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エアコンクリーニングの頻度は1~2年に1回が目安!自分で掃除する頻度も解説

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最終更新日: 2024年04月16日

エアコンは自分でフィルター掃除をするほかに、定期的にプロに依頼してクリーニングをしたほうがよいといわれています。

とはいえ安くない金額を払ってクリーニングをしてもらうなら、どれくらいの頻度で依頼しなければならないのか気になりますよね。

適切なエアコンクリーニングの頻度や、クリーニングを依頼すべきタイミングについて解説します。

エアコンの掃除・クリーニングの理想的な頻度は?

エアコンのクリーニングや掃除はどれくらいの頻度で行うのが適切なのかをまとめました。

部位 掃除頻度 自分でできるか
フィルター 2週間に1回
室外機 半年に1回 ○(外側のみ)
内部(ドレンパン・送風ファン等) 1~2年に1回 ×

エアコンの日常的なお手入れでやるべきことは、主にフィルターのホコリ取りです。エアコンを使うシーズンは2週間に1回くらいのペースでフィルターを掃除しましょう。

室外機はエアコンが必要なシーズンが始まる前に汚れていないかどうか確認し、ゴミやホコリの除去や周辺の片付けを行ってください。

エアコン内部も使っているうちに汚れますが、自分で掃除すると故障や不具合のリスクがあります。1~2年に1回を目安にエアコンクリーニング業者に依頼して洗浄してもらいましょう。

フィルター掃除の頻度は「2週間に1回」が目安

エアコンのフィルターを掃除する理想的な頻度は「2週間に1回」です。これは多くのエアコンメーカーが掃除頻度の目安として公式サイトで解説している情報です。

高頻度に感じるかもしれませんが、毎日エアコンを使った場合、あっという間に大量のホコリが付着します。フィルターにホコリが溜まると、エアコンの効きが悪くなるだけでなく、内部でのカビ繁殖にもつながってしまうので、とにかく溜めないことが大事です。

エアコン内部にカビが生えると、吹き出された風に含まれるカビの胞子が健康被害を引き起こす可能性があります。運転効率も悪くなるので、温度調整に時間がかかったり、電気代が上がったりするリスクもあります。

お掃除機能付きエアコンの掃除頻度は?

お掃除機能付きエアコンは自動でフィルターに付いたホコリを取ってくれるので、2週間に1回のフィルター掃除は必要ありません。

ただしダストボックスのゴミ取りは自分で行う必要があります。シーズンに1回はホコリの溜まり具合を確認してゴミを排出しましょう。

室外機の掃除の頻度は「半年に1回」が目安

室外機は屋外に設置する前提で作られているので、雨風や汚れには強く、フィルターほどこまめに掃除する必要はありません。

室外機の掃除頻度の目安は「半年に1回」です。夏・冬にエアコンを使い始める前の5~6月ごろと10~11月ごろに汚れ具合をチェックし、必要そうであれば掃除を行いましょう。

室外機の周りに物が置いてあるとうまく熱を放出することができず、運転効率が落ちます。室外機の前後や上部を片付けましょう。

ホコリやゴミ、落ち葉が吹き出し口や吸い込み口に詰まっている場合は、掃除機で吸い取ったり、ホウキや歯ブラシでかき出したりしましょう。放置するとエアコンの効きが悪くなることがあります。

内部クリーニングの頻度は「1~2年に1回」が目安

自分で掃除できる範囲はフィルターや吹き出し口、室外機の外側のみです。熱交換器、送風ファン、ドレンパンなど内部の洗浄はプロのエアコンクリーニング業者に依頼しましょう。

プロにエアコンの内部クリーニングをしてもらう理想的な頻度は「1~2年に1回」です。

エアコンメーカーは「定期的に行う必要はなく、カビや汚れが気になったらエアコンクリーニングを依頼してください」と案内しています。エアコンの使用に影響が出るくらいカビや汚れが蓄積するまでの期間として、だいたい1~2年が一般的な目安です。

