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エアコンの電気代を賢く節約しよう!使い方や併用アイテムを紹介

最終更新日: 2021年11月03日

エアコンを効率よく使えば、電気代を節約することができます。1カ月にかかる電気代の算出方法から、冷房・暖房の電気代の違いと冷房・除湿の電気代の違いを解説します。操作や掃除などエアコンの節約術を実践し、エアコンの電気代を上手に抑えましょう。

エアコンの電気代はいくら?

運転中のエアコン

エアコンを使う季節になると、電気代が気になるものです。1カ月にかかる電気代の計算方法から、冷房と暖房、冷房と除湿の電気代の違いをみていきましょう。

1カ月にかかる電気代の計算方法

エアコンの電気代を計算するためには、エアコンの消費電力と電気の料金単価が必要です。消費電力は、エアコンの説明書に記載されています。電気の料金単価は電気会社の契約によって異なるため、検針票などで確認しましょう。

まずは1時間にかかる電気代を算出します。そこに1日の使用時間と、1カ月の使用日数を乗算すれば1カ月にかかる電気代が分かります。

  • エアコン1時間の消費電力×使用時間×料金単価=エアコン1時間の電気代
  • エアコン1時間の電気代×1日の使用時間×1カ月の使用日数=エアコン1カ月の電気代

エアコンの機種によっては、料金単価を設定すればかかった電気代を表示してくれる機能が付いています。確認して活用しましょう。

冷房と暖房の電気代の違い

エアコンは実際の部屋の温度と設定温度の差が大きければ大きいほど、電力を消費します。そのため、一般的には暖房の方が電気代が高くなります。

冷房稼働時の設定温度を28度、気温を31度としましょう。エアコンが室温を28度にするためには、温度を4度下げることになります。一方、暖房稼働時の設定温度を20度、気温を6度とした場合、エアコンは温度を14度上げなければいけません。

エアコンは電源を入れてから設定温度になるまでの間、もっとも活発に稼働し、電力の消費が大きくなります。設定温度と外気温の差が大きいと、設定温度になるまで時間がかかるため、暖房の方が電気代がかかるのです。

冷房と除湿の電気代の違い

エアコンの冷房は空気を冷やす機能です。室内機の熱交換機をガスで冷やし、部屋の空気を通すことで冷たい風を出しています。

除湿機能は湿気を取り除いて、乾燥した空気を室内に送る仕組みです。そのため一般的な除湿機能の「弱冷房除湿」で運転すると、部屋の温度も下がります。

「弱冷房除湿」の場合は、冷房よりも電気代が安くなります。名前のとおり弱い冷房をかける状態になるため、消費電力が低いのです。

エアコンの上位機種には「再熱除湿」機能が付いているものもあります。除湿して冷たくなった空気を、温めてから部屋に送る機能です。弱冷房除湿に空気を温める分の消費電力がかかるため、再熱除湿は電気代が高くなります。

電気代を安い順に並べると、以下のようになります。

  1. 弱冷房除湿
  2. 冷房
  3. 再熱除湿

室温によって弱冷房除湿と冷房を使いわけるとよいでしょう。

エアコンの節約術「操作編」

エアコンをリモコンで操作する様子

エアコンは運転モードや設定温度、風向きを調節することで電気代を節約することができます。詳しくみていきましょう。

自動運転にする

「エアコンを使うとき、微風や弱風にしておけば節約になるのでは?」と勘違いしてしまいがちですが、実は「自動運転」のほうが節約になります。エアコンの消費電力が大きくなるのは、設定温度になるまでの間だからです。

自動運転では一気に設定温度まで冷やしたり温めたりします。室温が設定温度になった後は、微・弱風もしくは送風に自動で切り替わります。短時間で設定温度にし、その後は温度を保つように運転するため、結果的に消費電力が抑えられるのです。

微風や弱風で運転すると、設定温度になるまでに時間がかかります。時間がかかる分消費電力が増え、自動運転よりも電気代がかかってしまうのです。

設定温度を見直す

環境省は資料で、エアコンの温度を冷房の場合は1度上げる、暖房の場合は1度下げることにより、消費電力が約10%削減できると示しています。

資源エネルギー庁が推奨する室温の目安は、冷房時は28度、暖房時は20度です。推奨されているのは「室温」であり、「設定温度」ではないことに注意しましょう。部屋に温度計を設置し、推奨された室温を目安に設定温度を変える必要があります。

