ミツモアメディア

お風呂のカビ取り方法を場所別に解説!パッキンの黒カビはつけ置きできれいに

最終更新日: 2024年11月19日

お風呂は温度・湿度ともに高く、栄養も豊富なためカビが繁殖しやすい環境です。

毎日きれいに掃除しているつもりでもいつの間にかカビだらけになってしまうことも珍しくありません。

ガンコな黒カビもぬめぬめした赤カビも、掃除方法さえ知っていれば簡単に落とせます。

浴室内の場所別に発生したカビの取り方や手ごわいカビにも効果ばつぐんな最強のカビ取り剤をご紹介します。

浴槽のカビ洗浄をプロに依頼する

お風呂のカビは「黒カビ」と「赤カビ」の2種類

お風呂で繁殖していることが多いカビは黒カビと赤カビの2種類です。

このうち厄介なのは黒カビと思われがちですが、赤カビも放置すると様々な悪影響が発生します。

お風呂に生えるカビについて解説します。

カビに関する説明より最強のカビ取り剤を知りたい方は「取りきれないカビにおすすめの最強カビ取り剤3選」をご覧ください。

黒カビは繁殖力が強い

浴室の床に生えた黒カビのビフォーアフター
黒カビは浴室の壁や床で繁殖することが多いです。

お風呂に生えることが多い黒カビは「クラドスポリウム」という種類の菌です。

浴室の壁をはじめ様々なところで繁殖をします。

食品や衣類にも生えることからも分かるように、空中に浮遊するカビ菌の中でも最も多いのがこの種類です。

クラドスポリウム種の胞子はぜんそくのアレルゲンにもなります。

お風呂の黒カビを放置していると見た目が悪いだけでなく、重大な健康な被害を受ける可能性があります。

小さなお子さんやお年寄りなど免疫力の低い方がいるご家庭では特に気をつけたいカビです。

黒カビの厄介な点は空中に数多く存在しているうえ、繁殖する力が強いことです。

成長しやすい環境を見つけると植物の根に似た菌糸を伸ばし定着します。

このカビの根を根絶しないことには何度でも黒カビが発生してしまうので、根を深く張る前に対処することが大切です。

赤カビはカビではなく酵母菌の1種

浴室に生える赤カビの例

シャンプーやボディソープのボトル底やタイルの目地などに発生するピンク色のヌメリは俗に「赤カビ」と呼ばれます。

正体はロドトルラという酵母菌です。

感染症等を引き起こすものではないものの、ロドトルラが繁殖できる環境は他の菌にとっても魅力的な環境なので放置せず掃除しましょう

ロドトルラは繁殖スピードが速いものの、黒カビとは異なり根を張らないため中性洗剤でも十分に洗浄できます。

黒カビのクラドスポリウムと同じく、ロドトルラも身の回りの様々な場所に存在しています。

根絶することは難しいので、ピンクヌメリが発生したらすぐに掃除をすることを習慣づけましょう。

黒カビも赤カビも放置すると色素沈着が起きる

カビの種類に関係なく、掃除をしないで放っておくと色素沈着が起きてしまいます。

カビの色素沈着はタイルの目地やドアなどのゴムパッキン(コーキング)、浴槽など浴室の様々なところで発生します。

色素沈着が起きた後で掃除をしてもなかなか色素は落とせず、お風呂全体が汚く見えてしまうのでカビを見かけたら色に関わらず早めに対処しましょう。

取りきれないカビにおすすめの最強カビ取り剤3選

浴室内はカビが繁殖しやすい環境なので、まめに掃除をしていてもガンコに根を張ってしまい、普段使っているカビ取り剤ではカビを落としきれないことがあります。

取り切れないガンコなカビにおすすめの最強カビ取り剤を3つご紹介します。

いずれのカビ取り剤も粘度の高いジェル状の洗剤です。

ジェル状のカビ取り剤であればカビに密着できるので、より効率的にカビの菌を殺し、漂白もできます。

リベルタ「カビダッシュ特濃ストロングジェル」

リベルタ「カビダッシュ 特濃ストロングジェル」はカビ取り剤最終兵器とうたう強力な塩素系カビ取り剤です。

