「チャットボットを導入したいが、月額料金以外にどんな費用がかかるのか全体像がつかめない」
「見積もりを取ったが、金額が相場と比べて高いのか安いのか判断できない」
「導入にかかる年間の総額を把握して、社内で予算を確保したい」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
チャットボットの費用は、シナリオ型やAI型、生成AI型というタイプによって、初期費用や月額料金、補助金による負担軽減の可否まで仕組みが異なります。
この記事ではチャットボットの費用相場をタイプ別に解説し、主要製品の費用を比較します。
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チャットボットの費用相場はいくら?
ミツモアデータ(2026年4〜6月)によると、チャットボット導入の検討企業は従業員数10名以下と100名規模の2つの層に分かれる傾向があり、導入目的はカスタマーサポート効率化が高い割合を占めています。具体的な月額料金・初期費用のレンジと代表製品は下表の通りです。
なお、以下の月額料金は基本利用料のみを示したもので、初期費用以外の追加費用については後述のチャットボットの月額費用以外にかかる費用で解説します。
| 料金体系タイプ | 月額料金レンジ | 初期費用レンジ | 代表製品 |
| シナリオ型 | 1,500円から8万円 | 0円から3万円 | ChatPlus、sinclo、GoQSmile |
| AI型 | 1万8,000円から40万円以上 | 無料から50万円以上 | AI-FAQボット、RICOH Chatbot Service、OPTiM AIRES、KARAKURI chatbot |
| 生成AI型と自律エージェント型 | 月額固定にAPI従量課金が加算される製品と、完全従量課金(月額固定なし)の製品が混在。固定部分は無料から数万円 | 要見積もり | Dify、Tebot、Dialogflow |
シナリオ型:月額固定料金が一般的
シナリオ型は、あらかじめ設計したシナリオ通りに応答する仕組みです。月額固定料金にQ&A登録数に応じた課金を加える構造が主流で、想定する問い合わせパターンが整理できている企業に向いています。
AI型:登録量やFAQ数に応じた従量課金制
AI型は、機械学習で自然言語を理解し、あらかじめ用意した回答から適切な内容を選んで応答する仕組みです。月額固定料金に学習データの登録量やFAQ数に応じた機能課金を加える構造が主流で、このうちKARAKURI chatbotは従来型AIを主軸としながら生成AIハイブリッド機能を備えています。
生成AI型と自律エージェント型:AI利用量に依存する
生成AI型と自律エージェント型は、ChatGPTやClaude、Geminiなどの大規模言語モデルを組み込んで自然な文章で応答する仕組みです。月額固定料金にAPI従量課金が加算され利用量に応じて費用が変動する製品と、Tebotのように従量課金が発生しない製品が混在しています。
DifyやDialogflowは利用量が増えるほど費用が膨らみやすく、予算オーバーの落とし穴になりやすい点に注意が必要です。
主要チャットボット11製品の費用一覧で比較
主要なチャットボット11製品の月額料金や初期費用、無料トライアルの有無を一覧にまとめました。なお、DifyとDialogflowはドル建ての料金のため円換算しておらず、LINE公式アカウントはチャットボット専用の製品ではなく配信ツールですが、LINE連携ニーズの高さから参考枠として掲載しています。
また、LINE公式アカウントのスタンダードプランでは、無料通数を超えた追加メッセージに税別で1通あたり最大3円の従量課金が発生するため、表の月額料金以外にも注意してください。
| 製品名 | 料金体系タイプ | 月額 | 初期費用 | 無料トライアル |
| ChatPlus(チャットプラス株式会社) | シナリオ型 | 1,500円から8万円(税別) | 0円 | 10日間 |
| sinclo(株式会社エフ・コード) | シナリオ型 | 1万円から、5万円から(税区分公式未記載) | 要問い合わせ | 14日間 |
| GoQSmile(株式会社GoQSystem) | シナリオ型 | 1万円から2万円(税別) | 3万円(税別) | 20日間 |
| AI-FAQボット(株式会社L is B) | AI型 | 3万円から(税別、Q&A100問) | 0円 | 30日間(QA100問まで) |
| RICOH Chatbot Service(リコージャパン株式会社) | AI型 | 1万8,000円から(税別) | 5,000円(税別) | 30日間 |
| OPTiM AIRES(株式会社オプティム) | AI型 | 0円(フリープラン)、5万円から(税別) | 無料 | ― |
| KARAKURI chatbot(カラクリ株式会社) | AI型 | 40万円から(税区分公式未記載) | 50万円から(税区分公式未記載) | ― |
| Dify(LangGenius, Inc.) | 生成AI型と自律エージェント型 | 0ドルから、年590ドルから(ドル建て・税区分公式未記載) | ― | ― |
| Tebot(株式会社アノテテ) | 生成AI型と自律エージェント型 | 9,800円から8万円(税別、年間契約時) | 0円 | 14日間 |
| Dialogflow(Google) | 生成AI型と自律エージェント型(完全従量課金) | 月額固定なし(チャット1リクエスト0.007ドルから、ドル建て・税区分公式未記載) | ― | 無料クレジット付与あり(Flows600ドル、12カ月有効) |
| LINE公式アカウント(LINEヤフー株式会社) | 配信ツール(LINE公式・参考枠) | 0円から1万5,000円(税別) | 0円 | ― |
※「―」:公式Webサイトに記載なし
チャットボットの月額費用以外にかかる費用とは?
導入支援や学習データ作成費
「初期費用無料」とうたう製品でも、導入支援や学習データ作成には別途費用がかかる場合があります。
たとえばOPTiM AIRESは全プランで初期費用が無料ですが、公式サイトに有償の導入支援パッケージがあると明記されており、料金は要問い合わせです。
RICOH Chatbot ServiceもEnterpriseプランに限り、Q&A作成支援や管理者向け教育を含む有償の導入支援サービスを用意しています。
FAQやシナリオ、学習データの作成を自社で対応するか、有償の代行サービスを利用するかによって、初期費用の総額は大きく変わります。
カスタマイズや外部連携費
ミツモアデータ(2026年4〜6月)によると、チャットボットの外部連携ではLINE連携のニーズが高い割合を占めています。
AI-FAQボットはLINE WORKSやSlack、Microsoft Teamsなどと連携でき、RICOH Chatbot ServiceはLINEやLINE WORKS連携をプランによりオプションまたは標準機能として提供しています。
KARAKURI chatbotは基幹システムやCRMツールと連携し、会員情報の変更などの手続きをチャット上で自動化できます。
各連携の費用は公式サイトに記載がなく、要問い合わせとなる製品が多い点に留意してください。
チャットボット導入に使える補助金
デジタル化・AI導入補助金2026の通常枠は、業務効率化やAI活用に資するITツールの導入費用を対象とする補助制度です。補助額は最大450万円で、補助率は原則2分の1以内です。
浜松市中小事業者等AIエージェント導入支援事業費補助金は、AIエージェントの導入初期費用やコンサルティング費用を対象とする制度です。補助率は2分の1以内、補助上限額は500万円、補助下限額は50万円です。
申請スケジュールは公式サイトで詳細情報を確認してください。
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