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お風呂のカビを予防するには、日ごろの習慣が大切!防カビスプレーやくん煙剤のおすすめも紹介

最終更新日: 2024年02月09日

お風呂場は「温度」「湿気」「皮脂などの栄養分」がそろっているので、家の中でもとくにカビが生えやすい場所です。

カビを予防するためには、「お風呂のフタを閉める」「使用後に壁や床を洗い流す」「換気する」などのコツがあります。

この記事では、それぞれの予防方法や、定期的にしっかり掃除するときの手順などを解説するので、参考にしてみてください。

お風呂のカビの原因と種類

カビの生育条件や特徴を理解すれば、適切な対策が可能です。なぜお風呂でカビが繁殖するのか、お風呂にはどのようなカビが多いのかについて、詳しく見ていきましょう。

お風呂にカビが生える原因

カビは生物ですから、栄養分や水分がなければ生きられません。温度や湿度も最適な状態に保たれている必要があります。

カビの繁殖に適した条件は以下の通りです。

  • タンパク質や脂質などの栄養分がある
  • 温度が20〜30℃、湿度が約80%に保たれている
  • 水分や酸素がある

温かいお湯を使うお風呂は、温度や湿度がカビの好む条件にちょうど当てはまります。栄養分となる皮脂や石けんカスの汚れが残っている上に、水や酸素も豊富にあります。

浴室内で特にカビが発生しやすいところ

特にお風呂の中でカビが発生しやすいのは以下の5つです。

  • 床の角
  • 浴槽正面の下側
  • ドア下部のパッキン&アクリル板
  • 床の目地
  • 蛇口まわり

これら5つの共通点として、膝より低い場所であることが挙げられます。

シャワーで体を洗い流したとき、お湯は膝より低い位置に落ちていきますよね。このお湯には体の垢や皮脂が含まれています。これらがカビの餌となることでカビが成長するため、膝より低い場所はカビが発生しやすい場所とされているわけです。

また、お風呂に生えるカビには「黒カビ」「赤カビ」「青カビ」があり、それぞれ特徴が異なります。

【黒カビ】アレルギー症状の原因に

「黒カビ」はお風呂で見かけるカビの代表的な存在です。床や壁、洗面器、バスチェアなどいたるところに発生する上に、根を張ってしまうと落とすのが難しくなる、やっかいなカビです。

黒カビの胞子は喘息などのアレルギー症状を誘発する原因となるため、早めに対処しましょう。

黒カビ掃除については以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。

関連記事:黒カビの発生原因と4つの除去方法|発生場所に合わせた掃除と予防が大切|ミツモア

【赤カビ】繁殖スピードが速い

「赤カビ」は実のところカビではなく「ロドトルラ」という酵母菌の1種です。シャンプーボトルの裏などに付くピンク色のヌメリ汚れが赤カビの正体です。

人体に害はありませんが、繁殖スピードが速く、黒カビの栄養源となります。ヌルヌルとして見た目にもよくないので、見つけたらすぐに洗い流しましょう。

赤カビ掃除については以下の記事で詳しく説明しているので参考にしてみてください。

関連記事:お風呂の赤カビの落とし方を洗剤別に紹介!100均アイテムも|ミツモア

【青カビ】カビ臭さの原因に

「青カビ」は家具などに付く緑色のカビで、強烈な臭いが特徴です。お風呂ではあまり見かけませんが、カビ臭さを感じる場合は壁や床に青カビが発生している可能性があります。

毎日の習慣にしよう!手軽にできるカビ予防

入浴後にお風呂内の温度や湿度を下げれば、カビの繁殖を予防できます。毎日実施したい入浴後の習慣を見ていきましょう。

浴槽のフタは閉めておく

節水目的や災害時への備えとして、浴槽にお湯を張ったままにしてある家庭も多いのではないでしょうか。

掃除が面倒だったり、浴槽内にカビが生えるのが心配だったりして、フタを使わない人もいるでしょう。

しかしお湯を張った浴槽にフタをしないと、湯気がお風呂場中に広がり、かえって温度や湿度の高い状態が続いてしまいます。カビにとって好都合な条件を、わざわざ作っているようなものです。