髪の毛も溶かせるほど強力な薬剤なのでカビ取りのみならず排水口の掃除にも効果があります。

「あきらめていたカビが落ちた」「パッキンの黒カビも取れた」などのレビューも数多く投稿されています。

根を張ってしまったカビやパッキンに生えた黒カビを落としたい人におすすめです。

UYEKI「カビトルデスPRO 強力ジェルタイプ」

UYEKI「カビトルデスPRO」は細いノズルでタイルの目地や天井隅のカビに薬剤を密着させます。

赤色のジェルなので流し忘れの心配もなく、塩素系カビ取り剤特有のツンとした刺激臭が少ない低臭タイプで使いやすいのも特徴です。

さらに防カビ成分も配合されているので、カビ取りした後のきれいな状態が続きやすいです。

レビューでも「長年こびりついていたカビがきれいになった」「3時間ほど置いたらカビが取れて真っ白になった」などの評価が目立ちます。

しつこいカビを元から断ちたい人やカビ取りの頻度を少なくしたい人におすすめです。

コジット「密着ジェル!カビ取り先生」

コジット「密着ジェル!カビ取り先生」はスプレーでジェルを噴霧できるカビ取り剤です。

ジェルは赤色なのでどこに噴霧したかが一目で分かります。

レビューでは「乾いたお風呂でスプレーして30分で洗うだけで簡単」「こすらなくてもきれいになる」と評判です。

スプレーで簡単にジェルを噴霧できるので、広範囲の黒カビを落としたい人に特におすすめです。

ドアや浴槽のゴムパッキン(コーキング)のカビ取り方法

ドアや浴槽には防水のためにコーキングが施されています。

コーキング部分に繁殖したカビの除去は、根を深く張りやすく、色素沈着がしやすいこともあって難しく、どうやってカビを取るべきか悩んでいる人も多いです。

コーキング部分のカビ取りを簡単に行うには使用する道具の選定が重要です。

ゴムパッキン(コーキング)のカビ取りで使う道具

お風呂のゴムパッキンやコーキングに生えたカビを取るときは以下のアイテムを用意しましょう。

  • ジェル状のカビ取り剤
  • ブラシ
  • ゴム手袋
  • マスク
  • ゴーグル

ゴムパッキンのカビを取るには「つけ置き」が効果的です。

ジェル状のカビ取り剤であれば追加で道具を用意することなくつけ置きができます。

1.塩素系カビ取り剤をパッキンのカビに塗る

ジェルタイプのカビ取り剤をパッキンに塗布します。

細口のノズルであれば載せたい場所にピンポイントで塗布できるので活用しましょう。

カビ取り剤を広げたい場合はハケなどで塗り広げます。

ポイントはカビ取り剤をたっぷり塗布することです。

カビ全体が覆われるようにジェルを塗りつけることで効果が発揮されます。

少ないとカビ取り剤の効果が表れにくく、何回かカビ取りの作業が必要になることが多いです。

2.15~30分放置する

カビ取りジェルを塗布したら規定時間つけ置きをします。

「カビキラーPRO最強ジェル」であれば15~30分の放置が推奨されています。

ただし放置しすぎるとお風呂のパーツ素材に悪影響を及ぼす可能性があります。

パッケージ等に特筆されていなければ放置時間は長くとも30分にしておくことをおすすめします。

3.流水で十分に流す

つけ置きが完了したら水で流します。

汚れが落ちれているか気になる場合は、ブラシで軽くこすってから水で洗いましょう。

きれいにしたいからと力を込めてこすってしまうとパッキンを傷めるので、優しい力でこすり洗いをしてください。

浴槽や床・壁のカビ取り方法

浴室床のカビ、ビフォーアフター

浴槽や床、壁にカビが繁殖しているとお風呂の清潔感が失われてしまいます。

カビを見つけたら早めに対処をしましょう。

浴槽や床・壁のカビ取りで使う道具

浴槽や床、壁では広範囲にカビが生えていることが多いです。

以下の道具を用意すると効率的にカビ取りができます。

  • スプレータイプのカビ取り剤