各エアコンメーカーが推奨する頻度

代表的なエアコンメーカーは、公式サイトでフィルター等の掃除頻度の目安を以下のように紹介しています。

メーカー お手入れの頻度
三菱電機(霧ヶ峰 等) ・毎日使っている場合:2週間に1回
・たまに使用する場合:月に1回
日立(白くまくん 等) ・フィルター:2週間に1回(「自動フィルター掃除」機能を搭載していない場合)
・ホコリキャッチャーやダストボックス:1年に1回
ダイキン(うるさら 等) ・フィルター:2週間に1回(お掃除機能なしの場合)
・外側・前面パネル:汚れが気になったら
・ダストボックス:ランプが点灯したら
・ストリーマユニット:シーズンに一度
SHARP ・フィルター:2週間に1回(自動掃除運転を使用していない・搭載していない場合)
Panasonic(エオリア 等) ・2週間に1回(「フィルターおそうじ運転機能」がない機種)

エアコンの使い方によって適切な掃除の頻度は変わる

前述の通り、エアコンクリーニングをしたほうが良いくらいにカビや汚れが溜まるまでの期間は1~2年が目安ですが、エアコンの設置環境や使い方によっても汚れが溜まるスピードは大きく変わります

一般的な頻度にとらわれすぎず、自宅のエアコンの状態に合わせて検討しましょう。

エアコンが特に汚れやすいのは、以下のような環境や使い方の場合です。1週間に1回のフィルター掃除を習慣づけ、1年に1回のエアコンクリーニングを検討しましょう。

  • 室内でペットを飼っている
  • 室内でタバコを吸っている
  • エアコンがキッチンの近くに設置してある
  • 冷房運転の設定温度をかなり低くしている
  • エアコンの使用時間が長い

喫煙している部屋のエアコンは、フィルターがタバコの煙を吸い込むのでヤニ汚れが付着し、臭いが発生しやすくなります。

ペットの抜け毛も、ホコリなどと一緒に吸い込まれてエアコンのフィルターに付着しやすいです。

キッチン近くに設置している場合は、油を含んだ空気を吸い込むことで、フィルターが汚れやすいです。油はホコリとくっつきやすく、放置しているとネバネバした汚れに変化し、かなり落としにくくなってしまいます。

エアコンは使用時間が長いほど多くの空気を吸い込むので、ホコリの付着量も増えます。

たとえば「出社勤務なので平日の日中はほぼエアコンを使わない」場合は、2週間に1回の頻度でフィルター掃除してもよいでしょう。しかし「在宅ワークで24時間つけっぱなし」であれば、1週間に1回ほどのペースでフィルター掃除がおすすめです。

すぐにエアコンクリーニングを行ったほうが良いケース

ひどい汚れや効きの悪さなどの症状があらわれる前にエアコンクリーニングを行うのが理想ではありますが、定期的に依頼するのは金銭的にも時間的にもハードルが高いものです。

1~2年に1回のペースでクリーニングを行うのが難しい場合は、エアコンに以下のサインがあらわれたらクリーニングを依頼するようにしましょう。

エアコンの風から嫌な臭いがしている

エアコンから出てくる風が臭いと感じる場合、エアコン内部で臭いの原因となるカビや雑菌が繁殖している可能性があります。

酸っぱい臭いや、生乾きのような臭いがするときは、目に見える場所にカビが生えていなくても、エアコン内部がかなり汚れた状態であると考えたほうが良いです。内部は部品を外して高圧洗浄しないときれいに汚れがとれないので、クリーニングを依頼したほうが良いでしょう。

またエアコンがキッチンと同じ部屋にある、室内でタバコを吸っているというケースは、ホコリやカビだけでなく油汚れやヤニ汚れがついており、そこから臭いが発生している可能性もあります。このような内部の油性汚れも自分で掃除するのが難しいです。

吹き出し口やその奥がカビで汚れている

エアコンの吹き出し口や、その奥に見える送風ファンにカビが生えているのが見えたら、目に見えない内部も既にカビだらけになっている可能性が高いです。

奥の様子が見づらい場合は、吹き出し口からライトなどを当てて覗いてみましょう。

外側から見えない部分のカビや汚れはエアコンクリーニングを依頼してきれいにすることをおすすめします。

エアコンを付けると咳やくしゃみなどの症状が出る

エアコンを作動させると喉が痛くなったり、咳やくしゃみが出たりと体調に影響が出る場合は、エアコンの風に乗って内部のカビやホコリ汚れが部屋に舞っているかもしれません。

そのまま放置していると、ぜん息や肺炎などもっと重いアレルギー性の病気に悩まされるリスクもあります。エアコン内部には生存力が高く、アレルギーの原因となりやすいアスペルギルス属のカビが多く存在しています。

エアコンを何年もクリーニングしていないとどうなる?

