく椅子や洗面器も同時に掃除したい人には、浴槽に重曹溶液を張ってつけ置き洗いをするのがおすすめです。残り湯を使っても構わないため、入浴後の掃除としても手軽に取り入れられます。

浴槽に張ったお湯に1カップ分の重曹を溶かしたら、湯アカや皮脂汚れを落としたいバスグッズを入れて翌日まで置きましょう。重曹の成分が染みこんで汚れが浮き落としやすくなります。

1晩放置したらお湯を抜きながら浴槽と中のものをこすり洗い、シャワーで流せば完了です。つけ置き洗いを活用すれば、手間がかかるお風呂の掃除を効果的に済ませられます。

クエン酸でパックする

水アカやせっけんカスが原因の黄ばみ汚れはアルカリ性で、重曹だけではなかなか落ちないのが難点です。クエン酸のパックでスッキリ掃除しましょう。クエン酸と水・スプレーボトル・キッチンペーパーを準備します。

クエン酸パックの手順は次の通りです。

  1. 小さじ1杯分のクエン酸を200mlの水に溶かし、スプレーボトルに入れる
  2. 汚れが付いている部分にキッチンペーパーを貼り、上からクエン酸溶液を拭きかける
  3. 30分〜2時間ほど放置した後にキッチンペーパーをこすり落とす

キッチンペーパーを落とした後は、浴槽に傷が付かないスポンジで残りの汚れを落とします。きれいになりにくいと感じる場合は酸性洗剤を併用するのがおすすめです。

ひどい汚れは業者に頼もう

浴槽の汚れを放置しすぎて落としにくい場合は、浴室クリーニングを頼むのもひとつの方法です。プロは専用の道具や洗剤を使って作業をするため、素人ではきれいにできない汚れにもほとんどの場合対応できます。

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エプロンの汚れを落とす方法

浴槽のエプロンとは、側面のカバー部分のことです。このエプロンの内側にも汚れは溜まっていくため、掃除をしなければなりません。

放置していると、エプロン内にカビが生え、臭いの原因となってしまいます。また、カビの胞子量が増えると、感染症やアレルギーを引き起こすおそれもあります。

一部のメーカーやシリーズを除き、エプロンは取り外し可能です。念のため、自宅の浴槽がエプロンを取り外せるタイプかどうか確認してみましょう。取り外せない場合には、取り扱い説明書や浴槽本体にその旨の記載があります。

取り外せるタイプの場合には、次の手順でエプロンの掃除をしてみましょう。

  1. エプロンを取り外す
  2. お湯で簡単に洗い流す
  3. スポンジやブラシでこすって汚れを落とす
  4. 乾いてからカビ取り用洗剤をかけて10分程度放置する
  5. シャワーで洗い流す
  6. 残っている汚れをスポンジやブラシでこすって落とす
  7. 乾燥させる
  8. エプロンを元に戻す

エプロンの取り外し方はメーカーやシリーズによってやや異なります。下部に手をかけて手前の方に引くと取り外せるものが多いです。ネジ止めされている場合には、ドライバーでネジを外しておきましょう。

やや大掛かりな作業になりますが、1年に2回程度行うと、浴槽を綺麗な状態に保てますただ、年末の大掃除の時期に行うのは負担が大きいため、年末の時期は避けて梅雨前の時期と、秋あたりに行うと良いでしょう。

エプロンの掃除について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

浴槽の掃除におすすめのアイテム

浴槽の掃除をするときにおすすめの掃除グッズを紹介します。

柄付きブラシ

柄付きブラシがあれば、手の届かないところでも掃除できます浴室は天井にも汚れが付着していることが多いですが、通常のブラシやスポンジでは掃除しにくいので柄付きブラシがあると便利です。