  • ブラシまたはスポンジ
  • ゴム手袋
  • マスク
  • ゴーグル

壁のカビ取りをする場合は液だれしないようにジェルタイプを使うのも良いでしょう。

1. 塩素系カビ取り剤をカビに噴霧する

落としたいカビにカビ取り剤を噴霧します。

壁に噴霧するときは液だれしないように注意してください。

なるべく乾いた状態の壁に噴霧すると液だれしにくくなります

強力カビハイターでは壁に使っても液だれしにくいのでおすすめです。

2.20~30分放置する

カビ取り剤を噴霧したら20~30分ほど放置しましょう。

初めてカビ取りをするときとしつこいカビを取りたいときは30分放置することをおすすめします。

30分放置することで多くのカビが分解できます。

3.ブラシで軽くこすりながら水で流す

浴室床のカビはカビ取り剤を噴霧し、塩素の泡を広げて放置、水で流すときれいに取れます。

30分経過したらブラシやスポンジで軽くこすりながら水で流しましょう。

カビが取れていない場合はもう1度はじめからやり直しましょう。

1回で取り切れないカビも複数回カビ取りを繰り返すと薄くなって除去できます

浴室天井のカビ取り方法

天井の隅や壁との境にカビが生えやすいです。

お風呂の天井に生えたカビを取るときは下準備が必要です。

天井にそのままスプレーを噴霧すると液が垂れてきて非常に危険なので絶対に行わないでください。

このカビ取り方法は「カビキラー」シリーズを販売しているジョンソン株式会社が紹介している方法でもあるので、高い効果が見込めます。

関連記事では浴室の天井に生えたカビを取る方法についてさらに詳しく解説しています。あわせてご確認ください。

浴室天井のカビ取りで使う道具

天井のカビを取るときは以下の道具を用意しましょう。

  • 柄付きのスポンジブラシ
  • 塩素系カビ取り剤
  • 脚立など安定した足場
  • ゴム手袋
  • マスク
  • ゴーグル

浴室の天井に生えたカビを安全に除去するには柄付きのスポンジが必須です。

天井に直接スプレーをすると液だれしてくるだけでなく、浴室中に塩素の成分を漂わせることに繋がります。

塩素を大量に吸い込むと気分が悪くなるなどの中毒症状がおきます。

柄付きのスポンジがあればリスクなくカビ取り剤を天井のカビに付着させられます。

1.スポンジに塩素系カビ取り剤を噴霧する

柄付きスポンジブラシのスポンジ部分にカビ取り剤を噴霧します。

天井のカビに押し当てることを考慮して、少し多めに噴霧しましょう。

スポンジの大きさにもよるものの、3プッシュでスポンジ全体に広げると良いです。

2.柄を伸ばして天井のカビが気になる部分に押し当てる

スポンジにカビ取り剤を噴霧したら、柄を伸ばしてカビが気になる部分に押し当てます。

強く押し当てる必要はありませんが、密着する程度に力を込めてください。

柄を伸ばしても天井に届かない場合は脚立など安定した足場の上に立って押し当てましょう。

風呂イスは足場として使うには不安定なので使ってはいけません。

3.5分ほど放置する

カビ取り剤をスタンプのように押し当てたら、スポンジを離します。

5分ほど放置してカビ取り剤がカビを分解するのを待ちます。

5分間ずっとスポンジブラシを天井に押し当てている必要ないのでご安心ください。

4.水で洗い流す

5分経過したら水で洗い流しましょう。

カビ取りをした場所のすぐ近くに立つと多量の塩素を含んだ水をかぶる可能性があるので少し離れたところからシャワーの水を当ててください

浴槽の手すりのカビ取り方法

お風呂の手すりに生えたカビは見落としがちです。

放っておくと色素が沈着し取りづらい汚れになってしまうので、定期的にお手入れをしてカビを定着させないようにしましょう。

浴槽の手すりのカビ取りで使う道具

浴槽の手すりのカビを取るときは以下の道具を用意しましょう。

