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【DIY】エアコンの冷媒ガスを自分で補充する方法!ガス漏れをチェックする方法も合わせて紹介します

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最終更新日: 2025年02月18日

エアコンの冷媒ガスが漏れてしまって、エアコンから出る風の温度が変わらないことがあります。一般的にエアコンが正しく取り付けられていれば、冷媒ガスは漏れません。しかし、エアコン工事で配管パイプの接続部品が緩んでいたり、配管パイプが劣化して亀裂が入ると、エアコンの冷媒ガスが漏れてしまいます。

▼記事のポイント
エアコンの冷媒ガス補充を業者に依頼するときの費用相場は?エアコンの冷媒ガス補充を業者に依頼するときの費用相場は、16,000円~27,000円が相場です。しかし、費用はエアコンの状態や配管の劣化状態によって変わるため、注意が必要です。
エアコンの冷媒ガス補充を業者に依頼するときの費用相場については下記で詳しく解説しています。
エアコンの冷媒ガス補充を業者に依頼するときの費用相場

記事後半では、エアコン工事業者に冷媒ガスの補充を依頼したときの費用を掲載していますので、業者に依頼する可能性がある方は、こちらも参考にしてください。(※参考:冷媒ガスの補充費用は、16,000円~27,000円が相場です。)

エアコンの冷媒ガスを補充するやり方

エアコンの冷媒ガスを補充するには専門知識が必要です。誤った手順でやると事故につながる危険性があるので、知識や技術がなければ、エアコン専門の修理や取り付け業者に依頼しましょう。冷媒ガスを補充するやり方は、下記のとおりです。

  1. 必要な道具を準備する
  2. マニホールドと室外機とを接続する
  3. チャージングスケールにガスボンベを載せる
  4. 真空引きを行う
  5. 気密試験を行う
  6. 冷媒ガスを補充する
  7. バルブを閉める

1.必要な道具を準備する

冷媒ガスを補充する際に必要な道具は、以下のとおりです。

フルオロカーボンガス 冷媒ガスのボンベ
真空ポンプ 真空状態を作るためのボンベ
チャージングスケール(はかり) 冷媒の充填量を計測する機械
ゲージマニホールド 真空度を計測するための圧力計や連成計、台座などのセット
チャージングホース 冷媒ガスを補充するためのホース

これらの道具を自分で購入しようとすると30,000〜50,000円以上かかるほか、レンタルの場合も3,000〜5,000円かかります。

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道具を持っていない方は、ぜひ参考にしてください。

道具をレンタルできるサービス

購入する費用を負担に感じる方にはレンタルサービスがおすすめです。

 

▼レンタル.com「エアコンガスチャージレンタルSET」
レンタル料金:3日間で¥2,000 (夏季5月~8月は4000円)
レンタル.comのサービスページ:http://www.plantechservice.co.jp/rental/gasucharge.html

▼エアコン取り付け工具のレンタル ユウテック「R32 エアコン ガスチャージ ガス充填フルセット 1泊2日レンタル」

レンタル料金:1泊2日で¥6,000

エアコン取り付け工具のレンタル ユウテックのサービスページ:https://yuu1100.thebase.in/items/21169605

2.マニホールドと室外機を接続する

エアコン 配管パイプ 接続

「室外機→マニホールド→真空ポンプ」という順に、チャージングホースを使って接続します配管や室外機の内部に残っている冷媒ガスを取り出すのが目的です。このとき、必ず室外機の低圧側のバルブにつながっていることを確認しましょう。

3.チャージングスケールにガスボンベを載せる

補充する冷媒ガスの量を確認するため、「チャージングスケール」というガスの充填量を計測する器具に冷媒ガスボンベを乗せましょう。ガスを充填するとき、ボンベの減少量を確認しながら補充する量を把握するために行います。

