「ずっと無料で使い続けられるSFAはどれか」
「無料のSFAでセキュリティや安定運用は大丈夫なのか」
「無料プランの制限で実務に耐えられるのか」
無料で使えるSFA(営業支援システム)は、4製品です。この記事ではその4製品の無料プランを比較表にまとめ、無料プランで何ができて、何ができないのか。さらに無料プラン以外の選択肢として、有料版の全機能を一定期間試せる無料トライアル対応の11製品もあわせて紹介します。
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無料で利用できるSFAツール4選
以下の4製品はすべて期限なく無料で使い続けられます。
| サービス名 | 無料プランの人数 | 登録件数・容量 | AI機能 | ワークフロー自動化 | 無料サポート | 向いている人 |
| HubSpot Sales Hub | 2人まで | コンタクト1,000件、パイプライン1件 | ○(Breezeアシスタント) | ×(Professional以上) | コミュニティ・ナレッジベース(個別サポートなし) | メール営業中心の少人数チーム。AIアシスタントで効率化したい |
| Zoho CRM | 3人まで | 5,000件/タブ、1GB | ×(有料プランのみ) | ○(基本ルールのみ) | 日本語窓口なし | 3人以下で商談管理+基本自動化を試したい |
| Salesforce Free Suite | 2人まで | ― | ○(組み込みAI) | ×(Starter Suite以上) | AIチャットボット(24時間) | 営業+カスタマーサービスを1つの基盤で管理したい |
| feels | ― | 一部制限あり(公式サイトに詳細記載なし) | ×(有料プランのみ) | ○(ステータス管理のみ) | 一般問い合わせのみ | チーム全員参加のSFAツール運用を試したい |
※「―」:公式サイトに記載なし
HubSpot Sales Hub(HubSpot Japan株式会社)
HubSpot Sales Hubは、CRMツールを基盤にした営業支援ツールです。
無料プランではEメール追跡や取引パイプライン管理、ダッシュボード(最大10件)を活用でき、コンタクトは1,000件まで登録できます。商談のフォロー漏れを防ぎたいチームが、まず無料で運用を始めやすい構成です。AIアシスタントBreezeは無料で利用できます。
無料プランではカスタムレポートとワークフロー自動化が使えず、サポートはコミュニティ・ナレッジベース・アカデミーに限られ、個別の技術サポートはありません。
有料版はStarterで月額2,640円から。年額払いでは月あたり924円からです。
Zoho CRM(ゾーホージャパン株式会社)
Zoho CRMは、顧客管理と営業支援の機能を備えたクラウド型ツールです。
無料プランでは標準レポートで案件進捗を確認でき、基本的なワークフロールール(タブごとに10件まで)で入力後の処理を自動化できます。iOSやAndroidのモバイルアプリにも対応しており、外出先から顧客情報の確認や更新が可能です。
無料プランではカスタムレポートとカスタムダッシュボードが使えず、AIアシスタントZiaもエンタープライズプラン以上に限られます。条件分岐や高度な自動化にはスタンダードプラン以上が必要です。スタンダードプラン以上の契約で日本語サポート窓口を使えます。
有料版はStandardで月額2,640円(1ユーザー)から。年額払いでは月あたり1,848円(1ユーザー)からです。
Salesforce Free Suite(株式会社セールスフォース・ジャパン)
Salesforce Free Suiteは、営業支援とカスタマーサービスの機能を備えた無料のCRMツールです。営業の商談管理に加えてケース管理にも対応しており、受注前の案件進捗と受注後の問い合わせ状況を同じ画面で把握できます。契約や期間の縛りなく使い続けられます。外出先ではSalesforceモバイルアプリから商談状況を確認できます。
無料プランではワークフロー自動化が利用できませんが、カスタムレポートやダッシュボード、組み込みAIは利用可能です。サポートはAIチャットボットAgentforceによる24時間対応に限られます。
有料版はStarter Suiteで月額3300円(1ユーザー)からです。
feels(株式会社 AMG Solution)
feelsは、案件管理と顧客管理の機能を備えたクラウド型の営業支援ツールです。案件をカード形式で一覧表示し、ドラッグアンドドロップで進捗を更新できます。マネージャーが部下の案件ステータスをひと目で把握しやすい設計です。案件に変更があると24時間カードに赤いポイントが付き、見込日を過ぎた案件も色で警告されるため、対応が必要な案件を見落としにくくなっています。