  • 浴室用中性洗剤
  • キッチンペーパー
  • スポンジ
  • ゴム手袋

浴槽の手すりは樹脂製であることが多く、洗浄力が高い塩素系漂白剤や酸性洗剤を使うと変質する可能性があります。

「ウタマロクリーナー」や「バスマジックリン」などの浴室用中性洗剤で汚れやカビを落としましょう。

1.手すりをシャワーで濡らす

はじめに手すりをシャワーで濡らします。

この後手すりにキッチンペーパーを巻き付けるので、ペーパーが落ちない程度に濡らしたら次の手順に移ってください。

2.カビの上にキッチンペーパーを貼る

手すりに付着したカビや汚れの上にキッチンペーパーを巻きつけます。

厚手のキッチンペーパーであれば強度が十分にあるので、つけ置き時間の途中でペーパーが破れてしまうという事故が起こりづらいです。

ペーパー同士が重なってしまうと洗剤がしみこみづらくなってしまうので重ならないように注意しましょう。

3.キッチンペーパーの上から浴室用中性洗剤をかける

巻き付けたキッチンペーパーの上から浴室用中性洗剤を噴霧してください。

ペーパー全体にまんべんなく洗剤を吹きかけましょう

4.30分放置する

中性洗剤であってもつけ置きすることで一定の洗浄効果が得られます。

30分ほど放置してカビや汚れを落としやすくしましょう。

5.キッチンペーパーを外しスポンジでカビをこする

30分経過したらキッチンペーパーを外して、スポンジでカビや汚れをこすり洗いします。

ブラシを使うと手すりに細かい傷がついてしまい、その傷にカビが繁殖します。

傷の中で繁殖したカビはさらに取り除きにくいので、必ずスポンジを使うようにしてください。

6.シャワーで洗剤を洗い流す

スポンジでカビや汚れを落とせたらシャワーで洗剤を洗い流します。

中性洗剤は洗浄力が穏やかで人体に触れても致命的な障害を負うことは少ないですが、かぶれや発疹などの皮膚疾患の原因になることがあるのでご注意ください。

お風呂のフタのカビ取り方法

お風呂のフタは高温多湿の環境にいる時間が長いのでカビが繁殖しやすいです。

定期的なお手入れでカビを予防しましょう。

お風呂のフタのカビ取りで使う道具

お風呂のフタに生えたカビを取るなら以下の道具を用意しましょう。

  • 塩素系カビ取り剤
  • 古歯ブラシ
  • マスク
  • ゴム手袋
  • ゴーグル

お風呂のフタには複数のタイプがあり、カビが生えやすい形状のものがあります。

カビが生えやすいお風呂のフタは丸めて収納できる「シャッター式」です。

シャッター式風呂フタはカビが生えやすい形状です。

シャッター式のフタには溝があり、溝部分にカビが生えやすいです。

カビ取り剤を選ぶ時は取りたいカビがどこに生えてるかもよくチェックしましょう。

たとえばシャッター式の溝のカビを取りたいのであれば密着するジェルタイプのカビ取り剤がおすすめです。

1.塩素系カビ取り剤をカビに吹きかける

フタを広げてカビが気になる場所に塩素系カビ取り剤を塗布します。

シャッター式風呂フタの溝など細かい場所に生えたカビにはジェルタイプのカビ取り剤を塗りつけてください。

2.10~15分放置する

10~15分ほど放置してつけ置きします。

しつこいカビがある場合は30分ほど時間を置くと効果的です。

3.流水で十分に洗い流す

つけ置き後は水でカビ取り剤を流します。

古歯ブラシでこすりながら流すとカビ除去効果が高まります

カビ取り剤を使い分けると効率的に掃除できる

お風呂のカビ掃除をするときには塩素系カビ取り剤を使います。

ひとつの製品のみを使ってもカビ取りはできますが、目的に合わせて使い分けをするとより効率的に掃除ができます。

広範囲に噴霧するときはスプレータイプ

お風呂のカビは広い範囲で繁殖していることが多いです。

