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引越し見積もりで必要な準備!当日の作業で決めておきたい内容も解説

最終更新日: 2024年04月08日

引越し業者に見積もりを依頼する際、新居周辺の環境や荷物量など、事前に必要な情報を準備しないと、正確な料金が出せません。もしも引越し当日に荷物が増えると、場合によって追加料金の支払いが発生します。今回は引越し当日の作業内容を含め、引越し業者に見積もりを依頼する前に準備が必要な情報について解説します。

いつまでに引越し業者への見積もり依頼を準備する?

引越し業者に見積もりを依頼する時期は、通常期(5月~1月)と繁忙期(2月~4月)によって異なります。通常期は最低でも1か月前から、遅くても3週間~2週間前を目途に見積もりを依頼しましょう。

また新生活が始まる繁忙期は引越しの需要が高まって予約が埋まりやすい状況です。少しでも安い料金で引越しをした人は、できれば2か月前に依頼することをおすすめします。あわせて複数の引越し業者に相見積もりを依頼するときも、早めに動いておくと安心です。

関連記事:引越しの見積もり・予約は何日前までにすべき?早めの見積もり依頼で業者選びがスムーズに!

引越し見積もりを業者から取る前に準備すべき4項目

引越し業者に見積もりを依頼する前に、最初は引越し料金の計算で最低限必要な下記4項目について準備しておきましょう。

  1. 新居の住所や建物の状況
  2. 引越しの日程
  3. おおまかな予算
  4. 訪問見積もりの日にち

1.新居の住所や建物の状況

引越し業者は移動距離、建物の状況からトラックの大きさや作業スタッフの人数などに応じて見積もりを算出します。引越し業者に伝えておきたい情報は主に4つです。

  • 新居の住所
  • 新居の階数
  • 家の前にトラックを停められるスペースがあるか
  • 荷物を運びこむのにエレベーターを使えるか

新居までの移動距離や建物の状況など、正確な料金を算出するのに必要な情報で利用するトラックのサイズや作業スタッフの人数によって料金が決まります。エレベーターの有無や新居周辺の道幅など正確な情報を伝えないと、追加料金がかかることもあるので、確認しておきましょう。

2.引越しの日程

引越しは時期によって大きく料金が変わります。見積もりを依頼する前にあらかじめ3~5日間を目安に引越し予定日を決めましょう。引越し需要が少ない5月~2月は比較的安い料金で引越しできますが、進学や新生活が始まる3月~4月にかけては料金が高くなります。

また曜日や時間帯によっても料金が変わり、平日のほうが土日祝日よりも金額が安くなるほか、午後から夕方にかけての時間帯のほうが午前中よりも安いなど、相場価格に差があるので注意が必要です。引越し予定日が1日ずれるだけでも金額が変わるので、日程を調整できる人は相場の安い時期に選ぶことをおすすめします。

関連記事:引越し料金が安い時期はいつ?各月の料金比較や賃貸契約が安いタイミングも解説

3.おおまかな予算

新居の情報や引越しの時期を確認したところで引越し料金の相場などを確認し、おおまかな予算を決めておきましょう。予算をまったく決めてない状態で引越し業者に見積もりを出すと、料金が高いのか安いのかわからず、冷静に判断できません。予算は価格交渉の目安になるため、いくらまで引越し料金を出せるか、しっかり考えておきましょう。

なお、引越す人数や月別、距離別の引越し料金の相場について詳しく知りたい人は、下記の関連記事をチェックしてみてください。

関連記事:引越し費用の相場はいくら?人数別・月別・距離別の平均料金を比較

4.訪問見積もりの日にち

引越し業者と対面で見積もりを取りたい人は、自宅へ訪問してもらいたい日時も決めておきましょう引越し業者の担当と直接やり取りをすると、正確に引越し料金を見積もってもらえるほか、料金を抑えられる日時について直接確認できます。

基本的に依頼者が希望する日時で行われますが、予定が調整できないケースもあります。都合の良い日時をいくつかピックアップしておきましょう。

関連記事:引越し訪問見積もり当日の流れとは?注意点や業者への断り方も解説

引越し当日の作業で準備しておきたい5つの項目

引越しの当日、引越し業者に作業を依頼する内容も事前に決めておきましょう。見積もりの際、荷物量や引越し業者によるオプションサービスを利用するかによって、引越し料金が変わってきます。主にやるべきことは5つです。

  1. 新居に運んでもらう荷物の情報
  2. 特殊な荷物の有無
  3. 電気工事やエアコン移設工事などの依頼
  4. 荷物の荷造り・荷解き
  5. 不用品の処分方法
関連記事:引越し当日にやることと必要なものを紹介!当日の流れをチェック

1.新居に運んでもらう荷物の情報

引越し料金は荷物量によって変わります。できる限り新居に持っていくダンボールの個数や家具、家電についての情報を正確に把握しておきましょう。見積もりを算出する際、依頼者の荷物の量や大型家具の大きさなどに基づいて、トラックの台数や作業時間、作業スタッフの人数を決めます。

もし見積もりを出した後、伝え忘れなどが理由で荷物量が増えると引越し当日に追加料金が発生したり、荷物を運んでもらえないこともあるので注意しましょう。

2.特殊な荷物の有無

新居に持っていく荷物量や家具のサイズといった情報とあわせて引越し業者が運べない特殊な荷物の有無も確認しましょう。具体的には以下のとおりです。

  • ペットを含む動物
  • 観葉植物
  • ピアノなど繊細なもの
  • 美術品・芸術品を含む高価な品物
  • バイク
  • 火薬、危険品

これらの特殊な荷物は、原則的に他の引越し荷物と一緒に運べません。自力で運べないものであれば専門の輸送業者に依頼する必要があり、別途運送費用がかかります。引越し業者が特殊な荷物に対応した輸送業者と提携している場合は、相談するのもおすすめです。

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3.電気工事やエアコン移設工事などの依頼

引越し当日に電気やエアコン移設工事といった工事を引越し業者に依頼するかどうか決めておきましょう。自分で作業できれば工事にかかる費用を抑えられますが、エアコンや洗濯機の移設など、依頼者では対応が難しいケースもあります。見積もりを依頼する前に、旧居や新居で引越し業者に電気・配線まわりの作業を依頼するか、費用を含めて確認しておきましょう。

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4.荷物の荷造り・荷解き

引越し業者は荷物の運送だけでなく、オプションとして荷造りや荷解きのサービスも提供しています。引越し後すぐに働きたい人におすすめですが、サービスを利用した分、追加料金が発生するので、見積もりの前に利用するか決めておきましょう。

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5.不用品の処分方法

引越しをすると、家具や家電の買い替えで粗大ごみや不用品が出ます。粗大ごみや不用品が出る場合は、引越し業者の有料サービスで処分してもらうか決めておきましょう。依頼の有無によって引越しの見積もり料金は変わります。

このほかにも、自治体や不用品回収業者もお願いできますが、費用を安く抑えたい人は自治体に依頼するのがおすすめです。

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予定どおり引越しをするには事前準備が重要

引越しはやることが多く、なにかと出費があります。希望する日時でスムーズに引越しを進めるには、荷物量や当日の作業、予算など、あらかじめ依頼する内容を決めたうえで見積もりを取ることが大切です。正確に見積もりが取れれば、当日に追加料金を支払うことなく、想定した予算どおりに進められるでしょう。

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