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エアコンの冷媒ガスを補充するやり方!業者に依頼する際の費用相場も解説

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最終更新日: 2024年06月28日

エアコンを付けてしばらく経っても、効きが悪くてなかなか冷えないという悩みはありませんか。フィルターを掃除しても改善しないとき、エアコンの冷媒ガスが足りない可能性があります。自分でガスを補充できますが、手順や専門知識がないと事故につながる可能性があります。

今回は、エアコンの冷媒ガスを補充するやり方について、業者に依頼したときの費用相場を含めて解説します。

エアコンの冷媒ガスの補充が必要なケース

冷媒ガスは配管を通してエアコンと室外機の間を循環しているガスです。冷房を使用しているとき、部屋の熱を外に逃がすため必要なもので、通常ならガスが漏れ出すことはありません。

しかし以下のようなケースの場合、冷媒ガスが漏れ出す可能性があり、実際に漏れているときは、補充しましょう。

取り付け工事後に冷媒ガスが漏れ出したエアコン

エアコン本体を設置した際、しっかりと配管作業が行われていないと、そこから冷媒ガスが漏れ出します。ガスが抜けるとエアコンの動作が止まってしまうので、冷媒ガスの補充が必要です。加えて、配管が損傷しているときは、修理工事も行いましょう。

取り外しまたは取り付け作業中に冷媒ガスが漏れてしまったエアコン

エアコンの取り外し、または取り付け作業中に冷媒ガスが漏れていることがあります。作業で配管や接続パーツが外れたり、キャップが緩んだりしたのが理由で漏れてしまった可能性があるため、使用中のエアコンに合った冷媒ガスを補充して、性能を回復させましょう。

配管が損傷したエアコン

エアコンには本体から室外機に冷媒ガスを送る配管と、室外機から本体に送る配管があります。雨や風化などによる経年劣化やネズミによる被害などが原因で、配管が損傷するとそこから冷媒ガスが漏れ出すケースがあるので、注意しましょう。

取り付けから10年を経過したエアコン

使用頻度や取り付けた場所によって異なりますが、エアコンの寿命は一般的に10年といわれています。使用期間が長くなるほど、配管や接続部分に劣化が起こって損傷すると、冷媒ガスが漏れ出しやすくなります。修理した後に冷媒ガスを補充しましょう。

自分でエアコンの冷媒ガス漏れをチェックする方法

冷媒ガスは普通に見ただけでは漏れているかどうかわかりません。そこで下記の方法で冷媒ガスが漏れているかどうか確認しましょう。

室外機の配管に霜がついているか

まずエアコンを冷房で15分ほど動かし、その後室外機の配管パイプに霜・水滴が付いているか確認しましょう。

  • 霜が付いている:冷房ガス漏れの可能性が高い
  • 水滴が付いている:冷媒ガス漏れの可能性が低い
  • なにもついていない:冷媒ガスがない(空)可能性がある

この際にがついていると冷媒ガスが漏れている可能性が高く、水滴が付いている場合、冷媒ガス以外の部分が故障していることが考えられます。

霜・水滴とも付いていないときは、室外機の配管を触って温度を確かめてみましょう。常温の場合、冷媒ガスが不足している可能性があるため、補充と修理が必要です。

送風口から風が出ていても冷えないか

冷房で運転しているとき、送風口からぬるい風しか出てこない、または暖房時に冷風しか出てこない場合、冷媒ガスが漏れている可能性があります。エアコンのフィルターを掃除してそれでも直らないときは、冷媒ガスを補充しましょう。

検知液を使用する

ガス検知用の検知液を使って、冷媒ガスが漏れていないか確認する方法もあります。冷媒ガスが漏れていそうな配管部分に吹きかけると、ガスが漏れているとき、泡が発生します。この時点で確認できたら、できるだけ早めに修理をしましょう。

なお検知液は、ホームセンターや通販サイトで2,000円から購入できます。

ガス漏れ検知器を使用する

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ガス漏れ検知器を使ってエアコンの冷媒ガスが漏れているか確認するのもおすすめです。使用した際、ガスが漏れているとランプやブザーなどで知らせてもらえます。

