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エアコン取り付けの費用はいくら?工事内容別の料金相場と追加工事で高くなるケース

最終更新日: 2024年08月01日

エアコン工事業者によるエアコン取り付けの費用相場は、13,500〜17,000円(※1)です。新品のエアコンをネットで買って、エアコン工事業者に設置してもらうと、合計金額がお得になりますし、中古のエアコンの移設もエアコン工事業者が安いです。

ただし、エアコンの室内機と室外機の設置階が異なったり、配管4m以上になると、追加料金がかかる場合があります。

※1 ミツモアにおけるエアコン取り付け工事の成約価格より参照(2023年6月1日~2024年5月31日)

エアコン取り付け工事の料金シミュレーション

エアコン取り付けは、設置場所の条件によって工事費が変動します。

設置予定のお部屋の条件を入力すると、エアコン取り付け工事費の概算をチェックできます。

取り付けるエアコン
配管の穴あけ工事
室内機と室外機の距離
室外機の取り付け位置・方法
屋外配管の化粧カバー
室内配管の化粧カバー
エレベーターの有無
既設エアコンの取り外し・処分
エアコン取り付け工事費の目安
0円

事業者によって実際の金額設定は異なるので、より正確な工事費が知りたい方は見積もりを依頼してみてください。

エアコン取り付けの見積もりを依頼する

エアコン取り付け工事の費用相場はいくら?

エアコンの標準取り付け工事の費用相場は次の通りです。

工事内容 相場料金
壁掛けエアコンの取り付け(新品) 13,500〜17,000円
壁掛けエアコンの取り付け(中古) 12,000〜16,000円
エアコンの取り外し 4,000~5,500円

※ミツモアにおけるエアコン取り付け工事の成約価格より参照(2023年6月1日~2024年5月31日)

エアコン取り付け費用は工事業者によって異なりますが、エアコン本体の代金を除いた取り付け費用は新品で13,500円〜17,000円、中古で12,000円〜16,000円が目安です。

なお、エアコン取り付けの標準工事に含まれるのは、おもに以下5つの作業です。

  • 穴あけ工事
  • 室内機の設置
  • 配管・電線の接続(4mまで)
  • 室外機の設置
  • 真空引き

室外機を特殊な位置に設置したり、配管にカバーを取り付けたりする場合は、「追加工事」という扱いで別途費用が必要です。

どんなケースが追加工事になるのか、次の章で解説します。

エアコン取り付けで追加工事費が必要になるケース

エアコンを取り付ける際、配管の延長や室外機の設置など、標準工事のみでは対応できない場合は追加工事が必要です。これに伴い取り付け費用が上がるため、追加料金を含めた総額を事前に確認することが重要です。

追加工事が必要なケースの取り付け費用の相場は、次の通りです。

種別 追加工事が必要なケース 費用相場
エアコン設置 地面やベランダ以外に室外機を置く 5,000円~
配管工事 壁に配管用の穴を開ける 2,000~15,000円
配管工事 室内機と室外機の距離が4m以上離れている 1mあたり3,000~4,000円
配管工事 室内に配管カバーを取り付ける 14,000~20,000円
配管工事 隠ぺい配管で壁の中に配管を通す 10,000~15,000円
電源工事 エアコン専用のコンセントを追加する 13,000~15,000円
電源工事 部屋の電圧を100Vから200Vに変える 2,000~5,000円
エアコン搬入 階段で3階以上にエアコンを搬入する 1,000~3,000円
エアコン処分 既存のエアコンを取り外して処分する 5,000~10,000円
エアコン修理 中古のエアコンに冷媒ガスを補充する 15,400円~
その他 オプション工事を付ける 1,500~3,500円

1. 室外機を地面やベランダ以外に置く:5,000円~

室外機の設置場所図解

エアコンの室外機を家のベランダや庭などに平地置きができず、屋根や家の壁、天井に吊り下げるなど、特殊な場所に取り付けるとき、5,000円以上の追加費用がかかります具体的には、下記のとおりです。

設置場所 追加費用相場
屋根置き 15,000円~
壁掛け(壁面に金具を付けて設置) 15,000円~
立ち下ろし(室外機を1階、室内機を2階に設置) 5,000円~
天吊り(軒下金具を付けて吊り下げる) 15,000円~
2段置き(室外機を2段に重ねる) 20,000円~

作業費に加えて金具や架台の費用もかかります。屋根の勾配が急なところや2階の部屋にエアコンを取り付けるときなどは、上記よりもさらに高くなることがあるので、注意しましょう。

