「SFAツールのAI機能って、具体的に何ができるの?」
「どのSFAツールがどのAI機能に強いのかわからない」
「AI機能搭載SFAツールで本当に効果が出るのか、数字で確かめたい」
SFA(営業支援システム)のAI機能は入力自動化、商談解析、予測分析、AIエージェント、AI SDRの5カテゴリに分かれます。ただし2026年4月時点でAI機能を搭載しているのは、主要SFAツール32製品のうち9製品程度です。AI機能搭載は当たり前ではなく、今SFAツールを選ぶうえで差別化のポイントになります。
この記事では、SFAツールのAI機能を5カテゴリに分類して解説し、AI機能搭載のおすすめSFAツール9製品をAI機能別の比較表付きで紹介します。
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AI機能搭載SFAツールの選び方
SFAツールに搭載されるAI機能は大きく5つに分かれます。自社の課題にあわせて必要な製品を見極めましょう。
入力自動化で選ぶならGENIEE SFA/CRM・ailead
「Excelでの案件管理に限界を感じているが、SFAツールは入力が面倒そう」という悩みは少なくありません。過去にSFAツールを導入したものの、入力の手間が原因で現場に定着しなかったケースもあります。こうした課題に直接応えるのが入力自動化です。
入力自動化は、メールや名刺、議事録からAIが情報を読み取ってSFAへ登録する仕組みです。AIが入力を肩代わりするため、営業担当者の負荷を大幅に減らせます。
GENIEE SFA/CRMは「入力しないSFA」をコンセプトに掲げ、音声やメールからAIが商談データを自動入力します。aileadは商談音声からSFA連携型のデータ自動入力に対応し、記録工数の大幅な削減を実現します。Salesforce Sales CloudのEinstein活動キャプチャもメールやカレンダーの情報をSFAへ自動で取り込む仕組みを備えています。
入力工数が減れば、顧客対応に充てる時間を確保しやすくなります。SFA定着率を高めるうえでも重要です。
商談解析で選ぶならailead・ネクストSFA/CRM
「商談のノウハウが個人に閉じていて、チームで共有できない」——ミツモアのデータでは、SFAツール検討企業の約52%が営業ノウハウの可視化と脱属人化を導入目的に挙げています。商談解析はこの悩みへの直接的な回答です。
商談解析では、商談の録音をAIが書き起こして要約し、話速やトーク比率を分析できます。
aileadはオンライン商談の録画と書き起こしに加え、トーク比率やキーワード出現頻度を可視化できます。ネクストSFA/CRMはAI商談レポートによる議事録自動作成に加え、AI活動レポートで受注・失注の要因をAIが分析しフォローアップの改善点を提示します。GENIEE SFA/CRMもAI議事録機能で商談解析に対応しています。
属人化しやすい商談スキルを数値で把握できるため、新人育成やフィードバックの質向上につながります。
予測分析で選ぶならSalesforce Sales Cloud・Mazrica Sales
「売上予測の精度を上げたい」「失注リスクを事前に把握したい」——ミツモアのデータでは、SFAツール検討企業の約76%が案件管理による売上向上を導入目的に挙げています。経営層が社内決裁を通す材料としても、予測分析の数値は有効です。
予測分析では、過去の商談データからAIが受注確度をスコアリングし、売上見通しを算出します。
Salesforce Sales CloudのEinstein予測は、商談ごとの受注確度をスコアで表示します。Mazrica SalesのAI案件予測は過去の営業データから受注確率やリスクの高い案件を検出し、適切なアクションを提案します。Zoho CRMのZiaも成約確率の予測に対応しています。
AIエージェントで選ぶならSalesforce Sales Cloud・HubSpot Sales Hub
「メール作成やスケジュール調整に時間を取られ、提案準備に充てる時間がない」——こうした営業現場の雑務を減らしたい企業に向いているのがAIエージェントです。
AIエージェントは、フォローアップメールの作成や次回アクションの提案を営業担当者に代わって自律的にこなします。
Salesforce Sales CloudのAgentforceは、商談の進捗にあわせてメール文面を生成し、承認後に送信できます。HubSpot Sales HubのBreeze Agentは、リード情報をもとにパーソナライズしたメールを作成します。
定型的なフォロー業務をAIに任せれば、提案準備や商談に注力しやすくなります。