ボンベを乗せる際、ボンベ分の重量を差し引くために重量を0に設定し、マニホールドと冷媒ガスボンベとをつないだうえで、室外機の低圧側バルブを接続します。

4.真空引きを行う

真空引き ガス補充 ガスチャージ

真空ポンプを使ってエアコンの配管内部を真空状態にする「真空引き」を行います。エアコン内部に空気や水分が残っていると、エアコンは正常に作動しません。

室外機に真空ポンプをつなぎ、バルブが開いていることを確認し、真空ポンプの電源を入れて開始します。10〜15分運転した後、マニホールドのゲージ圧が-0.1MPa以下であることを確認したら、低圧側バルブを閉めます。

5.気密試験を行う

バルブが閉まっているのを確認して、真空ポンプの電源を切ります。その状態のまま5分経過した後、マニホールドのゲージ圧を確認しましょう

変化がなければ問題ありませんが、変化しているときはガスが漏れている可能性があります。配管の破損や部品の緩みなどがあれば、修理をしましょう。

6.冷媒ガスを補充する

ガスボンベ

ゲージ圧に変化がなければ、冷媒ガスを補充します。補充する際、エアコンの種類によって量が細かく規定されているので、チャージングスケールを使いながら規定量を超えないように注意しましょう

バルブを開けて、冷媒ガスを充填していきます。チャージングスケールのメモリでガス量を見つつ、マニホールドのゲージ圧を確認しながら規定量をチャージしましょう。

参考:充填作業におけるチャージングスケールの基本的な使い方 | BBKテクノロジーズ

7.バルブを閉める

冷媒ガスの補充が終わったら、バルブを閉めましょう。閉める順番はマニホールド、冷媒ガスボンベの順です。その後「室外機サービスポート→冷媒ガスボンベ」の順に、チャージングホースを外していけば、ガスの補充作業は終了です。

自分で冷媒ガスを補充するときの注意点

自分でエアコンの冷媒ガスを補充するのは危険を伴うほか、エアコンの故障につながる可能性があります。原則として専門のエアコン施工業者に依頼することが大切です

どうしても自分で冷媒ガスの補充をするときは、下記4つのポイントに注意しましょう。

  1. 補充に必要な冷媒ガスの種類を確認する
  2. 室外機をきれいにする
  3. 爆発や火災を起こさないようにする
  4. 冷媒ガスを補充しても冷えない場合は専門の修理業者に依頼する

1.補充に必要な冷媒ガスの種類を確認する

エアコンに使われている冷媒ガスの種類は、主に以下のとおりです。

冷媒ガスの種類 使用用途 特徴
R22
パッケージエアコン、ルームエアコン
オゾン層の破壊が小さい水素を含む冷媒ガス
R410A オゾン層破壊の影響が少ない冷媒ガス
R32

R22・R32は「単一冷媒」と呼ばれるガスでそのまま継ぎ足しができます。その一方で、R410Aは2種類のガスを50%ずつ混ぜ合わせた「二種混合冷媒」と呼ばれるものでそのまま継ぎ足しができません。

室外機に貼られているシールに冷媒ガスの種類が記載されているため、自分で補充する前に必ず確認しましょう

なお「R22」をはじめ、冷媒ガスの種類によっては製造が終了しているものがあります。そのときはエアコンを買い替えましょう。

2.室外機をきれいにする

エアコンの室外機が汚れていると、ゴミが詰まってしまって故障のリスクが高くなるほか、大きな負荷がかかって冷暖房の空気が出なくなってしまいます。ゴミで室外機が汚れている場合は掃除をすると、冷暖房が改善する可能性があるため、掃除をしましょう

3.爆発や火災を起こさないようにする

エアコンの冷媒ガスは引火しやすいため、補充の手順や使用方法を間違えると、爆発や火災を引き起こす危険があります。自分で冷媒ガスを補充するときは十分注意し、ガスが足りないと思ったら無理をせず、プロの業者に依頼しましょう。

4.冷媒ガスを補充しても冷えない場合は専門の修理業者に依頼する

自分で冷媒ガスを補充した後、エアコンをつけても温度がうまく下がらない(上がらない)場合は、室内機が故障している可能性もあります。すぐに運転を止めて、自分でガスの追加補充や修理をせず、専門の修理業者に依頼しましょう。