2. 壁に配管用の穴を開ける:2,000~15,000円

壁にエアコン用の穴をあける

エアコンを取り付ける際、タイルやコンクリートといった特殊な材質を使った壁や分厚い壁に配管用の穴を開ける場合、さらに2か所以上穴を開けるとき、その分の取り付け費用が高くなるので注意しましょう。

各材質ごとにまとめた壁の穴開け工事にかかる費用相場は、以下の表のとおりです。

壁の材質 費用相場
木造 2,000~3,000円
モルタル 2,000~3,000円
ALC 3,000~4,000円
コンクリート壁 12,000~15,000円
タイル、レンガなど 7,000~9,000円
ガルバリウム(金属) 7,000~9,000円

相場は2,000円〜15,000円で壁の材質によって差が出ます。木造やモルタル壁に1か所のみ配管用の穴を開けるときは、標準取り付け工事費用に含まれているケースが多いものの、業者によっては木造やモルタル壁の穴開けでも追加費用を請求する場合があります。

エアコン取り付け工事を業者に依頼する前に、壁の材質や設置場所周辺の詳細などを伝えて、穴開けの可否と追加費用を確認しましょう

なお2006年8月31日以前に着工された建物に住んでいる人は、石綿(アスベスト)含有の有無の事前調査を行うことが義務付けられているので、注意が必要です。

3. 室内機と室外機が4m以上離れている:3,000~4,000円/m

エアコン 配管パイプ

室内機と室外機の距離が離れたところに取り付けるとき、標準工事に含まれる配管では長さが足りないため、延長工事が必要です。

それに伴い、配管の長さが4mを超える場合には追加費用が発生するので注意しましょう4mを超えなければ、標準取り付け工事の費用内に収まります。工事の内容ごとにまとめた費用相場は以下のとおりです。

工事内容 費用相場
銅管・電線・ドレンホースをすべて延長 3,000~4,000円/1m
銅管の延長(2分3分) 2,200~2,800円/1m
銅管の延長(2分4分) 3,000~3,500円/1m
ドレンホースのみ延長 500円前後/1m

具体的には、1mにつき3,000~4,000円高くなります。ちなみに1階に室外機を置く場合、2階まで配管を延ばすと6〜8m、3階まで延ばすと9〜11mが目安です。

なお、エアコンの機種・メーカーによって銅管のサイズが「2分3分」または「2分4分」という種類に分かれます。「2分3分」の費用は安いものの好きなほうは選べず、決まった種類を使う必要があります。

4. 配管に化粧カバーを取り付ける:14,000~20,000円

配管カバーと配管テープの見た目比較(室内)

配管の劣化を防ぎたいのはもちろん、室内の雰囲気や建物の外観を損ないたくない人は「配管カバー(化粧カバー)」を取り付けられます。取り付ける場所や長さによって費用が変わりますが、取り付け工事にかかる相場は、下記のとおりです。

工事内容 費用相場
室外側(2mまで) 6,000~9,000円
室外側の延長 5,000~6,000円/2m
室内側(1mまで) 8,000~11,000円
室内側の延長 1,000~1,500円/1か所
室内・室外ともに既存のカバーを再利用する場合 3,000~4,000円1/か所

室内と室外、両方取り付けると室内・屋外どちらかだけでも施工できますが、どちらにも施工する場合、工事費用は14,000〜20,000円高くなりま

加えて、配管カバーの色や種類も業者によって異なるため、希望の色が選べるかどうかも見積もりの際に確認しましょう。標準工事のみで配管カバーを設置しない場合は、画像左側のようにテープでぐるぐる巻きにして、配管穴にはパテという粘土状の部材を埋めるのが一般的です。

5. 配管が外から見えないよう隠ぺい配管にする:10,000~15,000円

隠蔽配管の断面図イメージ

「隠蔽(いんぺい)配管」は、室外機までのびる配管類のパイプを壁の内側に通す工事です。ベランダや外の通路がなく、室外機を室内機の近くに置けないときに行われるほか、配管を日光や雨風で配管をさらされたくない人や、むき出しにせず壁の中に隠したい人におすすめです。

隠蔽配管工事を行うと配管の取り付けに時間がかかるため、取り付け費用が10,000〜15,000円高くなるので注意しましょう

6. エアコン専用コンセントに交換する:13,000~15,000円

エアコン専用コンセント 200V 20A

エアコンを稼働させる際、近くに専用のコンセントが設置されていないときは、コンセントの交換や専用のコンセントを増設する工事が必要です。エアコンは部屋にある通常のコンセントでは使えません。

