「半年後に新居へ引っ越す予定だけど、見積もりはいつからできる?」
「3カ月先の引越しはいつから見積もりすればいい?」
引越しの見積もりは一般的に2カ月前から1カ月前まで取るのがおすすめです。引っ越す時期やサービスによっては、半年~1年前でも見積もりできますが、あまりに早いと正確な料金が取れなかったり、再度見積もりを出し直したりするケースが発生します。
引っ越しの見積もりはいつから取れて、いつから取るべきか、実際の引越し経験者のデータと、メリットやデメリットを踏まえて解説します。
引っ越しの見積もりタイミングは2カ月前からがベスト
引越し見積もりを取るべきタイミングは、通常期と繁忙期によって異なります。ただし基本的には2カ月前からを目安に見積もりすれば、スムーズに引越し業者が見つかり、荷造りや手続きの準備を進めることが可能です。
単身 | 家族 | |
---|---|---|
通常期 | 1~2カ月前から | 2~3カ月前から |
繁忙期 | 2~3カ月前から | 3~4カ月前から |
通常期(5月~2月)の引越しは1~2カ月前から
一般的に単身引越しなら1~2カ月前、家族引越しなら2~3カ月前から見積もり依頼をしましょう。
単身者は荷物量が少ないため、1カ月前からの見積もりでも問題ありませんが、可能であれば2カ月前からがおすすめです。
2カ月前から動き出せば、複数の引越し業者の見積もりを取って、料金やサービス内容を比べる時間が十分にあります。割引キャンペーンも適用されやすいので、割安な業者に依頼できます。
家族引越しでは、荷物量が多いため対応できる引越し業者が限られるのみでなく、荷造りにも時間がかかります。2カ月前、できたら3カ月前に見積もりすることを意識しましょう。
そのくらい前であれば、いざ契約する際に引越し業者の作業枠が空いている可能性が高く、土日など希望日を抑えやすいです。
繁忙期(3月~4月)の引越しは2~3カ月前から
3月~4月は新年度に合わせて引っ越す人の多い、引越し繁忙期です。引越し業者の予約が取りにくくなったり、料金が高くなったりしやすいため、通常期よりも早めから見積もりを取りましょう。
繁忙期の単身引越しでは、2~3カ月前から見積もりするのがおすすめです。たとえば3月中旬に引っ越したい場合、12月~1月から見積もりすると、引越し難民にならないでしょう。
家族で繁忙期に引っ越すなら、3~4カ月前から見積もりしておくと安心です。引越し業者によっては3カ月以上先の見積もりができない場合もあるため、個別で問い合わせるか、3カ月以上前から見積もりできるサービスを利用しましょう。
引っ越しの見積もりは6カ月前からでもできる
大手引越し業者の場合、引越し日の3カ月前から見積もりをとれるケースが多いです。一方で一括見積もりサイトなど、サービスによっては6カ月前から見積もりを依頼できます。
引越し業者や見積もりサービスがいつから見積もりできるのかをまとめました。
引越し業者・サービス名 | 見積もり可能なタイミング |
---|---|
サカイ引越センター | おおよそ3カ月前から |
アート引越センター | 引越日の3カ月前から |
アリさんマークの引越社 | 引越希望日の3カ月前から |
ハトのマークの引越センター | 要確認(引越希望日は2年後の12月まで選択可) |
日本通運 | 要確認(引越希望日は1年後の12月まで選択可) |
ヤマトホームコンビニエンス「単身者向け引越サービス」 | 引越日(集荷日)の2カ月前から |
引越し見積もりサービス「ミツモア」 | 約6カ月前から |
※ 2024年8月時点
たとえば3月1日に引っ越しをしたい人の場合、3カ月前から見積もりを取れるサービスでは12月1日から予約、6カ月前から見積もりを取れるサービスでは9月1日から予約できます。
大手の引越し業者が3カ月より前からの見積もりに対応していない理由は、スケジュールや料金変動のリスクを避けるためです。あまりにも先の予定となると、トラックや人員リソース、依頼者側の荷物量が変わってしまう可能性が高いので、効率的に運営するために3カ月前から見積もりを受けつけています。
ただし「進学が決まっている」「新築を建てた」などの理由で、半年先などの引越しがすでに決まっており、早めに料金感を知りたい人もいるでしょう。引越し見積もりサービスの1つであるミツモアでは、引越し予定日の6カ月前から見積もりを依頼できます。
また、3カ月以上の早すぎる見積もりは、見積書の有効期限などに注意が必要です。詳しくは以下で解説しています。
一般的な引っ越し見積もりタイミングは約2週間~1カ月前
実際に引っ越しをした単身者や家族世帯は、いつから見積もりを取り始めたのでしょうか。
最も多いタイミングは「2週間前〜1カ月前」
ミツモアの利用者向けに行ったアンケート調査の結果によると、最も回答が多かったのは「2週間前〜1カ月前」に依頼した世帯で、単身世帯で36.3%、家族世帯で43.3%を占めました。