ただし、検知液と比べて費用がかかるほか、機器によって感度が異なるため、どの冷媒ガスに対応しているか確認したうえで購入しましょう。

エアコンの冷媒ガスを補充するやり方

エアコンの冷媒ガスを補充するには専門知識が必要です。誤った手順でやると事故につながる危険性があるので、知識や技術がなければ、エアコン専門の修理や取り付け業者に依頼しましょう。冷媒ガスを補充するやり方は、下記のとおりです。

  1. 必要な道具を準備する
  2. マニホールドと室外機とを接続する
  3. チャージングスケールにガスボンベを載せる
  4. 真空引きを行う
  5. 気密試験を行う
  6. 冷媒ガスを補充する
  7. バルブを閉める

1.必要な道具を準備する

冷媒ガスを補充する際に必要な道具は、以下のとおりです。

フルオロカーボンガス 冷媒ガスのボンベ
真空ポンプ 真空状態を作るためのボンベ
チャージングスケール(はかり) 冷媒の充填量を計測する機械
ゲージマニホールド 真空度を計測するための圧力計や連成計、台座などのセット
チャージングホース 冷媒ガスを補充するためのホース

これらの道具を自分で購入しようとすると30,000〜50,000円以上かかるほか、レンタルの場合も3,000〜5,000円かかります。

2.マニホールドと室外機を接続する

エアコン 配管パイプ 接続

配管・室外機内部に残る冷媒ガスを取り出すため、「室外機→マニホールド→真空ポンプ」という順に、チャージングホースを使って接続しますこのとき、必ず室外機の低圧側のバルブにつながっていることを確認しましょう。

3.チャージングスケールにガスボンベを載せる

補充する冷媒ガスの量を確認するため、ガスの充填量を計測する「チャージングスケール」に冷媒ガスボンベを乗せましょう。ガスを充填するとき、ボンベの減少量を確認しながら補充する量を把握するために行います。

ボンベを乗せる際、ボンベ分の重量を差し引くために重量を0に設定し、マニホールドと冷媒ガスボンベとをつないだうえで、室外機の低圧側バルブを接続します。

4.真空引きを行う

真空引き ガス補充 ガスチャージ

真空ポンプを使ってエアコンの配管内部を真空状態にする「真空引き」を行います。エアコン内部に空気や水分が残っていると、ガスを補充してもエアコンは正常に作動しません。

室外機に真空ポンプをつなぎ、バルブが開いていることを確認し、真空ポンプの電源を入れて開始します。10〜15分運転した後、マニホールドのゲージ圧が-0.1MPa以下であることを確認したら、低圧側バルブを閉めます。

5.気密試験を行う

バルブが閉まっているのを確認して、真空ポンプの電源を切ります。その状態のまま5分経過した後、マニホールドのゲージ圧に変化がないか確認しましょう

変化がなければ問題ありませんが、変化しているときはガスが漏れている可能性があります。配管の破損や部品の緩みなどがあれば、修理をしましょう。

6.冷媒ガスを補充する

ガスボンベ

ゲージ圧に変化がなければ、冷媒ガスを補充します。補充する際、エアコンの種類によって量が細かく規定されているので、チャージングスケールを使いながら規定量を超えないように注意しましょう

バルブを開けて、冷媒ガスを充填していきます。チャージングスケールのメモリでガス量を見つつ、マニホールドのゲージ圧を確認しながら規定量をチャージしましょう。

参考:充填作業におけるチャージングスケールの基本的な使い方 | BBKテクノロジーズ

7.バルブを閉める

冷媒ガスの補充が終わったら、マニホールド、冷媒ガスボンベの順にバルブを閉めます。その後「室外機サービスポート→冷媒ガスボンベ」の順に、チャージングホースを外していけば完了です。

冷媒ガスを補充するときの注意点

エアコンの冷媒ガスを補充するとき、下記4つのポイントに注意しましょう。

  1. 補充に必要な冷媒ガスの種類を確認する
  2. 室外機をきれいにする
  3. 爆発や火災を起こさないようにする
  4. 冷媒ガスを補充しても冷えない場合は専門業者に依頼する