コンセントの形状や電源の種類を取り付ける工事にかかる費用相場は、以下のとおりです。

工事内容 費用相場
コンセント交換
(コンセント穴の形状だけ変更)
2,000~3,000円
コンセント新設
(エアコン用のコンセントがない場合)
13,000~15,000円
コンセント延長
(エアコン取り付け位置までコンセントを移動)
2,000~5,000円

エアコンの機種によってプラグの形状や電源の種類、電気容量(アンペア)が異なります。新たにエアコン専用のコンセントを取り付ける場合、回路工事だけで13,000〜15,000円、配線を延長すると回路工事費用のほかに、2,000〜5,000円の追加工事費用がかかります

なおコンセントと電源プラグの形状が違う場合は、コンセントの形状を交換する工事を行う必要があり、2,000〜3,000円で対応してもらえます。ただし、コンセントとエアコンの電圧が合わない場合は、電圧の切り替えやブレーカーの交換工事が必要です。

コンセントの工事を依頼する

7. 部屋の電圧を100Vから200Vに変える:2,000~5,000円

エアコン専用コンセントの種類

エアコンを取り付ける際、コンセントの電圧とエアコンの電圧が合わないときは、コンセントの電圧切り替えやブレーカーの交換工事が必要です。具体的には100Vのコンセントに200V使用するエアコンをつけたいときや、逆のパターンの場合で具体的な費用相場は下記のとおりです。

工事内容 費用相場
コンセントの電圧切替

(100V⇒200V)

2,000~3,000円
分岐ブレーカー交換

(100V⇒200V)

3,000~5,000円

8. 階段で3階以上にエアコンを搬入する:1,000~3,000円

3階以上の部屋にエアコンを取り付ける際、階段への上り下りが発生すると、以下のように追加料金がかかる場合があります。

  • 3階:約1,000円
  • 4階:約2,000円
  • 5階:約3,000円

基本的に2階までは標準工事料金におさまることが多いですが、3階以上だと階数に応じて追加費用が発生することがあるので、エレベーターのないマンションに住んでいる人は注意しましょう。

9. 古いエアコンの取り外し・処分を依頼する:5,000~10,000円

エアコン業者

新たにエアコンを買い替えて既存のエアコンを処分しないといけない場合、取り付け・取り外しをセットで依頼できます。その際に取り外しの工事費用がかかるほか、処分するときも別途下記のようにリサイクル料金や収集運搬費用がかかるので注意しましょう。

工事内容 費用相場
エアコン取り外し工事 5,000~10,000円
特殊設置された室外機の取り外し 2,000~5,000円
配管カバーの取り外し 1,000~1,500円
古いエアコンのリサイクル料金 990円~
古いエアコンの収集運搬費 1,000~2,000円

取り外し工事は、標準工事で設置してあるエアコンの場合、5,000〜10,000円でできますが、室外機の位置や配管カバーの有無によっては追加費用を請求する業者もいます。あらかじめ見積もりを取っておくと安心です。

加えて古いエアコンの回収費用は、家電量販店や業者によって異なり、リサイクル料金と収集運搬費用を合算して2,000〜4,000円かかります

10. 中古のエアコンに冷媒ガスを補充する:15,400円~

中古のエアコンを取り付ける際、エアコンの内部で循環して、部屋の中の空気を冷やしたり暖めたりする「冷媒ガス」が不足して、部屋の空気の温度が下がらないことがあります。そのような事象が発生しないように、エアコンの冷媒ガスの補充を業者に依頼できます。

業者や地域によって料金は異なりますが、依頼すると15,400円~追加費用が発生するので注意しましょう。

11. その他のオプション工事:1,500~3,500円

ここまで紹介してきたケース以外にも、エアコン取り付け工事で追加料金が発生する場合があります

工事内容 費用相場
エアーカットバルブの取り付け 1,500~3,000円
アース工事 約3,000円
スマホ連携用の無線アダプター取り付け 2,000~3,000円
使わなくなった配管穴を埋める 2,000~3,000円
エアコンに換気機能や加湿機能が付いている 2,500~3,500円

1つめの「エアーカットバルブ」とは、エアコンを運転したときに「ポコポコ」と音が鳴るのを防ぐ装置です。気密性の高いマンションだと音がうるさくなる可能性があるので、設置しておくといいでしょう。加えて、アース工事は、万が一電流が漏れたときの事故防止のために必要です。

