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引っ越し見積もりは何日前までに予約する?みんなの平均日数と日数がないときの対処法

最終更新日: 2024年10月24日

引っ越し先が決まってホッとしたと思えば、今度は引越し業者の手配が必要になり、慌ただしくなります。引っ越しの見積もりをするタイミングは、過去の調査では「平均2週間~1カ月前」が最多でした。

通常期であれば2週間~1カ月前で問題ありませんが、繁忙期は1カ月前には枠が埋まってしまうため、1.5カ月~2カ月前の予約がおすすめです。

また、入居日が迫っている人は、早めに見積もりを依頼しないと間に合わないことがあるので注意が必要です。一方、割高になりますが、2日前や前日の見積もりに対応してくれる引越し業者もいます。

引っ越し見積もりで早めに料金を確認する

引っ越しが決まったら何日前までに予約をする?

通常期(1月・5月~12月)に引っ越すケース

通常期に引っ越しをする人は、最低でも引っ越し予定日の1週間〜2週間前までに見積もり依頼を行いましょう。数日前でも見積もりを引き受けてくれる引っ越し業者もありますが、旧居から新居までの移動距離や予約状況、荷物の量などによっては、すぐに引っ越し料金を算出できず、見積もりを断られる場合があります。

荷物の量が多い単身者や2人以上の世帯で引っ越しをする場合は、引っ越し予定日の3週間〜4週間前までに業者に見積もりを依頼しましょう。引っ越し業者の営業担当が見積もりのために必要な作業スタッフとトラックを手配するのに時間がかかるためです。

また、近隣トラブルなどを理由に緊急で引っ越しをしたい場合は、直接電話で引っ越し業者に相談してみましょう。

繁忙期(2月・3月・4月)に引っ越すケース

入学や進学、入社、人事異動の多い繁忙期は、引っ越し業者への依頼が最も集中します。この時期に引っ越しをしたい方は、できれば引っ越し予定日の2か月前、遅くとも1か月前までに業者に見積もり依頼の予約を行いましょう

引っ越し直前に予約しようとすると、早い段階で予約が埋まっていてトラックに空きがないだけでなく、作業スタッフの手配もできない可能性があります。運良く引っ越し作業を受け入れてもらえた場合でも、料金が高額になるケースもあるので注意が必要です。

大手の引越し業者に見積もりを取るならいつまで?

大手の引越し業者は最長2~3カ月前から予約できます。平均では2週間~1カ月前の予約が一般的です。また、作業員とトラックが空いていれば3日前の予約も可能です。

引越し業者 最短 推奨 最長
アート引越しセンター 数日前(エリアの状況による) 2週間~1カ月前 3カ月前
サカイ引越センター 記載なし 1カ月~1.5カ月前 3カ月前
日本通運 2~3日前(作業枠による) 2週間~2カ月前 約2カ月前

地域の引越し業者に見積もりを取るならいつまで?

地域の引越し業者は、柔軟に対応してくれます。最短は前日見積もりで翌日引越しすることもありますし、事情を汲み取って当日の見積もりでその日のうちに引越しすることもあります。

ただし、原則として2週間~1カ月前に予約をしましょう。あまりに直前では空き枠が少なくなる可能性が高くなります。一方で、最長では6カ月前からの予約も可能な引越し業者もあります。

引越し業者 最短 推奨 最長
地域の引越し業者 当日(引越し業者による) 2週間~1カ月前 6カ月前

地域の引越し業者の空き枠を確認する

みんなが引っ越し見積もりを取るタイミングは何日前?

引越しアンケート結果グラフ:見積もりを取るタイミング

上記のグラフはミツモアの利用者向けに行った引っ越しに関するアンケート調査の結果です。引越しの見積もりを取るタイミングは「2週間~1か月前」と回答した人が最も多く、単身者の36.3%、家族世帯の43.3%を占めました。

ちなみに「2日前〜1週間前」に見積もりを取った割合は、単身者で23.7%、家族世帯で17.3%という結果になり、荷物の量が少ないことなどを背景に単身者の割合が高い傾向にあります。