賃貸物件に住んでいる場合、引越し日の1カ月前程度に退去申告をするのが一般的です。そのため新居が決まってから引越し業者を探すとなると、1カ月前から2週間前くらいの間に見積もりをとるケースが多くなります。
家族世帯は2カ月前から、単身者は1週間前からといったケースも
「1カ月前~2カ月前」の見積もり依頼は、単身世帯で20.7%、家族世帯で26.9%を占めました。荷物量の多さやスケジュールの観点から、家族世帯のほうが早めに見積もりを依頼する傾向があることがうかがえます。
単身引越しは引越し日の1週間前~2週間前や、2日前~1週間前といった近いタイミングで引越し業者へ見積もりをとるケースも多いです。荷物量が少ないため、直前の依頼でも比較的引越し業者を見つけられます。
とはいえ、引越しの見積もりは早めから取った方がスケジュール調整がしやすく、直前より安価に依頼できる可能性が高いです。新居が決まっているなら、2ヶ月前からを目安に引越しの見積もりを依頼しましょう。
早めに引っ越し見積もりを取るメリット
引越しの2カ月~3カ月前など、早めのタイミングで引越し見積もりを依頼するとさまざまなメリットがあります。
引っ越し全体の予定が立てやすくなる
早めに引っ越し見積もりをとることで、いつまでに何を終わらせる必要があるのかを把握しやすくなり、計画を立てやすくなります。あわせて荷造りや役所での手続きのタイミングも決められるため、スムーズに引っ越しの準備が進められるでしょう。
実際にミツモアで引っ越した人の口コミによると、「家の建て替えを理由に半年後に引っ越す際の見積もりを出してもらえて助かった」という声が寄せられています。
引越し業者の選択肢が広がる
早い段階で引っ越し業者の予約をすれば、より自分の条件に合った業者を見つけやすくなるのもメリットのひとつです。特に引っ越しの一括見積もりサービスを早期に利用すると、複数の引っ越し業者から見積もりを取れます。料金はもちろん、サービス内容を含めて冷静に比較検討できるので、自分の条件に合った引っ越し業者を選べるでしょう。
新居が決まってなくても概算の見積もりが取れる
正式に引っ越し業者へ依頼する前でも、新居のあるエリアが決まっていれば概算の見積もりを取れます。具体的には、新居の市区町村までおおよその場所を絞っておけば、新居の設備や荷物の量、家具・家電の数などを把握することで、おおよその引っ越し料金を見積もることが可能です。
早めに引っ越し見積もりを取るときの注意点
早めからの見積もり依頼は基本的にメリットが多いですが、注意点もあります。半年以上前などかなり早めに見積もりをする人はとくに念頭に置いておきましょう。
見積書には有効期限がある
引っ越しの時期や業者によって期間の長さは異なりますが、引っ越しの見積書には有効期限が設けられています。見積書を受け取ったら、必ず有効期限を確認しましょう。見積書は作成から約1カ月間有効というケースが多く、契約せずに有効期限が過ぎてしまうと、料金が変動する可能性があります。
早く申し込んでも料金を割引できる業者は少ない
引っ越し業者によっては早めに見積もりを依頼した場合、料金が割引になるケースもあります。利用すればお得な料金で引っ越しができますが、実施している業者は大手を含め、あまり多くありません。早期割引を実施している業者でも、条件が細かく決められている場合があるので、確認してから申し込むようにしましょう。
予約が早すぎると荷物量が変化する可能性がある
引っ越し料金は荷物量や引っ越しの時期、移動距離などによって大きく変わります。早い段階で引っ越し業者に見積もりを出してもらったものの、荷物量が大幅に変わる場合は、できるだけ早めに引っ越し業者に連絡しましょう。見積もり時に荷物が少なかったものの、引っ越し当日に荷物が増えてしまうと、追加料金を請求される可能性があるからです。
引っ越し見積もりの依頼から作業開始までどれくらいかかる?
引っ越し業者に見積もりを依頼してから引き受けてもらえるまで、一般的に数日から1週間程度かかります。即日に対応してもらえる引っ越し業者もありますが、数に限りがあります。引っ越し予定日が決まったら、できるだけ早めに手配することが大切です。
見積もりを依頼したい業者が決まっていれば、公式サイトや電話、メールで依頼する方法がありますが、決まっていない人はミツモアをはじめとした引っ越しの相見積もりサービスの利用をおすすめします。
引っ越しが決まったら早めに見積もりを依頼しよう!
「引っ越し見積もりはいつから?」と迷ったら、2カ月前からを目安に見積もりを依頼しましょう。
早い段階から見積もりをとれば、希望の日にちで対応可能な業者が見つかる可能性が高く、準備に割く時間も確保できます。一方で、見積もり依頼が早すぎると、料金が変わりやすくなる点に注意しましょう。
ミツモアでは、引越し予定日の半年前から見積もりを依頼できます。荷物の量や引越し先など、簡単な質問に答えるだけで最大5社の業者から見積もりを受け取れるので、業者の比較もスムーズです。