そのほかに換気機能や加湿機能がついている一部の機種の場合、追加工事が必要になるケースがあります。業者に見積もりを出してもらうときには、なるべく正確に機種や設置環境を伝えておきましょう。

エアコン取り付け標準工事の詳しい内容

事業者によって、エアコン取り付け工事の標準的な内容は異なりますが、エアコンが正常に稼働するために必要な工事内容は、以下のとおりです。

エアコンを購入するとき「取り付け工事込み」の値段になっているときは、基本的に「標準工事の施工が含まれた価格」という意味です。

標準工事にはエアコンを動かすのに最低限必要な作業が含まれています。ただし設置場所や電圧の状況などによっては、別途追加工事を行う必要があり、取り付け費用が高くなるので注意しましょう。

1.エアコン本体(室内機)の取り付け

エアコン取り付け

エアコンの設置場所に背板を取り付け、室内機本体を固定する作業です。エアコンは専用のコンセントにつなぐ必要があり、部屋にない場合や取り付ける壁の材質が特殊な場合は、増設工事をしなければなりません。なおこれらの作業は標準工事に含まれないため、以下の追加料金がかかります。

>>エアコン専用コンセントの増設:13,000~15,000円

ただし、事業者によっては中古のエアコンや年式の古いエアコンの取り付けが行っていないところがあります。取り付ける際は、事前に対応できるか確認しましょう。

2.穴あけ工事(1か所)

エアコンの穴

エアコンは本体(室内機)と室外機を配管でつなぐため、壁に穴を開けて配管を通さなくてはいけません。もともと穴が開いていない場合は穴あけ工事が必要です。

穴あけ工事は、1か所までなら標準工事に含まれているケースが多いものの、事業者によって標準工事で対応できる壁材の種類が変わります。なお壁がコンクリートやタイルなど特殊な素材の場合は、追加料金が発生することもあるので注意しましょう。

>>特殊な材質の壁に穴あけ:2,000~12,000円

3.配管・電線の接続(4mまで)

エアコンの配管穴から配管を通す

空気の熱を運んで循環するための「銅管」、室外機に電力を供給する「電線」、そしてエアコン本体から排水する「ドレンホース」の3つを接続する作業が必要です。

一般的にこれらの配管を接続する際、長さ4mまでが標準工事に含まれることが多く、エアコンと室外機の距離が遠くて4mでは足りない場合は、延長する長さに応じて追加料金がかかります

具体的には、2階に取り付けるエアコンの室外機を1階に置く場合の追加料金は、下記のとおりです。

>>配管の延長(4m以上):3,000~4,000円/m

標準工事の場合、配管は基本テープ巻きですが、見た目を美しくするために追加料金で屋外側に配管カバーを設置することもでき、雨風から配管を守る役割も果たします。

>>配管カバー(化粧カバー)の取り付け:14,000~20,000円

「配管を外から見えないようにしたい」「外に面していない部屋にエアコンを付けたい」といったケースは、配管を壁の中に通す隠蔽(いんぺい)配管という追加工事が必要です。

>>隠蔽(いんぺい)配管工事:10,000~15,000円

4.室外機の設置

エアコンの室外機と作業着の男性

屋外側に土台を作って室外機を固定する作業です。エアコンを取り付ける部屋の外側がベランダまたは地面で、周りに障害物もない場合は、標準工事の費用内で室外機を設置できます

ただし軒下に吊り下げたり、屋根に置いたり、架台を使って2段にしたりする必要がある場合は追加料金がかかるので注意しましょう。費用相場は4,000〜8,000円ほどですが、プラスで架台や金具の商品代が6,000〜10,000円ほど必要です。

ちなみに北海道や東北などの豪雪地帯では、冬に室外機が雪につもらないよう、通常の置き方ができる場所でも架台を使った方がよいケースがあります。

>>屋根や壁などに室外機を設置:9,000円~

5.真空引き

エアコンの真空引きをする業者

真空引きとは、エアコンと室外機をつなぐ銅管の中から空気や水分を抜く作業です。銅管のなかには、熱を運ぶ「冷媒ガス」だけが残り、冷房や暖房が使えるようになります。

エアコンを使うためには欠かせない作業で、設置場所の状況によって作業内容が変わることはないため、追加料金も基本かかりません。

家電量販店とエアコン工事業者、工事費が安いのはどちら?

