人手不足の傾向がある中小企業では、情報の集約やデータ分析ができるSFA(営業支援システム)の活用が営業成果に大きく影響を及ぼします。
SFAツールを活用すると、データの属人管理や受注件数アップなど様々なメリットを受けられます。
本記事では、中小企業に多い10名の営業チームで利用した場合のコスト比較や実際の導入事例、導入で失敗しないコツを解説します。
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【全10製品】中小企業向けSFAツール比較表
| 製品名 | 10人あたりの月額利用料 | 導入・定着支援の有無と内容 |
|---|---|---|
| esm(eセールスマネージャー) | 35,000円~ | 専属チームによる支援を受けられる |
| ネクストSFA | 75,000円 ※1 | 専任担当者が1人以上つく。説明会やマニュアル作成等が無料 |
| Mazrica Sales | 65,000円~ | AI営業アシスタントの設置など最短5営業日で利用開始できる |
| GENIEE SFA/CRM | 34,500円~ | 導入に関する相談が可能 |
| Zoho CRM | 16,800円~ | 無料トレーニングと有料オンボーディングあり |
| HubSpot Sales Hub | 18,000円~ | ― |
| Salesforce Starter Suite | 30,000円~ + 取引手数料 | ― |
| kintone | 10,000円~ | パートナー企業への相談 |
| Knowledge Suite | 55,000円~ | ― |
| WaWaFrontier | 22,500円 | ― |
※ 2026年4月現在(ミツモア調べ)
※ 「―」は公式サイトに記載なし
※1 15ユーザー分の利用料含む
中小企業が選ぶべきSFAツールの特徴
中小企業がSFAを選ぶときは、大企業が選定する際とは異なる部分に着目しなければなりません。具体的には以下3つのポイントをチェックしましょう。
有人チャットや電話サポート、伴走支援が受けられる
多くの中小企業では人手不足が深刻です。SFAをはじめとした各種ツールを導入しようと考えても、ITリテラシーが高い人物が社内にいないことも珍しくありません。
そこで大切なのが、サポート体制の充実度です。ウェブマニュアルやFAQ、コミュニケーションフォーラムだけではなく、有人チャットや電話サポートなどの有人サポートが充実しているか、導入から運用、定着までを支援してくれる伴走支援が利用できるかを選定の第一条件としてください。
導入期間が短くすぐに使える
大企業向けのSFAの中には、厳密に要件定義を行い大がかりなカスタマイズを行う関係上、導入まで数カ月から1年以上かかることも珍しくありません。大企業ならまだしも、中小企業ではそのスピード感での導入はあまり現実的ではありません。
クラウド型のSFAであれば、カスタマイズ性は低いものの比較的短期間で導入が可能です。製品によっては一定期間のお試しトライアル利用ができるので、操作性や運用時に気になる点を試してから本格導入することをおすすめします。
シンプルな操作性で直観的に優れる
SFA導入で多い失敗が、「使い方が分からず、現場の人が利用せず定着しない」というものです。
マニュアルを見なくても操作が分かるような、シンプルで分かりやすいUI設計の製品を選ぶことで、導入後に使われないという事態を回避できます。理想は無料トライアルで使い勝手を確認することですが、デモや操作画面に関する資料などを確認し、実際に動かしたときのイメージをすることでも、ある程度使用感の想像ができます。
中小企業向けSFAツールおすすめ10選
中小企業におすすめのSFAは以下の10製品です。
esm(eセールスマネージャー)(ソフトブレーン株式会社)
esm(eセールスマネージャー)とは、ソフトブレーン株式会社が提供する、日本の営業スタイルに特化した国産SFA/CRMツールです。
企業の規模とニーズにあわせて、2種類の料金プランが提供されています。人数が5名から30名に制限されるBasicプランは1ユーザーあたりの月額料金が3,500円です。
導入から定着までの伴走支援が充実している点も魅力です。導入・稼働・定着の3ステップを専任チームにサポートしてもらえるため、ITに関するリソースが限られている事業所でも安心です。
ネクストSFA(株式会社ジオコード)
ネクストSFAとは、株式会社ジオコードが提供する、見やすさと入力のしやすさにこだわった国産SFAツールです。
料金体系はシンプルでわかりやすく、予算の見通しも立てやすいです。
| プラン名 | 含まれるID数 | 月額基本料金 | 特徴やオプション |
|---|---|---|---|
| スタータープラン | 5ユーザー(5ID) | 30,000円 | SFAの基本的な機能が利用できるエントリープラン |
| ベーシックプラン | 15ユーザー(15ID) | 75,000円 | 16ユーザー以降は6,000円/1ID |
オプション利用料金は以下の通りです。
| オプション機能名 | 利用料金 |
|---|---|
| AI機能 | 50,000円 |
| MA機能 | 50,000円 |
| Sales BI | 30,000円 |
| 帳票発行 | 5,000円~ ※発行帳票のひな型により都度見積もり |
