カーテンのカビ取りには何を使う?
カーテンに軽くカビが生えている場合は洗濯用洗剤でも除去できる可能性があります。カビがひどい場合は、まず酸素系漂白剤を試してみて、最終手段として塩素系漂白剤を使うのがオススメです。
カーテンのカビ取りで注意すべきことは?
カーテンの素材によっては、洗濯不可だったり、手洗いしかできなかったりします。漂白剤を使えないケースもあるので、まずは品質表示タグにある洗濯絵表示を確認しましょう。
カーテンに軽くカビが生えている場合は洗濯用洗剤でも除去できる可能性があります。カビがひどい場合は、まず酸素系漂白剤を試してみて、最終手段として塩素系漂白剤を使うのがオススメです。
カーテンの素材によっては、洗濯不可だったり、手洗いしかできなかったりします。漂白剤を使えないケースもあるので、まずは品質表示タグにある洗濯絵表示を確認しましょう。
窓に付着した結露などがカーテンに付着することで、濡れた場所にカビが生えてしまうことがあります。
その場合は以下の方法でカビ取り可能です。
【カーテンのカビ取り方法】
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ただしいずれの場合も水で洗うため、品質表示タグを見て「洗濯可能かどうか」をチェックしておきましょう。詳しくは「カーテンのカビを取る前に洗濯絵表示を確認」の見出しを参考にしてください。
もし洗濯不可のカーテンなら、クリーニング専門店などに依頼してカビを落としてもらうか、買い替えを検討しましょう。
色柄もののカーテンは、色落ちを防ぐためにまず洗濯洗剤を試してみるのがオススメです。以下の手順でおこないましょう。
【カーテンのカビ取り手順】
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「エマール」のようなおしゃれ着洗剤があれば、そちらを使うことでカーテンが傷みにくくなります。
カビは乾燥に弱いので、まず乾燥させてカビを取りやすい状態にしましょう。天日干しでもよいですが、カーテンの日焼けや色褪せに注意してください。
折りたたんで干す場合は、きちんとカビが生えた部分に風が通るように隙間を開けるなど工夫しましょう。
洗う前に、乾燥して落ちやすくなったカビを取り除きます。まずは準備として乾燥したタオルを敷いて、カビが生えている面をタオル側に向けておきましょう。
汚れたタオルや色柄もののタオルを使うと、カーテンに色や汚れが移ってしまう可能性があるので注意してください。
ブラシに洗濯洗剤を原液のまま塗布して、カーテンをトントンと叩きます。裏面から叩くことで、タオルにカビ汚れを移していくイメージです。
ある程度カビを落とせたら、仕上げに洗濯をします。品質表示タグの洗濯絵表示を見ながら、手洗いコースや弱水流コース、ドライコースなど適したコースで運転しましょう。
このとき使う洗剤は「おしゃれ着用」がオススメ。素材に優しく、製品によっては静電気防止効果もあるので汚れがつきにくくなります。
ちなみに脱水時間を指定できない機種であれば、あらかじめ脱水の工程は省いておいてください。
洗濯機の脱水モードは短時間で終わらせます。タンブル乾燥によってカーテンの素材を傷めないようにするためです。
30秒~1分ほどを目安に運転を止めましょう。
最後にカーテンを干して終わりです。カーテンレールに吊り下げて乾燥させる場合は、きちんとカーテンに風が当たるように窓を開けておきましょう。
カーテンに湿り気が残っていると、再びカビが生える原因になるので注意してください。
酸素系漂白剤は、酸素の泡がブクブクと出てくることで汚れを浮かし取る洗剤です。代表的なのは「オキシクリーン」という酸素系漂白剤で、色柄ものに使っても色落ちしにくいのが特徴。
ただし洗濯絵表示に「手洗い」や「水洗い不可」があるカーテンは、素材がデリケートで傷みやすいので酸素系漂白剤を使うと色落ちする可能性があります。
また刺繍などの装飾がついたカーテンも、風合いを損ねる可能性があるので酸素系漂白剤を使うのはなるべく避けるようにしましょう。
【カーテンのカビ取り手順】
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この方法が面倒臭い場合は、オキシクリーンを入れていつもどおり洗濯機にかけるだけでもOKです。またオキシクリーンのほか、「ワイドハイターEX」なども酸素系漂白剤に当たります。
ただしオキシクリーンは40℃以上のお湯で効果が高まること、頑固な汚れにはつけ置きが適していることから、ここで紹介する手順でカビ取り方法をオススメします。
最初に紹介したカビ取り方法と同じ工程です。カーテンを乾燥させてカビを弱らせ、タオルの上からトントンと叩くことで、カビの汚れをタオルに移していきます。
天日干しだと色褪せの可能性があること、白いキレイなタオルを使わないとかえってカーテンが汚れる可能性があることに注意してください。
