ホテルや新幹線、飛行機のチケットなど、世の中にある様々なサービスには早割があります。
引越し料金にも様々な割引サービスがあるので、早期予約割引があるように思うかもしれません。
しかし基本的に引越しに早割はありません。
その理由と早割がなくても安く、お得に引っ越せる方法をご紹介します。
多くの引越し業者は早割を実施していない
結論を先に述べると、多くの引越し業者は早割を実施していません。
理由は2つほど考えられます。
- 引越し料金は変動が激しく未来日の料金を確定させるのが難しい
- 引越し業者からすると先々のスケジュールを確定させるうまみが少ない
ホテルや新幹線など早割のあるサービスと引越しサービスの大きな違いは、提供されるサービスが定量的か否かという点です。
ホテルの空き室予約や新幹線・飛行機の座席予約は明確に定員が決まっており、提供するサービスも画一的です。
一方で引越しは依頼者ごとに運ぶ荷物の量や距離が異なり、提供するサービスにも違いがあります。
前後にお客さんが入れづらくなることを考えると早割をするメリットは低いといえるでしょう。
引越し日直前のほうが安くなる可能性が高い
引越し業者としてはなるべく空きを作らず、より多くの依頼者に引越しサービスを提供したいので引越し日直前の方が料金が安くなることがあります。
ただし3~4月の引越し繁忙期の間は、1か月前にはすでに予約が埋まっているということもあるので、安くしたいがために引越し業者の予約をわざと遅くするのはおすすめできません。
引越し業者の早割の提供状況
早期予約者への割引サービスは引越し業者からするとうまみが少ないとはいえ、消費者目線では魅力的に映ります。
そのため一部の業者は独自に早割を実施しています。
大手業者と中小引越し業者の早割実施状況についてチェックしてみましょう。
大手引越し業者はほとんど早割を行っていない
2024年1月現在、大手引越し業者の公式サイト内に早割について明確に記載している業者はありませんでした。
ただしサカイ引越センターやアーク引越センター、アリさんマークの引越社では早割ではないもののお得に引越しができる日を記載したカレンダーを公開しています。
カレンダーの情報を参考にすれば、早割がなくともお得に引っ越せるでしょう。
引越し業者名 | 早割についての記載 |
---|---|
サカイ引越センター | なし |
アート引越センター | なし |
アーク引越センター | なし |
アリさんマークの引越社 | なし |
ハート引越センター | なし |
ヤマトホームコンビニエンス | なし |
中規模引越し業者であれば早割を行っているところもある
中小規模の引越し業者であれば早割をしていることがあります。
たとえば京都府の引越し業者である「弁慶ひっこしサービス」では、公式サイト内に「引越し日の30日以上前に予約した人は10%割引」と明確に記載されています。
ただし早割がある引越し業者であっても3~4月の引越し繁忙期には早割の適用対象外となることが多いです。
早割を使って引っ越そうと考えているのならば、適用条件をきちんと確認するようにしましょう。
参考:
早割以外で安く引越しをする方法4選
多くの引越し業者では早割サービスを提供していませんが、早割を利用しなくても安く引っ越す方法があります。
以上4つの方法について詳細を解説しますので、安く引っ越したい方はぜひ参考にしてください。
早割以外のキャンペーンを探す
引越し業者はいろいろな割引キャンペーンを行っています。
大手引越し業者は以下のようなキャンペーンを展開しています。
引越し業者名 | 割引内容 | 適用条件 |
---|---|---|
アート引越センター | 引越し料金に割引が適用される
カーテンのプレゼント |
学生のみ利用可能 |
日通(日本通運) | 単身パック1,100円引き | ウェブサイトから申し込み |
アリさんマークの引越社 | 引越し実費10%オフ | 事前に印刷したものを見積もり時に提示する |
このほかにも会員制サービスの特典として、引越し業者を特別価格で利用できることもあるので自分が普段利用しているサービスにそのような割引がないかを確認しましょう。
たとえばJAF(日本自動車連盟)は会員限定で、アリさんマークの引越社、アート引越センター、サカイ引越センター、ハトのマークの引越センターなどの引越し業者を特別価格で利用できます。
午後便・フリー便を使う
引越しというと朝早くから作業を始めるものというイメージをお持ちの方も多いでしょう。
確かに朝1番の便は引越し業者のスタッフも疲れておらず、スムーズに新居に移動できれば荷解きの時間を確保できるため人気が高いです。
しかし人気が高いということはその分競争率も高く、費用も相応に高額になってしまいます。
安く引っ越すことを重視するのならば午後便かフリー便の利用を検討しましょう。
フリー便は引越し日だけを決めて、作業開始時間は引越し業者の都合に合わせます。
当日まで作業開始時間が分からないというデメリットがあるものの、非常に安価に引っ越せる手段の1つです。
引越し業者を相見積もりで探す
引越しには明確な定価がないので、1番お得に引っ越すためには複数業者から見積もりを取って比較・検討することが重要です。
同じ条件で取得した複数社の見積もりを比較すれば、料金設定の安い業者を見つけられることはもちろんのこと、サービス内容と料金のバランスも見られます。
他の業者から提示された見積もり金額を伝えて交渉することで、当初の見積もり金額から値引いてもらえる可能性もあります。
中小規模の引越し業者を利用する
引越し業者というと、テレビCMなどで名前を知っている大手業者ばかりが思い浮かびますが、日本には数多くの中小引越し業者があります。
知名度こそ大手業者には及ばなくても、サービスの品質は引けを取らないことがほとんどです。
県や地方が変わる長距離引越しには対応できないこともあります。
しかし同一県内など比較的近距離の引越しであれば中小規模の引越し業者を利用すると思っているよりもずっと安い金額で引っ越せるかもしれません。
引越し業者を探すならミツモアがおすすめ
自分にあった業者を効率よく探すためには一括見積もりサイトを活用しましょう。
比較検討がしやすいよう、3~5社からの見積もりを取得できるサービスがおすすめです。
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