無料で使えるWeb接客ツール11選！選び方や導入事例も解説

サイト上でのマーケティングや顧客との問い合わせ業務を効率化してくれるWeb接客ツール。

そんな万能なツールにも無料で使えるものがあるんです。本記事では無料で使えるWeb接客ツールを11個紹介します。

ツールの選び方や導入の成功事例、有料版との違いも併せて解説します。Web接客ツールの導入を検討している方は、ツール選びの参考にしてください。

無料で使えるWeb接客ツール11選

無料で使えるWeb接客ツールを11個紹介します。ツール選びに重要な項目を以下の比較表でまとめたので、ぜひ参考にしてください。

特に、無料期間はツールごとで大きく異なるので要チェックです。

Web接客ツールには「ポップアップ型」と「チャット型」、この2つを掛け合わせた「ハイブリッド型」の3種類があります。各タイプについてまとめたのが以下の通りです。

「Zoho SalesIQ」無料でサイト分析や無人チャットも可能！

「Zoho SalesIQ」を使えば、リアルタイムで見込み客の順位付けができます。

Webサイトの滞在時間や過去の訪問回数など、複数の指標を基にして同心円状に表示されるため、ひと目で見込み客の特徴が把握できます。

チャット機能では顧客との有人・無人チャットが可能。また、訪問者に対して適切な担当者を割り当てる機能や、社内の連絡に使えるチャットも用意されています。

無料プラン以外に3つの有料プランが用意されていて、有料プランは15日の無料トライアルが利用できます。トライアル期間の終了後は、自動で有料プランに移行されないので安心です。

無料プランでは利用許可ユーザー数、月間チャット数が限られているほか、マーケティングに役立つ機能は使えません。これらの制限をしっかりと確認したうえで導入を検討してください。

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「ecコンシェル」AIが顧客に応じたポップアップを表示、キャンペーン設定もラクにできる

「ecコンシェル」はビッグデータを保有するNTTドコモとPKSHA Technologyが共同開発した、AI搭載のWeb接客ツールです。

顧客データを基にしてAIが、顧客一人ひとりに合わせて、最適なポップアップを表示してくれるのがポイント。

また、わかりやすい管理画面でツールを使うのが初めての方でも、各キャンペーンの設定が簡単にできます。「いつ」「どこで」「なにを」に関する内容を設定するだけでOKです。

ecコンシェルならサイト分析からサイト訪問者の分類、Web接客、効果検証まで一括で完了。無料プランなら期間制限なしに無料で使えるので、まずは費用をかけずにWeb接客ツールを使いたい方におすすめです。

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「賢瓦」ユーザーの離脱防止に特化したツール

「賢瓦」は顧客の離脱を防止することに特化した、ポップアップ型のWeb接客ツールです。顧客がサイトを離脱しようとしたときに、ポップアップやレコメンドウィジェットを表示して、離脱を引き止めます。

「離脱防止ポップアップ」「特定位置出現ポップアップ」「レコメンドウィジェット」「オーバーレイ」の4つのツールが完全無料で利用できます。

ページの特定の位置でポップアップを出現させたり、オーバーレイを表示させたりできるんです。

またヒートマップ機能もあって、サイトのどの部分が熟読されているのか、多くクリックされているのかを可視化できます。離脱箇所をいち早く特定でき、サイトの改善を素早く行えるでしょう。

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「Promolayer」100種類以上のテンプレートから選んでポップアップを作成可能

「Promolayer」は日本市場でのマーケティングに特化した、ポップアップ型のWeb接客ツールです。WixやShopifyなどの各種プラットフォームにも対応していて、導入の手続きが分かりやすいため安心です。

100種類以上のあるテンプレートの中から、自分好みのポップアップビルダーを選択でき、ブランドのイメージとマッチした施策が可能になります。

また、年末年始や母の日など、季節感に合ったデザインのテンプレートが用意されていて、簡単におしゃれなポップアップを作成できます。

Promolayerは無料プランでもポップアップの作成数が無制限であったり、ライブチャットでサポート、ABテストを作成できたり豊富な機能がそろっています。

無料でもできるだけ高機能のWeb接客ツールを使ってみたい方にピッタリです。

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「Zendesk for service」チャット/メール/SNS/電話からの問い合わせにも対応

