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エアコン取り付けに資格は必要?自分で取り付けるときの注意点

最終更新日: 2024年06月28日

エアコンを購入したときの取り付け工事は業者に頼むことが一般的で、作業費の相場は10,000~20,000円です。決して安い金額ではないので、節約のために自力で取り付けを試みる人もいるでしょう。

そこで気になるのが、エアコン取り付けに特別な資格が必要かどうかです。

エアコン取り付けで資格が必要な作業や自力で取り付けたときによくあるミスやトラブルを解説します。

家庭用エアコンの取り付けだけなら資格不要!

エアコンを取り付けて使えるようにするだけなら資格は必要ありません。エアコン取り付けの手順を理解し、工具を準備できるのなら、工事業者に依頼せずに自分で取り付けられます。

ただしエアコンの取り付け工事に関わるすべての作業が無資格でできるわけではありません。特に電気配線に関する工事は、専門知識と技術が必要で、有資格者でないと行えない作業もあります。

家庭用エアコンの取り付けに資格がいらないケースと、資格がいるケースをそれぞれ確認しましょう。

家庭用エアコンの取り付けに資格がいらないケース

家庭用エアコンの取り付けを最後まで自分でできるケースは、以下3つの条件をすべて満たした時です。

  • 配管穴がある
  • 取り付けるエアコンとコンセントの電圧が一致している
  • アース線差し込み口がある

注意が必要なのはエアコン専用コンセントの電圧です。

エアコン専用コンセントは電圧とアンペア数によって4種類の差込口があります。

エアコン専用コンセントの種類

電圧が一致しないコンセントにプラグを差し込むと故障の原因になるので、絶対にやらないようにしましょう。

家庭用エアコンの取り付けで資格がいるケース

以下3つの条件のうちどれか1つでも当てはまった場合は、エアコン工事業者に依頼して、適切な資格を持つ人に取り付けをお願いしましょう。

  • 配管穴がない
  • 取り付けるエアコンとコンセントの電圧が異なる
  • アース線差し込み口がない

エアコンと専用コンセントの電圧が合わないときやアース線の差込口がないときは電気工事が必要です。

電気は非常に大きなエネルギー塊なので、取り扱いを間違えると人命にかかわるような重大事故の原因になります。

また配管穴を自分で開けようとし、壁の中に通してある電気配線を傷つけてしまう事故もあるので、素人判断で穴あけ工事を行うことはおすすめできません。

穴あけ工事について詳しく知りたい人は関連記事もご覧ください。

穴あけ工事から任せられるエアコン工事業者を探す

エアコン取り付け時の配線工事には電気工事士資格が必要

コンセントの電圧切替や増設、アース棒の埋設などの電気工事を行うには電気工事士資格が必要です。

電気工事士資格は国家資格で、電気工事に関するスペシャリストであることの証明といえます。

エアコン工事でいうと以下の作業は電気工事士のみができます。

  • コンセントの増設や電圧変更
  • ブレーカー交換などの作業
  • アース棒の埋設作業
  • 電線を直接壁や天井に固定する作業
  • 接続電線を相互に接続する作業

経済産業省ではエアコン設置や修理において、電気工事とそうでない軽微な作業を解説した資料を公開しています。エアコン取り付けを考えているのであれば1度目を通すことをおすすめします。

漏電などの重大事故を防ぐため

電気工事に電気工事士資格が必要な理由は漏電などの重大事故を防ぐためです。

人間の体は電気を通しやすい特徴を持っています。汗などによって皮膚が湿っているとさらに電気を通しやすくなり、10Vほどの弱い電圧であっても強い痛みを生じることがあります。