床や浴槽の底面などで繁殖しているカビを掃除するのなら、広範囲に薬剤を広げられるスプレータイプがおすすめです。

店舗では浴室用洗剤と同じ棚に並んでいることも多く、容器の形状もよく似ています。

スプレータイプは広範囲に薬剤を噴霧できる一方で、液だれが起こりやすく一ヶ所のカビを集中的に漂白することには向いていません

カビに密着させるならジェルタイプ

パッキン(コーキング)や壁に生えたカビを落とすなら密着するジェルタイプがおすすめです。

高粘度のジェルであれば天井のカビに密着させることもできます。

製品によってジェルの粘度は異なるため、使いたい用途にあった粘度があるかを口コミも含め確認する必要があります。

その他の注意点として、gあたりの単価がスプレータイプよりも高い点が挙げられます。

ジェルタイプのカビ取り剤で浴室全体のカビを取ろうと高くついてしまうので、スプレータイプも併用することをおすすめします。

カビ予防にはくん煙剤タイプ

お風呂のカビ取りを終えたら、防カビくん煙剤を使いましょう。

1回の使用で2か月ほど防カビ効果が持続する製品が多いので、定期的にくん煙剤を焚いて効果を持続させる必要があります。

防カビくん煙剤はあくまでカビの抑制をするもので、既に生えているカビを取る効果はありません。

くん煙剤を使う前に目立つカビのカビ取りをしておきましょう。

お風呂のカビ取りを行う時の注意点

お風呂のカビ取りをするときは普段の浴室掃除と違っていくつかの注意点があります。

注意点を知らないままカビ取りをすると重大な健康被害を受けるリスクがあります。

お風呂のカビ取りをするときの注意点は以下の5つです。

カビ取りに最適な洗剤を選ぶ

お風呂のカビ取りを効率よく行うには適切な洗剤やカビ取り剤を選ぶ必要があります。

カビ取り剤というと「カビキラー」や「カビハイター」などの塩素系カビ取り剤を思い浮かべる人が多いですが、その他の洗剤でもカビ取りは可能です。

住宅の浴室掃除で使われることが多いカビ取り剤や洗剤の特徴を比較すると以下の表のようになります。

カビ取り剤の種類 カビを取る力 人体へのリスク
塩素系漂白剤 強い 取り扱いに注意が必要
酸素系漂白剤 中程度 取り扱いに注意が必要
重曹とクエン酸 低い 低い

カビ取り剤を選ぶときはカビを取る力を重視しがちですが、カビの状況によってはあえてカビを取る力が弱いものを選んだ方が安全にカビ取り掃除ができることもあります。

塩素系漂白剤の特徴

塩素系漂白剤の特徴

塩素系漂白剤は「カビキラー」や「カビハイター」などの製品が有名です。

塩素系漂白剤はカビに対する殺菌力が高く、漂白力も高いので色素沈着による黒ずみ汚れもきれいにできるのが特徴です。

一方で、水垢汚れに効果的な酸性洗剤と混ざると有毒な塩素ガスが発生する、皮膚や眼球などに触れるとただれや失明など重篤な健康被害を受けるなどのリスクがあります。

塩素系カビ取り剤は正しく使えば効果的にカビを取れますが、取り扱いに注意が必要な点がデメリットといえます。

小さなお子さんや高齢者、ペットなどがいるご家庭では塩素系カビ取り剤の多用は避けることをおすすめします。

塩素系漂白剤の取り扱いについて、「混ぜるな危険」について関連記事で詳細に解説しています。ぜひチェックしてください。

酸素系漂白剤の特徴

酸素系漂白剤の特徴

カビ取りに酸素系漂白剤を使う場合は粉末タイプの「オキシクリーン」が用いられることが多いです。

粉末タイプの酸素系漂白剤を水に溶かしてスプレー状にしたり、ペースト状にしてカビに付着させつけ置きます。

塩素系漂白剤とは異なりツンとした刺激臭がなく、洗浄力も高すぎないので「塩素系漂白剤は強すぎて使いたくない」という方にもおすすめです。

塩素系漂白剤よりも安全性は高いものの、酸素系漂白剤の濃度が高いスプレー液やペーストに触れると、皮膚がただれるなどのトラブルが起きるので取り扱いには注意が必要です。

