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エアコンが壊れたと思ったら?故障の確認方法から修理費用まで解説

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最終更新日: 2024年06月28日

エアコンをつけようと思っても、なぜか動かないという経験はありませんか?本当に故障したのかどうかや、故障したのであれば何が原因かが分かれば対処方が見えてきます。修理に必要な費用や業者の選び方も知っておけば、スムーズに直せるはずです。

エアコンが壊れた?まず確認したいポイント

エアコン

エアコンが壊れたと思ったら、修理を検討する前にまず本当に故障かどうかを確かめましょう。確認したいポイントを三つ解説します。

リモコンの不具合と設定温度

リモコンでエアコンを作動させようとしても反応しない場合、確認したいのがリモコン自体の不具合です。本体を操作して動くならリモコンだけの問題と判断できます。

電池が切れていなくとも電池入れの部分が汚れているといった原因で、反応しないケースもあります。リモコンを長い間使っていなかったときは、電池入れに付いたホコリや汚れを取り除いてから電源を入れてみましょう。

設定温度や運転モードも、エアコンが効かないと思ったときにチェックしなければなりません。暖房をつけようとして設定した温度が室温より低い場合、室温の方が高いので暖かい風が出ないのです。

初歩的な確認不足や操作ミスでエアコンが効かない可能性は十分にあります。エアコンの故障を疑う前に、まずはリモコンと設定温度に問題がないかチェックしましょう。

関連記事:エアコンの暖房をつけても寒いときの対策!原因を知って対処しよう|ミツモア

室外機本体や周囲の状況

エアコンが故障していなくても、室外機のまわりに空気の出入りを妨げるものがあると正常に作動しません。

室外機は空気を出し入れして、部屋に送る風の温度を調節する役割を担っています。冷房も暖房も室外機から正しく風が出入りしないと、設定温度にならないのです。

室外機のまわりが物で覆われていたり金網が汚れていたりすると、空気をうまく出し入れできません。エアコンが作動しないと思ったら、室外機本体や周辺の状況をチェックしましょう。

汚れや換気の邪魔になっているものを取り除き、問題なくエアコンが作動するようなら中のパーツは故障していません。対処しても効かない・動かないという場合は、故障の可能性があります。

関連記事:エアコンの室外機が動かない原因は?すぐにできる対処法を紹介|ミツモア

霜取り運転のオン・オフ

エアコンには「霜取り運転」というモードがあります。名前の通り冬の寒さが厳しいとき、室外機の熱交換器に付いた霜を取るための運転です。

霜取り運転中は暖房運転を使えません。暖房をつけようとしても作動しないときは、霜取り運転のモードになっている可能性があります。

ほとんどの機種で15分もすれば霜は取れるため、放置しているうちに暖房運転は再開されます。

ランプが点滅する・室外機から湯気や音が発生するといったサインが確認できれば、霜取り運転に切り替わっているだけで心配はありません。エアコンに必要な運転なので、霜取りが終わるまで待ちましょう。

修理より買い換えた方がよいケース

エアコンをスマホアプリで操作する女性

リモコンや室外機の環境が問題ではなく、実際にエアコンが故障してしまった場合は修理が必要です。しかし修理を頼むより、買い換えを検討するのが賢明なケースもあります。

自宅のエアコンが紹介する状況に当てはまっている場合、新品を買った方がよいでしょう。

平均寿命を超えて使っている

エアコンも他の電化製品と同じように、使った年数が長くなるだけ故障や不具合の頻度が上がっていきます。多くのエアコンメーカーで定められている「標準使用期間」は10年で、実質的な寿命です。

機種ごとの標準使用期間は、本体のシールに記載されています。保証書があれば購入した時期も分かるので、標準使用期間を超えて使っているなら買い換えを検討しましょう。

10年が一般的な標準使用期間が過ぎると、部品がメーカーに保存されていない可能性があります。修理自体ができない・部品の確保に追加料金がかかるというケースもあるため、新品に取り換えた方が長期的に見てお得でしょう。

修理の方が高くつく故障が見られる

故障した部位や故障内容によって、エアコンの修理費用は変わります。エアコン内部にゴミがたまっていたりフィルターが汚れているだけだったりする場合は、メンテナンスが簡単で費用も高くありません。

しかし熱交換器部分が故障している・ガス漏れが発生しているというケースでは、100,000円以上の修理費用が発生する可能性があります。

エアコンは新品でも100,000円に満たない金額で買えるものもあるため、修理費用が高い故障があるなら買い換えた方が安く済むでしょう。どこに故障があるか分からない場合は、修理業者に見てもらうのがおすすめです。

関連記事:エアコン取り付け工事の費用相場はいくら?追加料金と標準工事との違いをおさえよう【工事費込みの場合も解説】|ミツモア

壊れたエアコンの修理にかかる費用

電卓とペン

エアコンに修理で直せる不具合がある場合、依頼する費用はどの程度になるのでしょうか。出ている症状によって相場は大きく変わってくるので、見積もりを依頼して確認しましょう。

