エアコンを選ぶコツは?
エアコンを選ぶコツは、様々な機能があるなかで「自分にはどの機能が必要か」を考えることです。また失敗を防ぐために、自宅のコンセントの形状や、部屋の広さに見合った能力を知っておく必要があります。
エアコンを安く買うには?
エアコンを安く買うなら、前年モデルをセール時期に買うのがオススメ。また「最新モデルの機能」を調べておくことで、型落ち製品のなかでも見劣りしない高機能な機種がどれか判別できます。
エアコンを選ぶコツは、様々な機能があるなかで「自分にはどの機能が必要か」を考えることです。また失敗を防ぐために、自宅のコンセントの形状や、部屋の広さに見合った能力を知っておく必要があります。
エアコンを安く買うなら、前年モデルをセール時期に買うのがオススメ。また「最新モデルの機能」を調べておくことで、型落ち製品のなかでも見劣りしない高機能な機種がどれか判別できます。
新しいエアコンを選ぶときには、部屋の広さや使用用途に合った性能の機種を選ぶのが効果的です。
エアコンには製品ごとに「適応畳数」があります。読み取るときには最小数値は木造の広さ、最大数値は鉄筋コンクリートなどの広さだという点に注意しましょう。
例えば「16〜20畳対応」とあるエアコンの場合は「木造住宅なら16畳、鉄筋コンクリートの住宅なら20畳までが」最適な広さという意味です。
また冷暖房兼用のエアコンであれば、冷房よりも暖房の方が適応畳数は狭いことが多いのでしっかりと確認しておきましょう。
【ワンポイントアドバイス】
屋上に近い部屋や、西向きの窓がある部屋などは暑くなりやすい可能性があります。 十分に冷房を効かせるために、実際の部屋のサイズよりも1〜2まわり適応畳数が広いエアコンを選ぶのがおすすめです。 |
特徴・メリット | |
冷暖房の出力 |
|
フィルター自動清掃 |
|
人感センサー |
|
ハイパワー暖房 |
|
快適気流 |
|
空気清浄 |
|
快適除湿 |
|
加湿機能 |
|
イオン |
|
省エネ性能 |
|
Wi-Fi機能 |
|
タイマー機能 |
|
しっかり確認しておいた方がよいエアコン性能は「冷暖房の出力」です。「kW(キロワット)」で表示される数字が大きいほど、冷暖房の効きが強いことを指します。
基本的には「〇〇~〇〇kW」という表示になっていて、「最小出力~最大出力」が示されています。適応畳数と合わせて、自分の部屋に適した性能かどうか確認しましょう。
また近年のエアコンは多機能モデルがどんどん登場しています。
上記のような機能・性能をチェックして、部屋の用途に合ったエアコンを選びましょう。
たとえば、寝室に選ぶなら「空気清浄」「フィルター自動清掃」などの機能が付いていると、ホコリっぽくなりにくいので快適に睡眠できるでしょう。
キッチンと一体型の広いLDKなどに選ぶなら「イオン」「人感センサー」 などの機能付き機種にすると、効率のいい冷暖房運転や脱臭効果が期待できます。
意外と知られていませんが、エアコンを設置するにはエアコン専用コンセントが必要です。消費電力が大きいため、ブレーカーから直接エアコン用に電源を引く必要があります。
コンセントの種類はおもに「100V(ボルト)」と「200V(ボルト)」に分かれ、差込口の形状も違います。それぞれに対応する機種しか使用できないので注意しましょう。
またエアコンを快適に運転させるためには「30A(アンペア)以上」が必要だと言われます。自宅のブレーカーを見て、電気容量を確認しておきましょう。
そのほかにも「室外機を設置する場所があるか」「配管パイプの長さは足りるか」など条件に合った取り付け方法を選ぶ必要があります。
もし新しいエアコンが現在の環境では使用できない場合、別途工事が必要になることを覚えておきましょう。
エアコンの主要メーカーと代表的な機種を紹介します。
|
それぞれで強みとしている機能が異なるため、メーカーでエアコンを選ぶのもひとつの判断基準となるでしょう。
「給気換気」機能は、最適な室温をキープしたまま室外の空気を取り込み、部屋を換気できるというもの。窓の開閉をせずに、新鮮な空気を室内に取り込むことが可能です。
最上位機の「うるさらX」なら、室内のCO2濃度を検知して、自動的に換気機能をONにするAIも搭載されています。
しかも2022年モデルからは、「排気換気」も可能となりました。室内の不快な空気を排出しならが運転するので、こもりやすい熱気やニオイを逃がすことが可能です。
またエアコンメーカーのなかでも、まだそこまで普及していない「加湿機能」を備えた製品をつくっています。
屋外から空気中の水分を取り込んで加湿する「うるる加湿」は、給水をする必要がありません。乾燥しやすい冬場は特に重宝するでしょう。
また加湿機能を利用して、無給水で内部洗浄してくれます。2021年モデルからは、この「水内部クリーン」のおすすめ時期をリモコンで表示してくれる機能が搭載されています。
適応畳数は、6畳サイズのものから29畳サイズのものまであります。
パナソニックのエアコンは、空気清浄機能が最大の強みです。
空気中のカビ・花粉・汚染部室を抑制する「ナノイーX」が搭載されています。空気清浄機のように部屋の空気をきれいにしてくれる機能です。
2022年モデルではナノイーXがさらなる進化を遂げ、除菌効果の決め手となる「OHラジカル」の量は従来より100倍までアップしています。エアコン内部のカビ菌除去にもナノイーXが使われるようになり、つねに清潔な状態で冷房・暖房を使うことが可能です。
