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引越しで冷蔵庫だけ運ぶ方法と料金相場!安く安全に運搬する手段を紹介

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最終更新日: 2024年11月07日

冷蔵庫だけを新居に運ぶ方法はおもに5つあり、状況によって最適な方法は異なります。

冷蔵庫を運搬する5つの方法とそのメリット・デメリット、料金相場について解説いたします。

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引越しで冷蔵庫だけを運ぶ方法5つと料金相場

引越しで冷蔵庫だけを運ぶ方法は以下の5つです。

それぞれメリットとデメリットがあります。まずは料金相場を確認し、それからそれぞれの方法の特徴についてチェックしましょう。

各方法の料金と作業内容の比較

2022年発売のSHARP製冷蔵庫(品番:SJ-D15J-W)を運ぶと仮定して料金相場を計算しました。

SHARP 冷蔵庫 SJ-D15J-W|Amazon
SHARP 冷蔵庫 SJ-D15J-W|Amazon

冷蔵庫のスペックは以下の通りです。

  • 外寸(幅×高さ×奥行):495×1203×598mm
  • 重量:41kg
  • 内容量:152L
  • 2ドアタイプ

これから紹介する5つの方法で冷蔵庫を運んだときの料金相場表は以下の通りです。

移動距離20kmの引越しをしたという想定でシミュレーションをしました。移動距離20kmの目安は、同一市内や車で片道20分程度の距離の引越しです。

運搬方法 料金 吊り上げ搬入対応
引越し業者 25,000円ほど
赤帽 13,750円〜 △(業者によって異なる)
宅配業者 7,740円~ ○(クレーン車利用時は提携業者を手配)
便利屋 22,000円~

(4時間の作業で2人の作業員が派遣された想定)

△(業者によって異なる)
自力で運ぶ 10,000円ほど ×

引越し業者に依頼する

引越し業者に依頼するときは家財一式を運んでもらうイメージが強いですが、大型の家具・家電を1点から運ぶサービスがあります。

引越し業者に依頼するメリット

冷蔵庫のみを運んでもらうもっとも大きなメリットはサービスが充実している点です。クレーンを使った吊り上げ・吊り下げ作業にも対応しており、万が一の補償にも過不足がありません

大型の家具・家電の扱いに慣れているため、大切な家財を安全に新居まで運びたいというのであれば引越し業者への依頼をおすすめいたします。

引越し業者に依頼するデメリット

充実したサービスを期待できる一方で、料金が高くなりがちというデメリットがあります。

不要なオプションサービスを減らす、大手業者だけではなく中小業者の利用も検討するなどの工夫で多少料金を抑えられます。

引越し見積もりで料金を比べる

赤帽に依頼する

赤帽は軽トラックを使って荷物の配送をする運送事業者の協同組合です。個人事業主の集まりであるため、赤帽事業者ごとによってサービス内容が若干異なります。

しかしながら赤帽には共通の料金表があるため、法外な料金を請求されることはありません。

赤帽に依頼するメリット

近距離であれば非常にリーズナブルな料金で引っ越せます。

チャーター便であることから、旧居から新居へダイレクトに家財を運べます。冷蔵庫を運ぶだけだからなるべく早く作業を終わらせたいという方におすすめです。

赤帽に依頼するデメリット

引越しを専門に行う赤帽事業者もいるものの、基本的には引越しの専門家ではありません。そのためクレーンを使った吊り上げ作業には対応していないことが多いです。

高層階へ冷蔵庫を運んでもらいたい場合には赤帽ではなく他の業者に依頼した方がよいでしょう。

また赤帽は依頼者が作業を手伝うことが前提の料金設定です。体力に自信がない場合は作業員を追加で派遣してもらうことになります。そうすると思っているほど料金が安くならない可能性があります。