ステータス管理は案件カードの進捗更新に限られ、条件分岐や自動通知には対応していません。人数に上限がなくチーム全員で試せるのは4製品のなかでfeelsだけです。
無料プランでは案件や取引先項目のカスタマイズが利用できず、日報の感情分析機能はExperienceプラン限定です。
有料版はExperienceプランで月額550円(1ユーザー)から利用できます。SFAやCRMの機能を利用する場合は月額2200円(1ユーザー)です。
無料で使えるSFAツールの選び方
無料プランを選ぶとき、管理者が押さえておきたい判断軸は5つあります。以下の視点で製品を比較し、自チームの運用にあうかを見極めましょう。
サポート体制で選ぶ
SFAツールをはじめて導入する企業では、設定や運用の定着に苦戦するケースが少なくありません。無料プランでもサポートが受けられるかどうかは、導入の成否を左右します。
4製品のサポート体制は製品ごとに異なります。Salesforce Free Suiteは24時間対応のAIチャットボットを提供しており、操作に迷ったときもすぐに回答を得られます。HubSpot Sales Hubはコミュニティとナレッジベースが充実しているものの、個別の技術サポートは有料プランからです。Zoho CRMは日本語サポート窓口がスタンダードプラン以上の契約で利用可能となっています。feelsは一般問い合わせのみの対応です。
入力の自動化で選ぶ
SFAツールの導入目的がExcelからの脱却であれば、入力作業をどこまで自動化できるかが重要です。手入力の手間が変わらなければ、導入しても定着しません。
Zoho CRMは無料プランでも基本的なワークフロー自動化に対応しており、条件に応じたタスク割り当てや通知を設定できます。feelsはステータス管理による進捗の可視化が無料で使えますが、条件分岐や自動通知は有料プランの機能です。HubSpot Sales HubとSalesforce Free Suiteはワークフロー自動化が有料プラン限定のため、無料の範囲では手動運用が中心になります。
人数・データ量で選ぶ
無料プランには人数やデータ量の上限があり、自社の規模を超えると使い続けられません。比較表で4製品の上限を確認し、自社の利用規模と照らしあわせることが大切です。
feelsは無料プランの案件や取引先の登録に一部制限がありますが、具体的な上限は公式サイトに記載がないため利用前に確認してください。
HubSpot Sales HubとSalesforce Free Suiteは2人、Zoho CRMは3人が上限です。少人数チームなら十分対応できますが、メンバーが増える見込みがあるなら有料プランへの移行時期もあわせて想定しておく必要があります。
【+α】無料のSFAツールでは運用できないと感じたら
無料プランで運用を始めても、人数やデータ量の上限、機能の不足などで限界を感じることがあります。その場合は有料版への移行が選択肢になりますが、SFAツールの有料版は月額や年額の契約が基本です。契約を結ぶ前に、無料トライアルで操作感や機能を確かめておくと安心です。
esm(eセールスマネージャー)やSalesforce Sales Cloudなど11製品が無料トライアルに対応しており、有料版の全機能を一定期間試せます。レポート作成やワークフロー自動化など、無料プランでは使えない機能を契約前に検証できるのが利点です。
無料トライアルで試せるSFAツール11選
ここでは、無料トライアルを提供しているSFAツール11製品を紹介します。トライアル期間中は有料版の機能を試せる製品が多く、チーム全員で操作性を検証してから導入を判断できます。
無料プランの制限が気になるなら、有料版と同じ機能を一定期間試せる無料トライアルから始めるのも手です。ここではトライアル期間中にSFAツールの使用感を確かめられる11製品を紹介します。
esm(eセールスマネージャー)(ソフトブレーン株式会社)
esm(eセールスマネージャー)では、30日間の無料トライアルで、売上予測や案件管理など有料版の機能を試せる。定着支援の専任チームがトライアル期間中もフォローするため、はじめてSFAツールを導入する企業でも安心して検証できる。iOSやAndroidアプリにも対応済み。
有料版はBasicプランで月額3,850円(1ユーザー、5名から30名)から。
ネクストSFA(株式会社ジオコード)
ネクストSFAでは、有料版の機能を7日間の無料トライアルで試せる。設定や項目の追加にプログラミングは不要で、導入後も無料でサポートを受けられる。トライアル期間が7日間と短いため、事前に検証したい機能を絞り込んでおくとよい。
