ミツモアメディア

塩素系漂白剤で洗濯槽を掃除する方法!酸素系との違いも理解しよう

最終更新日: 2024年09月05日

洗濯機は、長年使用していると洗濯槽内部に汚れがたまってしまいます。

そこで定期的に塩素系漂白剤で洗濯槽を掃除して、清潔な状態を保ちましょう。酸素系漂白剤を使用する方法もありますが、それぞれの特徴や効果を理解して選ぶことが大切です。

この記事では、塩素系漂白剤で洗濯槽を掃除する方法や頻度、酸素系漂白剤との違いなどについて詳しく解説します。

洗濯槽の掃除に塩素系と酸素系どちらを使う?

雑巾とスプレー

洗濯槽の掃除には、酸素系と塩素系の漂白剤を使用できます。しかし購入後はじめて洗濯槽の掃除をする場合などは、どちらを使うべきか悩む方もいるかもしれません。

簡単にまとめると、塩素系漂白剤は「殺菌効果に特化している」、酸素系漂白剤は「主に汚れを落とす」という違いがあります

それぞれ特徴やメリット・デメリットは異なるため、特性を理解して必要に応じて使い分けるのが最も効果的です。

どちらを使うべきか、判断のポイントとして以下を押さえておきましょう。

久しぶりに洗う場合は両方使うのがおすすめ

洗濯機を久しぶりに洗う場合は、両方使うのがおすすめですただし塩素系と酸素系のクリーナーが混ざると有毒ガスが発生してしまい、非常に危険です。一緒に使うのではなく、必ず順番に使い分けるようにしてください。

洗濯槽を掃除する頻度が低いと、洗濯槽に頑固な汚れが蓄積します。特に1年以上掃除をしていない場合は、まず酸素系漂白剤でしっかりと汚れを落とし、その後に塩素系漂白剤で殺菌する方法が効果的です。

ただし、使用する際は必ず片方をしっかりとすすぎ流してから、もう片方を使うようにしましょう。

定期的に掃除を行っている場合も、この方法を取り入れることでより清潔な状態を保ちやすくなります。

殺菌力の高さなら塩素系

塩素系漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムで、高い殺菌力を持っています。このため、洗濯槽に繁殖した細菌類を効果的に除去することができます。

ただし、汚れを落とす力については酸素系漂白剤の方が優れているため、先の説明の通り両者で補完し合うことが理想です。

ごっそり汚れを落とすなら酸素系

酸素系漂白剤は過炭酸ナトリウムが主成分で、発泡した泡によって汚れをごっそり剥がし落としてくれる効果があります

特に皮脂汚れやほこりなどに対して強い洗浄力を発揮しますが、殺菌力については塩素系には及びません。そのためまずは酸素系で汚れをしっかり落とし、その後に塩素系で殺菌を行うのが効果的です。

メーカーの推奨は塩素系漂白剤が多い

どちらかのみを使用する場合、メーカーの推奨が参考になるでしょう。結論、メーカーの多くは塩素系漂白剤を推奨しています

例えばパナソニックや日立、シャープなどのHPが掲載しているのは、塩素系漂白剤を投入して掃除する方法です。また日立の場合、泡が多量に発生することによるトラブルを避けるため、酸素系のクリーナーは使わないように指定しています。

具体的な手順や使用方法はメーカーごとに異なるため、不安な場合は使っているメーカーのHPをのぞいてみるのも良いかもしれません。

洗濯槽を掃除する適切な頻度は?

洗濯槽

洗濯槽を掃除する適切な頻度として、可能であれば2ヶ月に1回が理想です。最低でも1年に1回以上は掃除しましょう

特に横型洗濯機は酸素系漂白剤が使用できない場合も多く、汚れが蓄積しやすいためこまめに掃除をした方がコストパフォーマンスが良くなります。汚れが蓄積すると1回や2回の掃除では取り切れないこともあるため、できるだけ定期的に掃除しましょう。

塩素系漂白剤で洗濯槽を掃除する手順

黄色いゴム手袋をつけている女性

ここでは塩素系漂白剤で洗濯槽を掃除するときの一般的な手順について解説します。ただし詳細部分は使っている機種によって異なる場合があるため、説明書もあわせて確認するようにしてください。

それぞれ解説していきます。

縦型の場合

まずは、洗濯槽が空の状態であることを確認し、電源を入れます。その後、高水位になるまでたっぷり給水しましょう。

次に、塩素系漂白剤を適量洗濯槽の中に直接入れます。このとき金属部分やプラスチック部分に漂白剤が付着しないようにしてください。洗剤投入口から入れてしまうと洗濯槽以外の場所に漂白剤が付いてしまうため注意が必要です。

漂白剤投入後、「洗濯→すすぎ→脱水」の手順で洗濯機を稼働させます。「洗浄コース」がある場合は洗浄コースを使用するようにしてください。

ドラム式の場合

ドラム式は酸素系漂白剤の使用が推奨されていないため、必ず塩素系漂白剤を使用します。使い方や手順としては、縦型と基本的に同じです。

衣類が入っていないことを確認して電源を入れ、給水が終わったら一時停止します。塩素系漂白剤をドラム内に入れ、ドアを閉めて「洗濯→すすぎ→脱水」の順で稼働させましょう。

