Salesforceは高いシェア率で有名ですが、「Salesforceよりも自社にフィットしたSFA(営業支援システム)があるのでは?」と疑問に思う人もいるでしょう。Salesforceと競合するSFA製品の特徴や機能、サポート体制を解説します。
Salesforceの特徴と他社製品を選ぶべきケース
世界トップシェアを誇るSalesforce。その特徴と他社製品をおすすめするケースについて解説します。
Salesforceの特徴
Salesforce社はSFA・CRMをはじめとした、ビジネスをサポートする幅広いクラウドサービスを提供している企業です。
Salesforce社の製品は世界で15万社以上の導入実績を誇ります。2023年4月時点のCRMシェアにおいて、Salesforceは23%を占め第1位となっています。第2位の企業が5.7%ということを考えると圧倒的な世界シェアであることがわかります。
また「Salesforce」は1つの製品を指す名称ではなく、Salesforce社が提供する複数の製品の総称として使われています。本記事で扱う営業支援(SFA)ツールの正式名称は「Sales Cloud」です。
Sales Cloudの特徴としては、以下の点が挙げられます。
- 世界トップシェアの信頼と安心感
- AIとタスクの自動化による営業業務を効率化する機能
- 自社に合わせた幅広いカスタマイズが可能
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 3,000円/名~ |
無料トライアル | ◯(30日間) |
スマホ/タブレット対応 | ◯(専用アプリ有) |
Sales Cloudについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
他社製のSFAを選ぶべきケース
一方で、Sales Cloudにはない機能や強みをもっている製品も数多くあります。以下の項目を重視したい企業は、Sales Cloud以外のSFAツールを検討することをおすすめします。
無料で使いたい
SalesCloudには無料トライアルはあるものの、無料プランはありません。「HubSpot」など無料プランが用意されている製品もあります。人数制限や機能制限に問題がなければ選択肢の1つとして考えてみてはいかがでしょうか。
運用する人のITスキルに自信がない
Sales Cloudは高性能・高カスタマイズ性であるがゆえに、運用者のITスキルも要求されます。ITスキルに自信がない場合には「WaWaFrontier」などシンプルな機能と操作性を重視した製品もあります。
追加料金なしで幅広くツールを使いたい
Sales Cloudは月額1ユーザー3,000円から始められますが、当然カスタマイズを重ねれば料金は割高になります。「Zoho CRM」にはMAツールも標準装備されている製品もあります。
日本製の安心感や手厚いサポートが受けたい
日本製のSFAを利用したい方も中にはいるでしょう。「eセールスマネージャー」は日本製で手厚いサポートが強み。サポートの質は定着率向上にも関わってくる重要な要素の1つです。
上記のケースはあくまでも一例です。自社に必要な機能や料金を整理して、製品選びをしましょう。
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Salesforceの競合SFA7製品を徹底比較
Salesforceは多機能で優秀ですが、他のSFAについても比較検討する価値はあります。もしかしたら、より自社に合ったツールが見つかるかもしれません。Salesforceの競合SFAを機能や使いやすさの面から紹介します。
「eセールスマネージャー」定着率の高さが強み
- 導入・定着をサポートしてもらえるため困ったときも安心
- 情報入力が1回で済む自動反映機能
- 幅広い業種で導入実績あり
Salesforceと違い日本製で、手厚いサポート体制による高い定着率を誇ります。営業支援、顧客管理、名刺・人脈管理、マーケティングと、CRM・SFAに関わる幅広い機能が用意されたシステムです。
特に自動反映機能は、商談リストやタイムライン・スケジュール表などの情報が1回の入力で共有されるため、何度も同じ入力を行うストレスから解放されます。
サポートは専属のチームが導入からデータの活用、戦略立案と、結果が出るまで伴走します。製造業やサービス業などの約185業種で導入実績があり、幅広い業種に対応できるサポートノウハウも強みです。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 3,500円/名~ |
無料トライアル | ◯(30日間) |
スマホ/タブレット対応 | ◯ |
「Mazrica Sales」入力の自動化で効率アップ
- AIによる営業のアドバイスあり
- 名刺や議事録のデータをスマホから簡単に取りこめる
- 連携できる外部ツールが豊富
現場での使いやすさを目指した営業支援システムで、SalesforceのようにAIを利用して支援を自動化しています。Mazrica SalesのAIは、営業案件のリスク分析や類似案件を踏まえたアドバイスを行ってくれます。
案件情報は見やすいカード状にまとめられ、ステータス変更はカードをドラッグするだけと簡単です。顧客の企業ニュースやプレスリリースなどの情報を集約して理解を深め、最適な営業アプローチをする助けになります。
メジャーなチャット・グループウェアツールと連携できるので、既に使用しているツールと情報共有させれば、入力の二度手間を省けます。請求書管理や名刺管理システム、MAツールとも連携すれば、作業工程をより効率化できるでしょう。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 27,500円/5名~ |
無料トライアル | ◯ |