浴室の天井の掃除について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

また、柄付きブラシにはスティック部分の長さを調整できるものもあります。使用するときだけ長くして、収納時は短くしておけば場所も取りません。

持ち手付きスポンジ

持ち手付きスポンジは、短い持ち手が付いていて握りやすい作りになっているスポンジのことです。

通常のスポンジを使用するよりも力を入れやすいため、ゴシゴシと洗えます。頑固な汚れも落としやすいです。

水切りワイパー

水切りワイパーは、水滴を取り除くためのワイパーです。主に窓に付着した結露を取るために使用されますが、浴槽の掃除でも使用できます。

お風呂を洗った後は、浴室の壁などに水が付着します。放置しておくと水垢ができてしまうため、水切りワイパーで水滴を取り除いておきましょう。

浴槽の汚れを防ぐコツ

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浴槽の汚れを落とすには手間や料金がかかります。できる限り汚れが付かないように予防しておけば面倒な作業を減らせるでしょう。浴槽に汚れをためないコツを紹介します。

お風呂上がりに軽く掃除する

皮脂汚れやシャンプーの成分が残っていると、汚れが付きやすくなってしまいます。毎日のお風呂上がりに軽く流しておくだけでも、汚れ防止に効果的です。

可能であれば簡単なこすり洗いも習慣化しましょう。入浴した後は湿度で汚れの原因となる成分が柔らかくなっており、力をいれなくてもきれいに落ちます。掃除の時間を長く取れない人でも、1分ほどで終わる作業なら続けやすいでしょう。

入浴剤として重曹を入れる

環境にも人体にも優しい重曹は、入浴剤としても活用できるアイテムです。お湯を張った浴槽に重曹を入れて入浴すると、皮脂汚れが付着するのを防げます。入浴後はシャワーで軽く流せば手入れは完了です。

200Lの浴槽であれば40gを目安に重曹を入れます。肌が敏感な人は皮ふにトラブルが起こらないように、あらかじめテストをしてから入浴剤として取り入れましょう。重曹には皮脂が過剰になって酸性に傾いた肌を整える効果も期待できます。

また、浴槽のカビ汚れにも注意が必要です。浴槽のカビ汚れを防止する方法についてはこちらの記事をご覧ください。

汚れに合った掃除で浴槽をきれいに

浴槽に付く汚れは主に「水アカ・せっけんカス」と「湯アカ・皮脂汚れ」の2種類です。性質に合った洗剤やアイテムを使うと汚れを落としやすくなります。

重曹とクエン酸を汚れの種類によって使い分け、きれいな浴槽を保ちましょう。ひどい汚れは業者に頼むのも選択肢です。普段から入浴後は軽く掃除する・重曹を入浴剤として使うといった予防策も心がければ、面倒な掃除の頻度を減らせます。

浴槽の頑固な汚れはプロにクリーニングしてもらうのもおすすめ

浴槽の頑固な汚れは、業者に依頼してクリーニングしてもらうのがおすすめです。では業者に依頼するメリットと業者の選び方について見ていきましょう。

業者に依頼するメリット

浴槽の頑固な汚れを一般の人が自分で落とすのは非常に大変です。手が届きにくいところや、ブラシで強くこすっても落ちない汚れなどもあるでしょう。

その点、業者のスタッフは、一般に市販されていない洗剤を使用しており、清掃技術も身につけています。業者に依頼すれば、自分ではなかなか落とせない汚れも落としてもらえるのがメリットです

浴室が綺麗になるので、快適に入浴を楽しめるでしょう。カビも除去されるので健康面でもメリットがあります。

業者の選び方

業者に浴槽の掃除を依頼する際には、サービス内容をよく確認しておきましょう。浴槽の掃除のみのところもあれば、排水溝なども含めて掃除してくれるところもあります。

業者の評判も重要です。口コミサイトやSNSなどを見てみると、業者の評判がだいたい分かるため、ひと通りチェックしておきましょう。

掃除中に事故が発生する可能性もあるため、損害賠償保険へ加入しているかどうかの確認も必要です加入済みの業者なら、万が一事故が発生したときでも、きちんと保証を受けられます。

ミツモアでお風呂掃除を依頼しよう

自身で掃除をしてみたものの、どうしても取れない頑固な汚れがある場合は、プロのクリーニング業者へ掃除を依頼するのがおすすめです。

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お風呂をきれいに掃除して、優雅で快適なバスタイムを過ごしましょう。

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