エアコンをクリーニングせずに何年も汚れを放置していると、おもに以下のような悪影響が起きるリスクがあります。

エアコンの風から臭いが発生する

長い間エアコンクリーニングをしていないと、内部にホコリやカビ、雑菌が蓄積していきます。これらがエアコンの送風とともに室内に排出されると、嫌な臭いを感じることがあります。

冷房や除湿を使い終わったあとのエアコン内部は、水が発生します。そうなるとカビが生えるための「温度」「湿度」「ホコリ・汚れ」の3つの条件がそろってしまうのです。

エアコンの臭いに困っていた事例

・評価:★★★★★5
・エアコンの機種:日立「白くまくんシリーズ」
・依頼したプロ:野村空調設備
設置して10年経つエアコンからカビ臭いが漂うようになり、初めてエアコンクリーニングを検討しました。自動掃除機能付きで高額な見積もりが多い中、良心的な料金で対応頂きありがたかったです。しかも2台。日立製の自動掃除機能付きのためか思った以上に時間を要してしまったので逆に申し訳ない気持ちにもなりました。今度は掃除機能無しでも、お願いします。
・評価:★★★★★5
・エアコンの機種:日立「白くまくんシリーズ」(お掃除機能付き)
・依頼したプロ:lacima
エアコンを取り付けてから4年位、1度も洗浄していなかったので、臭いも気になり、依頼しました。
深夜に依頼したにも関わらず、とても早い返信で予定もたてやすかったです。
来ていただいて洗浄も短時間で終わり臭いもなくなり、何も気にせず赤ちゃんを安心して寝かせれる様になりました。
いただいた名刺でホームページを見させてもらいました。今回はエアコンの洗浄でしたが他にもやってもらいたい所もあったので、また依頼したいと思います。

アレルギーなど健康への影響が出やすくなる

エアコンに溜まりやすいホコリやハウスダスト、カビはアレルギーを引き起こす原因です。

これらの汚れが含まれたエアコンの風を吸い込んでいると、皮膚のかゆみや咳、くしゃみなどのアレルギー症状を引き起こす可能性があります。放置していると、より重度な「肺アスペルギルス症」というカビによる肺炎を引き起こすリスクもあります。

特に小さなお子さんや高齢者、アレルギー体質の方がいる家庭は注意しなければなりません。

健康への影響が出ていた事例

・評価:★★★★★5
・依頼したプロ:オールクリーン
部屋を借りて3年ほど、備え付けのエアコンを使ってました。今月に入ってから咳や喉の痛みなどの体調不良が続き、医師の診察を受けるも改善は見られず悩んでいると、エアコンの汚れに気づきました。そういえばロクに手入れもしてないし、なんか吹き出し口に黒カビも見えるぞって事で、原因はエアコンだと推察。近所の清掃業者を検索し、見積もりを取ったところ、値段的には最安値では無いものの、一番早く予約が取れるとの事で依頼。しっかり綺麗にしてくれました。完治はまだですが、体調も戻りつつあります。ありがとうございました。
・評価:★★★★★5
・エアコンの機種:壁掛けエアコン
・依頼したプロ:和田
エアコンから出てくる汚い空気で鼻水やくしゃみが出ていたので、掃除を依頼しました。自分ではフィルターの掃除しかやった事がなく、10年以上放置していたのが綺麗になり、室外機からもホコリのかたまりが沢山でてきていて、見るからに綺麗になりました。
気さくで感じの良い方が来て下さり、やりがいを持ってとても綺麗にしてくれました。
ありがとうございました。

