見出し
- 1 【症状・故障箇所別】エアコン修理費用の相場まとめ
- 2 エアコンの修理はどこに依頼する?保証があるなら購入した店へ
- 3 電源が入らない、しばらくして止まるときの修理費用:9,000~35,000円
- 4 エアコンから風が出ないときの修理費用:9,000~100,000円
- 5 冷暖房が効かないときの修理費用:27,000~110,000円
- 6 エアコンから異音がするときの修理費用:8,000~110,000円
- 7 エアコンから異臭がするときの修理費用:8,000~13,000円
- 8 エアコンから水漏れしているときの修理費用:8,000~100,000円
- 9 リモコンの操作が効かないときの修理費用:9,000~35,000円
- 10 長期的にみると修理より買い替えの方が安い可能性も
- 11 自分で解決できるかも?業者に修理を頼む前に確認すること
- 12 エアコン修理を依頼するときの流れ
- 13 賃貸マンション・アパートの場合の修理費用負担は?
- 14 エアコン修理費用を少しでも抑えるためには?
- 15 実際に行われたエアコン修理の費用事例
- 16 ミツモアならエアコン修理の見積もりが無料で出来ます
【症状・故障箇所別】エアコン修理費用の相場まとめ
エアコンに不具合があるときの修理費用は10,000~35,000円程度かかることが多いです。ただし「症状」や「修理する部品」によって費用が大きく異なり、室外機が故障すると100,000円以上かかることもあります。
ちなみにメーカーに修理を依頼すると、エアコンの出張点検だけで5,000~10,000円が必要です。
おもな症状と故障個所、また修理費用の相場を表にまとめました。
おもな症状 |
故障箇所 |
費用相場 |
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制御基板 |
20,000~35,000円 |
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12,000~32,000円 |
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室内機 |
7,000~28,000円 |
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コンプレッサー |
58,000~105,000円 |
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冷媒ガス漏れ |
27,000~50,000円 |
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マイコン |
12,000~25,000円 |
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室外機基板 |
24,000~36,000円 |
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室外機の交換 |
20,000~110,000円 |
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32,000~85,000円 |
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5,000~28,000円 |
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リモコン |
9,000~20,000円 |
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ドレンホース |
8,000~16,000円 |
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ルーバー |
5,000~22,000円 |
このように5万円を超える修理内容もあるため、機種や故障内容によっては、買い替えしたほうが安いケースも多いです。
ここからは、とくに起こりやすい症状と詳しい費用感について解説していきます。
もし買い替えも検討しているなら、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
エアコンの修理はどこに依頼する?保証があるなら購入した店へ
エアコンを修理したいとき、どこに依頼すればよいのでしょうか?状況によって選ぶべき選択肢が変わります。
エアコン修理はどこに依頼するべき?
エアコンの修理は、保証期間内であればまず購入した店舗に相談しましょう。保証期間を越えたらエアコン修理の専門業者またはメーカーへの修理依頼が確実です。ただし賃貸の場合は勝手に修理を手配せず、大家さんか管理会社に報告しなければなりません。
エアコン修理依頼先の選択肢
- エアコンを購入した店
- エアコン専門業者
- 製造元のメーカー
- 建物の大家さん、管理会社(賃貸の場合)
|
保証期間内:エアコンを購入した店がおすすめ
購入して1年以内であれば、保証の期間内である可能性が高いです。そのため、購入した家電量販店に持ち込むのがよいでしょう。
保証期間切れ:エアコン専門業者または製造元のメーカーがおすすめ
エアコン専門業者は、読んで字のごとくエアコンの取り扱いを専門にしています。比較的安価に、また的確に修理をすることができるでしょう。製造元のメーカーは、自社製品の構造を正確に把握しています。そのため的確かつ安心な修理内容になるはずです。
「自分で納得のいく専門業者を選ぶことができる一方で、探すのが大変」
「メーカーの修理は手っ取り早いけど、内容によっては業者の方が安い」
などそれぞれメリット・デメリットがあります。「メーカーか業者か」を決めるときは、エアコンの症状を確認して、依頼内容・費用を比較したうえで決めるとよいでしょう。
賃貸物件:大家さんや管理会社に相談
賃貸のマンションやアパートに住んでいる場合、まず相談するのは大家さんや管理会社です。賃貸物件のエアコンは大家さん・管理会社に修理の責任があるので、状況を伝えて修理業者を手配してもらいましょう。
自分で勝手に業者を手配してしまうと、トラブルのもとになりますので気を付けてください。
主要メーカーの問い合わせ先
主要なエアコンメーカーの問い合わせ先と、メーカーが発表している修理費用の目安を紹介します。
ダイキン
三菱電機
東芝
パナソニック
シャープ
日立
富士通ゼネラル
エアコン修理は自分でできる?