運転中に発生した熱エネルギーを蓄積する「エネチャージシステム」も画期的です。霜取り運転と暖房運転を同時に行えたり、適切な温度をキープしたまま除湿を行ったりすることで、省エネ性が高まるというメリットがあります。
2021年モデルからは、「AI快適おまかせ」というボタンを押すだけで、AIが部屋に最適な運転モードを選んでくれるようになりました。部屋から人がいなくなったときに自動で節電し、3時間で自動的に電源OFFになるのもポイントです。
そして2022年モデルの「LX」シリーズでは、これまでダイキンにしかなかった「加湿」機能を搭載しています。外気中の水分を利用して加湿できるので給水レスで、冬の乾燥対策はバッチリです。
除湿方法も新しくなり、「ドライ吸気制御」「パーシャル制御」が追加されたことで、除湿運転中でも室温を下げすぎないのが特徴です。
2023年の「EX」モデルではフィルターお掃除ロボットを搭載。エアコンフィルターの汚れを防止してくれるので、常に清潔な空気を保てます。
「ムーブアイmirA.I.+(ミライプラス)」は、AI技術によって室内温度・人の体感温度・日射熱・外気温などを検知する機能です。
この機能により、人が体感的に寒い・暑いと感じる前に、最適な温度・気流を自動で調整してくれます。
例えば足元だけが冷えているケースでは、気流をコントロールして足元に暖気を送ることが可能です。そのときに障害物があれば気流を壁にぶつけて跳ね返すなど、柔軟にルート選択もできる優れもの。
2021年モデルからは、空気清浄機能「ピュアミスト」が搭載され、また「エアフィルター」機能がパワーアップ。ホコリなどの汚れが抑制され、キレイな空気・脱臭機能などで快適な空間が生まれます。
2022年モデルでは「換気ガイド」という機能が追加されています。もっとも無駄がない換気タイミングをAIが判断してお知らせする機能です。さらに「AI換気アシスト」も加わり、エアコンの気流をコントロールすることでむらなく室内を換気できます。
2023年には利用者の脈波を非接触で計測して、感情を推定する世界初のバイタルセンサー「エモコアイ」も搭載。「ムーブアイmirA.I.+(ミライプラス)」と組み合わせることで、生活シーンに合わせてリラックスする環境や集中する環境を作り出せるようになりました。
日立のエアコンで特筆すべき点は、ハイグレードな自動掃除機能です。「ファンロボ」と「凍結洗浄」を使って、フィルターだけでなくファンやフィンまで清潔に保ってくれます。
「ファンロボ」はエアコンのファンに付着したほこりを、ブラシで落として洗浄するという独自機能です。手の届かないファンの掃除をしてくれる機能は、かなり画期的といえます。
「凍結洗浄」は熱交換器を凍結させて、たくわえた霜を溶かすことでカビ・ほこり・油汚れの洗浄を行います。ファンロボで落ちたほこりも一緒に排出するため、エアコン内部をよりきれいに保ってくれるのです。
2021年モデルからは、同じ方法で室外機の掃除をおこなうことも可能に。汚れによるエアコンの性能低下や、カビ・悪臭などを防ぐ機能です。
そして2022年最新モデルでは、「凍結洗浄ヒートプラス」に進化しました。凍結の前に56℃の熱を加えることで油が浮くため、より洗浄力がアップ。また高熱によりカビを死滅させる効果もあります。
また日立エアコンだけの特徴として、各部に「ステンレス」を採用する防汚機能、汚れを受け止める「ドレンパン」や「フィルター」には銅素材を使って菌・ヌメリを抑制する効果も挙げられます。
AIによる気流コントロールや換気タイミングのお知らせにも対応していて、ひとりひとりの体温を感知して気流をコントロールする「くらしカメラAI」なども特徴的です。
「無風感ルーバー」という開閉式の部品を、送風口に当てています。これによって風の速度をやわらげ、無風のように自然な温度調節が可能です。
2021年モデルからの特徴としては、無線LANを搭載しているためスマホによる遠隔操作が可能。また操作履歴を記憶して運転を調整してくれる「学習運転」などがあります。
2022年モデルでは、風向きルーバー上下ともに抗菌加工を施して、清潔性がさらにアップしました。また従来までは上位機種にのみ搭載されていたウィークリータイマー(曜日ごとにオン/オフのタイマーを設定できる)が、J-Pシリーズにも搭載されています。
お掃除機能付きのJ-DPシリーズでは、「楽ダストボックス」という仕組みが特徴的で、付属のノズルを使えば掃除機で吸うだけで簡単にメンテナンス可能です。
シャープのエアコン製品は、なんといっても「プラズマクラスター」がウリです。プラズマクラスターは自然界にも存在する「イオン」を使って、空気中に浮遊するウイルスや菌の作用を抑えてくれます。
2021年から搭載されている「プラズマクラスターNEXT」は、2023年モデルでも引き続きフラグシップモデルに搭載されています。イオン濃度が約50,000個/㎤になったことでグレードアップした機能です。
2022年には「匠の冷房」を備えた全9種が発売されました。冷房を長時間つかっていると室温が安定しはじめて、徐々に湿度が上がっていきます。「匠の冷房」ではファンの回転数や気流を細かく制御することで、冷房をつけっぱなしでも快適な湿度をキープできるのです。
シャープ製品のほかの特徴は、「氷結ドライ」という、必要以上に寒くなるのを防ぐ除湿機能を搭載。
除湿するときは「熱交換機」という装置を冷やすことで付着した水分を取り込みますが、「氷結ドライ」の場合は熱交換器の温度を氷点下(0度以下)まで落とすことで除湿力を高めているのです。
