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洗濯機(縦型・ドラム式)の分解洗浄の料金は?

最終更新日: 2024年04月16日

洗濯機の奥の奥まできれいにしたいなら、クリーニングのプロによる洗濯機の分解洗浄がおすすめです。洗濯機の分解洗浄にかかる料金の相場や、分解洗浄を依頼するときの注意点を解説します。知識を身に付けて満足できるクリーニングを実現させましょう。

洗濯機の分解洗浄をプロに依頼したときの料金相場

洗濯機のクリーニングには、パーツを分解して洗浄する『分解洗浄』と、パーツを分解せずに洗浄する『除菌洗浄』の2種類があります。洗濯機を隅々まできれいにしたいのであれば、分解洗浄がおすすめです。分解洗浄にかかる料金の相場を解説します。

クリーニング業者に依頼した場合の料金

洗濯機の分解洗浄にかかる費用は、洗濯機のタイプによって異なります。洗濯機の分解洗浄の料金相場は、以下の通りです。

洗濯機のタイプ 分解洗浄の料金相場
縦型洗濯機 1万2,000円~1万7,000円
ドラム式洗濯機 2万円~3万円

縦型洗濯機に比べてドラム式洗濯機は構造が複雑なため、分解洗浄にかかる費用も高くなります。

分解に時間がかかる機種や分解に特別な工具が必要な機種、乾燥機能付きの機種の場合、上記の料金相場にプラスして、3,000円~5,000円程度の追加料金を請求されるのが一般的です。

家電量販店に依頼した場合の料金

エディオンでは洗濯機の分解洗浄を行うプランとして、『プレミアムコース』を用意しています。プレミアムコースの料金は以下の通りです。

洗濯機のタイプ 分解洗浄の料金相場
縦型洗濯機 1万7,600円(税込)
ドラム式洗濯機 3万5,200円(税込)

エディオンのプレミアムコースでは、洗濯機を預かって洗浄します。自宅で洗浄してもらうことはできないので、注意しましょう。

なお、ヤマダ電機で洗濯機の洗浄を依頼する場合にかかる費用は、1万3,200円(税込)です。なお乾燥機能付き洗濯機やドラム式洗濯機には、対応していません。

プロによる洗濯機の分解洗浄の流れ

洗濯機の分解洗浄はまず洗濯機のネジを外して、洗濯機上部の操作パネルを外す作業から始まります。続いて洗剤投入部分のネジを外して、投入部分を取り外します。

次に行われるのが、洗濯槽の底に付いた丸いカバー『パルセーター』の取り外しです。続いて洗濯機内部のネジを外して、洗濯槽を取り外します。

次に行うのが洗濯槽や内部の洗浄です。洗濯槽については塩素系洗剤とアルカリ性洗剤を使い分けて、カビ汚れや皮脂汚れを落とします。

最後にバラバラの部品を組み立てて元に戻し、動作確認をして作業は終了です。全ての作業を終えるのにかかる時間は、3時間ほどです

プロによる洗濯機分解洗浄の頻度

プロによる洗濯機クリーニングの頻度は、3~4年に1回程度がおすすめとされています。洗濯機の使用頻度や日々投入する洗濯物の量によって、おすすめのクリーニング頻度は異なります。下記のようなサインを発見した場合には、早急に洗濯機クリーニングを検討しましょう。

  • 洗いたての洗濯物から嫌なにおいがする
  • 洗い上がりの洗濯物に黒いカスのようなものが付着する
  • 乾燥に時間がかかるようになった

これらのサインが出ている場合、すでに洗濯槽にカビが繁殖していたり汚れがたまっていたりする可能性が高いので、早めにクリーニングを依頼するのがおすすめです。

洗濯機のクリーニングをプロに依頼する

洗濯機の分解洗浄をプロに依頼するメリット

洗濯機の汚れを気にしている人の中には、「ただ洗濯機をきれいにしてもらうだけに数万円を払うのは気が引ける」と感じている人もいるでしょう。しかしクリーニングのプロによる洗濯機の分解洗浄には、価格以上の価値があります。