オキシクリーンは40~60℃のお湯を使うことで効果的に泡立ちます。そのため浴槽にぬるま湯をためると効率的です。
ただしカーテンの洗濯絵表示にある温度よりも下回るようにしてください。お湯で素材を傷めないように注意が必要です。
オキシクリーンはお湯4リットルにたいしてスプーン1杯の分量で入れます。浴槽に半分くらいお湯をためると約100~120リットルなので、25~30杯程度が適量です。
オキシクリーンを入れた浴槽にカーテンも入れて、約20分程度つけ置きしましょう。
つけ置きが終わったらお湯を抜いて、カーテンをまんべんなくすすぎます。オキシクリーンが落ちて泡立ちがなくなるまで、しっかりすすぎましょう。
洗濯機のすすぎや洗濯コースを利用してもOKですが、手洗いコースなどの弱い水流で運転するのがおすすめです。またその際はカーテンを洗濯ネットに入れましょう。
カーテンを洗濯ネットに入れて、短時間の脱水を行います。30秒~1分程度を目安に運転を止めて、あとは陰干ししましょう。
最後にカーテンを陰干しします。窓を開けた状態でカーテンレールに吊り下げるか、物干し竿に吊るしてしっかり乾燥させてください。
まんべんなく風が当たるように工夫しましょう。水分が残っていると、またカビが生えやすくなってしまいます。
塩素系漂白剤とはカビキラーやハイターのような、掃除・除菌・カビ取りに使用する洗剤です。
カーテンのカビがひどい場合は、塩素系漂白剤の力で殺菌・漂白するのがよいでしょう。
ただし基本的に色柄ものは色落ちしてしまううえ、素材によっては傷んでしまいます。かならず洗濯絵表示で漂白可能かどうかを調べて(白い「△」が付いていれば漂白可能)、白いカーテンやレースカーテンに使用しましょう。
ここでは衣料用漂白剤の「ハイター」の使用方法を紹介します。
【カーテンのカビ取り手順】
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塩素系漂白剤を使うときは、かならず換気をしておきましょう。ツンとした独特の刺激臭がするので、吸い込んでいると気分が悪くなることがあります。
またマスクやゴム手袋などを着用して、塩素系漂白剤が肌に触れないようにするのも大切です。
カーテンの色落ちが不安であれば、はじめにパッチテストをしておきましょう。
水で10倍に薄めたハイターをカーテンの端につけて、5分ほど待ってみてください。この段階で変色するときは、漂白によって色落ちしてしまいます。
塩素系漂白剤を使うときは、浴槽が使用できません。FRP(強化プラスチック)やホーロー製の素材が、塩素系漂白剤によって傷んでしまうからです。
基本的には洗濯機に水をためてつけ置きするのがオススメ。洗濯機の水量を指定して、その10分の1の量のハイターを投入しましょう。
ハイターを入れた水にカーテンをつけ置きします。目安は約30分です。漂白可能な素材だとしても、2時間以上のつけ置きは生地を傷める可能性があるので注意してください。
つけ置きが終わったら排水して、しっかりとカーテンをそそぎましょう。洗濯機を運転させる場合は、手洗いコースなど弱い水流のモードを使って、2回以上すすぎ運転してください。また脱水は30秒~1分が目安です。
カーテンのカビを落したり洗濯したりするときは、かならず洗濯絵表示を確認しましょう。
そもそも洗濯や水洗いができるか、漂白剤は使っていいのか、という点をチェックしてみてください。
<h3洗濯できるかどうかを確認
まずはカーテンが家庭で洗濯できるかどうかを確認しましょう。
液温は40 ℃を限度とし、洗濯機で弱い処理が出来る。 |
液温は30 ℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い処理が出来る。 |
液温は40 ℃を限度とし、手洗いができる。 |
家庭での洗濯禁止。 |
手洗いの場合は一律で水温40℃が限度ですが、洗濯機の場合は書いてある数字によって水温の上限が違います。
また桶マークの下にある横線がなければ通常どおり洗濯可能、1本なら弱い処理が可能、2本なら非常に弱い処理が可能という意味です。
漂白剤を使えるかどうかは、以下3つのマークを確認しましょう。
塩素系及び酸素系の漂白剤を使用して漂白ができる。 |
酸素系漂白剤の使用はできるが塩素系漂白剤は使用禁止。 |
塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止。 |
このように、使用できるのが塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の両方か、酸素系漂白剤のみかという違いもあるので注意してください。
色や柄のあるカーテンは水洗いによって色落ちしてしまうこともあります。輪ジミができてしまったり、色があせてしまったりと、カーテンの見た目を悪くしてしまうかもしれません。
そのため、洗濯前には色落ちのチェックを行うことが大切です。