また温度設定が「o.5度」単位でできるデリケートさ、無線LANでスマホと連携できる「COCORO AIR」、設定温度までの到達時間を20%短縮できる「スピード冷房」などの機能もあります。
ほかにもペットに最適な運転をしてくれる「ペットモード」や、部屋に人がいないときにAIが自動で消臭してくれるなどの機能も、「COCORO AIR」アプリを使って簡単に操作可能です。
富士通ゼネラルの特徴は、暖房や気流がハイパワーだということことです。
最上位エアコンには「デュアルブラスター」という気流制御が付いています。デュアルブラスターとは、温度と風速が違う2種類の気流をコントロールすることで、室内の気温をムラなく調整する機能です。
例えば冷房であれば、冷気を室温気流で持ち上げることによって、人の体に当てることなく遠くまで運べます。また暖房運転では、暖気を押し下げて床を伝うように届けることで、足元から温めることが可能です。
2021年モデルからは、「熱交換器加熱除菌」という機能を搭載しています。エアコンが運転停止した後に、熱交換器を55度まで上げることでカビ菌を防ぎます。
そして2022年モデルでは、「あったかアップ」という機能によってより強力な暖房性能に進化しました。ハイパワー運転と併用することで、なんと55℃の温風でしっかり暖房。足元温度は最高約40℃になるので、厳しい冬でもぽかぽかの室内で過ごせます。
また2022年モデルにて、無線LANがなくてもスマホから操作できる「ノクリアアプリ」が登場。スマホとアプリさえあれば、自宅に回線がない方でもラクラク操作可能です。
そのほかにもエアコン内部の「ウイルカット・フィルター」によってウイルス・細菌・カビを抑制できたり、運転時に「プラズマ空清」でホコリやPM2.5を吸い取ったりと、クリーンな運転が特徴的です。
ガジェット好きの方であれば、有機ELディスプレイを採用したBluetoothリモコンもチェックしておきたいところですね。
ここまで紹介してきたのは国内で最大手ともいえる代表的なエアコンメーカーですが、ほかにもおすすめのメーカーがあります。「アイリスオーヤマ」と「コロナ」です。
「アイリスオーヤマ」は比較的安価な家電製品を販売しているのが特徴です。エアコンもリーズナブルな価格で、幅広いシリーズを展開しています。
「Wi-Fi搭載」「スマホで操作」「人感センサー」などなど、トレンド機能も押さえつつ、低価格ながら必要十分の機能を備えているので、圧倒的コスパが評判です。
「最近のエアコンは高性能すぎて、どれがいいのか分からない」「もっとシンプルな操作性・機能だけで十分」という方にオススメできます。
ちなみに家電量販店での取り扱いは少なく、ネット販売が中心です。
コロナといえば「石油ファンヒーター」などの暖房機器や、「エコキュート」などの給湯システムが代名詞的なメーカー。
じつはエアコンに「マイナスイオン発生機能」や「空気清浄機能」などを業界で初めて搭載したのはコロナ製品です。
すべて自社開発で製造しているので、高品質な機器でありながら、顧客目線を徹底しているので「高コスパ」にもこだわりがあるそう。
昨今は数が増えすぎたと言ってもいい機能・性能のなかで「本当に必要な機能のみを選んで価格を抑えているエアコン」を選ぶなら、コロナがオススメです。
例えば滞在時間が長いリビングでは、部屋の温度を快適に保つ自動運転付きのエアコンがおすすめです。使用頻度も高いため、できるだけ多機能のものを選ぶと重宝するでしょう。
温度変化が激しく冷暖房が効きにくいキッチンは、畳数表示よりも少しパワーが強めのものを選びます。
※注:画像は2020年モデル
【適応畳数の種類】
6畳 / 8畳 / 10畳 / 12畳 /14畳 / 18畳 / 20畳 / 23畳 / 26畳 / 29畳 |
従来は「うるさら7」シリーズという呼び名でしたが、2019年から「うるさらX」として展開されている機種。
なかでも「Rシリーズ」の2023年モデルはどんな部屋でも対応できる高機能を備えています。
ダイキンのエアコン最大の特徴といってもいい「無給水加湿」、また稼働しながら同時に換気できる「吸気換気」「排気換気」はもちろん搭載。
新鮮な空気を取り込んだり、部屋の不快な空気を排出したり、そして乾燥したときには加湿もできるという点で、体感温度まで心地よくできます。
そのほか「水内部クリーン」やカビ防止機能など、衛生面でも信頼のおける1台。
トレンドの「AI機能」や「Wi-Fi」もおさえている優れものです。自動で風向きを調整してくれるうえ、不在時には自動で運転停止する機能もあるので消し忘れ防止もできます。スマホからの操作も可能です。
適応畳数の幅が広いので、どんな部屋にも合うサイズのエアコンが見つかるでしょう。
※注:画像はAXシリーズ2021年モデル
【適応畳数の種類】
6畳 / 8畳 / 10畳 / 12畳 /14畳 / 18畳 / 20畳 / 23畳 / 26畳 / 29畳 |
エオリアLXシリーズは、パナソニックの2023年最上位機種です。
従来製品よりもパワーアップした「ナノイーX」、これまで捨てられていた熱エネルギーを有効活用する「エネチャージ」、そして「換気機能」などが評価され、2023年モデルは2022年モデルと2年連続で「省エネ大賞」の最高位を受賞しました。
従来品にはなかった「換気・除加湿ユニット」の搭載が最大の魅力で、冷暖房しながらお部屋の空気を入れ替えることができます。