参考:経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ行動と省エネ効果」

参考:環境省 温室効果ガス排出抑制等指針 空調設定温度・湿度の適正化

風向きを調節する

エアコン代を節約するために、空気の性質を理解しエアコンの風向きを調節しましょう。空気を冷やす夏と、空気を温める冬では風向きを変える必要があります。それぞれについてみていきましょう。

エアコンを冷房運転する場合、風向きは「水平」もしくは「上向き」がおすすめです。冷たい空気は下にたまる性質があるため、水平か上向きに風を送ることで、冷気がムラなく部屋に広がります。

暖房の場合は、水平に対して「60°以上下向き」にしましょう。暖かい空気は上がっていく性質があるためです。

エアコンの節約術「アイテム編」

サーキュレーターとエアコン

エアコンを運転するときは、アイテムを併用することで冷暖房の効きがよくなります。ポイントは室内の空気を循環させつつ、外気の影響を受けにくくすることです。

サーキュレーターを置く

エアコン代の節約アイテムとして欠かせないもののひとつに、サーキュレーターがあります。サーキュレーターとは直線的な風を起こし、室内の空気を循環させる家電製品です。サーキュレーターがない場合は、扇風機を使ってもよいでしょう。

エアコンの風向きを調整し、サーキュレーターで空気を循環させることにより、部屋の温度を均一にします。部屋の中で温度差がなくなれば、エアコンの温度を上げ下げする必要がなく消費電力が安定し、節電につながるのです。

窓に断熱アイテムを使う

窓に貼ることで外気を遮断し、部屋の温度を保つ効果がある「断熱シート」を使うと、エアコン代の節約につながるためおすすめです。断熱シートを貼ることで窓とシートの間に空気の層ができ、熱を遮断します。

断熱シートには、梱包材のプチプチを窓に貼るタイプにしたものやフィルムタイプのもの、マットタイプなどいろいろな種類があります。ホームセンターや通販、100均で購入することができるため、好みのものを取り入れしょう。

また断熱シートと同じく、窓から室外の熱気や冷気をカットする「断熱カーテン」や「遮熱カーテン」もおすすめです。どちらも特殊な生地や裏地により、熱をとおしにくくなっています。カーテンの長さは床につく程度の長さにし、熱の出入りが起きないようにしましょう。

冬は加湿器も使う

暑い日は気温が同じでも、湿度が高いと余計暑く感じます。理由は湿度が体感温度に影響するためです。冬にエアコンを使うときに加湿器を併用ことで、寒さを感じにくくなります。

元々冬は湿度が低いですが、エアコンをつけることでさらに空気が乾燥します。喉や肌が乾燥し、健康や美容にも悪影響を及ぼすため、体のためにも加湿器の併用がおすすめです。

エアコンの節約術「掃除編」

エアコンフィルター掃除

フィルターや室外機を定期的に掃除することで、エアコンの効きがよくなります。掃除方法について見ていきましょう。

エアコンフィルターを掃除する

エアコンの電気代を節約するために、フィルターを小まめに掃除しましょう。フィルターにほこりがつまって汚れると、冷暖房の効果が弱くなるためです。毎日エアコンを使っている場合は、2週間に1回を目安に掃除しましょう。

フィルターの洗い方

  1. エアコンのカバーを開いてフィルターを外す
  2. フィルターの表側から優しく掃除機をかけ、ほこりを吸う
  3. フィルターの裏側からシャワーを当てて水洗いする
  4. タオルで優しく挟み込んで水気を拭きとる、もしくは陰干しする

フィルターは表から裏に空気を通すため、表側にほこりが付きます。ほこりの付き方を考慮して手入れしましょう。汚れがひどい場合は、中性洗剤と歯ブラシを使って洗うときれいになります。

室外機の周りを掃除する

室外機は雨風に強く、メンテナンスが不要という前提で作られています。しかし室外機の状態もエアコンの冷暖房効果や消費電力に関係するため、掃除や日よけ対策をするとよいでしょう。

自分でできる室外機の掃除方法は、ほこりの吸引です。フィンやカバーなどに付着しているほこりが多くない場合は、掃除機で吸い取ります。次に歯ブラシで細かいほこりを払い、もう一度掃除機をかけて終了です。

また夏は気温と日差しで室外機自体が熱を持ち、消費電力が増え電気代が上がりやすくなります。節電のためには、室外機にすだれを立てかけたり、専用の日よけカバーを付けたりする対策が必要です。