酸素系漂白剤のオキシクリーンを使ったカビ取り方法について、関連記事で解説しています。

重曹とクエン酸の特徴

重曹とクエン酸を使ったカビ取りの特徴

重曹とクエン酸は人体や環境への悪影響が少ないため、ナチュラルクリーニングを好む人々から人気の洗剤です。

重曹は弱アルカリ性、クエン酸は酸性の性質を持ち、混ぜると中和反応により熱と泡が発生するのが特徴です。

重曹やクエン酸を用いる場合、色素沈着した黒ずみ汚れは落とせないことが多い点に注意が必要です。

重曹とクエン酸は洗浄作用はあるものの、色素を分解する漂白効果は塩素系漂白剤や酸素系漂白剤よりも低いです。

既に繁殖してしまった黒カビへのカビ取り効果はあまり高くありませんが、予防的に使うのであればコストパフォーマンスも高くおすすめです。

マスク・手袋・ゴーグルを必ず着用する

カビ取りには塩素系漂白剤が用いられることが多いです。

カビに対して強い効果がありますが、取り扱いを間違えると人体にも大きな悪影響を及ぼします。

マスク、手袋、ゴーグルの3つを必ず着用して、気管支や皮膚、目を守りましょう。

特に塩素濃度が高く、粘り気の強いジェル状カビ取り剤を使うときに身体の保護を忘れないようにしましょう

誤ってジェルが手に触れてしまった場合も、手袋がついていればすぐに対処可能ですが素手では洗い流すまでに時間がかかってしまい、皮膚組織に深刻なダメージが入る可能性があります。

