在宅ワークによるコミュニケーション不足など、社員のパフォーマンスが低下しているならビジネスチャットを使うのがおすすめです。従業員同士のやりとりが活性化し、業務効率化や生産性向上が期待できます。ビジネスチャットの特徴や、選び方を紹介します。
最終更新日: 2024年06月28日
大企業におすすめのビジネスチャット6選
導入実績や機能、使いやすさに基づいて厳選した大企業向けビジネスチャットツールを6製品紹介します。
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「Slack」豊富な外部連携でどこでもスムーズに共同作業できる
「Slack」は世界中の企業で導入されているビジネスチャットツールです。外部ツールとの連携が豊富で情報共有がしやすいので、社内におけるコミュニケーションをSlack1つで済ませられます。
連携できるサービスはGoogleドライブやDropboxなど、フォルダ共有サービスをはじめとした2,200種類以上です。例えばリモートワーク中の共同作業も抜け漏れなく進めたいなら、Googleドライブと連携してコメントが付いた際にリマインドするなど、柔軟な活用ができますよ。
シンプルなデザインで操作性が高いため、ツールを初めて扱う人でも使いやすいでしょう。チャットだけでなく音声通話・ビデオ通話・画面共有も可能です。保存データや送信中データを、しっかりと保護できるセキュリティの高さも魅力です。
「Microsoft Teams」大規模なビデオ通話でオンライン会議を促進
多くの有名企業で導入実績があるツールが「Microsoft Teams」です。「Microsoft 365」の有料プランを契約すれば、Microsoft Teamsを含む、さまざまなサービスやツールを利用できます。
無料プランでも最大100人まで参加可能な、ビデオ通話を行うことが可能です。ファイルの共同編集や会議中のファイル共有も、無料プランで行えます。
Microsoft Office系のソフトを導入済みの企業なら、スムーズに連携しながら業務の効率化を図れるため、選択肢の1つとして考えておくとよいでしょう。
「Chatwork」厳重なセキュリティ体制で社外秘の情報を守る
自社のセキュリティ水準を満たすツールを探しているなら、国産ツールの「Chatwork」がおすすめです。多数あるビジネスチャットツールの中でも、国内最大級の導入数を誇っています。
大企業や官公庁でも、多くの導入実績があるので安心です。サーバーとのやりとりは全て暗号化され、送信データは信頼性の高いデータセンターに保存されます。
便利な機能が豊富に搭載されていることも特徴です。チャット機能以外に、Web会議機能・タスク管理機能・ファイル共有機能なども業務で活用できます。
「LINE WORKS」LINEと変わらない安心の使い心地
「LINE WORKS」は多くの人が利用しているLINEのビジネス版です。個人向けLINEと操作性はほとんど変わらないため、普段からLINEを利用している人は使いやすいでしょう。
信頼度の高いシステム運用体制で管理する、セキュリティ面の高さも魅力です。管理者がセキュリティ設定を一括管理できるため、自社のセキュリティ体制を強固にできます。
業務の効率化に必要な機能が、豊富に搭載されている点も特徴です。さまざまな外部ツールと連携すれば、自社に適したシステムにカスタマイズできます。
「Talknote」風通しの良い職場づくりで社員のモチベーションが向上
「Talknote」は個人チャットおよびグループチャット、掲示板への投稿により、情報共有を気軽にできます。シンプルな操作性で使いやすいので、メールや電話、LINEなどからビジネスチャットに移行する企業におすすめです。
またスタンプやいいね機能でリアルタイムに反応を伝えやすかったり、オーバーワーク検知機能で働きすぎを予防できたりします。風通しの良い職場づくりで、社員の離職率低下につながるでしょう。
優秀な社員の定着率アップや業務効率の改善を通して、売り上げを伸ばすのに有効なツールです。
「Workplace」タイムラインで漏れなく情報共有できる
「Workplace」はFacebook社が提供しているビジネスチャットで、Facebookと画面設計が似ています。自分のタイムライン、もしくはグループごとのタイムラインに投稿することで情報共有が可能です。
チャット機能とは違い1つひとつの投稿にコメントが残せるので「会話のトピックの移り変わりが早すぎて追い付けない」という心配がありません。
チャットアプリを別で利用しているが、もう1か所で情報を蓄積しておきたい企業に打って付けのツールでしょう。
大企業にぴったりのビジネスチャットの選び方