料金を抑えて修理を頼みたい場合は、症状だけでなくエアコンの保証期間もチェックしたいポイントです。

症状によって変わる料金

エアコンの故障には不具合が発生している場所・症状によって、費用が変わってきます。

比較的安価に済むのが水漏れ修理です。7,000〜15,000円が相場となっています。一部のパーツだけ交換すれば済むケースもそこまで高額にならず、高くても34,000円ほどです。

逆に高額になりやすいのが室外機の修理です。20,000〜30,000円で済む場合もありますが、故障内容によっては100,000円を超えるケースもあります。

その他の修理はガス漏れで20,000〜50,000円、室内機の不具合で10,000〜50,000円が相場です。複数の箇所を修理しなければならないときは、当然費用も高くなる点に注意しましょう。

また頼む業者や自宅のエリアによっても料金に差が出るため、見積もりを依頼して実際にどの程度かかるか把握するのが確実です。

修理費用については以下の記事も参考にしてみてくださいね。

関連記事;エアコン修理の費用相場、故障箇所・症状ごとに解説!買い替えのほうが安い場合とは?|ミツモア

保証期間内なら安く済む可能性大

エアコンメーカーでは通常、1年間の保証期間が設けています。期間内であれば無償で修理してもらえるため、購入から日が浅い人は保証期間がいつまでか確認してみましょう。

ただ約10年というエアコンの寿命に対して、1年の保証はほんのわずかな期間です。販売店は顧客がより安心して使えるように、3〜7年の保証を独自に付ける場合も多くあります。

メーカーや販売店によっては使用年数に応じて保証額が段階的に減っていくスタイルもあるため、保証書で詳細を見てチェックするのがおすすめです。

無料とまではいかなくても、保証期間を過ぎていなければ自己負担額を大きく抑えて修理できる可能性があります。

エアコンの修理を依頼する準備

運転中のエアコン

修理をメーカーや業者に依頼するときは、何を準備しておけばよいのでしょうか。早めにエアコンを直して快適に生活するために、「情報の整理」「業者選び」「作業環境の整備」の三つは準備として覚えておきましょう。

修理に必要な情報を整理しておく

エアコンの修理といっても故障の症状や、不具合のあるパーツによって作業内容が変わります。メーカーでも修理業者でも、エアコンの状況を詳しく知らなければ見積もりも出せません。

どのような症状があるのか・故障と思われる不具合が出た時期など、できるだけ詳しく状況を整理しておきましょう。メーカー以外に頼むなら、メーカー名・型番も伝えられるよう準備するとスムーズです。

保証書があるなら手元に用意し、なければ本体に貼ってあるラベルで確認します。リモコンにエラーコードが表示されている場合は、メモに残して依頼時に伝えましょう。

不具合の原因や故障箇所が曖昧でも、エラーコードから依頼先が原因を特定できる可能性があります。

業者は「相見積もり」で比較する

保証期間内であればメーカー・販売店に頼むと安く済みます。ただ保証期間が過ぎている・対応まで待てないという場合は、地域の修理業者に依頼した方がよいでしょう。

ただエアコン修理を請け負っている業者は、各エリアに数多くあります。複数の業者から価格・サービス内容を比較したいなら、2社以上から見積もりをもらう「相見積もり」がおすすめです。


相見積もりなら修理費用の相場を把握できる上、安く信頼できる業者を選びやすくなります。一括見積もりサイトなら1社ずつ連絡を取る手間もありません。

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作業ができる環境を整える

業者にエアコンの修理を頼むときは、スタッフが作業しやすい環境を事前に用意しておきましょう。作業環境が整っていないと、修理を始めるまでに時間がかかってしまいます。

エアコンが設置されている場所の下が作業スペースになるため、家具や雑貨など物がある場合は片付けておくとスムーズです。室外機やブレーカーの周辺も確認して、作業の邪魔になりそうなものがあれば移動させましょう。

ベッドやタンスといった重い家具がある場合、あらかじめ伝えておけば業者に運搬を頼める可能性があります。他にも修理にあたって気になる状況があった場合、見積もりの段階で伝えておくのがおすすめです。

エアコンを直して快適な空間で過ごそう

窓とエアコン

冷暖房が効かない・作動しないといったトラブルが起こると、「エアコンが壊れた?」と不安に思う人が多いはずです。

しかし初歩的な確認不足のケースもあるため、リモコンの電池切れや設定ミス・霜取り運転でないかをチェックしてから故障を疑いましょう。本当に壊れているならエアコンの使用年数や故障の内容を考えて、修理か買い換えかを判断します。

修理費用は症状や故障があるパーツによって、大きく変わってくる点に注意が必要です。保証期間内ならメーカーや販売店に、保証期間が過ぎているなら業者も選択肢に入れて依頼先を決めるとよいでしょう。

効かないエアコンの対処法を押さえておけば、故障が発覚したとき素早く対応して快適な空間で過ごせるはずです。

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