エアコンの調子が悪くなったとき、「自分でなんとかできないか」と考える方も多いのではないでしょうか。故障ではなく周辺環境や接続状況が原因の不具合であれば自分で解決できる可能性がありますが、エアコンの部品が壊れている場合は自力で直すのは難しいです。
以下のことを試してみて解決しなければ、業者に依頼しましょう。
- コンセントの抜き差し
- リモコンの電池や設定を確認
- 室外機の周辺にスペースを確保
- フィルターの汚れを掃除
内部の部品の故障や冷媒ガス漏れなどが原因だった場合は、プロの業者に依頼して修理してもらうのが最も早くて確実な方法です。
業者に依頼する前に確認すべきことについては、以下の項目に詳しく説明しているので参考にしてみてください。
電源が入らない、しばらくして止まるときの修理費用:9,000~35,000円
エアコンの電源が入らないときは、まずコンセントの抜き差しをしてみましょう。またブレーカーが落ちていないか、という点にも注意が必要です。
これらを試しても改善されない場合、以下のような故障箇所・修理費用であることが考えられます。
制御基板 |
20,000~35,000円 |
温度ヒューズ |
9,000~19,000円 |
室内ファンモーター |
12,000~32,000円 |
エアコン本体の電源がつかないとき、とくに運転ランプが点滅せずに起動できない場合には、内部の基板が壊れている可能性があります。
また「温度ヒューズ」という、風温調節をするための部品や、室内ファンモーターという送風ファンを動かすための部品が原因かもしれません。
さらに言えば、単純にリモコンの電波が受信できていない可能性も……。
電源はつくが、しばらくして止まるときには冷媒回路が故障している可能性があり、32,000~85,000円くらいの修理費用になります。またコンプレッサーが故障している場合には58,000~105,000円くらいが相場です。
このように、エアコンの電源がつかないときには様々な原因が考えられます。
しかし買い替えるよりは修理のほうが安く済むケースが多いので、まずは点検・見積もりをしてもらうのがおすすめです。
エアコンから風が出ないときの修理費用:9,000~100,000円
「風が出ない」という症状にも、様々な箇所の原因が考えられます。
熱交センサー |
9,000~18,000円 |
室内ファンモーター |
12,000~32,000円 |
冷凍サイクル |
80,000~100,000円 |
熱交センサーや室内ファンモーターという部品の故障であれば、3万円前後までの費用で修理できるので、買い替えるよりもお得です。
ただし冷媒サイクルが故障している場合には10万円以上かかってしまう場合があり、中古エアコンに買い替えるほうが安くなる可能性も。
「冷凍サイクル」とは、空気の熱を運ぶ「冷媒ガス」と「圧力」とによって、温度調整をする仕組み・部品のことです。
故障箇所によって、また新しいエアコンの値段によって、修理にするか買い替えにするかを決めましょう。
冷暖房が効かないときの修理費用:27,000~110,000円
基本的には冷暖房が効きづらくなってきたら、寿命が近いサインです。またフィルターの詰まりによって送風できていない場合も。
もし寿命でないとしたら、考えられる故障箇所・費用相場は以下。
冷媒ガス漏れ |
27,000~50,000円 |
室外機の故障 |
24,000~110,000円 |
「冷媒ガス」は空気の熱を運ぶために、室内機と室外機のあいだを循環しています。配管のどこかから漏れていると、熱の入れ替えがうまくいかなくなってしまうのです。
また、経年劣化によってまれにガス補充が必要になるケースもあります。冷媒ガスを補充するだけであれば15,000~25,000円で済むでしょう。
室外機が故障している場合は、基板だけであれば24,000~36,000円で済みますが、丸ごと交換するなら11万以上してしまうかもしれません。
冷媒ガス漏れの判断方法については以下の記事で詳しく解説しています。
エアコンから異音がするときの修理費用:8,000~110,000円
室内機の送風ファンや室外機の圧縮機が故障すると、エアコンから異音がする場合があります。
音の種類によって、故障箇所や原因をある程度把握することが出来るので、チェックしてみましょう。
【エアコン本体】 |