プロへ依頼して掃除してもらう

室内機のフィルター掃除や室外機のほこりを吸い取るだけでは、内部の汚れはきれいになりません。

エアコンの風がかび臭い場合や、目視できる場所にかびやほこりがある場合はプロに依頼して掃除してもらいましょう。知識の豊富な専門業者に依頼すれば、エアコンを分解し、高圧洗浄機などで内部までしっかり掃除してもらえます。

専門業者に依頼する場合は、複数の業者から見積もりを取りましょう。料金とサービスを比較することで、納得のいく業者に依頼することができます。

相見積もりを簡単に取得したいときは、ミツモアの利用がおすすめです。ミツモアならサイト上で簡単な質問に答えるだけで、無料で最大5件の専門業者から見積もりが届きます。

エアコンの種類 価格相場
壁掛けタイプ(お掃除機能なし) 8,000~12,000円
壁掛けタイプ(お掃除機能付き) 13,000~18,000円

オプションで「消臭抗菌コート」や「室外機洗浄」のサービスをしている業者もあります。見積もりの際に確認しましょう。

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エアコンの節約術「買い替え編」

エアコン

10年以上前の古いエアコンを使っている場合、新しいエアコンへの買い替えが節約につながります。その理由とエアコンの選び方の解説です。

最新機種に買い替える

エアコンの寿命は、一般的に10年とされています。経済産業省環境エネルギー庁によると、2009年製のエアコンに比べ2019年製のエアコンは、約17%省エネです。

単純に電気代だけで見ると、エアコンを買い替える方が高くつくようにみえるでしょう。しかし10年経過したエアコンは、経年劣化によりさまざまな問題が生じます。

問題とは室内機の送風ファンや室外機のコンプレッサーの故障による異音や、ドレンホースのつまりによる室内機の水漏れ、冷媒ガス不足による効きの悪さです。これらの場合修理対応になります。

冷暖房の効きが悪い間は消費電力が大きくなる上に、修理代もかかるため、エアコンの不調を感じたら買い替えが結果的に節約につながるのです。

また修理に必要な部品のメーカー最低保有期間は10年と定められています。10年以上前から使っているエアコンは、故障しても修理できない可能性が高いということです。

参考:Panasonic

参考:経済産業省 環境エネルギー庁 省エネポータルサイト

部屋の広さに合わせて選ぶ

部屋の大きさに対して能力が低いエアコンは、消費電力が大きく電気代が高くなってしまいます。部屋の広さも考慮しながら適切な能力のエアコンを選びましょう。

エアコンを探すときは「畳数の目安」を参考にしますが、この「畳数」には注意が必要です。「11~17畳」とされている場合、「11~17畳の間ならどんな部屋でもOK」というわけではありません。

畳数はの目安は「木造住宅~鉄筋コンクリート造」の数字で、「木造住宅は11畳、鉄筋コンクリート造は17畳」という意味です。日当たりが悪く冷えやすい部屋や、窓が大きく室温が外気に左右されやすい部屋の場合は、実際の畳数より大きいものを選ぶとよいでしょう。

エアコンの節約術「その他編」

エアコン

紹介してきた節約術以外にも、エアコンの電気代を節約する方法はあります。それぞれの方法をみていきましょう。

夏は換気を行う

夏は部屋に熱気がこもります。換気をして室内の熱を外に逃がすことで、エアコンの電気代を節約することができます。

部屋の間取りにもよりますが、できれば2か所、対角の位置にある窓を開けると効率よく換気できます。サーキュレーターや扇風機を窓の外に向けて使うと、窓が1か所でも室内の熱気が外に逃げやすくなるため、おすすめです。

電気会社を変える

これまで家庭の電気は、各地域の電力会社だけが販売しており、選択肢はありませんでした。しかし2016年の4月から、電気の小売業への参入が全面自由化されたため、現在は電気を購入する事業者を自分で選択することができるのです。

さまざまな電気事業者が独自の料金プランやサービスを打ち出しているため、ライフスタイルに合ったプランを選べば、電気代を節約できます。長時間エアコンを稼働させる場合、電力会社の変更を検討してもよいでしょう。

エアコンを効率よく使って節約しよう

エアコン業者

エアコン代を節約するためには、夏は室温28度・冬は20度に設定し、自動運転にすることがおすすめです。風向きを調整し、サーキュレーターで空気を循環させることで、室温が均等になります。

フィルターの掃除の頻度は、2週間に1回行いましょう。汚れがひどい場合はプロに掃除を依頼することで、冷暖房の効きがよくなります。

エアコンを効率よく使って、電気代を節約しながら快適な生活を送りましょう。

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