「天井シャワー気流」「1/f ゆらぎ気流」など、心地よい自然な風あたりが得られる機能も充実。
また快適な環境を自動コントロールする「AI快適おまかせ運転」、室温を低めに設定して勉強・仕事に集中できる環境を整える「集中モード」も便利です。
また室外機はコンプレッサー制御により、50℃の暑さにも耐えるため、暑い夏でも冷房のパワーが落ちません。
【適応畳数の種類】
6畳 / 8畳 / 10畳 /14畳 / 18畳 |
パナソニックの「エオリア Jシリーズ」 は、「Xシリーズ」ほど多機能じゃなくてもいい、と感じる方におすすめのスタンダードモデルです。
Xシリーズと比べたときのおもな違いは、「換気・除加湿ユニットがついていない」「適応畳数が少なめ」「自動お掃除機能がついていない」「AI自動運転・人感センサーがない」という点です。
とはいえ高濃度の「ナノイーX」をはじめとし、防カビコーティングや空気清浄フィルター、無線LAN内蔵など、機能面では充実しています。
2022年には室外機が外気温50℃まで対応できるようになっているので、スタンダードモデルながら猛暑日の冷房もしっかり運転してくれる優れものです。
高原に吹く風を再現した「1/fゆらぎ気流」、冷風が体に直接当たるのを防ぐ「天井シャワー気流」も備えているので、手動でエアコンの出力を管理するぶんには高機能です。
※注:画像は2020年モデル
【適応畳数の種類】
6畳 / 8畳 / 10畳 / 14畳 / 18畳 / 20畳 |
東芝の「大清快」は、PM2.5などに対応した「プラズマ空清」や、機械的な風の当たりを感じない「無風感空調」などを兼ね備えたモデル。
なかでも2022年最新モデル「J-DTシリーズ」は、同機種すべての機能を加えたハイスペックエアコンです。
フィルターを自動で掃除してくれるうえ、溜まったホコリの処理は掃除機を差し込むだけで簡単です。また「1リットル洗浄」など内部のお手入れも楽ちん・徹底しています。
トレンドであるAI学習運転や無線LANなどの機能も充実しており、外出時にはスマートフォンで操作が可能です。
※注:画像は2020年モデル「Zシリーズ」
【適応畳数の種類】
FZシリーズ:14畳 / 18畳 / 20畳 / 23畳 /26畳 / 29畳 Zシリーズ:6畳 / 8畳 / 10畳 / 12畳 / 14畳 / 18畳 / 20畳 / 23畳 /26畳 / 29畳 |
三菱のエアコン「霧ヶ峰」は、2022年の新モデルとしてFZシリーズとZシリーズを発売しています。
ひとつ前のモデルの「FZシリーズ」では「省エネ大賞」を受賞していて、2022年度も引き続き国内トップクラスの省エネ性能。省エネ性能を表す「APF」の数値では、国内No.1をうたっています。
省エネの秘密は、FZシリーズ独自の「プロペラファン構造」です。通常のファンは円筒状ですが、FZシリーズでは2つのプロペラを採用することで、効率よくパワフルな冷暖房ができるのです。
Zシリーズのほうは、FZシリーズとほぼ同程度の性能を備えつつ、対応畳数6畳~12畳までの製品があるので、一般家庭での取り付けやすさがあります。
そのほか、前シリーズでもおなじみの「ピュアミスト」で、部屋の空気をきれいにするだけでなく、美肌・美髪効果も期待できます。
さらに「ムーブアイmirA.I.+」という赤外線センサーにより「ひやしすぎない、あたためすぎない」快適な空調を実現できるうえ、もちろん省エネ水準もハイレベルなエアコンです。
「ムーブアイ」や「AI自動運転」などの性能はなくなりますが、もう少し価格を抑えたハイスペックモデルをお求めであれば「Xシリーズ」もオススメ。
【適応畳数の種類】
6畳 / 8畳 / 10畳 / 14畳 / 18畳 / 20畳 / 23畳 / 26畳 / 29畳 |
2022年最新の「ノクリア Xシリーズ」は、「デュアルブラスター」を搭載している富士通ゼネラルの最上位機種です。
気流のコントロールだけでなくクリーン性能にも優れており、「熱交換器加熱除菌」で55℃の熱処理をして、細菌・カビを抑制して、エアコンの内部を清潔に保ちます。
また暖房も強化されていて、最大55℃の温風が出る「あったかアップ」で部屋をはやく暖めてくれるのも2022年モデルの特徴。
「プラズマ空清」により、空気中のほこり・花粉・PM2.5・ウイルスなどを吸着して、きれいな空気にしてくれるのもうれしいポイントです。
他にもスマートフォンとの連携、室温を保ちながらの除湿機能、狭いスペースにも対応可能なコンパクト設計など、魅力にあふれるエアコンです。
スタンダードモデルである「Vシリーズ」だと、「あったかアップ」「プラズマ空清」などの一部機能は搭載されていませんが、加熱による除菌機能や抗菌フィルターは付属しているので、必要最低限の機能でいい場合はこちらもオススメです。
【適応畳数の種類】
6畳 / 8畳 / 10畳 / 14畳 / 18畳 |
富士通ゼネラルの「ノクリア Cシリーズ」は、シンプルな見た目が人気のコンパクトモデルです。
最大の魅力となるのは、コンパクトさ。横幅728mm×高さ250mmというサイズ感で、狭い位置にも設置可能。
「熱交換器加熱除菌」や「内部クリーン」機能はもちろん備えているため、衛生面は高水準を保っています。
また「おやすみタイマー」や「スマートスピーカー」など、性能面でも充実した機能が充実。
「狭いスペースしかないけど高機能エアコンを取り付けたい!」という方におすすめのモデルです。