ドラム式の場合も、洗浄コースがある場合はそちらを使います。

塩素系漂白剤のおすすめ5選

以下では、洗濯槽を清潔に保つためにおすすめな塩素系漂白剤を5つご紹介します。

東芝「洗濯槽クリーナー」

東芝の「洗濯槽クリーナー」は、その名の通り洗濯槽の清掃に特化した製品です。このクリーナーは、洗濯機の裏側にこびりついたカビや汚れをしっかりと取り除いてくれます。

ドラム式・縦型のどちらにも使用でき、使い方も簡単。洗濯機にセットし、通常の洗濯コースを回すだけでOKです。清潔感が戻るだけでなく、洗濯物の匂いも改善されるでしょう。

エステー「洗浄力 洗たく槽クリーナー」

エステー 洗たく槽クリーナー液体タイプ550g×2個|Amazon
エステー 洗たく槽クリーナー液体タイプ550g×2個|Amazon

エステーの「洗浄力 洗たく槽クリーナー」は、シュワッと溶けるタブレットタイプの洗濯槽クリーナーです。特に、悪臭の原因となるカビや雑菌を除去する効果が期待できます。

つけおき不要の仕様なので、時間がなくても使いやすいところも大きな魅力。定期的に使用することで洗濯機を清潔に保つことができ、長持ちさせることにもつながります。

ジョンソン「洗たく槽カビキラー」

ジョンソン 洗たく槽カビキラー塩素系液体タイプ550g|Amazon
ジョンソン 洗たく槽カビキラー塩素系液体タイプ550g|Amazon

ジョンソンの「洗たく槽カビキラー」は、頑固なカビに特化した商品です。つけ置き不要・掬い取り不要で、シンプルに使えるところも魅力です。

防サビ剤配合で、ステンレス槽にも使えるのも特徴。特に湿気がこもりやすい環境での使用に向いており、定期的に使用することでカビの発生を防ぎやすくなります。

レック「激落ちくん 泡立つ 洗濯槽クリーナー」

レックの「激落ちくん」は、泡立つタイプの洗濯槽クリーナーです。たっぷりの泡が汚れを包み込み、しっかりと浮かせて落としてくれます。

特に洗濯槽の底に溜まりやすい汚れやカビに効果的で、部屋干し臭の原因菌にもアプローチしてくれます。普段の掃除では手が届かないところまですっきりさせたいときにおすすめです。

日立「洗濯槽クリーナー SK-1」

日立(HITACHI) 洗濯槽クリーナーSK-1|Amazon
日立(HITACHI) 洗濯槽クリーナーSK-1|Amazon

日立の「洗濯槽クリーナー SK-1」は、洗濯槽のカビや石鹸カスを強力に除去する優れたアイテムです。特に日立の洗濯機を使用している方にはおすすめです。

カビの繁殖を防ぐのにも効果的で、日常的に使用することで清潔な状態を保ちやすくなります。自宅で手軽にプロの洗浄効果を実感したい方は試してみてください。

洗濯機用ではない塩素系漂白剤も掃除に使える

一部のメーカーが衣類用の塩素系漂白剤でのお手入れを推奨しているように、洗濯機用でないクリーナーを使用しても問題ありません。編集部で確認したところ、プロの洗濯機クリーニング業者からも専用クリーナーである必要はないという見解を得られました。

ただしどれを使ってよいかわからない、という方は、故障や思わぬトラブルを回避するためにも、洗濯槽専用の製品を使うことを推奨します。

洗濯機の掃除はプロに依頼するのもおすすめ

業者が洗濯機を運び出す様子

漂白剤の使用後も臭いが気になる場合や、汚れが頑固な場合などには、プロに依頼することも一つの手段です。

長年蓄積した汚れやカビは、自己流ではなかなか落ちません。見えない部分や手が届きにくい場所の掃除には分解洗浄をはじめ、専門的な知識と道具が必要です。

洗濯機の掃除をプロに依頼するメリット

プロに依頼する最大のメリットは、洗濯機を分解して普段見えない部分まで徹底的に掃除してもらえることです。久しぶりに掃除する場合や、購入してから一度も掃除したことがない場合は、一度プロに任せてみてはいかがでしょうか。

プロはカビやほこりなど、目に見えない部分までしっかりときれいにしてくれます。自分では手が届かない場所まで分解してすっきりきれいにしてくれるので、洗濯機の負荷を軽減し、長く使用したい方には特におすすめです。

洗濯機の掃除をプロに依頼する場合の費用相場

洗濯機の掃除をプロに依頼する際の費用の目安は、以下の通りです。

  • ドラム式洗濯機:13,000~40,000円
  • 縦型洗濯機:12,000~20,000円

これらはあくまで目安なので、実際の費用は相見積もりをとって確認しましょう。洗濯機の種類や状態によって変わるため、複数の見積もりを比較してから決めることをおすすめします。また、事前にオプション料金についても確認しておきましょう。

洗濯機の分解洗浄はミツモアで業者を比較!

目に見えない部分まで洗濯機の汚れをごっそり落とすには、分解洗浄が可能なプロのクリーニング業者への依頼がおすすめです。

ミツモア」なら、豊富な経験と知識を持ったプロに見積もりの依頼が可能です。簡単な質問に答えるだけで、希望する条件にぴったり合ったプロから最大5件の見積もりを無料で取得できます。

地域密着型の業者もたくさん登録しているので、自分のエリアから効率よく探せるのも大きなメリットです。また、掲載済みの業者は口コミや評判などのリアルな声もチェックでき、安心して依頼できます。

洗濯機クリーニングの業者を探す