部屋が冷えにくく/暖まりにくくなる

フィルターや内部に汚れがたまっていると、エアコンの空気の循環や熱交換の効率が下がります。

そうなると一度に暖めたり冷やしたりできる空気の量が減り、「設定温度を下げても涼しくならない」「設定温度が高いのに部屋が暖まるまでに時間がかかる」状態になります。

エアコンの効きが悪くなっていた事例

・評価:★★★★★5
・エアコンの機種:ダイキン「うるさらシリーズ」(お掃除機能付き)
・依頼したプロ:株式会社ワカタケ産業
今年で4年目のリビングのエアコンの効きが悪く、合わせて3台のクリーニングをお願いしました。
いらっしゃった方はお一人でとても誠実な感じの方で、てきぱきと手際よくお掃除されていて、安心してお任せできました。
エアコンのお手入れ方法などもいろいろ教えていただき、ありがたかったです。
クリーニング後はエアコンの効きがとてもよくなって驚いています。
今回お手入れの大切さを実感しましたので、これからはちゃんとお手入れをして、定期的にクリーニングもお願いしようと思います。
・評価:★★★★★5
・エアコンの機種:壁掛けエアコン
・依頼したプロ:アイ・コーポレーション東京狛江店
エアコンの効きが悪くなり、2年以上掃除をしていなかったためクリーニングを依頼しました。
当日でしたがスムーズにご連絡いただき、きれいにしていただきました。エアコンの仕組みも説明していただき、わかりやすかったです。
クリーニング後、エアコンの風量が上がり、効きもとても良くなりました。
ありがとうございました。

電気代が高くなる

前述の通り、エアコンは汚れが溜まることによって運転効率が落ち、設定温度に到達するまでに時間がかかるようになります。

その間エアコンはフルパワーで稼働するので、電力の消費量も増え、電気代も上がってしまいます

なかなか部屋が冷えない(暖まらない)ことで設定温度をさらに極端に下げたり上げたりしてしまう人も多いですが、これも電気代を上げる原因の1つです。

電気代が高くなった事例

・評価:★★★★★5
・エアコンの機種:パナソニック「Eolia(エオリア)シリーズ」
・依頼したプロ:株式会社クリーントライヴ
清掃後のエアコンは見違えるように綺麗になりましたし、埃や汚れが完全に取り除かれ、気持ちよく使える状態になりました。
そして、清掃後もエアコンの効果が長持ちしていることに驚きました。以前は冷房や暖房の効きが悪く、電気代も高かったのですが、清掃後はスムーズに温度調節ができ、電気代も節約できています。
また、作業後の掃除もしっかりと行ってくれたので、部屋中に埃が飛び散ることもありませんでした。
清潔さの維持や効果の持続を考えると定期的な清掃が必要ですが、クリーントライブさんにお願いしようと思います。
・評価:★★★★★5
・エアコンの機種:富士通「nocria(ノクリア)シリーズ」
・依頼したプロ:マッスルクリーニング
エアコンのファンにカビが発生していくら風量をあげても風が出ず温度を下げてばかりで電気代も沢山かかってました。
なので今回マッスルクリーニングさんにエアコン掃除を依頼しすごくキレイにして頂きました!
エアコンパーツの分解から清掃までスピーディで対応もとても丁寧!
清掃後の汚水は見るも耐えない汚れであんなに汚れている中でエアコンを使っていたんだなと実感しました。
この度はありがとうございました!

室内機から水漏れする可能性がある

エアコン室内機から水漏れを経験したことがある人は、意外と多いようです。その要因のひとつとして、汚れの詰まりが挙げられます。

冷房・除湿を使ったときに発生する水滴は、「ドレンパン」という受け皿に落ちて、「ドレンホース」という排水管から流れていきます。このときに水と一緒に流れた汚れがホース内部で詰まることにより、水が逆流してきてしまうのです。

もちろん内部のホコリだけが原因ではなく、ドレンホースの排出口から虫が侵入するケースなどもありますが、フィルター掃除して水漏れする原因を予防しましょう。

水漏れしていた事例

・評価:★★★★★5
・エアコンの機種:ダイキン「うるさらシリーズ」(お掃除機能付き)
・依頼したプロ:おうちのミカタ
6年前に購入したエアコンは一度もクリーニングしなかったので、水漏れや外から見ても分かるカビが気になっていました。
おうちのミカタさんは、社名が気に入ったのと料金が良心的だったのでお願いしました。メールの対応も迅速で、清掃員の方はとっても感じの良い方でした。
お掃除機能付きエアコン1台とノーマル3台を、丁寧かつ手早くキレイに、ピッカピカの新品同様に仕上げてくれました。
取り外したカバーや部品を、お風呂場ではなく作業スペース内でピカピカにしたのには、さすがプロの仕事だなぁと感心しました。このクオリティでこのお値段は、超ラッキー!本当にありがとうございました!
来年もまたお願いしたいですね。