マスクやゴーグルに関しては、気化した塩素の成分を粘膜に付着させないために必要です。

十分に換気をする

塩素系漂白剤を使う時は十分に換気をする必要があります。

独特のツンとした刺激臭があるため、換気をせずにカビ取りをする人はめったにいません。

しかし換気が不十分となると、知らない間に塩素を吸い込んでしまい中毒症状を起こすリスクがあります。

換気扇があれば掃除の間は「強」運転にしましょう。

換気扇がないのなら窓を全開にして、空気の入れ替えが簡単にできるようにします。

もしカビ取り中に気分が悪くなったり、吐き気を覚えたらすぐに作業をやめ、風通しがよい場所で安静にしてください

しばらく休んでも気分が悪いままなら救急車を呼びましょう。

救急車を呼ぶ時はカビ取りをしていたことと、使用していたカビ取り剤や洗剤を伝えると処置がスムーズに進みます。

複数のカビ取り剤・洗剤を同時に使用しない

カビ取りのついでにお風呂全体の汚れを落とそうと考える人は少なくありません。

しかし使用する洗剤についてはよく吟味する必要があります。

カビを取るときは塩素系漂白剤が用いられます。

塩素系漂白剤は酸性のものと混ざると人体に害のある塩素ガスが発生します。

実際に中毒事故も起きているため、使い慣れているからといって過信してはいけません。

お風呂では皮脂汚れを落とすときに酸性洗剤が用いられます。

皮脂汚れが付着しやすい浴槽内や床の汚れを落とすときはカビ取りとは別日に行うことをおすすめします。

塩素ガスは空気よりも比重が高く、足元から溜まっていきます

塩素系漂白剤と酸性洗剤が混ざったことに気づいたらすぐにシャワーで洗い流しましょう。

洗い流したあとはすぐに浴室を換気して、塩素ガスを屋外に放出してください。

高いところの掃除をするときは安定した足場を用意する

壁や天井など、高いところで繁殖したカビを除去するときは、必ず脚立などの安定した足場を用意しましょう。

浴槽のフチやフタに登って作業をすると、足を滑らせて大けがをするリスクがあります。

フタに乗った場合はフタが割れて切ったり、刺さったりすることも考えられます。

けがをせず安全に掃除をするためにも、足場を用意する手間を怠らないでください。

赤カビの色素沈着が起きたときの対処法

赤カビ(ロドトルラ)は黒カビとは異なり根を張らないので、発生した直後であれば中性洗剤を使えば簡単に落とせます。

しかし繁殖してから時間を置いてしまうと、赤色の色素が床などに沈着して色を落としにくくなります

目地やパッキン(コーキング)は白やクリーム色など淡い色が用いられることが多いです。

赤カビの色素沈着は取りにくいと考えている人も多いですが、簡単な方法で漂白が可能です。

赤カビの色素沈着が起きたときの対処法を紹介します。

赤カビの色素は塩素系漂白剤で落とせる

赤カビの色素は塩素系漂白剤をつけ置きすることで落とせます。

「カビキラー」などの塩素系カビ取り剤のみならず、「キッチンハイター」など各種漂白剤でも色素の除去が可能です。

おすすめはスプレータイプの塩素系カビ取り剤です。

泡のスプレーは広く塗布しやすく、どこまで噴霧できたかも一目で分かります。

赤カビの色素を落とす手順

赤カビの色素を落とす手順は黒カビを取るときと大きく変わりません。

  1. 十分に換気をする
  2. 赤カビの色素が沈着しているところに「カビキラー」を噴霧する
  3. 10~15分放置する
  4. 水で洗い流す

1回で色素を取り切れなかった場合は、複数回赤カビの色素落としをしてください。

ただし続けて行ってしまうと色素を落としたい場所の素材を傷める可能性があるので、4~6時間ほど時間を空けてから実施することをおすすめします。

普段からできるお風呂のカビ予防5選

お風呂で繁殖したカビを取ってきれいな状態に戻せたら、普段からカビ対策を行ってきれいなお風呂を保ちましょう。

簡単に行えて効果の高いカビ予防策を5つご紹介します。

お風呂を上がるときに浴室にシャワーを流す

お風呂で1日の疲れを癒したら、出る前にシャワーで浴室全体に水をかけましょう。

髪や体を洗ったあとはシャンプーの泡や排出された老廃物が浴室の様々な場所に付着しています。

シャワーの水でそれらを流すとカビから繁殖のための栄養を奪うことになります。

なおカビの不活化が期待できるとして50~60度以上のお湯を使うことが推奨されることもありますが、やけどをするリスクが高いのでおすすめはしません。

赤カビを見つけたらすぐに掃除をする

赤カビ(ロドトルラ)は繁殖直後であれば中性洗剤とブラシで簡単に除去ができます。

しかし簡単に掃除ができるからと放置をすると、色素沈着が起きたり赤カビを栄養として黒カビが繁殖します。

赤カビは見かけたらすぐに掃除をしましょう。

浴室用洗剤をスプレーしてブラシやスポンジでこすり、洗い流したあとに赤色の色素やヌメリが取れていれば掃除完了です。

赤カビ掃除は発生直後であれば60秒もあれば完了するので、赤カビやヌメリを発見したらすぐに掃除することを習慣にしましょう。

1~2か月に1度液体パイプクリーナーを使う

お風呂の排水口は汚れが溜まりやすく、カビや異臭が発生しやすい場所です。

1~2ヶ月に1度を目安に、「パイプユニッシュ」などの液体パイプクリーナーを使いましょう。

パイプクリーナーというとつまりや異臭が発生してから使うものというイメージが強いですが、排水管の不調を予防するためにも使えます。

汚れを溶かせる強力な薬剤を定期的に使うことで、汚れが溜まりにくくなります

予防として使う場合の使用量はつまりの解消のために使うときよりもずっと少ないです。

製品のサイズにもよるものの、1本で2~3回分は使えることが多いのでコストパフォーマンスが高いです。

2~3ヶ月に1度防カビくん煙剤を使う

お風呂の床や壁は手が届きやすいのでこまめに掃除ができますが、天井や浴槽と壁の隙間、エプロンの裏側などは日常的なお手入れが難しいです。

定期的に防カビくん煙剤を使うことでお風呂の隅々までカビが生えにくい環境になります

製品によるものの、2~3ヶ月に1回使うことが推奨されています。

アース製薬の「らくハピ お風呂カビーヌ」のパッケージには最長で2ヶ月半効果が持続すると記載されているので、防カビ効果が切れることがないように2ヶ月ごとに使用するとよいでしょう。