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ポコポコ |
ドレンホース(排水管)の詰まり |
ピキピキ、バキバキ |
温度差によってエアコンがきしむ |
ガタガタ |
フィルターなどの部品が外れている |
キュルキュル |
フィルターの汚れ |
【室外機】 |
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シュルシュル |
霜取り機能の作動音 |
ガガガガ |
ファンの故障 |
フィルターなど汚れや、温度差によるきしみ音など、そこまで問題にならない音もあります。
もしドレンホースが詰まってしまい、交換するなら費用は8,000~16,000円ほどです。
また室外機からガガガガという音がするときには、ファンが故障しているかもしれません。その場合、修理費用は20,000~110,ooo円と幅広いので、実際に業者に見てもらうまではなんとも言えません。
エアコンから異臭がするときの修理費用:8,000~13,000円
エアコンからの異臭が気になった場合は、内部でカビが発生している可能性があるので、フィルター掃除や内部の掃除機能を使います。それでも解決しない場合は、クリーニングを依頼して分解洗浄してもらいましょう。
エアコン業者にクリーニングを依頼する場合、費用相場は1台あたり8,000~13,000円程度です。
ただしすでに寿命を過ぎている場合には、クリーニングをしてもあまり意味がないので、買い替えも検討すべきです。
エアコンクリーニング業者の選び方は以下の記事を参考にしてみてください。
エアコンから水漏れしているときの修理費用:8,000~100,000円
エアコンから水漏れしているときの故障箇所・費用相場は以下。
ドレンホースの詰まり |
8,000~16,000円 |
冷凍サイクル |
80,000~100,000円 |
トラブルの原因は「ドレンホース」という、エアコンから水を排出するホースの詰まりかもしれません。その場合の費用は約8,000~16,000円で済みます。
一方で圧縮機などが含まれる「冷凍サイクル」の順路に問題があった場合は、修理費用が高額になります。
溶接を行う大がかりな修理では、100,000円以上の修理費がかかる場合も。
リモコンの操作が効かないときの修理費用:9,000~35,000円
リモコンが反応しないときには、まず電池交換や発信テストをしてみましょう。
それでもリモコンの操作が効かない場合に考えられる故障箇所と、修理費用の目安は以下です。
リモコンの基板 |
20,000~35,000円 |
受光基板 |
9,000~20,000円 |
受光基板とは、リモコンが出した指示を感知する部品のことです。受光基板が故障しているときには若干安くすみます。
ただしリモコンの基板を修理するなら、20,000円以上かかってしまいます。
その場合は、リモコンだけを買い替えたほうが安く済むかもしれません。
リモコン本体の値段は高くても15,000円程度です。
長期的にみると修理より買い替えの方が安い可能性も
エアコンを買うときは、大きく「新品」か「中古」かという点で値段が変わります。
8畳~20畳程度の部屋であれば、新品なら15~20万円、中古なら10~15万円ほどで十分に高機能な機種を購入できます。ちなみに最新機種は20~35万ほどするでしょう。
もしもエアコンを修理するとき、10万円以上かかりそうなら、買い替えた方がいいケースがあります。
たとえば「購入から5年経っているエアコン」について、修理と買い替えを比較すると以下のようになるのです。
【修理するとき】
エアコン購入:20万円
【現在】修理:10万円
寿命で買い替え:20万円 |
【買い替えするとき】
エアコン購入:20万円
【現在】買い替え:20万円
→次の買い替えは10年後 |
【10年で50万円】 |
【10年で40万円】 |
一時的に修理のほうが安くすむケースのほうが、もちろん多いでしょう。
ただ上記の表を見ると分かるように「修理しても5年後に寿命がきて買い替える」となると、同じ期間で見たときに買い替えた方が安くなる場合もあるのです。
ただ新しいエアコンの機種によって、また次に故障が起きるまでのスパンなどによって、お得になるかどうかはケースバイケース。