AI SDRで選ぶならSales Marker
「新規開拓のターゲット選定や初回コンタクトに人手を割けない」——インサイドセールスの人員が限られる中小企業にとって、AI SDRはパイプライン拡大の切り札になります。
AI SDRは、インサイドセールス業務をAIが代行する機能です。リードへのメール送信や日程調整を自動でおこないます。
Salesforce Sales CloudのAgentforce SDRは、リードへの初回アプローチから日程調整までを自動化する仕組みを備えています。Sales MarkerのAI Appointmentは、インテントデータをもとに見込み度の高い企業を特定し、自動でアプローチする機能です。
すべてのリードに手動で対応する必要がなくなり、商談化率の高いリードに注力できる点が強みです。
AI機能搭載SFAツールおすすめ9選比較表
AI機能を搭載しているSFA(営業支援システム)9製品を、AI機能別に比較します。AI機能は入力自動化、商談解析、予測分析、AIエージェント、AI SDRの5つで整理しました。
| 製品名 | 入力自動化 | 商談解析 | 予測分析 | AIエージェント | AI SDR |
| Salesforce Sales Cloud | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| GENIEE SFA/CRM | ○ | ○ | ○ | × | × |
| Mazrica Sales | ○ | ○ | ○ | × | × |
| HubSpot Sales Hub | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| ネクストSFA/CRM | ○ | ○ | × | × | × |
| Sales Force Assistant | ○ | ○ | ― | ― | ― |
| Zoho CRM | ― | ― | ○ | ○ | ― |
| ailead | ○ | ○ | ― | ○ | ― |
| Sales Marker | ○ | ○ | ― | ○ | ○ |
※「―」:公式Webサイトに記載なし
AI機能搭載SFAツールおすすめ9選
Salesforce Sales Cloud(株式会社セールスフォース・ジャパン)
Salesforce Sales Cloudは、AIエージェントを搭載したCRMプラットフォームです。入力自動化、商談解析、予測分析、AIエージェント、AI SDRの5つをすべてカバーしています。
Einstein Activity Captureがメールやカレンダーの情報をCRMへ自動で取り込み、Einstein会話インテリジェンスが通話や会議の内容を解析して議事録を生成します。AIエージェントAgentforceは商談の要約やメール下書きを自律的に実行。2026年4月の全プラン統合で、Starter Suite(3,000円/ユーザー/月・税別)からAI機能が使えるようになりました。
料金はStarter Suite 3,000円/ユーザー/月から(税別)。無料トライアルあり。売上予測の精度を高めたい企業や、営業プロセス全体をAIで効率化したい企業に向いています。
GENIEE SFA/CRM(株式会社ジーニー)
GENIEE SFA/CRMは、「入力しないSFA」をコンセプトに掲げるAI機能搭載の営業管理ツールです。音声やメールからAIが商談データを自動入力し、現場の入力負荷を大幅に軽減します。
AIアシスタントが受注確度の判定やネクストアクションを自動提案。AI受注予測では過去の実績データをもとに成約確率を分析できます。2026年3月にはJAPAN AIとの連携プラグインが加わり、URLを貼るだけで商談データの自動取得・解析が可能になりました。AI機能はプロプラン(9万円/月・税区分公式未記載)以上が対象で、スタンダードプランではAI機能を利用できません。
料金はスタンダード 3万4,500円/月(10ID)から(税区分公式未記載)。無料トライアルあり。Excelからの移行で入力の手間をなくしたい企業や、SFA定着に課題を感じている企業に適しています。
Mazrica Sales(株式会社マツリカ)
Mazrica Salesは、AIを活用した次世代型営業DXプラットフォームです。2025年10月のプラン刷新で、全プランにAI×自動化が標準搭載されました。
AIアクションサマリーが案件の完了アクション情報をもとにサマリーを自動生成。AI案件予測は過去の営業データから受注確率やリスクの高い案件を検出し、適切なアクションを提案します。Starter(6,500円/ID/月・税別)からAIアシスタントが使え、Growthプラン以上ではAI案件予測やAI一括名寄せも加わります。UnlimitedプランならAI案件予測(全タイプ)まで拡張可能です。
