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【比較表】SlackとTeamsの違い・共通点!機能を比較してうまく使い分けよう!

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最終更新日: 2024年10月30日

この記事ではSlackとTeamsを複数の項目で比較し、違いや共通点を詳しく解説。どんな人(企業)に、どちらのツールがおすすめなのかを説明していきます。それぞれ得意なことが微妙に異なるので、どちらが向いているかを確認してみてください。

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Slackはどんな人・企業におすすめ?

Slackは「Google系アプリをよく利用する」「チャットをメインコミュニケーションにしたい」という人・企業におすすめです。

Teamsはどんな人・企業におすすめ?

Teamsは「Microsoft系アプリをよく利用する」「コストパフォーマンスを重視したい」「Web会議の性能を重視したい」という人・企業におすすめです。

SlackとTeamsの比較表!5つの違いを解説

ソフトウェアの機能を比較する男女のイメージイラスト

Microsoft社が開発したTeamsと、Slack Technologies社が開発したSlackの比較ポイントを5つ紹介します。

比較概要は以下のリストの通りです。

Slack Teams
①利用者数(シェア) 約1,000万人/日 約1億5,000万人/日
②コスト(利用料) ・無料プランあり

・最安の有料プランは850円/月

・無料プランあり

・最安の有料プランは430円/月

③連携ツール ・Google系との連携性が高い

・さまざまなツールと連携可能

・Office系との連携性が高い

・さまざまなツールと連携可能

④使いやすさ ・チャットの自由度が高い

・Web会議の機能が少し弱い

チャット・Web会議どちらの機能もバランスがとれている
⑤無料プランの範囲 ・Web会議は1対1のみ(時間無制限)

・チャット機能は大きな制限なし

・Web会議は100人まで(60分までの上限あり)

・チャット機能は大きな制限なし

5つの比較ポイントをそれぞれ詳しく解説します。

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違い①:利用者数(シェア)を比較

ユーザ数はTeamsのほうが圧倒的に多いです。

デイリーアクティブユーザ(一日間にサービスを利用するユーザ数を示す指標のこと)で比較してみました。Slackはおよそ1,000万人に対して、Teamsはおよそ1億5,000万人という調査結果が出ています(日本だけではなく世界基準の数値となります)。

※デイリーアクティブユーザの数字は、Slackが2019年、Teamsが2021年のデータです。Slackは2019年以降、デイリーアクティブユーザ数を公表していません。

利用者数が多い=すばらしいサービスとは一概に言えませんが、ユーザが多い分「信頼を得ている」「使いやすい理由がある」サービスという見方もできます。

違い②:コスト(利用料)を比較

Slack、Teamsともに無料プラン、有料プランの両方があります

有料プランを比較すると以下のような違いがあります。

Slack Teams
無料プラン
最安の有料プラン プロ:850円/月 Essential:430円/月
最上の有料プラン ビジネス:1,600円/月 Teams:1,360円/月

さらにTeamsは、中グレードである「Business Basic(650円)」以上のプランだと、Office系アプリ(Outlook、SharePoint、Word、Excel、PowerPointなど)も使えるようになります。

Slack・Teamsそれぞれでプランごとの機能内容は異なるものの、Teamsのほうがリーズナブルです。またOffice系の他アプリが使用できることからも、Teamsの有料プランはコストパフォーマンスが高いでしょう。

ただしSlackは月額払いなのに対し、Teamsは年間払いです。一度の支払いはTeamsの方が高くなることに注意してください。

違い③:連携ツールを比較

Slack・Teamsどちらも外部アプリ・ツールと連携することでいっそう使いやすくなります。しかし連携できるアプリ・ツールはSlackとTeamsで少し特徴が異なるため、この項目を参考にして使い分けるのも良いでしょう。

SlackはGoogle系アプリとの連携が得意です。例えば社内のグループウェアがGoogle Workspaceであれば、カレンダーやメールをSlackと連動させることが可能です。

一方でTeamsは、Microsoft系アプリとの連動性が抜群。例えばTeamsでのWeb会議内でExcel・PowerPoint・WordなどのOfficeアプリを共同編集することも可能です。その他SalesforceやEvernote、Trelloといった有名ツールとの連携もできます。

最近はSlackもTeamsも日々アップデートされており、連携できるアプリ・ツールが増加傾向にあります。普段からよく使用するアプリがあれば、SlackもしくはTeamsに連携できるかどうかを事前に調べておくと良いでしょう。

違い④:使いやすさを比較

チャット機能については、SlackとTeamsとで致命的な差はありません。メンション機能・ファイル共有・チャット履歴の検索といった機能は、SlackもTeamsも有しています。

ただビデオ会議の機能については使いやすさに差があります。まずSlackはビデオ会議が最大で15人参加までとなっており、人数制限がやや厳しい印象です。一方Teamsは300人までの同時参加が可能。そもそもSlackはチャットツールとして普及しているので、Web会議は得意としていない可能性があります。Slackを採用するなら、Web会議はZoomなどを利用した方が良いかもしれません。

「チャットだけでなく、Web会議の使用も検討している」という人・企業は、SlackとTeamsの使いやすさの差を理解しておく必要があります。

違い⑤:無料プランの範囲を比較

SlackとTeamsには無料プランがあります

無料プランにおけるSlackとTeamsの大きな違いは「Web会議の機能」です。

  • Slackは1対1しかできないのに対し、Teamsは100人まで同時参加が可能(有料プランの場合はSlackが15人、Teamsは300人までOK)
  • Slackは時間無制限だが、Teamsは60分までの上限あり