「Zendesk for service」では有人チャットと、AI搭載の無人チャットを利用してWeb接客を行うツール。チャット対応のデータは自動で蓄積・分析されるため、チャット対応の改善につなげられます。

チャット、SNS、メール、電話など、各顧客が使うチャネルに対応できます。またAIとボットが即時に対応できるので、サポート担当者の負担も大きく軽減されるでしょう。

また、問い合わせの対応状況については1つのワークスペースですべてを管理でき、対応の進捗や優先順位付け、回答がよりスムーズに行えます。

問い合わせの詳細もすぐに管理できるので、スピーディーな顧客対応を可能してくれます。

以下の条件を満たしている企業であれば6ヶ月間の無料トライアルが可能です。

• 従業員50人以下
• 外部から資金調達を行っている

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「CLOVA Chatbot」LINEとの連携に強いのが特徴、AIによって高精度な回答も実現

「CLOVA Chatbot」はLINEとの連携に強い、チャット型のWeb接客ツールです。LINE公式アカウントやLINE WORKSと連携可能なほか、チャットボット上で、LINE Payを用いた決済にも対応できます。

登録されたシナリオ数は2,000件を超え、AIによる高い正答率が魅力です。

直感的な操作で会話・シナリオ設計が可能。会話を分析することで顧客の潜在的なニーズを把握して、サービスの改善に役立てられます。

日本語以外に英語、中国語、タイ語、インドネシア語にも対応。言語別に最適化されたアルゴリズムで問い合わせにも回答できます。海外顧客が多いサイトでもスムーズに対応できるでしょう。

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「AI-FAQボット」質問と回答を入力したExcelを準備すればOK！簡単に始められる

「AI-FAQボット」は言葉の表記揺れを自動で学習するチャット型のWeb接客ツール。登録していない単語が出ても自動で学習するため、使うほどに精度が上がっていきます。

質問と回答を入力したExcelを用意するだけでツール利用の準備が完了。事前に学習させなくてもチャットボットの利用ができるんです。

チャットボットによる回答が機械的にならないよう、話し言葉のような自然な文章を理解し、その学習をもとに顧客の問いに答えます。

最適な回答を導き出すことで、顧客とのスムーズなコミュニケーションが実現できるでしょう。

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「sinclo」サイト訪問者をモニタリング、適切なタイミングでオートメッセージ

「sinclo」はノーコードで簡単に導入できるWeb接客ツールです。有人チャットと無人チャットボットを併用して、効率的な顧客対応を実現できます。

単にチャットで会話するだけでなく、顧客の開いているページの共有と遠隔操作、画面上で資料や見積書などの共有も可能です。

さらに、外部のチャットツールやカレンダーアプリ、データ分析ツールと連携することで作業を効率化できます

そのほかウィジェットのデザインを自由にカスタマイズできたり、サイト訪問者をリアルタイムでモニターできたりなど、より顧客にとって最適なサイトになるための機能もたくさん。

チャット型のツールではありますが、サイト上での接客・営業の課題を解決できる便利なツールなんです。

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「Chat Plus」業界別のチャット対応テンプレートが用意

「Chat Plus」では業界別にチャット対応のテンプレートが用意されているほか、プロのサポートを受けられるため、初めてでも安心して導入できます。

Webサイトのデザインに合わせて、オリジナルのデザインが適用可能。シナリオの設定も簡単で、理想のチャットボットをラクに運用できます。

また顧客からの問い合わせだけでなく、「IDとパスワードを知りたい」「精算処理をしたい」といった社内の問い合わせにも対応可能。

社内外問わず、広い範囲での業務効率化を実現できるでしょう。

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「Challbo」コールセンターのノウハウを活かした信頼度の高いツール