料金はStarter 6,500円/ID/月から(税別)。Growthプランで無料トライアルを試せます。属人的な営業判断をデータで裏付けたい企業や、失注リスクを事前に検知したい企業に向いています。
HubSpot Sales Hub(HubSpot Japan株式会社)
HubSpot Sales Hubは、AIを搭載した営業支援ソフトウェアです。無料プランからスタートでき、段階的にAI機能を拡張できる柔軟な料金体系を備えています。
対話型AIのBreezeアシスタントがコンテンツ生成やCRMレコードの要約を担い、全プランに標準搭載されています。Breeze Agentsは案件創出や顧客対応を自律的にこなすAIエージェントで、Professionalプラン以上で利用できます。コミュニケーションインテリジェンスもProfessionalから搭載され、Enterpriseプランでは予測リードスコアリングが加わります。
料金は4段階制で、Starter 2,400円/月から(※税込の可能性あり。公式に税込/税別の明記なし)。無料プランで試してから上位プランへ移行できるため、スモールスタートで導入したい企業に適しています。
ネクストSFA/CRM(株式会社ジオコード)
ネクストSFA/CRMは、AI機能をオプションで追加できる国産の営業支援ツールです。入力自動化と商談解析の2つに対応し、商談の記録・分析をAIが効率化します。
AI商談議事録は商談内容をAIが文字起こしと要約をおこない、商談履歴に自動登録する機能です。AI活動レポートは蓄積された営業データをAIが解析し、営業活動データの可視化や営業プロセスの改善点を提示します。AIメール作成にも対応しています。AI機能はスタータープランまたはベーシックプランにAIプラン(月額5万円・税別・ユーザー無制限)を追加して利用する形式です。
料金はスターター 3万円/月(5ID)から(税別)。AIプランは月額5万円のオプションで、無料トライアルも用意されています。営業ノウハウの可視化や属人化の解消を目指す中小企業に合った製品です。
Sales Force Assistant(株式会社NIコンサルティング)
Sales Force Assistantは、AI秘書SAIが営業活動を支援する営業支援システムです。日報や商談履歴をもとにSAIが次回アクションを提案し、入力の手間を軽減します。
AI機能は全プランに標準搭載で、追加費用はかかりません。生成AIを活用したSFA GenAIオプションを追加すれば、商談議事録の要約や営業メールの下書き作成にも対応できます。
月額は1ユーザーあたり3,500円から(税別)。GenAIオプションは別途費用が必要です。日報分析や行動アドバイスをAIに任せたい企業に適しています。
Zoho CRM(ゾーホージャパン株式会社)
Zoho CRMは、AIアシスタントZiaを搭載した顧客管理システムです。Ziaは商談の成約確率を予測し、優先すべき案件を提示する予測分析に強みを持っています。
Zia AIを利用するにはエンタープライズプラン(1ユーザーあたり月額4,800円、税別・年間契約)以上の契約が必要です。スタンダードプランは1ユーザーあたり月額1,680円から利用でき、AI機能が不要な段階から導入して段階的にアップグレードできます。
さらにZia Agents(AIエージェント構築機能)により、リード追跡やフォローアップの自動化、CRMレコードの更新といった業務を自律的に実行するAIエージェントを構築できます。AI予測分析を重視しつつ費用を抑えたい企業に向いています。
ailead(株式会社ailead)
aileadは、オンライン商談の録画と書き起こしを自動でおこなう対話データAIプラットフォームです。商談データをAIが構造化・分析し、話者分離や録画の自動文字起こしを通じて営業活動を可視化できます。
ailead Intelligenceは商談データを横断的に分析し、成果の出ている営業パターンを抽出。さらにAIフィードバック機能では、商談内容をもとにAIが改善ポイントを自動で提示します。
料金は要問い合わせで、全プランでAI機能を使えます。商談スキルの可視化と営業チーム全体の底上げを重視する企業におすすめです。
Sales Marker(株式会社Sales Marker)
Sales Markerは、企業のWeb検索行動(インテントデータ)をもとに見込み顧客を特定するインテントセールスツールです。独自のセールズシグナル®技術で、ニーズが顕在化した企業をリアルタイムに検知します。