有料版はStarterプランで月額3万3,000円(5ユーザー含む)から。
GENIEE SFA/CRM(株式会社ジーニー)
GENIEE SFA/CRMでは、14日間の無料トライアルで有料版の機能を体験できる。サポートが手厚く、平均1カ月から2カ月で運用をはじめられるため、導入後に現場へ定着しないリスクを抑えたい企業に向いている。
有料版は月額3万7,950円(10ユーザー)から。
Mazrica Sales(株式会社マツリカ)

Mazrica Sales(マツリカセールス)では、無料トライアルでは有料版の全機能を検証できる。トライアル期間は要問い合わせで、事前打ちあわせが必要。トライアル中に受注確度のAI可視化も試せるため、自社の案件データでAIの判断精度を確かめやすい。現場がすぐに使いはじめられるため、短期間で営業データをもとにした意思決定に移れる。
有料版は月額7万1,500円(10ユーザー)から。
Musubu(Baseconnect株式会社)
Musubuでは、アカウント数無制限の30日間無料トライアルで、ほぼすべての機能を試せる。トライアル中に国内1,200万件以上の企業データベースを使ったターゲット絞り込みも試せるため、自社の新規開拓にどう活かせるかを事前に検証しやすい。顧客管理にも対応しており、新規開拓の方針を組み立てやすい。
有料版は12カ月プランで月額17万6,000円から。
ホットプロファイルSales(株式会社ハンモック)
ホットプロファイルSalesでは、人脈の可視化や案件管理、予実管理の機能を30日間の無料トライアルで体験できる。人脈の可視化では社内の誰がどの企業とつながっているかを把握でき、企業ニュースの自動通知機能もトライアルで試せるため、商談のタイミングを逃しにくい。iOSやAndroidアプリにも対応している。
料金は要問い合わせ。
Salesforce Sales Cloud(株式会社セールスフォース・ジャパン)
Salesforce Sales Cloudでは、30日間の無料トライアルで、顧客管理から案件追跡、売上予測まで有料版の機能をクレジットカード不要で試せる。トライアル中にAIの商談リスク分析やアクション提案も試せるため、導入前に自社の案件でAIの精度を検証しやすい。モバイルアプリもトライアル対象のため、外出先からの操作感も事前に確かめられる。
有料版は月額3,300円(1ユーザー)から。
cyzen(レッドフォックス株式会社)
cyzenでは、有料版と同等の機能を最長14日間の無料トライアルで確かめられる。トライアル中にGPS位置情報を使った訪問先管理や顧客情報の地図表示を体験でき、導入後の外回り業務がどう変わるかを事前に把握しやすい。営業担当の訪問件数や移動ルートもリアルタイムで確認できるため、チームの行動量の可視化を検証したいマネージャーに向いている。
有料版はcyzen pro Standardプランで月額2,400円(1ID、年間契約時)から。
JUST.SFA(株式会社ジャストシステム)

JUST.SFAでは、14日間、有料版の機能を無料トライアルで試せる。標準トライアルにくわえ、業務ヒアリング後のオリジナル環境で検証できる専用トライアルにも対応している。営業部門主導でカスタマイズでき、構築や運用のトレーニングは無償で受けられるため、導入のハードルが低い。
有料版は月額1万6,500円(1ユーザー)から。別途基本料金あり。
Salesforce Starter Suite / Pro Suite(株式会社セールスフォース・ジャパン)

Salesforce Starter Suite /Pro Suiteでは、30日間、有料版の全機能を無料で体験できる。トライアル中に営業やサービス、マーケティングの統合環境を試せるため、複数部門で同じ基盤を共有できるかを事前に確かめやすい。Slack連携やSalesforceモバイルアプリにも対応済み。
Starter Suiteは月額3,300円(1ユーザー)から、Pro Suiteは月額1万3,200円(1ユーザー)から。
kintone(サイボウズ株式会社)

kintoneでは、スタンダードコースの全機能を30日間の無料トライアルでユーザー数無制限に試せる。トライアル中にノーコードで業務アプリを作成でき、SFAだけでなく日報や勤怠管理などほかの業務もあわせて整備しやすい。プラグインや外部サービスとの連携にも対応済み。
有料版は月額1,100円(1ユーザー、10ユーザー以上)から。
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