エアコンの取り付けは専門の工事業者だけでなく、下記のような状況によっては家電量販店や引越し業者に依頼できます。

状況 エアコン取り付けの依頼先
新品のエアコンを買って取り付けたい 家電量販店、エアコン専門業者
中古エアコンや新品エアコンの取り付けだけ依頼したい エアコン専門業者

新品のエアコンを購入した場合、家電量販店またはエアコン専門の取り付け業者に取り付けを依頼しましょう家電量販店では、エアコン本体の購入費+取り付け工事費がセットになっていることが多く、セール次第では専門業者よりも安くなることがあります。

家電量販店やネットショッピングなどで標準取り付け工事費込みでエアコンを購入したときの費用相場は、下記のとおりです。

エアコンの対応畳数 費用相場
6畳用エアコン 50,000~70,000円
8畳用エアコン 60,000~80,000円
10畳用エアコン 60,000~100,000円

なお12畳用以上に対応しているエアコン機種であれば、10万円以上が相場となっています。

大手家電量販店のエアコン取り付け料金表

2024年6月時点で確認できる、大手家電量販店のエアコン取り付け標準工事費用は下記の表のとおりです。

家電量販店名 エアコンの冷房能力・種類 取り付け工事料金(税込)
ビックカメラ 冷房能力3.6kw以下のエアコン(6畳~12畳までのお部屋) 14,300円
冷房能力3.7kw以上のエアコン(14畳~の広いお部屋用) 19,800円
窓用エアコン 7,700円
ヤマダ電機 2.2kW~4.9kW 16,500円
5.6kw以上 22,000円
ケーズデンキ 4.0kwまで 16,500円
4.1kw以上 22,000円
ジョーシン 4.0kwまで 14,800円
4.1kw以上 19,800円

※家電量販店によっては商品代金に取り付け工事費用が含まれているケースがあります。

※店舗でエアコンを買った場合の工事料金とは異なる可能性があります。

家電量販店とエアコン工事業者の工事費を比較

「家電量販店で本体を買って工事まで依頼する」のと、「本体だけネットで買って専門業者に取り付けてもらう」のはどちらが安いのでしょうか。日立「白くまくん Wシリーズ」を購入して取り付けた場合を比較しました。

日立 「白くまくん Wシリーズ」RAS-W25R(8畳用)

※2024年6月時点の価格情報です。

※ネット購入価格は価格.comの最安値、専門業者の工事費用はミツモア登録事業者の実際の設定料金事例です。

購入先 本体価格 工事費用 合計
ビックカメラ 206,800円 本体価格に含む 206,800円
ヤマダ電機 201,800円 16,500円 218,300円
ケーズデンキ 184,800円 本体価格に含む 184,800円
ジョーシン 176,620 円 14,800円 191,420円
ネット購入+専門業者※ 158,202円 13,500円 171,702円

比較すると、基本的にはECサイトでエアコンを購入した後、専門の取り付け業者に依頼したほうが13,000円ほど安くなることがわかります。

家電量販店で購入して取り付け工事を依頼した場合、自分で業者を選ぶことができません。エアコンの取り付けにかかる費用を抑えたい人は、エアコンの本体価格と取り付け費用の総額で比較検討したうえで、依頼する業者を決めましょう

エアコン取り付け費用を安くおさえるコツ

エアコンの取り付けにかかる費用をなるべく安くしたい人は、以下3つのコツを押さえておきましょう。

エアコンをネットで購入して自分で工事業者を探す

ネットショップでは、基本的に家電量販店の実店舗よりも安い価格でエアコンが購入できます。家電量販店は複数の家電を購入して値引きしてもらう場合や、年に数回のセールを狙えば安くなりますが、タイミングを選べない場合はネットショップで購入したほうがお得でしょう。

そのままネットショップ経由で工事業者の手配ができることも多いですが、安さを追求するなら自分でエアコン工事の専門業者を探して依頼するのがおすすめです。中間マージンが含まれない分、工事業者に直接依頼したほうが工事料金が安い傾向にあります。実績や口コミを見て信頼できそうな業者を自分で選ぶことができるのもメリットです。

複数のエアコン工事業者の見積もりを比較する

繁忙期を含め、少しでもエアコンの取り付け費用を安くしたいなら、家電量販店を含め、複数の業者から見積もりを取りましょう。費用の相場を知ることができるほか、標準取り付け工事の内容やオプション工事の有無などを比較し、検討することでニーズに合った業者に依頼できます。

エアコン取り付け工事の見積もりを取る

エアコン取り付け依頼が集中する夏季を避ける

エアコンの取り付け工事は、夏真っ只中の6~8月が繁忙期です。気温が上がりエアコンを使い始めてから故障に気づいたり、エアコンのない部屋に取り付けたりといった需要が増えるからです。