いずれにせよ「買い替えのほうがいいかも」という視点を持っておくと、のちのち後悔しない選択ができるかもしれません。
新品のエアコンの価格相場
買い替えを検討するとなると、新品のエアコンの価格も気になるところです。
エアコンの価格は、対応する部屋の広さを表す「畳数」によって変わってきます。以下に大まかな価格相場をまとめてみました。
セール時期にはもっと安くなったり、ハイエンド製品はもっと高かったりします。
ちなみに取り付けにかかる費用は12畳以下のエアコンは約1~1.2万円、14畳用以上だと1.2~1.5万円程度が目安です。
対応する畳数 |
価格相場 |
6畳用 |
3~8万円 |
8畳用 |
4~9万円 |
10畳用 |
5~10万円 |
12畳用 |
6~12万円 |
14畳用 |
7~14万円 |
18畳用 |
10~16万円 |
20畳用 |
15~25万円 |
23畳用 |
18~30万円 |
こちらの記事では、取り付け標準工事のほか、追加工事が必要なパターンやその費用についても解説しています。
自分で解決できるかも?業者に修理を頼む前に確認すること
ここまで、エアコンの故障箇所とおもな症状、修理費用の相場を解説してきました。
「さっそく修理を依頼しよう!」となる前に、エアコンの不調が本当に故障なのかどうか確かめてみましょう。
たとえばメーカーの出張点検を依頼すると、5,000~10,000円程度かかってしまいます。依頼したけど故障ではなかった、となると損してしまうのです。
- エアコンの寿命、購入から10年以上経っていないか
- コンセントを抜いてみる
- リモコンの電池や設定を確認
- 応急運転、強制冷房運転をする
- 室外機の周辺を確認
- フィルターの汚れなどをチェック
- 寒冷地特有の原因
自分で出来るカンタンな方法で、エアコンの状態をチェックしましょう!
確認すべきポイントをまとめたこちらの動画も参考にしてみてください。
エアコンの寿命、購入から10年以上経っていないか
総務省統計局によると、エアコンの平均寿命は2人以上の世帯で13.5年、単身の世帯では13.6年とされています。
もしエアコンの不調が寿命によるものだとしたら、修理したとしてもすぐにまた故障する可能性が高いので、買い替えましょう。
またエアコンの部品は、10年で破棄されてしまいます。そのため、10年という期間内でしか修理対応が行えません。
コンセントを抜いてみる
エアコンの電源がつかない、などの場合にとくに多いのが「コンセントを入れなおしたら直った!」というケースです。
内部の基板などが正常な状態にリセットされる可能性があるので、動作に異常を感じた場合は試してみましょう。
またブレーカーが落ちていないか、という点も合わせて確認しましょう。エアコンには専用コンセントが使われているため、ブレーカーも分かれています。
エアコンに専用コンセントが必要な理由や、通常のコンセントとの違いについては以下の記事で解説しています。
リモコンの電池や設定を確認
「電源がつかない」「リモコンが反応しない」というときは、単純にリモコンの電池が切れている可能性があります。
電池を交換した際には、リセットボタンを押さないと作動しない場合があるので、注意が必要です。
またエアコンの風向きなどが不調の場合、設定にミスがある可能性があります。近年のエアコン機種であれば、リモコン風向きの制御ができます。ずっと1カ所だけを向いているときには、風を感じにくいためこの設定を変えましょう。
「設定を間違っているだけだった」という結果で後悔しないよう、念のためもう一度、依頼する前に設定を確認しましょう。
応急運転、強制冷房運転をする
エアコンが本当に故障しているかどうかを確かめる方法として、「応急運転」または「強制冷房運転」というものがあります。
どちらも同じ運転を差しますが、メーカーや機種によって呼び方や操作方法が異なります。
基本的には、エアコン室内機のカバー下に「応急運転」か「強制冷房運転」と記載されているボタンがあります。これを5~10秒ほど長押しすると、動作する仕組みになっている機種が多いです。
もしこれで正常に運転するようであれば、エアコンの故障ではなく、温度設定などのミスや室外機周辺の不具合が考えられます。
エアコンの運転ランプを確認
エアコン本体には、点滅したり点灯したりする「運転ランプ」がついています。