1.補充に必要な冷媒ガスの種類を確認する

エアコンに使われている冷媒ガスの種類は、主に以下のとおりです。

冷媒ガスの種類 使用用途 特徴
R22
パッケージエアコン、ルームエアコン
水素を含む冷媒ガス
※オゾン層破壊の影響は小さいものの、2020年に製造中止
R410A オゾン層破壊の影響が少ない冷媒ガス
R32

R22・R32は「単一冷媒」と呼ばれるガスでそのまま継ぎ足しができます。その一方で、R410Aは2種類のガスを50%ずつ混ぜ合わせた「二種混合冷媒」と呼ばれるものでそのまま継ぎ足しができません。

室外機に貼られているシールに冷媒ガスの種類が記載されているため、補充する前に必ず確認しましょう

なお、冷媒ガスの種類によっては製造が終了しているものがあります。その際はエアコンを買い替えましょう。

2.室外機をきれいにする

エアコンの室外機が汚れていると、ゴミが詰まってしまって故障のリスクが高くなるほか、大きな負荷がかかって冷暖房の空気が出なくなってしまいます。ゴミで室外機が汚れている場合は掃除をしましょう

3.爆発や火災を起こさないようにする

エアコンの冷媒ガスは引火しやすいため、補充の手順や使用方法を間違えると、爆発や火災を引き起こす危険があります。補充するときは十分注意し、ガスが足りないと思ったら無理をせず、エアコン専門の施工業者に依頼しましょう。

4.冷媒ガスを補充しても冷えない場合は専門業者に依頼する

冷媒ガスを充填しているのに、エアコンの温度がうまく下がらない(上がらない)場合は、室内機が故障している可能性もあります。すぐに運転を止めて、自分でガスの追加補充や修理をせず、エアコンの専門業者に依頼しましょう。

エアコンの修理を業者に依頼する

エアコンの冷媒ガス補充を業者に依頼するときの費用相場

業者によって異なりますが、エアコン専門の施工業者に冷媒ガス補充を依頼した場合、冷媒ガス代や作業料金を含め、費用は15,000〜25,000円が相場です

ただし、真空引きを行う際は10,000〜20,000円の追加費用がかかり、それに伴って6,000円〜のガス回収費用もかかるので注意しましょう。

加えて、冷媒配管の亀裂が入っているときは修理または取り替え工事が必要なため、別途工事費用が発生します

エアコンの冷媒ガス補充業者を選ぶポイント

エアコンの効きが悪いので、専門の施工業者に補充を依頼するとき、下記のポイントを踏まえて業者を選ぶようにしましょう。

無料で現地調査や見積もりを行ってもらえる

エアコンの冷媒ガスの補充を施工業者に依頼する際、業者のホームページや比較サイトなどで無料で現地調査や見積もりをしてもらえるか確認しましょう。業者によっては別途調査費や見積もり費用がかかる場合があります。

なおエアコンメーカーにも依頼できますが、現地調査と見積もりの段階で数千円ほど請求されるケースがあるので注意が必要です。

アフターサービスや保証が充実している

施工業者にエアコンの冷媒ガスを補充してもらっても、また冷えない事象が発生する可能性があります。そのため、冷媒ガスを補充した後もアフターサービスや手厚い保証が受けられる業者を選んでおくと安心です。

エアコンのガス補充や修理に関する口コミ評価が高い

利用者から寄せられた口コミを見て、冷媒ガスの補充や修理に関して高評価を得ているか確認するのもおすすめです。施工業者のホームページや比較サイトなどで満足度や信頼感を確認できます。

実際にある比較サイトには、「エアコンが冷えないので依頼したところ、丁寧に説明したうえで対応してもらえた」「予定よりも早めに工事をやってもらえて助かった」という口コミが寄せられています。

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エアコンの冷媒ガスを補充するやり方について、事前に確認するポイントや注意点を含めて解説しました。自分でガスが漏れていないか調べることができるものの、実際に補充しようとすると専門知識やスキルがないと難しいため、スキルを持ってプロに依頼したほうが安心です。

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