アイリスオーヤマのGFシリーズは、高性能フィルターによってカビ菌やホコリを防ぎ、エアコン内部を清潔に保つことができるのが特徴。
エアコンに吸い込まれた空気中のホコリや花粉、PM2.5などは、しっかりと高性能フィルターでブロックできるので、エアコンの風に混ざって出てきてしまうことがなく、空気清浄機能が得られます。
同メーカーのなかでは一番のハイスペックモデルですが、2022年モデルでも10万円前後で購入できる、コストパフォーマンスに優れたエアコンです。
※画像はNシリーズ2020年モデル
コロナのRelala(リララ)「Zシリーズ」は、清潔機能が充実しながらも省エネなところが魅力の1台。
暖房機能については東北電力の推薦を得ているので、オールシーズン快適に過ごせます。暖房器具メーカーとして知られているコロナの強みですね。
最大の特徴は「アクアドロップ洗浄」という内部洗浄機能がついているところ。熱交換器に結露水を発生させて、付着した汚れをまとめて室外へ流します。
洗浄のあとはしっかり温風で乾燥するので、カビ対策も万全。いつでも清潔な風が室内に行きわたります。
そのほかフィルターの自動お掃除機能、脱臭フィルター、汚れを防ぐ「クリアフィンコート」などなど、充実した機能でエアコンをキレイに保つことが可能です。
人感センサーも搭載しているので、人の不在が10分つづくと控えめ運転になるなど、省エネ機能も充実。
それでいて最新モデルながら約11万円~(6畳タイプ)なので、かなりコスパに優れた製品といえるでしょう。
寝室や子供部屋は、「運転音」「空気清浄機能」がおもに気になりますよね。
付けっぱなしで眠ることを考えると、省エネ性能が付いているタイプなら安心です。
※注:画像はMXシリーズ
【適応畳数の種類】
6畳 / 8畳 / 10畳 |
ダイキンの「うるさらmini Mシリーズ」は、換気しながら運転できる「給気換気」機能と、吸水がいらない「うるる加湿」がそろっています。
また除湿機能や脱臭性能、無線LANなどが搭載されている高機能なモデルです。
メーカーも「寝室などにおすすめ」とうたっていて、季節を問わず快適な眠りに適した空間を作ることができます。
「おやすみ運転」には、気流の向き・音・表示の明るさなどをコントロールすることが可能。
独自の「水内部クリーン」でエアコン内部をキレイに保つので、メンテナンスコストが低いのもうれしいポイントです。
※注:画像は2020年AJシリーズ
【適応畳数の種類】
6畳 / 8畳 / 10畳 / 12畳 /14畳 / 16畳 / 18畳 / 20畳 / 23畳 / 26畳 / 29畳 |
日立の白くまくんWシリーズは、2020年度にグッドデザイン賞を受賞しており、デザイン性の高さに定評があります。
省エネ機能も充実していて、人の動きに合わせてパワーを切り替えることができます。
寝室では、タイマーで運転停止したあとでも、室温が上がったら自動で再運転してくれる「みはっておやすみタイマー」を使うと快適な睡眠を確保できます。
また「凍結洗浄」「ファンロボ」などの充実した掃除機能によって、クリーンな状態を保てるのも魅力です。
※注:画像はL-Hシリーズ
【適応畳数の種類】
6畳 / 8畳 / 10畳 / 14畳 / 18畳 |
シャープのN-Dシリーズは、空気清浄機能・無線LAN・AIなどを搭載したハイスペックなエアコンです。
イオン濃度を高めることで空気を清浄する「プラズマクラスター25000」は、運転中はもちろん、冷暖房を使っていないときでも効果を発揮します。エアコン内部のカビ発生を防ぐのにも役立つ機能です。
またクラウドAIの「COCORO AIR」は、気象情報・室内環境・生活パターンなどを分析・学習することで、エアコンを自動的にコントロール。
就寝時には、風が体に直接あたるのを抑える「すこやかシャワー気流」で就眠環境をととのえることができます。
また寝室で部屋干しをするという方にはうれしい、「部屋干しモード」も搭載。洗濯物を効率よく乾かすことができます。
「はずせルーバー」という部品を使っているので、メンテナンスも楽々。内部の拭き掃除もお手軽です。
アイリスオーヤマの「KGシリーズ」は、メーカーも「子供部屋・寝室用におすすめ」と紹介している製品です。
どんなところが向いているかというと、とくに特徴的なのは「手元温度」の表示機能です。リモコンが温度計のような役割を果たす機能で、リモコン周辺の温度がエアコン本体に表示されます。
エアコンの設定温度だけでなく、実際の温度を見て子供の過ごしやすい温度か・就寝に適した温度か、といった点が分かるのが魅力です。
「上下左右自動ルーバー」「おやすみモード」なども搭載されているので、ゆっくり徐々に温度が変わりつつ、風は自動で効率よく循環してくれるので睡眠導入が快適に。
またアイリスオーヤマ製品はなんといっても低価格なのがうれしいポイントです。「寝室・子供部屋に必要な機能だけあればいい」という方にとっては、かなりコスパがいいエアコンと言えます。
「寒冷地向けのエアコン」とは、外気温が低い場所でも高いパフォーマンスを発揮できる機種を指します。
通常のエアコンと比べて暖房のパワーが強く60℃以上の温風を出すモデルも。
また室外機に凍結防止ヒーターが入っているため、霜取り運転に入りにくいのが特徴。
寒冷地で「エアコンじゃ冬は越せない」のが常識だったのも「今は昔」です。
寒冷地でおすすめのエアコンをタイプ別で知りたい方は下記の記事をご覧ください!