エアコンの修理を業者に依頼する

エアコンの冷媒ガス補充を業者に依頼するときの費用相場

業者や地域によって異なりますが、エアコン専門の施工業者に冷媒ガス補充を依頼した場合の費用相場は、下記のとおりです。

冷媒ガス補充の料金相場 16,000円~27,000円

なお料金相場はエアコンの状態や配管の劣化状態によって変わります加えて、ガス補充のほかに配管に亀裂が入ったときの取り替え工事や室内機、室外機の取り外し・取り付け作業が発生すると、下記のように追加費用がかかる場合があるので、注意が必要です。

壁掛けエアコンの取り外し・取り付け工事 4,800~15,600円
配管の取り替え(隠蔽配管の設置作業) 10,000~14,000円

ガス補充とは別に追加工事が発生すると、合計で30,000〜87,000円かかる場合があります加えて自分で冷媒ガスを補充するとき、すべての道具を取り揃える必要があり、補充のみで30,000〜60,000円の費用がかかるため、業者に依頼したほうが安く抑えられるでしょう。

使用期間次第でエアコンの買い替えも選択肢のひとつ

エアコンの使用頻度や環境によって変わりますが、エアコンの標準使用期間は10年です。使用期間が過ぎたエアコンで冷媒ガスが漏れている場合、配管の劣化による亀裂が原因の可能性があります。

ガスを補充したとしてもほかの箇所で故障を引き起こす可能性があるため、新しいエアコンに買い替えたほうが安くなる場合があるでしょう。エアコンの機種や年数などによって異なりますが、取り付けにかかる費用は11,000〜16,000円、古いエアコンを取り外すのに4,800〜10,000円かかります。

業者に冷媒ガスの補充を依頼する前に、見積もりを取って費用を確認しましょう。

エアコン取り付けの費用をチェックする

エアコンの冷媒ガスを補充する修理業者を選ぶポイント

エアコンの効きが悪いので、専門の修理業者に冷媒ガスの補充を依頼するとき、下記のポイントを踏まえて業者を選ぶようにしましょう

無料で現地調査や見積もりを行ってもらえる

エアコンの冷媒ガスの補充を修理業者に依頼する際、業者のホームページや比較サイトなどで無料で現地調査や見積もりをしてもらえるか確認しましょう。業者によっては別途調査費や見積もり費用がかかる場合があります。

なおエアコンメーカーにも依頼できますが、現地調査と見積もりの段階で数千円ほど請求されるケースがあるので注意が必要です。

アフターサービスや保証が充実している

修理業者にエアコンの冷媒ガスを補充してもらっても、また冷えない事象が発生する可能性があります。そのため、冷媒ガスを補充した後もアフターサービスや手厚い保証が受けられる業者を選んでおくと安心です。

エアコンのガス補充や修理に関する口コミ評価が高い

利用者から寄せられた口コミを見て、冷媒ガスの補充や修理に関して高評価を得ているか確認するのもおすすめです。修理業者のホームページや比較サイトなどで満足度や信頼感を確認できます。

実際にある比較サイトには、「エアコンが冷えないので依頼したところ、丁寧に説明したうえで対応してもらえた」「予定よりも早めに工事をやってもらえて助かった」という口コミが寄せられています。

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エアコンの冷媒ガスを補充するやり方について、事前に確認するポイントや注意点を含めて解説しました。自分でガスが漏れていないか調べることができるものの、実際に補充しようとすると専門知識やスキルがないと難しいため、スキルを持ってプロに依頼したほうが安心です。

ミツモアでは、豊富な経験と知識を持ったエアコンの修理業者が登録されており、エアコンの種類や修理の日程など、簡単な質問に答えるだけで、最大5つの業者から見積もりが届きます。料金はもちろん、過去にミツモアでお仕事を依頼した利用者からの口コミ評価もチェックできるので、安心して利用できますよ。

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