このチェックは数分で終わるうえに、使用するものも洗剤とタオルのみでOK。すぐに行うことができるので、ぜひ気軽に試してみてください。
〈カーテンの色落ち確認方法〉
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家事や育児、仕事などに追われていると、カーテンのカビに気付いてもついつい後回しにしてしまうこともありますよね。ですが、カーテンのカビに気付いたらなるべく早くに対処するようにしましょう。
なぜなら、カビを放置することで様々な悪影響が出てしまいます。もしかしたら、大切な家族の健康も害されてしまうかもしれませんよ。
カビには様々な種類がありますが、カーテンに生えやすい黒カビは特に注意が必要です。アレルギーをはじめとする様々な病気を引き起こす原因になるので、自分や家族の健康を守るためにも放置は絶対にしないようにしましょう。
一度カーテンにカビが生えてしまうと壁や床、天井など部屋全体にカビが繁殖してしまう恐れがあります。そうならないためにも、はやめにカビを除去しておくことが大切です。
カーテンにカビが生えても捨てるのは待ってください。下で紹介する方法を試したらカビを除去できる場合がほとんどです。捨てる前に一度自分でカビを掃除できないか試してみましょう。
また、自分で除去するのが面倒くさいという人はクリーニングに頼むといいです。費用はかかりますが、自分で掃除する手間が省けますよ。
カーテンにカビが生える原因には次のようなものがあります。
中でも結露など湿気によるものが大きく、窓に接しているカーテンはその影響を直接受けやすいのが特徴。また、これらの環境はカビが発生する条件を満たしているのです。
【カビが発生しやすい環境】
カビが発生する条件が揃いやすい梅雨の時期は、特に注意が必要です。ホコリなどの汚れがカーテンや窓ガラスに付着していると、加速的にカビが繁殖してしまいます。
カーテンのカビは換気や結露対策など、日頃のちょっとした工夫で予防できます。今すぐにできる簡単なものばかりなので、ぜひ実践してみてください。
カビの発生条件の湿度を下げる方法はたくさんありますが、最も簡単な方法は換気をすること。そのため、冬場でも少し寒さを我慢して10分程度の換気時間を設けるなどの防止策が必要です。
換気を十分に行ったとしても、どうしても結露はできてしまいます。ですが、そこで諦めるのではなく、できてしまった結露をいかに早く対処するかが大事です。
こまめに結露を拭き取ったり、結露防止グッズを用いたり。とにかく結露を放置しないことがカビを防ぐ一番の方法となります。
結露を防止するグッズには、窓に貼って水分を吸収するシートや、結露を防止してくれるスプレーなどがあります。吸収シートは100円ショップにも売られているので、安価で手軽に購入することができますよ。
カビは病院などでも消毒用として用いられている「エタノール」でも除菌することができます。そして、このエタノールを使って簡単にカビ予防スプレーを手作りすることができますよ。
【用意するもの】
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【作り方】
無水エタノール6:精製水4の割合でスプレーボトルに入れて混ぜる。消毒用エタノールを使う場合は、消毒用エタノール8:精製水2の割合。 |
使い方のポイントは、クリーニング後や購入後すぐに吹きかけること。事前に行っておけば、効果的にカビを予防できます。
また、もし手作りが面倒な場合は、市販の「カーテンにカビがはえなくなるスプレー」もおすすめ。効果を実感している方がたくさんいて、必需品にしている方も多い大人気製品です。
カーテンにたまった汚れを定期的に落とすのもカビ予防に効果的です。
カビは表面にたまったホコリを栄養源にして繁殖するため、部屋掃除のタイミングで軽くはらい落としておくとよいでしょう。
洗濯ができるカーテンの場合は、年に1回の頻度を目安にして洗うのがおすすめです。
カーテンが家具で押さえられて窓に密着した状態だと、空気の通り道がなくなってカビが生えやすい環境となります。
例えばソファやベッド、棚などをカーテン付近に設置している場合は、置き場所の変更も検討しましょう。
できるだけカーテンの周辺には家具を置かないようにするだけで、カビの発生リスクを抑えることができます。
もしこれからカーテンを買い直すなら、防カビ加工がされた製品がおすすめです。
とくに窓と接しているレースカーテンは結露の影響を受けやすく、カビが生えやすい環境にあります。レースカーテンだけでも防カビ加工がされたものを選ぶとお手入れが楽になるでしょう。
また吸湿や速乾性のあるカーテンでも効果的にカビを予防できます。
上画像のカーテンは日本の研究機関による品質実験によってカビの繁殖試験をクリアした、防カビ仕様のカーテンです。遮熱効果や外から見えにくい効果もあり、多機能でおすすめのカーテンです。
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