※画像はAJシリーズ
日立の2022年モデル「メガ暖 白くまくん XKシリーズ」は、北海道電力・東北電力がともに推薦している寒冷地向けのエアコンです。
外気温-15℃の環境でも約60℃の温風を出せるほどのスペックがあり、パワフルな運転が可能。また「ゆか暖」を使えば、足元付近を約36℃まで温めることができるのです。メーカーによれば、室温7℃の部屋が、約11分で足もと約20℃まで温められるそう。
室外機の「霜取り運転」は部屋が寒くなりがちなものですが、XKシリーズは「リバースファンデフロスト暖房」という機能を使い、霜取り運転の時間を約25%も短縮。そもそも2秒に1回というハイペースで気温をチェックしてくれるので、霜取り運転の回数自体を必要最低限に抑えてくれます。
暖房以外にも、「凍結洗浄」「カビバスター」などの便利機能や除湿・冷房機能も充実しています。梅雨・夏の時期もしっかり役立つでしょう。
XKシリーズのエアコンは、それぞれ適応畳数が8~23畳までのモデルがあります。ほかにもメガ暖EKシリーズ、HKシリーズなど全5種のラインアップです。
(※XK以外のシリーズでは対応の外気温が-25℃までとなっています。)
※画像は2020年モデル
ダイキンの寒冷地モデル「スゴ暖」。2022年最新モデルの「DXシリーズ」は、AI自動運転などを備えた最上位機種です。(適応畳数は8~26畳)
最大60℃の高温風に対応、また「ヒートブースト制御」で立ち上がりもスムーズ。
「垂直気流」により、温風が床を伝うようにして部屋に行き渡るため、足元から温まり、風が顔・体に直接当たりません。
室外機設計も優秀で、なんと外気温が最低-25℃まで対応可能!さらに気温が6℃を下回ると、凍結を防ぐために自動で「ドレパンヒーター」を作動させます。
とはいえ気になるのは電気代。そこで2022年モデルに搭載された「パワーセレクト」が便利です。消費する電流に上限を設けることができるので、控えめ運転で省エネすることができます。
また2022年モデルでは、「リニアハイブリッド除湿」という機能がつき、除湿中の温度や除湿量をさらに細かくコントロールできるようになりました。「気温は高くないけど除湿はしたい」という寒冷地ならではのお悩みを解消できます。
DXシリーズ以外にも、クリーン機能にすぐれ寝室・子供部屋に向いているKXシリーズ(適応畳数は6~10畳)もおすすめ。またミドルクラスのモデルとして、適応畳数6~18畳のHXクラスもあります。
※画像は2021年モデル
パナソニックの2022年モデル「エオリア フル暖 UXシリーズ」は、外気温が-25℃の厳冬でも暖かく過ごせる、暖房性能に優れたエアコンです。
最高約60℃の温風吹き出し、また垂直な気流により足元を43℃まで温めてくれます。
「ハイブリッド エネチャージシステム」という機能を採用した室外機は、「アルミ蓄熱機」に熱を溜め、「冷媒加熱ヒーター」でパワフル加熱をするまさにハイブリッドな仕組み。霜取り中もずっと暖かいお部屋で過ごすことができます。
もちろんエオリアシリーズの特徴、「ナノイーX」による空気清浄機能も兼ね備えています。2022年モデルではさらにイオン濃度が上がっているので、従来品以上の空気清浄効果です。
さらに2022年モデルで追加された機能として、冷房の立ち上げスピードをアップする「快速」制御、そして湿度に応じて最適な除湿方法を選択できる「快湿」制御があります。
外気温50℃の猛暑でもパワフルな冷房運転が可能なので、夏にも対応しやすく季節を問わず活躍する1台として進化しました。
UXシリーズは、適応畳数が8~23畳のものまで。奥行がコンパクトになっているTXシリーズは、6~20畳のモデルがあります。
2つの熱交換器を備えていて、片方が霜取り中のときでも、もう片方がしっかり運転してくれる「デュアルオンデフロスト」を搭載しています。
また室温5℃の状態から、たった15分で20℃まで室温を上げる立ち上げの速さも魅力です。
もちろん「霧ヶ峰シリーズ」の特徴であるAI「ムーブアイ」や、優れた「省エネ機能」も兼ね備えています。
FDシリーズの適応畳数はそれぞれ、14~23畳のモデルが登場。
また同じく寒冷地モデルのZDシリーズは、適応畳数8~23畳の機種があります。
暖房器具メーカーとして有名なコロナだからこそ、エアコンの暖房機能も充実しています。それでいて厳選された機能だけにしぼり、低価格でコストパフォーマンスに優れているのが魅力です。
リララのWシリーズは、外気温−25℃にも対応。凍結防止ヒーターによって、能力を下げないままで暖房運転が可能です。
外気温2℃のときには約55℃、外気温-15℃でも約50℃の吹き出し温度になるので、寒冷地でも安定した暖かさを実現できます。
冷房にもこだわりがみられ、天井から降り注ぐような柔らかい冷気で、広範囲にわたって快適な温度に。エアコン冷房による「冷えすぎ」が苦手な方でも快適に過ごせるでしょう。
季節や気温に応じて「再熱除湿」「弱冷房除湿」という2つの方法からどちらかを選択できるので、寒くなりすぎずに快適な湿度をつくりだします。
そのほか部屋干しモードや空気清浄フィルター搭載、電力のセーブ運転などなど……。ユーザー目線で「欲しい」と思う機能だけを厳選しつつ、値段は抑えられた高コスパエアコンです。
省エネ基準達成率 | 評価 |
121%以上 | ★★★★★ |
114%以上121%未満 | ★★★★ |
107%以上114%未満 | ★★★ |
100%以上107%未満 | ★★ |
100%未満 | ★ |