故障しやすくなる

エアコンが汚れて運転効率が下がると、フルパワーで稼働することで負荷がかかり、故障や不具合のリスクが高まります

また稀なケースですが、フィルターを通過してしまった小さなゴミが、電飾パーツに入り込んで故障してしまうこともあります。エアコン修理が必要になるので、思わぬ出費を防ぐためにも定期的なエアコン掃除が大切です。

エアコンクリーニングをプロに依頼するときのポイント

エアコンは自分で掃除するのに加えて、1~2年に1回ほどプロの事業者にエアコンクリーニングを依頼するのがおすすめです。

どのタイミングで、どのように依頼するのがお得なのか解説します。

エアコンクリーニングに最もおすすめな時期は「10~11月」

エアコンクリーニングに最もおすすめな時期は、エアコンをよく使うシーズンである夏が過ぎた10~11月です。その理由は主に以下の通り。

  • 夏の冷房運転でカビが生えている可能性が高いから
  • 予約の取りやすい時期だから
  • 繁忙期よりも安い金額で依頼できることが多いから

エアコンが最も汚れるのは、冷房や除湿で運転しているとき、つまり夏です。冷房・除湿モードを使うとエアコン内部で結露が発生するので、カビが生えやすくなります。

一方、冬の暖房運転ではカビは発生しにくいです。夏の終わりにエアコンクリーニングをすることで、カビがなく清潔な状態でエアコンを使い続けられます。

エアコンクリーニングの繁忙期は6~8月です。暑くなってきて久しぶりにエアコンを付けたときに、カビ臭さやホコリっぽさなどの異常を感じて依頼するケースが非常に多く見られます。

みんなが同じように依頼をするので、6~8月はエアコンクリーニング業者の予約もいっぱいになりやすく、料金が高くなりやすい時期です。予約が数週間先になり、しばらくカビの生えたエアコンを使わなければならないこともあります。

繁忙期を避けて依頼すれば、希望通りの日程で予約がとりやすく、割引なども効きやすいです。

エアコンクリーニングの料金相場

エアコンクリーニングをプロの事業者に依頼するときの料金目安は以下の通りです。

メニュー 料金の目安
壁掛けエアコン1台 7,000~12,000円
壁掛けエアコン1台(お掃除機能付き) 16,000~20,000円
天井埋め込み式エアコン1台 17,000~25,000円
消臭抗菌コートオプション 1,000〜2,000円
室外機の洗浄オプション 3,000~4,000円

上記の料金は通常の分解洗浄(一部部品の取り外し・高圧洗浄)を行ったときの料金です。

部品を取り外す完全分解洗浄を行う場合は、これよりも1万円程度高くなります。

クリーニング料金の決まり方については以下の記事で解説しています。

エアコンクリーニングを安く依頼するポイント

定期的にエアコンクリーニングを依頼するとなったら、かかる費用はなるべく安く抑えたいですよね。

エアコンクリーニングの料金を安くするコツをいくつか紹介します。

  • エアコンクリーニングの繁忙期を避けて依頼する
  • 複数の事業者から見積もりを取って料金・口コミを比較する
  • 地域密着型の個人事業者に依頼する

エアコンクリーニングはエアコンをよく使う6~8月ごろに依頼が殺到します。この時期は予約がすぐに埋まり、料金も高くなりやすいです。

また、エアコンクリーニングサービスには定価がないので、事業者によって料金設定にも差があります。同じ条件で複数の事業者から見積もりを取り、料金を比較するとよいでしょう。

傾向としては、全国展開の大手事業者よりも地域密着型の個人事業者のほうが料金が安いことが多いです。サービス品質が不安な場合は、口コミ評価を確認しましょう。

エアコンクリーニングの見積もりを依頼する

エアコンクリーニングの頻度をなるべく下げるコツ

定期的なエアコンクリーニングが望ましいとはいえ、お金もかかるので、なるべくクリーニング回数を抑えたいと思われる方も多いのではないでしょうか。

エアコン内部の汚れを予防し、クリーニング回数が少なくても清潔な状態を保つために普段から心がけることを解説します。

こまめに部屋の換気・掃除をする

エアコンは室内の空気を中に取り込んで吐き出すので、「吸い込む空気がきれいなら、フィルターにも汚れが付きにくい」といえるでしょう。

部屋の空気が入れ替わらないと、ホコリやハウスダストがどんどん積み重なっていきます。定期的に窓を開けて換気を行いましょう。

ただし風が強い日や、花粉が飛来する時期には無理して換気をする必要はありません。部屋にホコリや花粉が入ってきて、逆にアレルギー症状に悩まされてしまう可能性があります。