料金の明確さだけでなく、伴走支援の充実も中小企業におすすめのポイントです。導入時の初期設定から運用開始時の操作レクチャ、活用に関するアドバイスを、電話・メール・チャット・Web会議などで何度でもサポートを受けられます。
Mazrica Sales(株式会社マツリカ)
Mazrica Sales(マツリカセールス)とは、株式会社マツリカが提供する、AIが営業活動をサポートする次世代のSFA・CRMツールです。
ウェビナーやデモの視聴により、製品の特長や使い勝手が分かるように配慮されています。また、「直観的なUI・UXで使いやすい」という感想も寄せられており、誰でも簡単に使え、教育コストも低いと言及されています。
料金プランについては以下をご参照ください。いずれのプランも、最低契約数は10IDです。
| プラン名 | 月額料金(1ユーザーあたり) |
|---|---|
| Starter | 6,500円 |
| Growth | 12,500円 |
| Unlimited | 18,500円 |
API連携や充実したAI機能を利用したい場合はGrowthプラン以上がおすすめです。
GENIEE SFA/CRM(株式会社ジーニー)
GENIEE SFA/CRMとは、株式会社ジーニーが提供する、誰でも使いやすく定着しやすい国産のSFA・CRMツールです。
GENIEE SFA/CRMの定着率が99%と非常に高い理由は、直感的なUIデザインだけではありません。音声入力を行うことでAIアシスタントが自動で要約を作るなど、生成AIを活用した作業の効率化・省力化が進んでいます。
また地図連携機能など、特に外回り営業にとっては非常に心強い機能が提供されています。訪問営業が多い中小企業にとって、近くの顧客を簡単にピックアップできる機能は、「ついでに顔を出す」という空き時間の有効活用につながります。
なお地図連携機能(リレーションマップ)機能は、月額90,000円のプロプラン(10ID/月)からのみ利用できる点にご注意ください。
Zoho CRM(ゾーホージャパン株式会社)
Zoho CRMとは、ゾーホージャパン株式会社が提供する、低コストで高機能なクラウド型SFA・CRMツールです。
Zoho CRMは比較的低価格で導入できるCRMです。CRM(顧客関係管理)はSFA(営業支援システム)とは正確にいうと異なる製品ですが、Zoho CRMではSFA機能も提供しています。
Zoho CRMはゾーホージャパンから直接導入するだけでなく、認定パートナーからも導入できます。認定パートナー経由で導入する場合は、比較的手厚い導入支援が受けられる傾向があります。Zoho CRMの導入で失敗したくない場合は、認定パートナーと相談することも選択肢に入れてください。
HubSpot Sales Hub(HubSpot Japan株式会社)
HubSpot Sales Hubとは、HubSpot Japan株式会社が提供する、営業チームの生産性を高めるための使いやすいCRM・SFAツールです。2026年3月現在、Starterプランが最大で40%オフになるキャンペーンが展開されており、HubSpot Sales Hubに興味を持っている企業にはまたとない導入チャンスとなっています。
Professionalプラン以上を契約すると導入支援が必須です。導入支援費用は180,000円かかり、月々の利用料金とは別で請求されます。初期費用が高額になる原因なので、初期費用の試算をする際はプランの種類をよく確認しましょう。
Salesforce Starter Suite(株式会社セールスフォース・ジャパン)
Salesforce Starter Suiteとは、株式会社セールスフォース・ジャパンが提供する、CRM導入の最初の一歩として最適なシンプルな管理ツールです。
Salesforce Starter Suiteは小規模事業者向けのSFAツールプランですが、アシスト型AIの利用が可能であるなど、機能が充実している点が特徴です。
| プラン名 | 月額料金(1ユーザーあたり) |
|---|---|
| Free Suite | 0円 |
| Starter Suite | 3,000円 + 取引手数料 |
| Pro Suite | 12,000円 + 取引手数料 |
kintone(株式会社サイボウズ)
Kintoneはノーコードで業務アプリを作れるプラットフォームです。「SFA(営業支援)パック」を利用することでSFAツールとしても利用可能です。
外部連携機能も充実しているため、一般的なSFAツールと比較しても遜色ないデータ連携と活用ができます。実際にSFAツールとして利用したい場合は外部サービス連携等の拡張機能が利用できるスタンダードコースをおすすめします。
導入前後の困りごとはKintoneのパートナー企業に相談して解決ができます。たとえば導入・定着を支援する伴走支援や有償研修などをサポートしてもらえます。
Knowledge Suite(ブルーテック株式会社)
Knowledge Suite(ナレッジスイート)とは、ブルーテック株式会社が提供する、SFA・CRM・グループウェアが一体となった統合ビジネスアプリケーションです。
定額制かつユーザー数無制限を採用しています。必要費用の計算がしやすく、導入への心理的ハードルを一段階下げることに成功しています。
プラン名と月額利用料金は以下の通りです。
| プラン名 | 月額費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| SFAスタンダード | 50,000円~55,000円 | 5GBの容量、基本SFA機能 |