AI Appointmentはリードへのメール送信から日程調整までを自動化するAI SDR機能。さらにAI Meeting(Orcha)はオンライン商談の録画と要約を自動でおこないます。
料金は要問い合わせで、プランにより使えるAI機能が異なります。インテントデータを活用した新規開拓と営業プロセスの自動化を両立したい企業に向いています。
AI機能搭載SFAツール導入事例
AI機能を搭載したSFAツールの導入事例を3社紹介します。導入前の課題と活用方法を参考にしてください。
TOPPANホールディングス×ailead:AIフィードバックで育成工数96%削減
TOPPANホールディングス株式会社は、1日10件超の打ち合わせをこなす中で記録と振り返りが追いつかないこと、メンバー育成に月24時間の工数を要していたことが課題でした。
aileadを導入し、AIフィードバック機能を活用して月24時間かかっていたメンバー育成工数を1時間に削減しました。大企業のセキュリティチェック基準をクリアし、社外MTGでも活用を開始。録画した商談のモデルケースをナレッジ共有し、インサイドセールスの強化にもつなげています。
スクールバス空間設計×Salesforce Agentforce:AI営業エージェントで商談化率2倍
スクールバス空間設計株式会社は、営業時間外の問い合わせ対応や機会損失が課題でした。同社はSalesforce AgentforceでAI営業エージェントFrankを構築し、24時間365日のAI営業体制を実現しています。
Frankの導入により、商談化率は通常の37.6%から75%へ約2倍に向上しました。導入からわずか3か月で2,650万円の成約を達成し、8.1億円規模の機会損失を解消しています。資料請求数は90件から190件へ211%増加。AIエージェントが営業プロセスを自律的に担い、具体的な売上成果につながった事例です。
ネオキャリア×Sales Marker:AI商談分析で目標達成率9割
株式会社ネオキャリアは、トップセールス以外のメンバーの目標達成率が伸び悩んでいたことと、CRMの入力負荷が高く営業データを十分に活用できていなかったことが課題でした。
Sales Markerを導入し、マルチAIエージェントによる商談の自動録画や分析、スコア化を取り入れたことで、BANTC情報の自動抽出と商談評価の標準化を実現しました。適切なフィードバックにより個々のメンバーが自律的に商談スキルを改善できる環境が整い、伸び悩んでいたメンバーの受注件数は最大3倍に増加。営業組織全体の目標達成率は5割から9割へ向上しています。
2026年SFAツール×AIの動向

2026年に入り、SFAツールのAI機能は新たなフェーズに突入しています。SFA選びで押さえておきたい3つの動向を紹介します。
Salesforce Agentforce全プラン統合
2026年4月9日、SalesforceはAgentforceを全プランに統合することを発表しました。これまでEnterprise以上に限定されていたAIエージェント機能が、Starterプランから使えるようになります。
中小企業にとって費用面がハードルだったSFA×AI導入が、大幅に身近になりました。AI機能を前提としたSFA選びが、企業規模を問わず現実的な選択肢になっています。
国産SFAツールのAI実装加速
国産SFAツールでもAI機能の実装が加速しています。2026年3月17日、GENIEE SFA/CRMはJAPAN AIとの連携プラグイン機能への対応を発表しました。商談URLを貼り付けるだけでAIが関連データを自動取得・解析し、営業担当者のデータ活用を加速する仕組みです。
さらにサイボウズは2026年4月22日、kintone AIの正式版を2026年6月14日から提供開始すると発表しています。国産ノーコードプラットフォームにもAIが標準搭載される流れが本格化しており、SFAツールのAI対応は海外製品だけの話ではなくなりました。
AI商談解析の定量効果
AI商談解析の導入効果が定量データで裏付けされた事例も出てきています。TOPPANホールディングス株式会社はaileadを導入し、AIフィードバック機能の活用によってメンバー育成工数を月24時間から1時間へ96%削減しました。
商談スキルの可視化やナレッジ共有といった定性的な効果にとどまらず、具体的な工数削減の数値が示されたことで、AI商談解析の投資対効果を判断しやすくなっています。
SFAツールのAI機能は「一部の大企業向け」から「中小企業でも使える」フェーズへ移行しています。
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