こまめに換気をして湿度を下げる

カビが繁殖するための条件で重要なのは湿度です。

湿度70%以上の環境、特に湿度80%を超えるとカビの胞子が発芽するまでのスピードが非常に速くなります。

しかし一方で湿度が60%未満になると、多くのカビは増殖できないことが分かっています。

文部科学省が公開している「カビ対策マニュアル 基礎編」によると、黒カビの1種であるアスペルギウス・ニガー(黒麹カビ)は、湿度80%を超えていれば10日程度で発芽します。

しかし80%未満になると途端に発芽スピードが鈍くなり、40日ほど必要になります。

お風呂の湿度を下げるには換気が最も有効です。

窓を開けたり、換気扇を回したりしてこまめに空気を入れ替えてください。

換気をすることで空気中に漂っているカビの胞子も放出できるので、晴れている日はお風呂の窓を開けて換気をしても良いでしょう。

24時間換気に対応している浴室換気扇を使っているのなら、特別な理由がなければ24時間換気を切らないようにしてください。

落としきれないカビは浴室クリーニングできれいにしよう

カビは長期間放置すると深く根を張ってしまい、簡単には落とせなくなってしまいます。

強力なカビ取り剤を使っても落としきれないカビや汚れがあるのなら、浴室クリーニングを利用することをご検討ください。

浴室クリーニングを受けるメリット

浴室クリーニングを依頼すると、掃除のプロに浴室の隅々まできれいにしてもらえます。

浴室クリーニング業者はカビや浴室の汚れに関する専門的な知識があり、効果的な掃除方法を知っています。

普段は自分でカビ取りをしているという人も、1年に1度はプロにクリーニングを依頼してみてはいかがでしょうか。

作業前と作業後で見違えるほど浴室がきれいになることも珍しくありません。

浴室クリーニングの作業料金相場

浴室クリーニングの作業料金は浴室の広さによって変わります。

浴槽(バスタブ)、天井、床、壁、排水口、照明、換気扇を清掃してもらえることが多いですが、クリーニング業者によって清掃範囲が異なるので事前にどこまで清掃してもらえるかを確認しておきましょう。

浴室のサイズ 作業料金の相場
120×160cm(1216サイズ) 12,000~16,000円
120×180cm(1218サイズ) 12,000~16,000円
130×160cm(1316サイズ) 12,000~16,000円
130×170cm(1317サイズ) 12,000~16,000円
160×160cm(1616サイズ) 15,000~20,000円
160×240cm(1624サイズ) 18,000~25,000円

ユニットバスは浴室全体がひとつのパーツなので、厳密な規格でサイズわけをされています。

マンションなど集合住宅では120×160cmサイズ(0.75坪)が、一戸建ては160×160cm(1坪)や160×200cmサイズ(1.25坪)が多いです。

浴室クリーニングには様々なオプションメニューがあります。

洗浄後きれいになった浴室には防カビコーティングがおすすめです。

オプションメニューの例と料金相場をご紹介します。

オプション内容 料金相場
防カビコーティング 3,000~6,000円
エプロン内部洗浄 4,000~8,000円
風呂釜洗浄 24,000~26,000円

浴室クリーニング業者は相見積もりで探そう

浴室クリーニング業者は全国展開の有名な業者から地域密着型の業者まで数多くいます。

マッチングプラットフォームを利用すると、手間なく簡単に複数業者からの見積もりを取れます。

見積もり内容や業者の対応を比較することで、自分にぴったりの業者に依頼できる可能性が高くなります。

ミツモアでは最大5社からの見積もりが受け取れます。

プロとのやりとりはチャットで行うので、テキストだけではなく写真も使ってすり合わせが可能です。

ガンコなカビが生えたお風呂のクリーニングを依頼する