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エアコンの温度センサーの役割とは?不具合が出た場合の対処法を紹介

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最終更新日: 2024年06月28日

エアコンは動いているのに室内の温度が変わらないときは、エアコンに付いている「温度センサー」が故障している可能性があります。温度センサーの仕組みから不具合が出たときの対処法を詳しく紹介します。

エアコンの温度センサーとは

エアコンの28度設定

室内の温度を調節している温度センサーとはどのような働きをしているのでしょうか。温度センサーの役割と特徴を見ていきます。

温度を感知し運転を調整する部分

温度センサーは別名「サーミスタ」と呼ばれています。温度センサーは室内の温度を感知し、設定温度にする働きがあります。室温に合わせてエアコン室内機の運転量を調節するのです。

一般的なエアコンは、吹き出し口付近に温度センサーが取り付けられています。エアコンの温度センサーは金属でできており、わずかな温度変化も電気抵抗で感知する仕様で、室内の温度を管理する重要な部品です。

温度センサーは複数ある

エアコンには吹き出し口付近だけではなく、複数の温度センサーが取り付けられています。取り付けられているセンサーは、全体で以下の4カ所です。

  • 室内サーミスタ:エアコン本体に付いているセンサーで、室内の温度調節を行う
  • 配管サーミスタ:室外機・室内機どちらにも取り付けられ、二つをつなぐ配管内のガスが適正温度で巡回しているのか感知する
  • オーバーヒートサーミスタ:室外機のコンプレッサーに取り付けられており、コンプレッサーがオーバーヒートしないように調節・検知する
  • 外気温サーミスタ:室外機の吸込口に取り付けられ、屋外の温度を検知する

室内温度はこの四つの温度センサーが正常に稼働することで、設定温度が保たれます。リモコンに温度センサーがあるタイプも存在し、さらに詳細な室内温度管理が可能です。

温度センサーが故障するとどうなる?

エアコンで冷えを感じる女性

取り付けられた温度センサーが故障すると、どのようなことが起こるのでしょうか?故障すると以下の二つの不具合が起こりやすくなります。

設定の温度にならない

エアコンの温度センサーが故障すると、いつまでも設定温度になりません。温度センサーが故障することによって、室内は間違った温度で感知されてしまいます。

例えば部屋が寒く暖房設定にしていても、温度センサーは暑いと感知して冷たい風が送られてくることがあります。エアコンの室内機も室外機も稼働しているのに、室内は希望の温度になりません。

これはエアコン本体に不具合が無くても、温度センサーから送られる間違った情報で稼働し、一向に設定温度にならないことが原因です。

動作が不安定になる

先ほどエアコンには四つのセンサーがついていると説明しましたが、室内サーミスタ以外の3カ所の温度センサーが故障した場合も、動作が不安定になります。

外気温サーミスタが故障すると室外機ファンの動きが悪くなり、動いたり止まったりするのを繰り返すなど不安定な動作をします。ただし中には、サーミスタではなくファンに異物が挟まっていることが原因である可能性もあり、特定が難しい不具合の一つです。

温度調節ができなくなるだけでなく、エアコン本体や室外機の動きが不安定になったときは、どこの箇所の動作が悪いのかを細かくチェックしてみましょう。

故障かも?と思ったら

窓とエアコン

いつまでも設定温度にならない、室内機や室外機が動いたり止まったりするなどの不具合が続く場合は、エアコンの故障の可能性があります。

故障している状態を放っておくとさらに状態を悪くすることにつながるため、以下の内容を参考に早めの対策を取ることが大切です。

センサー部分を掃除する

エアコン本体の室内サーミスタが正常に感知しないときは、温度センサー周辺に汚れがたまっているかもしれません。汚れでセンサーが覆われているとうまく温度が感知されないため、温度センサー周りのほこりや汚れは小まめに取り除きましょう。

フィルター内側の格子部分にある温度センサーを掃除する場合、まずはフィルターのほこりを取り除きます。フィルターは外側から掃除機で軽くほこりを吸い取り、それでも汚れている場合は取り外して水洗いします。完全に乾いたのを確認してから取り付けましょう。

エアコン本体の側面や下部に取り付けられている温度センサーの場合は、センサー周囲の覆われている部分のほこりや汚れを取り除くと、正常に動き出すでしょう。

関連記事:エアコンのフィルター掃除は水洗いでOK!簡単にできる6つのステップ|ミツモア

専門業者に点検を依頼

室内サーミスタ周辺のほこりや汚れを取り除いても正常に動かない場合は、他の温度センサーが故障している、または他の故障原因が考えられます。故障箇所が不明の場合は自己判断せず、エアコン修理業者に点検を依頼するのがおすすめです。

エアコン修理業者は故障箇所の特定や部品交換まで、必要に応じて対処してくれます。費用は業者によって違うため、修理料金だけでなくサービスや日程調整など、条件に合った業者を見つけるためにまずは見積もりを取りましょう。

関連記事:エアコン修理の費用相場、故障箇所・症状ごとに解説!買い替えのほうが安い場合とは?|ミツモア


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賃貸の場合は管理会社へ連絡

住んでいる部屋が賃貸の場合は、直接エアコン修理業者に連絡するのではなく、まずは管理会社か大家に連絡しましょう。賃貸でのエアコンの管理者は管理会社か大家になっていることが多く、点検から修理までの業者選定や日程調整などを行ってくれることがあります。

管理会社や大家に伝えるときは、動きが悪くなった日時と不具合が生じている箇所、エアコンの状況などをできるだけ具体的に報告します。

勝手に点検や修理の手配を行ってしまうと、後にトラブルの原因になりかねないため注意しましょう。

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エアコンはさまざまな場所に取り付けられている温度センサーが働くことにより、部屋の温度を保ちます。エアコンは稼働しているのに、冷房や暖房の効きが悪いなどの不具合を感じたら、温度センサーの異常を疑ってみましょう。

目に見えるほこりを取り除くなどの対処をしても正常に戻らない場合は、専門業者に点検の依頼をしましょう。賃貸の場合は管理会社に連絡します。

状態が悪いエアコンを放っておくと、状況が悪化してしまう可能性もあるので、早めの対処が肝心です。

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