長時間使用するエアコンは、電気代を節約するためにも省エネ性能が付いているものを選びましょう。
省エネ性能を示す基準には「省エネ達成率」と「APF(エネルギー消費効率)」の2種類があります。くわしく省エネ率を比較したいならAPFを見るようにしましょう。
省エネ達成率は省エネ法で設定された目標値をどれくらい達成しているかの値です。目標値は区分ごとに異なるため、区分の異なるエアコン同士の比較はできません。
APFは1年間でどれくらいの電力を消費するかを基準に算出されており、区分に関係なく、APF値が大きいほど省エネ性能に優れているエアコンです。
エアコンにはそれぞれ「kW」で表示される「能力の大きさ」があります。
ここでいう能力とは、エアコンのパワーです。冷房機能であれば、ある一定の室温・外気温で、単位時間ごとに室内から除去できる熱量を示します。暖房機能であれば逆に、加わる熱量を示します。
例えば暖房能力の表示が「6.7(0.6〜11.7)」と表示されていた場合について紹介します。
「6.7」は定格出力を指していて、室内が20℃で外気温が7℃のときに時間単位当たりに加えられる熱量が、6.7kWという意味です。
次に「0.6〜11.7」と書いてある部分は、最小0.6kW、最大11.7kWの能力であるという範囲を示しています。数字の幅が大きいほど能力が高いです。
ただし能力が高いエアコンは、それだけ電力を多く消費することになり、電気代が掛かります。そのため可能な限り、部屋のサイズ・用途に適したエアコンを選びましょう。
具体的にどれくらいの電気代が掛かるかを知りたい場合には「期間消費電力量」をチェックしましょう。
期間消費電力量とは一定の条件でエアコンが1年間に使用する電力量の目安で「kWh」の単位で示されます。ここに1kWhあたりの電気料金を掛けることで、年間の電気代を試算することが可能です。
例えば仮に期間消費電力量が1009kWh、電気料金が26.48円だとすると、年間の電気代はおよそ26,718円と計算できます。
期間消費電力量は東京をモデルにしたある条件の中で測定されている数値のため、地域や使用方法によって電力量は異なります。
あくまでひとつの目安として考えましょう。
エアコンには空気の動きをコントロールできる「気流制御」の機能が付いているものがあります。
上下の角度を動かすのはもちろん、左右のファンで風量を変えたり、人を感知して風が直接当たるのを防いだりすることが可能です。
気流制御を利用すればより効率的に室温を調整でき、利用者が複数人いてもそれぞれに快適な空調を実現できます。
部屋の広さによって、離れた場所まで風の届きが悪いという状況を改善できるでしょう。
高性能なエアコンにはAIを搭載するのがトレンド。
自動運転でも快適な環境にすることが可能で、ユーザーの操作を元にして自動学習していくなど、好みの快適さを実現できるのです。
AIが学習する内容には、例えば次のようなものがあります。
在室時間帯を把握できる機能の場合、帰宅時間に合わせて運転を開始するのはもちろん、電力を最小限に抑えられるようにパワー調整ができます。
運転開始の確認メッセージがスマートフォンに届き、帰宅時間が変化しても快適な室温にしてくれます。
家具の配置が与える影響を考慮できる機能は、自宅に合った最適な気流を検証・調整することが可能です。
花粉などの飛散を天気予報と連動することで予知できる機能などもあり、AI搭載型を選ぶことでより快適な空間をかなえられます。
いまや多くのエアコンが備えている「人感センサー」。人がいる場所を判断して風を送ったり、人が不在であることを把握して風量をコントロールしたりできるので省エネにもつながります。
人がいなくなってから10分ほどで省エネ運転になる機種や、3時間ほど人が不在だと自動で「消し忘れ防止」機能がはたらく機種など、さまざまな機能が付随します。
センサーがあったうえで、機種ごとに「どんなことができるのか」という点を見比べてみましょう。
普通のタイマー機能は、設定した時間にエアコンが自動でON/OFFするというものです。しかし機種によっては、曜日ごとにタイマーの設定時間を切り替えることができます。
たとえば「平日は朝早く家を出るのでエアコンはつけない」という場合でも、「土日はエアコンで快適に過ごしたい」という場合はこの機能が便利です。
スマホのリモコンアプリを併用すれば、万が一「土日だけどお出かけしちゃって、エアコンがつけっぱなしだ……」という事態になっても遠隔操作で解消できます。
除湿機能は特に湿度の高い梅雨・夏場に重宝します。
「除湿機能」とひと口に言っても、いくつか種類があるので注意しましょう。
まず1つめの「冷房除湿」は、冷房運転と同じ仕組みで水分を取り除きます。冷房のために空気の熱を取り除いているわけではないものの、水分を取るために冷やした空気をそのまま送り返すので、部屋が冷えやすくなるのが特徴です。
つぎに2つめの「再熱除湿」は、湿度を下げた空気を温めなおしてから室内に送り返すので、部屋の温度を下げずに湿気を取り除くことができます。ただし空気を熱するぶん、電気代が若干高くなってしまうのが特徴。
そして3つめの「ハイブリッド除湿」です。メーカーによって方式は違うこともありますが、温度を維持したまま除湿することができ、電気代は高くならないのが特徴。つまり上2つのいいとこ取りということです。
ほかにもメーカー独自の除湿方式などもありますが、どの除湿方式を利用すれば快適になりそうかを考えてみましょう。
