「エクセルでの顧客管理に限界を感じているが、有料の顧客管理ソフトやCRMツールの導入までは…」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、無料で使える顧客管理ソフトです。本記事では無料で使える顧客管理ソフトでできることや、おすすめの無料顧客管理ソフトを5製品紹介します。選び方のポイントとソフトを効果的に使うコツも解説するので、ぜひ導入検討の一助にしてください。
無料の顧客管理ソフトで何ができる?
無料の顧客管理ソフトでできることを解説します。
顧客情報の一元管理
顧客に関連する基本情報、購入・来店履歴、コミュニケーション履歴などを統合し、一つのデータベースやシステムで管理することができます。これにより、他部署やプロセスごとに散在していた顧客情報が一元化され、効率的な情報共有が可能になります。
ただし、無料の顧客管理ソフトでは、共有できる人数に制限がかけられている製品が多くあるので注意しましょう。
データベースでの顧客情報管理
顧客管理ソフトはデータベースでの管理になります。顧客管理がデータベースになることによって、データの検索をすばやく行うことができます。
また情報が常に最新の状態に保てることもメリットです。
ただし、無料の顧客管理ソフトでは、登録できるデータ数に限りがある製品が多くあります。例えば「フリーウェイ顧客管理」は1,000データまでが限度となっています。
他システムとの連携
顧客管理ソフトとCTIやメールなど他システムと連携ができることにより、顧客管理の効率化がより図れます。
例えばFullfreeは電話と連携することにより、電話着信時に電話番号に対応する顧客情報をパソコンに表示できます。そこから過去の対応履歴の表示を行うことで、電話対応が楽になり、固定客やリピーターの顧客満足度向上に役立ちます。
またZoho CRM は、GmailやOutlook、Yahoo!メールなど各種メールシステムと同期できます。顧客とのメール履歴をZoho CRM上で確認することができます。
顧客管理ソフト選びなら、ぜひミツモアをご利用ください。欲しい機能などの各項目を画面上で選択するだけで、ぴったりの製品を最短1分で自動診断。理想の顧客管理ソフトが見つかります。 |
無料で使える顧客管理ソフトおすすめ5選
ずっと無料で使えるプランがある、おすすめの顧客管理ソフト4製品を紹介します。
製品名 | 利用ユーザー数 | 登録データ数 |
Fullfree | 無制限 | 3,000件まで |
フリーウェイ顧客管理 | 3名まで | 1,000件まで |
HubSpot CRM | 無制限 | 100万件まで |
ZohoCRM | 3名まで | 無制限 |
Ambassador Relations Tool | 無制限 | 1万件まで |
「Fullfree」独自の顧客管理システムを構築可能
- 自社独自の顧客・会員管理システムを無料で作成可能
- 無料版でも3,000レコードまで利用可能(※)
- クラウド対応でPC5台まで同時接続可能(※)
Fullfreeは、自社独自の顧客・会員管理システムを無料で作成できるツールです。エクセルと似た使い勝手で、計算式もエクセルと同様に使えるため、エクセルの知識をそのまま活用でき、導入がスムーズです。無料版では3,000件までのデータ登録が可能で、最大5,000レコードまで利用できます。
またクラウド対応でサーバーを用意しなくてもデータの共有が可能で、PC5台まで同時接続できます。無料版の使用期限は設けられておらず、ユーザー数も無制限なため、安心して利用できます。
※株式会社フリースタイル(2024年5月時点)
利用ユーザー数 | 無制限 |
登録データ数 | 3,000件まで |
「フリーウェイ顧客管理」1,000データまで完全無料
- 3人に同時利用が可能
- 1,000データまで完全無料
- 安心して使えるAWSを採用
「フリーウェイ顧客管理」はシンプルなメニューで、3人同時に利用ができ、1,000データまで完全無料で使える顧客管理ソフトです。
項目を自由に設定できるため、顧客管理だけでなく従業員や商品、備品などの様々な情報も管理できます。
セキュリティ面でも、金融機関などでも使われているAWSを採用しているため、安心して利用できます。
利用ユーザー数 | 3名まで |
登録データ数 | 1,000件まで |
「HubSpot CRM」無料で使えて高機能
- 世界20万社以上に利用されるマーケ・営業・CS連携型CRM(※)
- 期間無制限の無料プランで顧客管理からメール配信まで充実の機能(※)
- 日本語サポートと1,500種類以上の外部アプリ連携で柔軟な活用が可能(※)
Hubspot CRMは世界20万社以上に利用されているCRMで、マーケティングや営業、カスタマーサポートに役立つ機能を搭載し、それぞれの業務を連携できます。
期間無制限の無料プランが用意されており、顧客管理だけでなくメール一括配信や広告管理、チャットボット、Slackとの連携などを無料で使えます。
また1,500種類以上の外部アプリと連携でき、柔軟な活用が可能です。カスタマーサポートは日本語に対応しているため、利用に困った際にはすぐに相談できるでしょう。
※HubSpot Japan株式会社(2024年5月時点)
利用ユーザー数 | 無制限 |
登録データ数 | 100万件まで |
「Zoho CRM」顧客管理に加え、営業支援機能も充実
- 全世界で25万社が導入している営業支援ツール(※)