スマホ/タブレット対応 | ◯(専用アプリ有) |
「Zoho CRM」CRM・SFAを低価格で使える
- 無期限で利用できる無料プランあり
- 操作しやすくExcelなどからのデータ移動も簡単
- 自動アシスト機能で業務を効率化
小売業や情報通信、不動産など、世界規模で約25万社の導入実績を持ちます。有料プランは4通りあり、すべてCRM・SFA・MA機能がセットになっているのがSalesforceとの違いです。
有料プランを試せる15日間の無料トライアルとは別に、基本的なCRM・SFA機能を無料で使える小規模企業向けプランもあります。
質問を解消できるコミュニティや解説動画の他、認定パートナー支援サービスが特徴的です。Zoho CRMが認定したパートナー企業が、導入する際の相談やカスタマイズが必要な場合の開発支援などをサポートしてくれます。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 0円~ |
無料トライアル | ◯(15日間) |
スマホ/タブレット対応 | ◯ |
関連記事:Zoho CRMの特徴・評判・料金・機能 |
「WaWaFrontier」誰でも扱いやすい操作性
- 1IDに付き月額1,100円(税込)から
- デバイスに合わせて画面が見やすく変更される
- 欲しい情報がすぐ分かるフィルタリング機能付き
Salesforceに比べて機能がシンプルで、導入ハードルの低さが売りです。SFAの機能だけを使うこともできますが、WaWaOfficeシリーズとして申請業務やコミュニケーションツールもあり、併せて導入すればさらに使い勝手がよくなるでしょう。
操作は簡単で、SFA機能には日報や案件進捗管理、行動分析機能などがあります。情報をまとめて記入できる簡易入力や、放置案件に気付けるフィルタリング機能が特徴です。初期費用は無料で、14日間の無料トライアルで使い勝手を確かめられます。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 1,000円/名~ 基本料金:2,500円 |
無料トライアル | ◯(14日間) |
スマホ/タブレット対応 | ◯ |
「HubSpot」便利なリード育成機能
- 必要な機能を組み合わせて使えるためスモールスタートしやすい
- 無料のCRMプラットフォーム機能が付いてくる
- 海外製品だが使いやすい日本語でのサポートあり
1つのプラットフォームで営業支援・顧客情報・マーケティングの機能を一元管理できます。複数のサービスから欲しい機能を選んで導入できるスタイルは、Salesforceと同じです。
HubSpot内のSFAツールであるSales Hubは、リード育成機能が強みです。メールテンプレートや自動送信機能、トラッキングによって見込み顧客とのコミュニケーションを効率化できます。
機能制限はありますが、完全無料プランや無料トライアルも用意されているので気軽に始められるのも嬉しいポイント。
プランに応じて、いつでも技術的質問に対応してくれるチャット・メール・電話の日本語サポートがあります。導入支援やコンサルティング、テクニカルサービスもあるので、安心です。
初期費用 | 0円~ |
月額料金 | 0円~ |
無料トライアル | ◯ |
スマホ/タブレット対応 | ◯(専用アプリ有) |
「Sales Force Assistant」頼もしいAI秘書
- 導入目的・営業スタイルで選べるパッケージ
- 1日の情報を分かりやすく日報に集約
- 約1カ月間の無料トライアル
1日に行った営業活動の内容が日報に集約されるスタイルのSFAツールです。Salesforceに比べて記入・確認すべき画面が少なく、SFAツールに慣れない人でも負担を感じにくいでしょう。
強化されたAI機能は日報の作成やスケジュール管理に加え、欲しい情報をタイミングよく提示して、まるで専属秘書のように現場の営業活動をアシストします。
顧客との人間関係や自社の担当者を一目で把握できるカスタマーシートやコンタクトマップも重要な支援機能です。導入からアフターフォローまで、サポートもしっかり用意されています。
初期費用 | 5万円 |
月額料金 | 4,000円/名(案件営業向けSFAの「顧客創造」のみの場合) |
無料トライアル | ◯(30日間) |
スマホ/タブレット対応 | ◯(専用アプリ有) |
「kintone」多機能な一元化ツール
- 初期費用は0円!コース料金も低価格で導入しやすい
- 目的に合わせて柔軟にカスタマイズできる
- 公認パートナー企業が導入・活用をサポート
kintoneは複数のアプリに分かれた煩雑な情報を1つにまとめ、情報を立体的に可視化します。Salesforceに比べると、専門知識がなくても簡単にカスタマイズできるのが魅力です。
SFAとして使うなら、顧客情報にひもづけて案件管理・行動履歴の管理ができる営業支援(SFA)パックがおすすめです。他にも日報や社内申請、商品見積書などのアプリをプラスして、自社向けに使いやすく組み合わせられます。
サポートメニューも豊富が豊富な点も魅力です。公式サイトのお悩み相談ナビや有料のスキル研修、パートナー企業による伴走サービス・定額開発などがそろっています。
初期費用 | 0円 |
月額料金 | 780円/名~ |
無料トライアル | ◯(30日間) |
スマホ/タブレット対応 | ◯(専用アプリ有) |
Salesforceと競合SFA製品の比較表
Salesforce(Sales Cloud)と紹介した競合7製品の比較表です。
ぴったりのSFA(営業支援システム)選びはミツモアで
SFA(営業支援システム)は製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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