「Challbo」はコールセンターのノウハウを活かした、チャット型のWeb接客ツールです。

複数サイトに対して一つのチャットボットで対応できるため、サイトごとにオペレーターを雇う必要がなく、人件費を削減できます。

大量の個人情報を扱ってきた経験を生かして、安全に情報のやり取りができる環境を提供。情報をすぐに確認できるように工夫されています。

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「Robee」独自のプラットフォームでデータ分析、効果的な施策が可能に

「Robee」はポップアップ機能や、チャット機能、ABテストやヒートマップ分析を搭載。CVRの向上や、データ分析によるサービスの解約防止に役立ちます。

Robee独自のプラットフォームでサイト分析を行うことで、サイトごとの特徴を生かした運営が可能に。

単にポップアップの表示やチャットボットの設置を行うだけでなく、データから顧客のインサイトをつかんでから施策に反映させます。

他にもヒートマップ機能や広告の効果検証もツール上で完了。コンバージョンレートだけにとらわれず、ユーザーのインサイトに刺さるマーケティングを実現してくれるでしょう。

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無料で使えるWeb接客ツールの2つの選定ポイント

無料のWeb接客ツールを導入するにあたって、ツール選びのポイントとなるのが次の2つです。

• 無料で使える機能で導入目的を達成できるか
• 無料期間はどのくらいか

無料で使えるからといって比較検討を行わずにツールを導入すると、使いたかった機能が使えなかったり使いにくかったりして、逆に仕事を増やすことになりかねません。

ツールの機能を最大限発揮し、今までの業務をより効率的に行うためにも「使える機能」や「無料期間」をチェックしてから導入を進めましょう。

無料で使える機能で導入目的を達成できるか

Web接客ツールによって「サイト離脱を防止したい」「顧客対応をスムーズにしたい」「サイトの売上を上げたい」など導入目的はさまざま。目的を達成できるツールを選ぶことが第一です。

WEB接客ツールは「ポップアップ型」と「チャット型」、その両方の機能をもつ「ハイブリッド型」に分けられます。

ポップアップ型は主にマーケティング活動、チャット型は問い合わせ業務の効率化を目的としたツールです。

そのためまずは導入目的を設定したうえで、どのタイプのツールを選ぶべきかを確認しましょう。

無料のWeb接客ツールでは機能制限があったり、有料ツールと比べて性能が低かったりすることも、珍しくありません。

同じタイプのツールでも、自社の目的を達成するために必要な機能が備わっているか、チェックすることが重要です。

無料期間はどのくらいか【無料プラン・無料トライアル】

無料で使えるWeb接客ツールには無料プランのものと、無料トライアルのものに分けられます。

無料プランの場合は期間の制限なしに使えますが、無料トライアルの場合は特定期間のみお試しとして無料で使える仕組みとなっています。

トライアル期間を過ぎたら自動で有料プランに移行するケースも。トライアル終了後の流れについてしっかり把握したうえで、無料トライアルを始めましょう。

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Web接客ツール導入の成功事例を2社紹介！

Web接客ツールの活用によりどんな成果を上げられるのか、実際の成功事例を参考に導入イメージを描いてみましょう。

ここでは「タワーレコード」と「アダストリア」2社の事例を紹介。ツール導入後の運用方法について、ぜひ参考にしてください。

「タワーレコード」ツール活用でCVRが98％アップ

タワーレコード株式会社は主に音楽ソフトや映像ソフトの販売を行う会社。店舗での販売のほかサイト上での販売も行っており「タワーレコードオンライン」という自社サイトを保有しています。

Web接客ツールの導入によりCVRを98％向上させることに成功し、リターゲティング広告より高い費用対効果を実現。

Web接客ツールの導入のきっかけは、コンバージョンアップを目的にサイト上でマーケティングが行われていなかったところにありました。

サイト改修を試みたものの、回収すべき範囲が大きくABテストツールの導入は断念。そこで、サイトの改修なしでも手軽にマーケティングが行えるWeb接客ツールの導入を決めています。