ビジネスチャットツールの導入を検討する際に、注目したいポイントを紹介します。さまざまなツールを比較する際の参考にしましょう。
使いやすさや機能性が社員のリテラシーに合っているか
自社に導入するチャットツールを選ぶ際は、使いやすさをチェックしましょう。使い勝手の良いツールなら、誰でもすぐに扱えるため、ツールの浸透スピードが速まります。
豊富な機能を搭載しているツールは、さまざまなことができる反面、使いにくくなる恐れがあります。基本的に最低限必要な機能があれば十分です。
ツールの機能を比較する場合は、連携機能をチェックする必要もあります。連携可能なシステムはツールごとに異なるため、連携させたいシステムがある場合はきちんと見ておきましょう。
自社のセキュリティ水準を満たしているか
ビジネスで使用するツールは、個人情報や企業の機密情報などを取り扱うため、セキュリティの高いものがいいでしょう。チャットツールも例外ではないので、セキュリティはしっかりとチェックしておく必要があります。
クラウド型ツールはコストや導入ハードルの低さが魅力ですが、セキュリティは弱くなりがちです。IPアドレス制限・ログ保存・暗号化などに対応しているか、確かめましょう。
企業のセキュリティポリシーを、満たしているかどうかのチェックも必要です。ユーザーの利用制限を細かく設定できるツールなら、バランスのとれたセキュリティ体制を構築できます。
導入費用やランニングコストが高すぎないか
チャットツールをビジネスで活用したいなら、ある程度のコストがかかることを意識しなければなりません。コストに見合った効果を生み出せるかどうか、導入時に慎重な検討が求められます。
大半のチャットツールは無料でも利用できるものの、使える機能は限定的です。特に大企業でツールを導入する場合は、無料で始めても、最終的に有料化は避けられません。
コストに見合った効果を測定したい場合は、気になるツールのお試し期間中に、テスト運用してみるのもおすすめです。各ツールの特徴を把握した上で、コストをかけて導入するツールを選ぶとよいでしょう。
大企業がビジネスチャットを導入するメリット
企業にとってビジネスチャットツールの導入に、どのようなメリットがあるのでしょうか。コミュニケーションが円滑になる以外のメリットも、チェックしておきましょう。
大人数でもリアルタイムに情報共有ができる
ビジネスチャットのメリットとしては、スピーディにコミュニケーションをとれることが挙げられます。リアルタイムでやりとりできるため、スムーズな情報の共有が可能です。
メールでやりとりする場合、ある程度のタイムラグが発生します。すぐに情報を欲しいと思っても、ビジネスチャットに比べ、情報の共有に大幅な遅れが生じかねません。
気軽にコミュニケーションをとれることも、ビジネスチャットのメリットです。ビジネスメールのような堅苦しいあいさつは必要なく、会話する感覚でやりとりできます。
ファイル共有やタスク管理が一元化できる
ビジネスチャットで業務の依頼を受けた場合、自分のタスクとして、チャット上に残しておけます。対応を忘れたり指示を見逃したりするのを、防げることがメリットです。
業務に関連するファイルも、チャット上で共有・管理できます。ビジネスチャットを通常使用するメインツールの一つにしておけば、業務の効率化にもつながるでしょう。
情報共有はチームやプロジェクト別に、リアルタイムで行えるため、従業員が多い企業でもスムーズに管理しやすくなります。
生産性を大幅に向上できる
ビジネスチャットツールを導入して、コミュニケーションが活性化されると、情報共有がスムーズになるため、生産性の向上を期待できます。
チームやプロジェクトにおいて、会話が少ない状態に陥ってしまうと、情報が円滑に共有されなくなってしまうため、業務がうまく進まなくなりがちです。チャットツールで活発なやりとりが行われることで、メンバーの理解が促進されていきます。
メールと違い簡単な文章でやりとりできることもポイントです。チャットでは丁寧な長文を書く必要がないため、情報をよりスピーディに伝達できるようになり、業務が効率化します。
ビジネスチャットの活用で円滑なコミュニケーションの実現を
ビジネスチャットツールを活用すれば、テレワークを導入している企業でも、コミュニケーションの活性化を図れます。スムーズな情報共有が実現し、生産性の向上につながることもメリットです。
ツールを選ぶ際は、使いやすさ・機能性・セキュリティ・コストをチェックする必要があります。代表的なツールを知った上で、自社の組織体制に適したツールを導入してみましょう。
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