- タスクのリマインダー機能とAIによる最適な連絡時間帯の提案で営業効率化
- 初期費用ゼロで月額2,640円から利用可能(※)
Zoho CRMは、全世界で25万社以上に導入されているCRM/SFAです。導入効果として1人あたりの売上高が41%向上したというアンケート調査結果もあります(※)。
タスクのリマインダー機能で対応漏れを防止できるほか、AIが取引先との過去のやりとりから最もつながりやすい連絡時間帯を自動で提示。
また初期費用は0円で料金月額2,640円で利用可能です。しかも柔軟なカスタマイズが可能なため、自社に最適な形で利用できます。
※ゾーホージャパン株式会社(2024年5月時点)
利用ユーザー数 | 3名まで |
登録データ数 | 無制限 |
「Ambassador Relations Tool」マーケティング機能が豊富で優秀
- 無料版で充実のマーケティング機能を利用可能(※)
- 業種別テンプレートで顧客満足度調査のアンケートを簡単に実施
- 1万人までの顧客登録が無料で可能(※)
Ambassador Relations Toolは、無料版でもアンケートメールの定期的な実施やNPSの計測、顧客満足度調査のアンケートを簡単に実施できる顧客管理ソフトです。
業種別にテンプレートが用意されており、手軽にアンケートを実施できます。また、無料版では1万人までの顧客登録が可能で、その1万人にメールを一括送信できます。
アンケート集計や顧客分析といった機能も無料で利用でき、ECサイトや小売業、飲食業など幅広い業界で利用されています。
※株式会社コンファクトリー(2024年5月時点)
利用ユーザー数 | 無制限 |
登録データ数 | 10,000件まで |
無料の顧客管理ソフトの選び方
無料版の顧客管理ソフトを選ぶ際は「欲しい機能が備わっているか」「サポート体制が十分か」「セキュリティ面に安心できるか」を判断するようにしましょう。
欲しい機能が備わっているか
無料版の顧客管理ソフトの注意点としては、機能が制限されやすいことが挙げられます。無料で使える代わりに、いくつかの機能が使えなくなっている可能性が高いです。
そのため「自社が求めている機能が無料版でも使えるのかどうか」を必ず確認するようにしましょう。
慣れてきた段階で機能不足に不足を感じた場合もあるため、有料版のあるソフトをあらかじめ選択するのも一つの手です。
サポート体制が十分か
無料版は有料版と比較して、ソフト自体は無料で使えても、サポート体制が不十分なケースがあるため注意しましょう。
もし十分なサポートを受けられなかった場合、使い方が分からず業務が滞ってしまいかねません。そして間違った使い方をしてしまい、満足な効果を得られなくなる恐れもあります。
顧客管理ソフトを効果的に活用するためには、無料でもある程度のサポートがあるソフトを選ぶようにしましょう。
セキュリティ面に安心できるか
無料版は有料版と比べて、セキュリティ面が甘い場合があるため、情報漏えいやデータ改ざんなどのリスクには注意が必要です。
特にネット上でデータを管理するクラウド型の場合は、情報が外部からの脅威にさらされる可能性もゼロではないでしょう。
無料版を使う場合は、データの暗号化やアクセス制限などの、セキュリティ面もしっかりとチェックするようにしましょう。
次の記事では有料版の顧客管理ソフトを比較しています。無料版とあわせて検討するなら、ぜひ参考にしてください。
顧客管理ソフトを効果的に使うコツ
顧客管理ソフトを導入するだけでは、単に情報を集めるだけのツールになってしまいかねません。そのため「運用ルールや方法を決めておくこと」「適切に更新・メンテナンスを行うこと」が大切です。
運用ルールや方法を決めておく
顧客管理ソフトの導入に当たっては、運用ルールや方法をあらかじめ決めておくことが重要です。導入後の使い方を現場に丸投げしてしまうと、かえって非効率になる恐れがあります。
ツールを使ったとき、誰の作業がどのように効率化するのか、細かく把握しておきましょう。ソフトの導入により、作業負担が増してしまいそうな部分の把握も必要です。
ルールや方法をある程度細かく決めておけば、作業が混乱したり、作業負担が増したりするのを防げます。顧客管理ソフト導入のメリットを最大化できるようなルールや方法を考えましょう。
適切に更新・メンテナンスを行う
顧客管理ソフトで収集する情報に関しては、鮮度を重視することも大切です。情報の更新を怠ると、ミスが発生しやすくなり、顧客や取引先の信用を失いかねません。
情報は適切に更新することを意識しましょう。情報更新についてルール化しておけば、イレギュラーな事態が発生しても、情報の鮮度を保ちやすくなります。
BtoB企業の場合、顧客情報を定期的にメンテナンスすることも重要です。顧客の経営状況は頻繁に変更されるため、誤った情報のまま取引を行うと損をする恐れがあります。
顧客管理ソフトを通じた業務効率化で売上アップの実現を
顧客管理ソフトを導入すれば、顧客情報を一元管理できるようになります。収集したデータを分析して経営に生かし、業務効率化や生産性の向上を図ることも可能です。
顧客管理ソフトには無料版と有料版があり、無料で十分に利用できる製品もあります。無料で利用できる機能や人数の範囲を把握して、自社の現状に適したソフトを選びましょう。
売上アップを実現するべく、顧客管理ソフトの導入を進めてみてはいかがでしょうか。
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