宅配業者に依頼する

冷蔵庫はサイズが大きく、重量もあるため通常の宅配便としては集荷してもらえません。

引越しで利用するのであれば、ヤマトホームコンビニエンスのらくらく家財宅急便を使うことが多いでしょう。宅配便事業で有名なヤマト運輸のグループ会社で、単身引越し向けの「わたしの引越し」というサービスも提供しています。

宅配業者に依頼するメリット

らくらく家財宅急便を使う大きなメリットは、梱包から設置まで当日来た作業員に任せられる点です。

150kgまでの荷物を取り扱うことができ、市販されている家具・家電であれば問題なく運搬してもらえます。なお101kg以上の荷物は追加料金がかかります。

宅配業者に依頼するデメリット

宅配便を利用するのであれば到着日に注意が必要です。送り先がどれだけ近くとも、お届け日は翌日になります。

またらくらく家財宅急便では家電の吊り上げ・吊り下げ作業には必ずクレーン車を利用します。クレーン車のチャーター料金が別途かかるため、見積もり時に必ず料金を確認しましょう。

便利屋に依頼する

近距離の引越しで冷蔵庫を移動するのであれば、便利屋さんに依頼してもよいでしょう。

便利屋に依頼するメリット

冷蔵庫のような大型家電であれば2人の作業員が派遣されることが多いです。冷蔵庫の運搬は作業員にお任せできます

また一部の業者であればクレーンを使った吊り上げ・吊り下げ作業に対応していることがあります。

便利屋に依頼するデメリット

便利屋はたくさんの業者があり、自分に合った業者を見つける難易度が高いです。

便利屋を探すのであれば一括見積もりを活用しましょう。作業料金を抑えられるだけでなく、クオリティの高い作業をしてくれる便利屋を見つけるきっかけになります。

便利屋から見積もりをもらう

自力で運ぶ

運転技術や体力に自信があり、時間的な余裕があるのならば自力で運ぶことも選択肢のひとつです。

自力で運ぶときのメリット

自力で冷蔵庫を運んだ場合、業者に依頼するよりも安い値段で運搬できることと、自分にとって都合のいい日程で作業ができるという2つのメリットがあります。

冷蔵庫だけを運ぶのであれば、軽トラックを借りて積むことになります。大手レンタカー業者の6時間コースであれば、6,000円前後で借りられます。

車両保険等を追加すればそれなりの出費にはなりますが、業者に依頼するよりもずっと安い料金であることは間違いありません。

また運ぶ手段があれば自分にとって都合のいいタイミングで冷蔵庫を運搬できるのも大きなメリットでしょう。引越しの繁忙期は引越し業者や家具・家電の宅配便サービスの利用者が多く、大変混雑します。それらの混雑を考慮しなくてもよい点が自力引越しのメリットです。

自力で運ぶときのデメリット

サイズが大きく重量がある冷蔵庫を動かすときには、住宅や冷蔵庫を保護するための養生が必要です。テープやシートなどの養生用品が必要となるため、それらを揃えると必ずしも安い値段で移動させられるとは限りません。

また運搬中冷蔵庫が破損してしまったら自己責任ですので、保証などは受けられません。そのほかにもケガをするリスクがあります。

様々なリスクを考慮すると、節約のためだけに自力で運搬するのはおすすめしません

冷蔵庫の配送料金を安くするには?

3つのポイントを意識することで冷蔵庫の配送料金を安く抑えられます。より安い料金で荷物を運んでもらうためにもチェックしておきましょう。

相見積もりをとって業者を比較する

どのような業者を利用するとしても、相見積もりをとって費用の相場とサービスの違いをチェックすることが大切です。

たとえば1社からの見積もりのみで契約を決めてしまうと、その料金が相場通りの設定なのか、それとも高すぎるのかあるいは安すぎるのかが分かりません。

一括見積もりサイトを利用すれば簡単に複数の業者からの見積もりが得られます。地域密着型の業者であれば大手業者に依頼するよりずっと安い価格で作業してもらえる可能性があります。