自分では掃除できない箇所まできれいにできる

洗濯機の分解洗浄をクリーニングのプロに依頼するメリットは、ユーザー個人では掃除できない部分まできれいにできる点です

ユーザー個人が行える洗濯機の掃除は、洗濯槽クリーナーでの浸け置き洗いが基本となります。しかし洗濯槽クリーナーできれいにできるのは洗濯機の表面だけで、どれだけしっかり浸け置きしても、洗濯機全体を洗浄することはできません。

洗濯機の隅々まできれいにしたいのであれば、プロに分解洗浄を依頼するのが賢明です。プロに頼めば費用を負担するだけで、洗濯機を新品同様に生まれ変わらせられます。

乾燥モードの効率が上がる

乾燥モードにかかる時間が短くなるのも、プロによる洗濯機の分解洗浄を依頼するメリットです

長期間クリーニングを行っていない洗濯機では、乾燥機能を使う際の空気の通り道となる乾燥ダクトや、洗濯のときに使った水を排出する配管に汚れがたまり、乾燥効率が落ちていきます。

しかし乾燥ダクトや配管は、一般ユーザーには掃除が難しい部分です。これらの場所をきれいにして、乾燥モードにかかる時間を短縮したいなら、プロによるクリーニングが必須といえます。

洗濯機のクリーニングを依頼する

洗濯機の分解洗浄を依頼するときの注意点

洗濯機を分解洗浄してくれるクリーニング業者を探すときの、注意点を解説します。注意点を理解した上で業者探しを進めれば、後悔のない洗濯機クリーニングを実施できるでしょう。知っているのと知らないのとでは、大きな違いが生まれるはずです。

ドラム式洗濯機には対応していない業者も多い

ドラム式洗濯機を使用している場合には、ドラム式洗濯機のクリーニングに対応している業者を探す必要があります。ドラム式洗濯機の分解洗浄に対応している業者は少数派なので、業者探しに苦戦するかもしれません

ドラム式洗濯機は縦型洗濯機と比べて、構造が複雑で分解の難易度が高く、分解洗浄により故障するリスクも高いとされています。リスクを背負いたくない業者は、ドラム式洗濯機のクリーニングを請け負いません。

対応している業者が見つかっても、安全かつ確実にドラム式洗濯機を分解洗浄できる技術力が伴っていないケースもあります。ドラム式洗濯機の分解洗浄を依頼する際は、業者の実績をしっかり確認して、依頼する業者を選びましょう。

損害保険に加入していない業者は避ける

洗濯機のクリーニングを請け負ってくれる業者を探すときは、損害保険に加入している業者を選ぶという点が重要です

損害保険に加入している業者を選べば、万が一クリーニング作業の結果、洗濯機が故障してしまったり家を傷つけられてしまったりした場合でも、保険金で損害を補償してもらえます。クリーニング業者は清掃のプロとはいえ、ミスを犯す可能性はゼロではありません。

クリーニング業者のほとんどは損害保険に加入していますが、万が一未加入だった場合には、トラブルに見舞われた際に面倒な事態を招きます。業者を選ぶときは、必ず保険の加入状況をチェックしておきましょう。

クリーニングで清潔な洗濯機を手に入れよう

汚れもにおいも気にならない完璧な洗濯を実現するには、洗濯物を洗う洗濯機をクリーンな状態に維持しておく必要があります。クリーンな状態の洗濯機を保つには、定期的な掃除が欠かせません。

しかしユーザー個人ができる掃除には限界があります。できるのは洗濯槽クリーナーを使った表面的な掃除のみで、洗濯機全体の汚れを落とし切ることは不可能です。

洗濯機を新品同様の状態に戻したいのであれば、プロによる分解洗浄で洗濯機の汚れを根こそぎ落とすのがおすすめです。プロの力を借りて、気持ちのいい洗濯環境を手に入れましょう。

洗濯機の分解洗浄を業者に依頼する