またミツモアを利用して引っ越したユーザーからは、「引っ越し日の1週間前でも関東から東北への引っ越しに快く対応していただき、感謝しています」「引っ越しまであと2週間しかなかったのに、荷物の一時預かりにも対応してもらえて嬉しかった」という口コミもあり、臨機応変に対応してもらえる引っ越し業者があることがわかります。

引っ越し見積もりで最低限用意すべき情報

引っ越し日が迫ってきたので1日も早く引っ越し業者に見積もりを依頼したいとき、最低でも下記4つの情報は料金を計算する際に必要です。

  1. 引越しの予定日
  2. 新居と旧居の構造や周辺環境
  3. 荷物の搬出入経路
  4. 荷物の種類・量
参考記事:引越し見積もりで必要な準備!当日の作業で決めておきたい内容も解説

引越しの予定日

引っ越し料金は新居までの移動距離や時期によって大きく変わります。引っ越しの予定日を伝えるときはなるべく第3希望日まで用意しておきましょう。時間帯もなるべく幅を取ることで引っ越し日の間際に対応してもらえる業者が見つかりやすくなります。

関連記事:賃貸物件の引越しタイミングはいつ?引越しと契約更新どちらがお得かも考えよう

新居と旧居の構造や周辺環境

新居や旧居の階数をはじめ、トラックが停車できる駐車スペースやエレベーターの有無といった情報も確認をしておきましょう。トラックや作業スタッフを手配するのに必要な情報で引っ越し料金にも大きく関わってきます。

荷物の搬出入経路

新居や旧居周辺の環境とあわせて、部屋からトラックまでの経路も確認しておきましょう廊下の幅やドアの高さ、手すりの有無といった情報は荷物を運ぶうえで大切です。荷物の搬出入経路に段差などを含め、必要な情報を伝えておくと当日に追加料金が発生するようなトラブルを防げます。

荷物の種類・量

新居に運んでほしい荷物の量を正確に伝えることも大切です。メジャーなどを使って大型の家具や家電の高さや幅、奥行きを測ったり、おおよそのダンボールの数を答えたりすることで引っ越し業者は情報に基づいて見積もりを出します。

引っ越し日の直前に予約をしたときのメリット・デメリット

引っ越し予定日が迫ってきた際に見積もり依頼を予約したとき、下記のメリットやデメリットがあります。

メリット①:荷物の量が変わることが少ない

引っ越し予定日が迫ったときに見積もりを依頼すると、新居に運ぶ荷物の選別も済んでおり、新たに大型の家具などを購入する可能性が低くなります。したがって、見積もり後に荷物の量が大きく変わることはほとんどなく、荷物が増えた影響で引っ越し当日に追加料金を請求されるリスクは低いでしょう。

メリット②:見積もり額と実際の引っ越し料金に差額が発生しにくい

引っ越し業者から見積もりを受けた後、引っ越し予定日までの期間が短ければ、見積もり料金と実際に支払う料金に差額が発生しにくくなります。新居に運ぶ荷物の量や家具・家電の数が確定していることが前提ですが、引っ越し前に大がかりな買い物をしない限り、引っ越し料金は大きく変わらないはずです。

デメリット①:選べる引越し業者が少なくなる

引っ越し予定日の直前に見積もり依頼を予約する際、選択できる引っ越し業者の数が減ってしまう点に注意が必要です。特に繁忙期には進学や就職シーズンの影響で引っ越しの需要が高まるため、気になる業者が見つかっても予約で埋まっている可能性があります。
できるだけ費用を抑えて引っ越ししたい場合は、新居が決まったところで早めに引っ越し業者への見積もり依頼を行いましょう。

デメリット②:キャンセル料金が発生する可能性がある

引っ越し予定日の直前に業者と契約を結んだ後、病気や事故、身内の不幸といったやむを得ない理由でキャンセルをすると、キャンセル料金が発生する可能性があるのもデメリットのひとつです。業者と依頼者のトラブル防止のため、国土交通省の「標準引越運送約款」でキャンセル料の規定が設けられています。

キャンセル日 3日前 2日前 前日 当日
キャンセル料

(見積もりに対しての費用)

無料 20%以内 30%以内 50%以内

ただし、台風や地震などの自然災害で引っ越し作業が困難になった場合は例外とされますが、業者によって対応が異なる場合もあるので、契約前にキャンセル料の規定を必ず確認しましょう。