繁忙期を避ける

引越し業者や赤帽を利用して冷蔵庫を運んでもらうのであれば、引越し繁忙期の利用は避けた方がよいでしょう。

一般的に引越しのハイシーズンは3~4月といわれています。この時期は引越し業者の作業料金が高額になります。また冷蔵庫のみの配送は受け付けてもらえないこともあります。

東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県の赤帽事業者では毎年2月15日~4月15日が引越しの繁忙期と定められています。この時期は料金が1割増しになり、さらに土日祝日では2割増しになります。

引越しの日にちを調整できるのであれば、できる限り繁忙期や土日祝日は避けて日程を組みましょう。

対応エリアとサービス内容を確認

業者によっては、北海道や沖縄といった離島はサービス外ということがあります。また対応してはいるものの別料金が徴収されることがあります。

依頼する前に、サービス内容にも注意を払いましょう。一見安いように見えても必要な作業がオプション扱いで、オプション料金を含めると結局大して安くならなかったということもままあります。

引越しで冷蔵庫を動かすときの注意点

新居でも快適に冷蔵庫を使い続けるためにはいくつか注意を払うべきポイントがあります。難しい作業はないものの、ある程度まとまった時間が必要なこともあります。引越しの作業日前に必ずご一読ください。

冷蔵庫を空にする

冷蔵庫を移動させるのであれば前日までに電源を切り、中を空にしておく必要があります。

もし中に食材や調味料などを入れたまま運んでしまうと、内容物の分だけ重くなってしまいます。そのほかにも移動中に荷物が偏って重心バランスが崩れる、振動などをきっかけに食材等が飛び出すなどのアクシデントが起こる可能性があります。

冷蔵庫内が破損することも考えられるため、冷蔵庫の中は必ず空にしましょう。

冷蔵庫の電源を切る

冷蔵庫の電源を切るタイミングは引越しの前日です。コンセントを抜き、冷蔵庫のドアを開けて冷気が庫内に残らないようにしましょう

電源を切り忘れてしまうと、輸送中に庫内の温度が上がったときに結露が発生してしまい水濡れのリスクがあります。

「霜取り」と「水抜き」をする

冷蔵庫を動かす前には霜取りと水抜き作業をしましょう。

霜取りの方法は、冷蔵庫のコンセントを抜いたあと扉を開放します。この時タオルを用意しておくと、溶けだした水で床が濡れることを防げます。

時間がないからといって錐やハンマーなど、尖ったものや硬いもので霜を取ってはいけません。冷蔵庫の故障につながります。またドライヤーで温風を当てることも避けましょう。庫内が変形する可能性があります。

なお製品によっては自動霜取り機能が搭載されたものや、水抜き不要のものもあります。購入時に添付されている取扱説明書を参照するか、ウェブ検索でPDF版をチェックして、霜取りと水抜きの要不要を確認しましょう。

立てたまま移動させる

基本的に、冷蔵庫は横倒しにしてはいけません。庫内を冷やすためのオイルが漏れ出す、オイルを通すためのパイプが破損するなど様々な故障を誘発するためです。

日立のホームページ内では、一時的に横倒しになることは問題ないと解説しています。ただし冷蔵庫は横方向からの衝撃に弱いため、トラック等で運ぶ時は縦向きに積み込むことが推奨されています。

万が一横積み運搬をして故障してしまっても、通常の使用方法とは異なることをしたために発生した故障という判断をされてしまうため、保証期間内であっても有償修理になる可能性があります。

庫内が十分に冷えてから使用する

冷蔵庫内が十分に冷えるまでの時間は、夏季は10時間程度、冬季は2~3時間が目安といわれています。しかし冷蔵庫の大きさや性能、設置場所、室温などの条件によって冷えるまでの時間は大幅に前後します。

また、庫内が冷えるまではむやみに扉を開けないようにしましょう。十分に庫内が冷えるまでの時間が分からないのであれば、引越しの翌日から冷蔵庫を使うようにした方が良いかもしれません。

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