また、床や家財にもホコリが積もっていくので、こまめに掃除機やフローリングワイパーをかけたり、ハンディモップで掃除をしたりすることもフィルターの汚れ予防につながります。

冷房・除湿運転の後にエアコン内部を乾燥させる

掃除以外でエアコンのカビ予防をする簡単な方法は、「内部クリーン運転」をすることです。内部クリーンとは「送風」と「弱暖房」を使って、自動で内部を乾燥させるモードのこと。冷房や除湿を使ったあとの湿気が溜まったエアコンを乾燥させて、カビを予防することができます。

もし内部クリーンが備わっていない機種であれば、冷房・除湿のあとに「送風」を1時間ほど運転しましょう。原理としては内部クリーンと一緒で、エアコン内部の水分を減らしてカビ予防ができます。

エアコンを使わない時期でも、室内にはカビ菌やホコリが常に存在しています。また冷房や除湿を使わないので水滴が発生しないものの、部屋の湿度が上がれば当然エアコン内部にもカビが生えやすくなってしまうのです。

そこでエアコンを使わない時期でも、月に1回を目安に送風運転をして、内部を乾燥させるのがオススメ。送風時間は1時間ほどを目安にしましょう。

送風運転ではそこまで電力を使わないので、1時間あたり約0.3円ほどだと言われています。掃除の手間も電気代もかからずカビ予防をできる手軽な方法と言えます。

エアコンを使う時期は2週間に1回フィルター掃除をする

エアコンをよく使うシーズンは、2週間に1回を目安にフィルターの掃除を行いましょう。

フィルターは吸い込んだ空気をろ過する役割で、最もホコリや汚れが溜まりやすい場所です。ホコリを放置するとカビのエサになり、内部の汚れを加速させてしまいます。

お掃除機能付きエアコンの場合はこまめなフィルター掃除は必要ありませんが、ダストボックスに溜まったホコリ・ゴミをシーズンに1回は捨てましょう。

詳しい掃除の方法は「フィルター掃除の手順」の項で解説しています。

エアコンを使わない時期にも送風運転をする

エアコンを使わない時期であっても、室内の環境によってはエアコン内部が少しずつ汚れていきます。

湿度が高い日はエアコンの中にも湿気がこもることがあるので、使わない時期にもたまに送風運転で乾かしてあげるとよいでしょう。

エアコン内部の掃除は定期的にプロに依頼するのがおすすめ

自分で掃除できるのはフィルターまでですが、エアコンクリーニングでは主にエアコン内部に付着したカビや汚れを分解して洗浄します。

エアコンの冷房や除湿を使うと、「熱交換器(フィン)」「送風ファン」などの部品に発生した水が、ホコリや汚れに積み重なりカビが発生する要因となります。このカビや汚れを落とすには、エアコンを故障させないよう内部まで洗浄する必要があります。

プロのエアコンクリーニング業者は、本体パネルや風向ルーバーを取り外し、電飾パネルなどの部品に水がかからないように洗浄します。

カビや臭いが気になったままエアコンを使うのは、体にとってもよいことではありません。プロのエアコンクリーニング業者に依頼して、自分では手が届かない部分までしっかり掃除してもらいましょう。

自分でエアコン内部を洗浄するのは失敗リスクが高い

エアコン内部にカビが生えるときは、熱交換器(フィン)か、そのさらに奥にある送風ファン(シロッコファン)に繁殖しています。

これらの場所はエアコンクリーニングが必要になりますが、メーカーは自分で掃除することを推奨していません。基本的には内部洗浄はプロのエアコンクリーニング業者に依頼しましょう。

エアコン掃除スプレーを使うのも、内部に洗浄剤が残ってカビが発生しまう要因(逆効果)になったり、故障したりするリスクもあるので正しい理解をしたうえで使用しましょう。

ただし熱交換器(フィン)表面についたホコリ程度であれば、掃除機で吸うだけでも効果的なので、普段のお掃除にプラスアルファしたい方にはオススメです。

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