フタを閉めれば湯気が広がらず、湿度の上昇も抑えられます。お湯を張ったままにするのであれば、浴槽のフタは必ず閉めておきましょう。

冷水をかけてお風呂の温度を下げる

カビは20~30℃の温かい場所を好みます。入浴後のお風呂場は壁や床も温かく、カビにとって快適な状態です。

お風呂から出たら浴室全体にシャワーで冷水をかけ、温度を一気に下げてしまいましょう。

浴槽や床に付いた皮脂汚れをシャワーで洗い流すことで、カビの栄養分を減らす効果も期待できます。

壁や床の水気を取り除く

カビは水分が多い場所で繁殖します。水をかけて温度を下げたら、壁や床、浴槽に残った水滴を残らず取り除きましょう。

体を拭いた後のバスタオルで拭き取り、そのまま洗濯すればそれほど手間はかかりません。洗い場に水切り用のワイパーを常備しておくのもおすすめです。

十分に換気をする

入浴後のお風呂には湯気が充満しており、湿度も高い状態です。お風呂から出たら十分に換気して、湯気を追い出しましょう。

換気時間が長いほどお風呂の湿度が下がって、カビの予防効果も高まります。換気扇は最低でも2時間は回し、可能なら24時間回しっぱなしにしましょう。

お風呂場に窓があるなら、開けておくのも有効です。ただし浴室のドアを開けると洗面所に湿気が流れてくるため、ドアは閉めておきましょう。

しっかり予防しよう!定期的に行うカビ予防

お風呂場には目に見えないカビの原因菌が常に潜んでおり、条件がそろった途端に繁殖を始めます。

目に見えるカビだけを取り除いても、原因菌を根絶しなければ、すぐにまた増えてしまうのです。カビの発生を予防する掃除方法を解説します。

以下の記事では掃除の手順をもう少し詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

関連記事:お風呂のカビ掃除をしよう!効果的なやり方や予防法もチェックして|ミツモア

【1週間に1回】シャワーなどで熱湯をかける

黒カビは高温に弱く、熱湯を数秒間かけるだけでも死滅します。掃除のついでにシャワーなどを使って、カビが発生しやすい場所に熱湯をかけておきましょう。

熱湯といっても、50℃あれば十分な効果が得られます。カビに届く時点で50℃以上あればよいので、シャワーの温度は60℃に設定しておきましょう。

1カ所につき5秒を目安にかけ続ければ、カビの根元まで届いてしっかり退治できます。

ただし熱湯をかけたからといって、全てのカビが死滅するとは限りません。多少は生き残っていて、しばらく経つと新しいカビとなって現れます。一度だけで終わらせず、定期的に行う必要があります。

【1週間に1回】洗剤を使った定期的な掃除

洗剤でお風呂を掃除するときには、以下のアイテムが便利です。

  • カビ取りスプレー
  • 塩素系漂白剤

カビ取りスプレーを使うときのポイント

カビ取りスプレーは濡れた場所に使うと洗剤成分が薄まって、期待通りの効果が得られません。入浴や掃除の後に使う場合は、水分をしっかりと拭き取っておきましょう。

水気のない乾いた場所にスプレーしたら5~10分放置して、シャワーで洗い流します。スプレーするだけで成分が浸透してカビを退治してくれるので、ブラシなどでこする必要はありません。

塩素系漂白剤を使うときのポイント

液体の塩素系漂白剤にもカビ取り効果があります。ただしそのまま使ってもすぐに流れてしまうので、片栗粉を混ぜてペースト状にしたものを使いましょう。

洗面器やバケツに塩素系漂白剤と片栗粉を1:1の割合で入れ、よく混ぜます。ペースト状になったらカビが気になる部分にまんべんなく塗り、5~10分放置します。最後にペーストを剥がし、シャワーで洗い流せば完了です。

カビ取りスプレーや塩素系漂白剤は刺激が強いため、使用する際は十分に換気するのに加え、ゴム手袋やマスク、ゴーグルなどを着用しましょう。

【1か月に1回】天井の掃除

カビを予防において大切なことは、天井に潜んでいる原因菌を取り除くことです。

お風呂の天井には、換気扇により巻き上げられたホコリや、湯気と共に上がってきた水分がたくさん付着しています。

湿気によって増えたカビの原因菌が、栄養分であるホコリをともない壁や床に降り注ぎ、黒カビとなって現れるのです。

カビの原因菌には除菌用のアルコールが効きます。床用のペーパーモップにアルコール除菌スプレーで湿らせたキッチンペーパーを巻き付け、天井に当てて拭き取りましょう。

換気扇のフィルターも外してホコリを取り、アルコールをかけておくとよいでしょう。

以下の記事では、お風呂の天井掃除について詳しく説明しているので参考にしてみてください。

関連記事:お風呂の天井のカビ掃除はフロアモップが大活躍!手が届かない悩みもこれで解決|ミツモア

【2か月に1回】くん煙剤でカビの原因菌を退治

「くん煙剤」はお風呂の中に殺菌効果のある煙を充満させ、目に見えない原因菌を退治するアイテムです。

天井や壁、換気扇などに潜んでいるカビの原因菌を大幅に減らし、黒カビを増えにくくする効果が期待できます。

定期的に使用することで防カビ効果がさらに高まり、掃除の負担も軽くなります。

おすすめのカビ予防アイテム3選

どれが一番楽?洗剤別の赤カビの落とし方

生えてしまったカビを落とすためには強力な洗剤を使わなければならず、時間や手間もかかります。

予防アイテムを使って、カビが生えにくいお風呂場を目指しましょう。簡単に使えて高い効果が得られるおすすめアイテムを3つ紹介します。

①ビーワンショップ カビホワイト カビ防止スプレー

家中のカビを長期間防げるスプレータイプの防カビ剤です。一度スプレーして乾燥させるだけで除菌成分が留まり続け、カビの原因菌はもちろん、エサとなるバクテリアの発生も抑えます。

水や洗剤で掃除しても剥がれず、お風呂なら約1年、室内では2~3年ほど効果が持続します。

②バイオ お風呂のカビきれい

微生物の1種「バチルス菌」の力で、カビの原因菌を退治する防カビアイテムです。バチルス菌が生み出す抗菌活性物質「イツリン」が、カビの細胞を破壊して死滅させます。

アルコール成分や刺激の強い漂白成分は一切使われていないため、小さな子どもがいる家庭や化学物質に敏感な人にもおすすめできます。

天井や壁の高い場所に貼り付けるだけと、簡単に使えるのもポイントです。防カビ効果は約半年間続きます。

③カビ予防テープ

カビが繁殖しやすいお風呂の隙間に貼るだけで、簡単にカビを予防できるアイテムです。

テープを貼ることで汚れが隙間に入り込ず、拭き取るだけで汚れを取り除けるため、掃除しにくい場所も簡単に掃除することが可能になります。

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この記事では、普段からできる浴室のカビ予防について紹介しました。湿度や室温をなるべく下げるよう意識して、カビができにくい環境を作りましょう。

もしカビが生えてきてしまったら、放置せずに掃除しましょう。カビ取りスプレーやアルコール、塩素系漂白剤などが有効です。

1~2年に1回は、プロに依頼して徹底クリーニングしてもらうのもよいでしょう。プロへの依頼をお考えの方は、ぜひミツモアの無料一括見積もりをお試しください。

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