| SFAプロフェッショナル | 85,000円 | 50GBの容量、高度な分析 |
| SFAエンタープライズ | 155,000円 | 大容量、全機能利用可能 |
WaWaFrontier(株式会社アイアットOEC)
WaWaFrontier(ワワフロンティア)とは、株式会社アイアットOECが提供する、営業活動の「見える化」を実現するSFAツールです。
必要最小限の機能に絞って提供されており、高機能なSFAを導入したところ使いこなせず定着しなかったという企業にもおすすめです。低価格なSFAながら、行動分析や案件進捗管理、商談物件進捗管理など各種管理機能も充実しています。
| 1IDあたり | 月額2,000円 |
| 基本料金 | 月額2,500円 ※ 1契約ごとに料金発生 |
中小企業がSFAツール導入を成功させる3つのコツ
SFAツールを導入・定着させるには3つのコツがあります。導入前から導入後まできめ細やかなフォローを行うことが、中小企業でもSFAツールの導入を成功させるコツです。
何のためにSFAツールを導入するのか目的を明確にする
SFAツールを導入する際にありがちな失敗の1つは、目的を明確にしないままやみくもにツールを導入することです。導入してどのような状態になりたいのかというビジョンがないと、せっかく導入しても現場のニーズにあっていなかったり、運用が手間になってしまいかえって生産性が落ちたりする原因になります。
SFAツールは、経営層、マネージャー、営業担当者の3つのレイヤーの人に関係があるツールです。導入によって得られるメリットについても違いがあります。SFAツールの導入時は、各レイヤーの実情にマッチした具体的な目標設定が必要です。以下にその例を記載します。
| 組織内のレイヤー | 期待される主なメリット | 具体的な目標設定 |
|---|---|---|
| 経営層 | ROI(投資対効果)の最大化と正確な売上予測 | 全社の売上予測精度を80%以上に向上させる |
| マネージャー(管理職) | 部下への教育コストの削減とボトルネックの特定 | 失注の要因を分析し、提案までのリードタイムを20%短縮する |
| 営業担当者(現場) | 事務作業の効率化と成功ノウハウの共有 | 引継ぎ利用の作成時間をなくし、過去の成功事例を1分で検索できるようにする |
上記はあくまで一例ですが、具体的な目標を立てる際には指標となる数字が大切です。実情の伴わない数値目標にならないよう、現状をきちんと把握することがSFAツール導入の第一歩です。
入力された情報に対しポジティブなフィードバックを行う
SFAツールが定着しない理由に「情報の入力をしても実際にデータ分析等で活用できない」「そもそもどこまで情報を入力していいか分からない」などが挙げられます。これは実際に利用してみないと分からないポイントで、事前の説明などではカバーできないことが多いです。
現場が感じる情報入力のストレスに対し、フォローができるのはマネージャー層です。実際にマネージャー層もSFAツールを利用して、入力時に困ったり迷ったりしたポイントを洗い出しましょう。
現場の営業担当者が実際に入力した情報をチェックして、「実際に分析に役立つ情報が入力できている」「引継ぎ時に漏れがちな情報が網羅できている」など、ポジティブなフィードバックを行ってください。これにより実際に入力を行う営業担当者は、なにをどのくらい入力すればよいのかが分かり、入力作業に対する精神的ストレスを軽減できます。
導入後のフォローアップを欠かさずに行う
SFAツールを導入して満足してしまうと、定着せず形骸化する原因になります。SFAツールは運用と改善をセットで行うことが大切です。
特に中小企業ではビジネスモデルの変化が速いため、初期設定の項目や運用フローが実情に合わなくなることがあります。定期的にSFAツールの運用について見直して改善することで、ツールが現場に定着しやすくなります。
中小企業におけるSFAの導入事例

中小企業におけるSFAの導入事例を、導入効果や導入に至った前後の背景などに注目して2つ紹介します。
「株式会社相模化学金属」売れない原因を可視化し受注件数アップ
- 業種:製造業
- 企業規模:100人未満
- 導入した製品:eセールスマネージャー Remix Cloud
株式会社相模化学金属は、製造業者向けのマグネットの製造販売を行う企業です。営業担当者が頑張ってもなかなか売上に結びつかず、「なぜ売れないのか」という原因分析ができていませんでした。
そこで営業マンの入力がリアルタイムで共有される「eセールスマネージャー」を導入し、業務改善を図りました。
【導入後の効果】
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「株式会社アイジーコンサルティング」データの属人的管理を解消
- 業種:不動産・建設
- 従業員数:51~300人
- 導入した製品:GENIEE SFA/CRM
株式会社アイジーコンサルティングは住宅メンテナンスや新築住宅、リフォームなどを通し、住環境の価値創出を目指す企業です。営業活動が属人的に管理されており、管理部門が状況をリアルタイムで把握できないことが課題でした。
そこでスマートフォンで活用でき、かつ基幹システムとの相互連携カスタマイズを達成できるSFAとして「GENIEE SFA/CRM」を選びました。
【導入後の効果】
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