機種によっては除湿を使った「部屋干しモード」が備えられている場合もあるので、検討してみてください。
Wi-Fiに対応している最新のエアコンであれば、スマートフォンを使って、外出時でも遠隔操作が可能です。
遠隔操作には例えば次のようなものがあります。
リモコンなしで操作が可能なので、在宅時にも便利な機能です。スマートフォンだけでなく、スマートスピーカーと連動させることもできます。
なお本体に最初から無線LANが付いていなくても、Wi-Fiアダプターを装着できる機種があります。その場合は通信設定をすれば、スマートフォンでの遠隔操作が可能です。
空気清浄機能もいまだに根強いトレンド感があります。「ナノイーX」や「プラズマクラスター」など、各社ともに独自の性能を売りにしていますよね。
大きく分けて「イオンを使う方式」と「静電気でホコリをキャッチする方式」とがあります。イオンは菌の活動を抑制してくれるという働き。静電気の場合も、ホコリ中には雑菌やカビなどがたくさん含まれているので、同様に菌を抑制する効果が見込めるでしょう。
またメーカーによっては、高性能フィルターを使うことでホコリや花粉などをしっかりキャッチして、物理的に通さないという方式も。エアコンの空気は循環しますが、フィルターを通ってキレイな空気が排出されます。
自動掃除機能にはグレードにより次の3種類に分かれます。
上位のグレードになるほど掃除は楽になるものの、本体価格・クリーニング代も比例して高くなるため、予算も考慮して最適なものを選びましょう。
最もスタンダードなのは、フィルターのみ掃除するタイプの自動掃除機能です。フィルターはほこりが付着しやすいので、自動掃除機能があると小まめに掃除する手間が省けます。
よりグレードの高いエアコンには、熱交換器に抗菌処理が施されています。
熱交換器とは取り入れた空気の温度を調整する部品です。夏場には結露が起こることでカビが発生するリスクがあり、抗菌処理がされていれば安心でしょう。
ほこりなどを放置しておくと故障や健康にも影響があるため、少なくとも月に2度は手入れをしましょう。
また年に1度はクリーニングを行うことも重要です。エアコンはもともとカビが生えやすい構造であり、自動掃除機能付きエアコンはさらに内部が複雑です。
1年もたてば通常の掃除では取りきれない汚れが付着しますので、業者に依頼してクリーニングすることをおすすめします。
この記事でもたくさんハイスペックなエアコンが登場しましたが、「高機能なほうがいいけど、なるべく安く買いたい」というのが本音ではないでしょうか。そこでなるべく安くエアコンを買うためのコツを紹介します。
エアコンを安く購入するなら、1つ以上前のモデルがオススメです。
安くてもなるべく高機能なものを選ぶのであれば前年モデルを選びましょう。1年のあいだに追加される機能は、どのメーカーも多くて1~3つくらいなので、最新機種とほぼほぼ変わらない性能になることが多いです。
とにかく安くしたい、という場合はもう少し前に発売された型落ちモデルを購入しましょう。家電量販店では、型落ちエアコンを売り切るためにセールをおこなうことも多いです。
1年以上前に発売された型落ちモデルのエアコンは、「新モデルの発売後」に安くなっていきます。
エアコンのグレードによって特価セールになる時期は分かれると言われていて、それぞれ上記の時期に安く買うことができます。
とくに高性能エアコンのセールを狙う場合は、あらかじめスペックや機能について調べておき、セール価格に見合っているかどうかを判断してみましょう。
エアコンを購入する場合、中古エアコンはあまりオススメできません。そもそもエアコンは寿命が10年程度に設計されていて、一般家庭では長くても13年以内に故障するケースが多いです。中古エアコンだと最低でも5~6年は使用したものが多く、寿命は約半分になってしまいます。
また「いつ製造されたエアコンか」という点も大事です。10年以上前のエアコンはそこまで省エネ性能が高くないので、電気代がかかることでトータル費用が高くなってしまう可能性があるのです。
取り付け時にはガス補充が必要となるケースも多く、設置費用が高額になってしまうケースもあります。これらの点から、新品のエアコンを購入するほうがオススメです。
エアコンの取り付けにかかる費用は、エアコンの性能やサイズによって異なります。一般的に、適用畳数が大きいほど費用も高いです。
これに加えて、追加工事でオプション料金が発生します。
たとえば既存のコンセントでは新しいエアコンに対応できないときや、室外機までの距離が遠いとき、また配管カバーを設置するときなどはオプション料金がかかるのです。
取り付け費用の詳細は以下の記事でも詳しく解説しています。
この記事では、2023年おすすめエアコンをメーカーごと、リビング・寝室などの部屋ごと、また寒冷地モデルなどに分けて計18製品を紹介してきました。
どれも高機能なので、自分の求める機能があるかどうか、また部屋の用途に合っているかどうかを比較・検討して納得の1台を購入しましょう!
また「購入したエアコンの取り付けに失敗したくない」という方もいるかと思います。その場合は家電量販店で施工してもらうよりも、自分で質の高いプロを探してみるのがオススメ。
ミツモアは簡単な質問に答えるだけで、無料で最大5件の見積もりを受け取ることができます。詳しい見積もりの内容、相談はチャットで行うことができます。依頼する事業者が決まったら、決定ボタンを押すだけ!手数料は無料です。
まずはミツモアで見積もりをもらってみませんか?