もともとサイト内にバナーはあったのですが、どの場所にどの大きさで設置するかが大きな課題でした。

そこでWeb接客ツールを使ってバナーの位置とデザインを工夫し、訴求したい内容を目立出せる仕組みを作った結果、コンバージョンが向上したのです。

ツールの活用によって、サイトのバナー一の調整やメールでの訴求、サイト運営など、多くの場面でより効果的なマーケティング活動が可能になっています。

「アダストリア」パーソナライズされた効果的な施策実行が可能に

株式会社アダストリアは衣料品や雑貨の企画・製造・販売を行う会社。国内に1,300以上の店舗を構えるほか、自社サイト「ドットエスティ」の運営も行っています。

「顧客のサポート」と「データ活用」2つの目的をもってWeb接客ツールを活用しています。ツール上の顧客の行動パターンを分析し、それに寄り添ったリアルな接客を可能にしました。

サイトでのイベントや保有クーポン、保有ポイントを訴求して購買を促進するシナリオや、サイトの機能紹介をすることでサービスの活用を促すシナリオを設計。

例えば、保有クーポンをポップアップで表示する施策では、クーポン利用者を140％に増やすことに成功しました。

また、ツール活用によって顧客がレビュー情報を熟読していることがわかり、レビュー投稿キャンペーンを実施した際にはレビュー投稿数が1.4倍に増加。これによって売上アップにつなげた例もあります。

アダストリアは最終的に十人十色の体験ができる世界を目指しています。サイト内の顧客の行動から潜在的なニーズを読み取り、Webでも店舗と同様の接客を可能にするため奮闘を続けているのです。

本格的なWeb接客には有料ツールがおすすめ【無料版から切り替えるタイミング】

無料Web接客ツールはコストかけずに使える分、機能制限があるのがデメリット。無料版で十分に成果が出てきて、成長の軌道に乗ってきたら本格的なツールの運用が必要になるでしょう。

無料版のツールを使いながら、次のような変化がある場合は有料版に切り替えるのがおすすめです。

• サイトの規模を拡大する場合
• より効率的な接客のため高度な分析を行いたい場合

費用対効果を考慮しつつ、有料版への移行も視野に入れてみるのがよいでしょう。

サイト規模を拡大する場合

無料のWeb接客ツールだと利用制限されている機能が多く、思う存分ツールのメリットを発揮できません。また、せっかく施策に成果が出てきても「制限を超えてしまい、これ以上施策を打てない」なんてことも。

このように、サイトの規模が大きくなり、打つべき施策も多くなってきたタイミングが有料版ツールへの切り替えのタイミングです。

有料版のWeb接客ツールだと、登録可能なシナリオ数や作成可能なポップアップ数、登録可能サイト数も増加します。

より広範囲での業務効率化が可能になり、サイトでの効率的な集客、売上拡大にもつながります。

より効率的な接客のため高度な分析を行いたい場合

無料版のWeb接客ツールだと機能制限が多く、データ分析を十分に行えないことも。有料版のツールだとAIが搭載されているものもあり、より高精度な分析やチャットの自動回答が可能になります。

サイト上での顧客の動きや広告の効果検証など、サイト運営においてデータ分析は欠かせません。

効果検証ができなくては「どんな施策が」「どのくらいのインパクトがあるのか」を把握できず、次の施策の改善策を見つけにくくなります。

そこで有料のWeb接客ツールを使えば、充実した分析機能により、成果につながりやすいマーケティング活動を行えるでしょう。

ぴったりのWeb接客ツールを無料で診断する

無料のWeb接客ツールを活用した効果的な施策で売上アップを

ネットショッピングが一般化してきた近年において、Web接客ツールを用いた競合他社との差別化が欠かせません。

Web接客ツールにはポップアップ型とチャット型があり、マーケティングと問い合わせへの対応の、どちらを目的とするかによって適切なツールが異なります。

自社の導入目的や、メインユーザー層に合わせて選ぶことが必要です。

無料で利用できるWeb接客ツールもあり、費用をかけずに売り上げ改善につなげる手もあります。無料ツールを導入する場合は、無料の期間や機能制限を確認することが大切です。

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