エアコン工事業者に依頼が立て込むと、予約が取りづらくなるほか、料金が高めに設定されることもあります

繁忙期以外で工事費用がお得になるキャンペーンを実施する業者もあるので、エアコンを使用しない時期のうちに計画的に取り付けるのがおすすめです。

新築物件の場合は入居後に取り付ける

新築物件にエアコンを取り付ける際、費用を抑えたい人は、なるべく入居後にエアコン取り付け工事を専門業者に依頼することをおすすめします。建築時に取り付ける場合、壁の中に配管を通す「隠蔽配管」の設置ができますが、その分費用が高くなる可能性があります。

新築物件の引き渡し日や引越し日が決まったら、早めに取り付け業者に依頼しましょう。

賃貸物件でエアコンを取り付けるときの注意点

賃貸物件に入居する際、部屋の多くはエアコンが備え付けられていますが、場合によってはついてない部屋もあります。自分でエアコンを購入して取り付けるとき、以下の点に注意が必要です。

エアコンを設置できる環境があるか確認する

賃貸物件にエアコンを設置するとき、以下のような設備が整っているかを確認しましょう。

  • 配管用の穴(エアコンスリーブ穴)があるか
  • 室外機を置くことができる場所があるか
  • エアコン用のコンセントがあるか
  • 十分なアンペア容量があるか(目安:40A以上)
  • 十分な電圧設備があるか(200V)

築浅物件は基本的にエアコンが設置できるつくりになっています。ただし築年数の古い物件だと上記の条件を満たしておらず、エアコンが設置できないことがあるので注意しましょう。

大家さんや管理会社に許可をとる

賃貸物件にエアコンを設置するときは、必ず大家または管理会社に相談して許可を取りましょう。壁にエアコンを固定するためのネジ穴を開けたり、外壁に室外機を設置するなど、借りている建物の設備に手を加える必要があるからです。

あわせて、退去時にエアコンを持っていく際の取り扱いについても相談しましょう。退去する際、入居時の部屋の状態に戻す義務(原状回復義務)が発生し、穴をふさぐ費用を負担したり、自分の責任でエアコンを取り外す必要があります。

エアコン取り付け業者を選ぶポイント

エアコン取り付け業者を決める際、以下のポイントを踏まえて選ぶといいでしょう。

エアコン取り付け工事の実績が多いか

ホームページや口コミサイトなどでエアコン取り付け工事の実績が多く載っているか確認しましょう。実績が多ければ多いほど知識やノウハウがあり、信頼できる業者として依頼できる可能性が高まります。

見積もりの内容を明確に提示してくれるか

標準工事とオプションの範囲や料金設定をあいまいにせず、明確な見積もりを提示してもらえるかどうかチェックしましょう

工事内容や内訳が記載されていない見積もりを出す業者はおすすめできず、工事当日に予想外の追加費用が発生するケースがあります。加えて、金額幅の最低額しか記載せず、最大でいくらになるのか明言しない場合もあるので、注意しましょう。

アフターサービス・保証を設けているか

エアコン取り付け工事が終わった後、何か不具合があったとき、無料でアフターサービスや保証が受けられるかどうか、確認することも大切です。

工事の保証期間は1〜10年が目安で、「冷媒ガスが漏れていて涼しくならない」といったトラブルが発生した場合、適切な修理対応を行います。

電気工事士の資格を持っているか

基本的なエアコン取り付け工事に資格は要りません。ただし「コンセントの増設・交換」「電圧の切り替え」といった作業が発生する場合は、電気工事士の資格が必要です。コンセントの増設や電圧切り替えなど、電気工事士の資格を持つ取り付け業者なら、もしもに備えて安心して依頼できるでしょう。

少しでもエアコン取り付け費用を抑えたいならミツモアで

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エアコンの取り付け工事にかかる費用相場について解説しました。エアコンを取り付ける際、家電量販店や専門業者によっては、標準工事の内容や費用が異なり、時期や内容次第では、費用が高くなる可能性があります。取り付け費用を抑えたいときは、専門の工事業者に依頼しましょう。

ミツモアなら、エアコンの種類や室外機の設置場所など、簡単な質問に答えるだけで、最大5つの業者から見積もりが届きます。料金やサービス内容などを比較できるほか、わからないことはチャットで相談できるので、安心して最適な取り付け業者を選べます。

エアコン取り付けの見積もりを依頼する