運転ランプの役割は、異常があることを知らせるだけでなく、「どこに異常があるか」を伝えるというものです。
光の色や、点滅の仕方などによって、どんな異常が起きているか分かります。
運転ランプが光っている時には、付属の説明書、またはメーカーのホームページなどを確認して対処してみましょう。
室外機の周辺を確認
室外機の周りに障害物があることによって、エアコンの効きは悪くなります。
室外機は空気を取り込んだり吐き出したりすることで、適切な温度に調節した熱を、循環させることができます。そのため室外機の周囲にはスペースをあける必要があるのです。
背面10cm以上、前面(ファン側)20cm以上、配管接続部35cm以上の隙間があることが理想とされています。
植木鉢やガーデニングなどの障害物がある場合は、室外機の周りに十分なスペースを作りましょう。
ただし直射日光が厳しい場所だと、取り込む空気が過度に熱されているために温度調節がうまくいっていない可能性もあります。室外機専用のカバーなどをつけるのもひとつの手段です。
フィルターの汚れなどをチェック
「冷暖房の効きが悪い」などの症状が出たとき、もしかしたら単純にフィルターの汚れが原因かもしれません。
フィルターの役割は、エアコンが取り込む空気から、ホコリなどのゴミを取り除くこと。
そのためフィルターは汚れが溜まりやすく2週間~1カ月に1回ほど、掃除する必要があります。
もしホコリや汚れを放っておくと、空気の取り込みがうまくいかず、冷暖房が非効率的になってしまいます。
心当たりがある方は、まずフィルター掃除をしてみましょう。
寒冷地特有の原因
東北や北海道に代表されるような寒冷地では、エアコンの機能として「霜取り運転」というモードがあります。(暖房時)
室外機は外気にさらされているため、寒い地域では凍ってしまったり、霜がついてしまう可能性があります。これを防ぐために、室外機に熱を送るのが「霜降り運転」です。このモードが軌道していると、約10分間は暖房を送風できません。
「暖房が停止する」「暖房スイッチを押したのに起動しない」といった場合には、霜取り運転の実行中ではないか確認しましょう。
霜取り機能の頻度が高くて暖房が使えない方は、室外機用の防雪シートや防雪ネットなどを使うと効果的です。
エアコン修理を依頼するときの流れ
エアコン修理を依頼するときの流れは、以下のような順になります。メーカーに依頼する例を紹介します。
- メーカーのWEBサイトなどから、修理申し込み
- 訪問日に修理担当者から連絡がくる
- 自宅訪問、修理開始
- 料金支払い(請求書で後払いの可能性もあり)
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また修理内容を特定するために、エアコンの機種や故障内容を伝えなくてはいけません。あらかじめ以下の点をまとめて、メモしておきましょう。
- 購入した時期、保証期間
- エアコンの機種、型番
- 故障の内容
- 在宅で対応できる日時
- 住所、氏名、電話番号
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もし「ときどき不調が起こる」などの場合、訪問日には故障内容が分かりづらいこともあり得ます。可能であれば、不調が起こった時の映像を録画しておくなどするとスムーズです。
賃貸マンション・アパートの場合の修理費用負担は?
賃貸マンションやアパートに元々備え付けられていたエアコンが故障したとき、費用は誰が持つことになるのでしょうか?
たいていの場合は、大家さんや管理会社が修理費用を負担してくれます。まずは連絡を取って、事情を説明しましょう。
ただし入居者の行為が原因でエアコンが壊れたときは、修理費用は自己負担です。例えば、フィルター掃除をサボっていたり、個人で勝手に取り外しをしたり、部屋の中で喫煙をしたせいでヤニ汚れがひどかったりといった状況が挙げられます。
備え付けのエアコンの調子が悪いので交換したいと思っても、賃貸であれば決定権は大家さんにあります。勝手に交換せず、必ず相談しましょう。
なお賃貸であっても、自分が手配して取り付けたエアコンであれば、自分で修理や交換、取り外しの手配をすることになります。
ちなみに、エアコンの取り付け・取り外し工事をDIYでおこなうと、保証がつかないので注意しましょう。
エアコン修理費用を少しでも抑えるためには?