つまり「1対1の会議さえできればOK」という方は、Slackの無料プランでもまかなえます。一方で「複数人でWeb会議を行いたい」という方は、Teamsの無料プランを使うのが良いでしょう。

なおチャット機能についてはSlack・Teamsどちらの無料プランも、使用に支障が出るような機能制限はありません。

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SlackとTeamsを比較したときの6つの共通点

6つ並んだブロック

SlackとTeamsの比較をしたときの共通点も6つ紹介します。

  1. チャット・Web会議どちらでも使用可能
  2. チャットでのファイル共有可能
  3. アプリ、ブラウザどちらでも使用可能
  4. 過去チャット内容が検索可能
  5. 強固なセキュリティ
  6. 有料プランから高品質サポートを受けることが可能

それぞれ詳しくみていきます。

共通点①:チャット・Web会議どちらでも使用可能

SlackとTeamsの共通点、1つ目は「チャット・Web会議どちらでも使用可能」です。

SlackはWeb会議が少し苦手な面はあるものの、Slack・Teamsどちらもチャットに加えて、Web会議ができます。

「チャット(テキスト)のみでは、なんか息詰まるな…」というときは、すぐにWeb会議でコミュニケーションをとることが可能です。

共通点②:チャットでのファイル共有可能

SlackとTeamsの共通点、2つ目は「チャットでのファイル共有可能」です。

チャンネル(グループ)ごとでファイル共有が可能なので、同じチャンネルでやり取りが続く場合は「あのファイル、どこにあったっけ」と迷子になることが減ります。

ただしSlackもTeamsもプランによってストレージの容量が異なるため、ファイル共有のやり取りが多い場合は事前にプラン内容のチェックが必要です。

共通点③:アプリ、ブラウザどちらでも使用可能

SlackとTeamsの共通点、3つ目は「アプリ、ブラウザどちらでも使用可能」です。

常に同じ端末でSlack・Teamsを利用する場合はアプリでの利用でOK。いろんな端末からアクセスする必要がある場合は、ブラウザでの使用が便利です。

Slack・Teamsどちらも自分の使用シーン、シチュエーションに合った使い方ができます。

共通点④:過去チャット内容が検索可能

SlackとTeamsの共通点、4つ目は「過去チャット内容が検索可能」です。

Slack・Teamsは過去のチャット履歴はすべて残る上に、後から検索ができます。「過去の履歴をスクロールしてさかのぼるのはしんどい…」「確か○○のやりとりしていたような」というときに、過去のチャットを検索で探し当てることが可能です。

共通点⑤:強固なセキュリティ

SlackとTeamsの共通点、5つ目は「強固なセキュリティ」です。

Slack、Teamsどちらも非常に高いセキュリティが担保されており、安心して使うことができます

理由はMicrosoft社・Slack Technologies社どちらもセキュリティ関連のさまざまな認証を取得しており、外部機関からも安全性が認められているためです。

例えばSlackはISO(国際標準の認証)の認証を取得しています。その他多数の国際基準を満たしていることも、安心材料の1つです。

Teams(Microsoft社)も同様に、ISOの認証を取得しています。またその他さまざまな基準を満たしています。

セキュリティについては、SlackもTeamsも大きな心配は要らないでしょう。

共通点⑥:有料プランから高品質サポートを受けることが可能

SlackとTeamsの共通点、6つ目は「有料プランから高品質サポートを受けることが可能」です。

Slack・Teamsどちらも有料プランに加入すると「24時間年中サポート」など、品質の高いサポートを受けられるようになります

一方で無料プランはSlack・Teamsどちらも最低限のサポート(お問い合わせページから質問をするか、FAQを参照するのみ)しか受けられません。

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SlackよりもTeamsが向いている人・企業

オフィスのイラスト

「結局のところ自分にはSlackとTeamsどっちが向いているの?」と感じますよね。これまでのSlack・Teamsの比較結果を踏まえると、SlackよりもTeamsが向いているのは以下のような人(企業)です。

  • Microsoft系アプリをよく利用する
  • コストパフォーマンスを重視したい
  • Web会議の性能を重視したい

Teamsが特に優れている点は、Microsoft系のアプリとの連動性が高い点・有料プランが安い点です。

逆にSlackの方がおすすめな人・企業

逆にSlackの方がおすすめなのは、以下のような人(企業)です

  • Google系アプリをよく利用する
  • チャットをメインコミュニケーションにしたい

MicrosoftよりもGoogleアプリをよく利用するという場合は、Slackの方が使いやすいでしょう。「脱Officeを目指している」「社内でGoogle Workspaceが普及している」という人・企業はSlackを検討することをおすすめします。

またSlackはチャットの自由度が高いので、この点に魅力を感じるなら一度試してみるのが良いでしょう。

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TeamsからSlack、SlackからTeamsへのツール移行は不可能ではないがハードルが高い

高いハードルを越えようとする人々のイメージイラスト

TeamsからSlack、SlackからTeamsへのツール移行はハードルが高いので注意が必要です。

移行と一口に言っても「連携アプリ」「チャンネル」「ユーザ」などがありますが、一番大事なのは「チャットの履歴」ですよね。

Slack⇔Teamsのメッセージ移行は、一括で行うには専門的な知識・操作が必要です。そのため移行のハードルはかなり高いといえます。

Slack、Teamsどちらも無料プランがあります。迷ってなかなかアクションがとれない場合、まずは両方試してみるといいですね。そして本格導入する際は、この記事の比較表や公式ページを参考にしていただきながら、慎重に決めると良いでしょう。

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