感電すると火傷など肉体的なケガをするだけでなく、精神面や臓器への悪影響も深刻です。命を落としてしまうこともありえます。

安全に電化製品を使い続けるためにはミスなく工事しなければなりません。そのためには電気工事士資格を取得できるほどの知識が必要です。

エアコン取り付けで電気工事士資格が必要なケース

エアコンを取り付ける基本的な流れは以下の通りです。

  1. 室外機の設置
  2. 配管用の穴あけ工事
  3. 室内機の取り付け
  4. 真空引き

この流れの中に資格が必要なものはありません。しかしエアコン取り付け工事に伴って以下の作業が必要になったら電気工事士資格が必要です。

  • エアコン専用コンセントの増設
  • コンセントの電圧変更
  • アース棒の埋設作業
  • 内外接続電線を壁等に直接固定する作業

経済産業省ではエアコン設置や修理において、電気工事とそうでないものを解説した資料を公開しています。エアコン取り付けを考えているのであれば1度目を通すことをおすすめします。

なぜ電気工事に電気工事士資格が必要なのか?

ところでなぜ電気工事を行うのに電気工事士の資格が必要なのでしょうか。普段から電気を何気なく使っていると、電気工事に資格が必要な作業があるのか疑問に思うかもしれません。

電気工事士資格が必要な理由は感電などの重大事故を防ぐためです。電気は非常に便利なものですが、同時に危険なものでもあります。取り扱いを間違えれば漏電による感電や発火など重大な事故が起きます。

感電などの重大事故を防ぐため

人間の体は電気を通しやすい特徴を持っています。汗などによって皮膚が湿っているとさらに電気を通しやすくなり、10Vほどの弱い電圧であっても強い痛みを生じることがあります。

感電すると火傷など肉体的なケガをするだけでなく、精神面や臓器への悪影響も深刻です。命を落としてしまうこともありえます。

安全に電化製品を使い続けるためにはミスなく工事しなければなりません。そのためには電気工事士資格を取得できるほどの知識が必要です。

エアコンの取り付け時によくあるミスとトラブル

エアコンの取り付けそのものに必要な資格はないとはいえ、説明書を見れば誰でも簡単に設置できるものではありません。

自力でエアコンを取り付けた時によくあるトラブルをいくつかご紹介します。

  • 専用コンセントに合わないエアコンを購入してしまった
  • 室内機の取り付けが不十分で落下してしまう
  • 真空引き時に冷媒ガスが漏出する
  • 設置完了後も動作しない

エアコン取り付け直後にトラブルが発生した場合、修理業者に依頼する必要があります。エアコンが使えないうえに余計な出費が発生する可能性が高いです。

エアコン取り付けの見積もりを取る

エアコンの取り付けはプロに任せた方が安心

たとえ電気工事が必要でないエアコン取り付けであったとしても、エアコンの取り付けはプロの業者に依頼することをおすすめします。

エアコンの取り付けを自分で行う場合、工具や人手の準備が必要です。

施工中にミスがあってエアコンが故障しても補償を受けられずエアコンを買い替えることになるかもしれません。

潜在的なリスクも鑑みると、エアコンの取り付けはプロに任せる方が良いでしょう。

安くてサービスのよい取り付け業者の見つけ方

エアコン取り付け業者は全国に数多くいるので、どの業者に依頼すればいいのかすぐには分かりませんよね。

作業料金が安くサービスが充実している業者を見つけるには、相見積もりを取ることが重要です。

複数社の見積もりがあればどの業者の料金が最も安いかだけでなく、基本サービスの違いや何に力を入れているかも分かります。

料金とサービス内容を比較して、納得のいくサービスを提供している業者を見つけましょう。

また電気工事士資格は第二種と第一種の2種類がありますが、一般家庭へのエアコン取り付けであれば第二種電気工事士を取得していれば十分です。

エアコン取り付け業者はミツモアで探そう

ミツモアでは地域密着型業者を含めた最大5社からの見積もりが届きます。

どのような工事を希望しているのか、エアコンのサイズや年式などの質問に答えるだけで適したプロからの見積もりを受け取れます。

見積もりの比較も簡単で、プロとのやり取りはアプリ内のメッセージで行うため電話では上手く説明できるか分からないと不安な方にもおすすめです。

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