関連記事:引っ越しキャンセル料はいつからかかる?契約後の断り方や段ボールの返却方法も

引っ越し予定日までに日数がない場合の対処法

引っ越しが間近に迫って日数がないとき、下記のような対処法で引っ越し業者に見積もりを取ったり、サービスを利用したりするのをおすすめします。

引っ越しの一括見積もりサービスを利用する

依頼する引っ越し業者の目途が立っていない人は、複数の引っ越し業者から見積もりを受け取れるオンラインの一括見積もりサービスを利用しましょう。新居や荷物量などの情報を入力すれば、条件に合う引っ越し業者から見積もりが届きます。

料金やサービス内容などを比較検討したうえで業者を決められる一方で、勧誘目的による営業電話をかけたり、メールを送ってくる業者もいるので、注意が必要です。

関連記事:引越し見積もりサイトはヤバイ?失敗せずお得に利用する6つのポイント

引っ越し業者に直接荷物の梱包を依頼する

引っ越し業者によっては荷物の梱包を引き受けるサービスを提供しています。引っ越しが間近に迫っても、仕事や家事などで時間が取れず、荷造りができない人は利用しましょう。素早く準備が進められる一方で、その分引っ越し料金は高くなります。

また思い出の品や貴重品など、触れられたくないものがあれば、あらかじめまとめておいたり、使わないものは処分しましょう。

関連記事:引越しの荷造りはいつから始める?効率的に終わらせるスケジュール・コツを解説

単身パックを利用する

新居に持っていく荷物量が少ない場合は、専用のボックスやコンテナを使って荷物を輸送する「単身パック」を利用するのもおすすめです。引っ越し業者によって受付期間は異なりますが、引っ越し予定日の3日前まで受け付けているところが多いです。

ただし引っ越し当日に荷物が届かないケースがあるほか、自分たちでダンボールやガムテープなどの梱包資材を用意しないといけません。

関連記事:引っ越しの単身パックと単身プランはどっちがお得?料金などを徹底比較!

引っ越しに必要な手続きは何日前までに行う?

引っ越しが間近に迫っているとき、荷造りや不用品の処分とあわせて下記の手続きも忘れずに行う必要があります。

参考記事:引越し時に必要な手続き・住所変更チェックリスト!必要書類と手続きの順番も解説

旧居の退去連絡

新居が決まったら、引っ越し予定日の1か月前までに大家または管理会社に現在住んでいる物件から退去する旨を伝えましょう。たとえば5月1日に引っ越す場合、3月31日までに退去連絡を行います。ただし賃貸借契約書に退去連絡の期限が記載されているので、必ず内容を確認したうえで連絡しましょう。

関連記事:引越し前後のやることチェックリスト!手続きや荷造りの効率的な手順・スケジュール

電気などのインフラ関連の変更手続き

電気やガス、水道といったインフラ関連の使用停止や開始手続きは、引っ越し予定日の1週間前までに行いましょう。電気と水道は基本的にインターネットまたは電話で手続きが完結できます。ただしガスは室内にガスメーターがあったり、オートロックの建物に住んでいる場合、引っ越し当日に係員の立ち合いが必要です。

関連記事:

引越し時の電気の使用停止・開始手続き!電力会社を切り替えるケースも解説

引越し時のガスの使用停止・開始手続き!閉栓・開栓時は立ち会いが必要

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役所での転居・転入手続き

役所に届ける「転出届」は14日前から引っ越し当日までに、「転入届」は引っ越し当日から14日後までに提出しましょう。あわせて住民票の異動やマイナンバーカードの住所変更、印鑑登録など、役所で変更手続きを行う必要があります。

引っ越し予定日が近いならミツモアで業者を探そう

時期によって異なりますが、引っ越し予定日の1か月前〜1週間前までに見積もりを取って業者を決めないと、希望通りの引っ越しができなくなってしまい、家族や会社の上司など、周りの人に迷惑をかけてしまいます。

ミツモアなら引っ越しの前日に見積もりを依頼できる業者が登録されており、新居や荷物について簡単な質問に答えるだけで、最大5つの引っ越し業者から見積もりが取れます。料金やサービス内容も簡単に比較できるため、条件に合う業者も見つかるでしょう。

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