エアコン専門業者に依頼する
メーカーや販売店に比べて、エアコン専門の電気工事業者へ依頼した方がエアコンの修理費用は安く抑えられます。
電気工事業者は業界内の価格競争が激しいので、料金がリーズナブルになる傾向にあるからです。
保証が切れている場合には、家電量販店などでの修理はおすすめしません。販売店はメーカーに修理を委託するため、仲介料として費用が高く設定されています。
ただしエアコン業者のなかでも、それぞれ料金設定は異なります。何件かの業者を比較検討して、より料金の安い業者を選びましょう。
保証期間なら無料で修理できる!
エアコン本体には1年の保証期間がついています。メーカーや商品によって保証内容は異なりますが、保証期間中は無料で修理を受けられるケースが大半です。
また無料でなくとも保証期間中の価格は、通常よりもリーズナブルに受けられます。エアコンは高額な商品なので、購入1年以内の故障であれば、大きな故障であっても買い替えより修理の方が安くなる傾向にあります。
故障内容の判断は個人では難しいため、1度業者に確認された上で、修理費用を熟慮して判断しましょう。
3社以上から相見積もりを取ろう!
エアコン修理を専門業者に依頼するときには、3社以上から相見積もりを取るのがおすすめです。
作業内容や料金設定は業者によって異なるため、相場がどのくらいかは把握しにくいもの。
2社だけだと、どちらが正しい費用相場なのか分かりません。3社以上の見積書を比較することで、作業内容・費用を客観的に比較できるのです。
またエアコンの修理を、メーカーに依頼するか迷っている方もいるでしょう。その場合は、業者同士だけでなくメーカーの修理費用もあわせて、比較対象にしてみましょう。
実際に行われたエアコン修理の費用事例
ここでは、ミツモアを通して実際に行われたエアコン修理の内容と費用の事例を紹介します。
【事例】エアコンの水漏れ修理
ドレンホースのつまりが原因で起こった水漏れの修理事例です。
費用 |
10,000円 |
エアコンの症状 |
水漏れ |
作業内容 |
ドレンホースのつまり解消 |
エリア |
神奈川県横浜市 |
【事例】エアコンの冷媒ガス漏れ修理
冷媒ガス漏れにより冷風が出なくなったエアコンの修理事例です。
費用 |
12,000円
―ガス補充基本料金 8,000円
―実補充量200g 4,000円 |
エアコンの症状 |
冷媒ガス漏れ |
作業内容 |
冷媒ガスの補充 |
エリア |
東京都23区内 |
【事例】エアコンの冷媒ガス漏れ修理
こちらも冷媒ガスの補充作業の事例です。補充するガスの量によって金額が大きく変わります。
費用 |
29,000円
―ガス補充基本料金 8,000円
―実補充量 +21,000円 |
エアコンの症状 |
冷媒ガス漏れ |
作業内容 |
冷媒ガスの補充 |
エリア |
神奈川県横浜市 |
ミツモアならエアコン修理の見積もりが無料で出来ます
この記事では、エアコンの故障原因や修理費用について解説してきました。
保証期間内なら「購入した店」、そうでないなら「製造元のメーカー」「エアコン専門業者」に修理を依頼しましょう。ただし買い替えの方が安くなる場合や、故障ではなくリモコンの電池切れだった場合、などにはくれぐれも注意。
また専門業者にエアコン修理を依頼するなら、3社以上の業者からの見積もりを確認した上で依頼するのがおすすめです。
ミツモアでは、カンタンな質問に答えるだけでエアコン専門事業者に見積もりの依頼ができます。
無料で最大5件の見積もりを受け取ることができ、詳しい見積もりの内容、相談はチャットで行うことが可能です。依頼する事業者が決まったら、決定ボタンを押すだけ!手数料は無料です。
エアコンの修理・メンテナンスを検討している方は、まずはミツモアで見積もりをもらってみませんか?