無料で使えるビジネスチャットツール6選！選び方や有料版との違いも解説

リモートワークの普及など働き方の変化に伴い、社内外のコミュニケーション方法も少しずつ変化を見せています。

そんな中、導入企業が増えているのがビジネスチャットツール。これまでの電話やメール、対面でのやり取りよりもカジュアルでスピーディーなコミュニケーションを取れるのが特徴です。

「使用感を試してみたい」「まずは無料で運用したい」そんな方のために、この記事では無料でも存分に使えるおすすめのビジネスチャットツールを6製品紹介。ぴったりのツールを導入して、コミュニケーションの活性化を実現しましょう。

無料で使えるビジネスチャットツールおすすめ6選【徹底比較】

無料で使えるおすすめのビジネスチャットツールを6製品紹介します。どの製品も有料版に引けを取らないものばかり。社内外の効率的なコミュニケーションが実現します。

「Chatwork」導入企業30万社超えの人気ツール！はじめてでも簡単に使える

• 国内利用者数No.1！導入企業30万社超えの実績で安心して使える
• シンプルな機能と操作性でだれでも簡単に使える
• 充実のタスク管理機能で業務効率も大幅UP

「Chatwork」は35万社もの導入企業数を誇る、国内利用者数No.1のビジネスチャットツール。「まずは気軽にビジネスチャットをはじめてほしい」との思いから、無料プランでも機能が充実しているのが大きな特徴です。

シンプルな機能と操作性で、難しい設定や操作は必要ありません。会員登録すればすぐに使えるクラウド型の特徴を活かして、すぐにスタートできるのも大きな魅力です。

そして、ほかのビジネスチャットツールと比べてタスク管理機能が充実しているのが「Chatwork」ならではの特徴です。やるべきことを作成・編集して、自分のタスク把握はもちろん、相手に仕事を依頼する際にもそのまま活用できます。

無料プランではユーザー数100人まで、1ユーザーあたりのグループチャットは7つまで利用可能。人数が比較的少ない中小企業に特におすすめです。

「Slack」あらゆる仕事とコミュニケーションをチャンネル単位で整理

• 世界で1,000万人以上が活用、次世代の働き方が実現
• 無制限のチャンネル作成で、あらゆる仕事とコミュニケーションが見える化
• 過去のメッセージログを自由自在に検索、チャットが資産に

「Slack」は世界で1,000万人以上が活用するグローバルなチャットツールです。パナソニック社やサイバーエージェント社など、日本の大手企業でも取り入れられています。

無料プランでもユーザー数やチャンネル数は無制限。利用人数を気にする必要もありません。あらゆる仕事とコミュニケーションを「チャンネル」と呼ばれるグループトーク単位で分類でき、メッセージやファイル共有、ビデオ通話などもそのまま行えます。

また過去にやり取りしたメッセージログの自由自在な検索も可能。「あのときどうしたっけ…」「〇〇さんはどのように仕事を進めたのだろう…」など仕事の進め方に困った場合もすぐに発見できます。

なお無料プランの場合は、後からアクセス可能なメッセージが最新1万件までに制限されます。普段のやり取りを行うぶんには、ほとんど問題ないと捉えてよいでしょう。

チームや複数のプロジェクト単位で業務のやり取りを進めたい方におすすめです。

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「LINE WORKS」LINEと同じ使用感で操作性抜群、即戦力のビジネスチャット

• LINEと同じ使用感で導入もスムーズ
• 掲示板やカレンダー、ドライブ機能などビジネス版ならではの機能が豊富
• 仕事用とプライベート用でLINEの使い分けが実現！オン・オフの切り替えがうれしい

ビジネス版LINEとして導入企業が急速に広がっている「LINE WORKS」。LINEと同じ使用感でそのまま使えるので、導入の際にあわてる必要もありません。普段使いのLINEの操作感はそのままに、仕事のやり取りを進められるのが何よりの特徴です。

また「LINE WORKS」はビジネス版ならではの機能が豊富に搭載されています。社内の連絡・周知に活用できる掲示板や、メンバーの予定を把握できるカレンダー機能、エクセルなど各種ファイルや資料をどこからでも保存して共有できるドライブ機能など様々な機能を活用すれば、業務効率化の実現に大きくつながるでしょう。

仕事用とプライベート用でLINEのアカウントを使い分けられるので、オンとオフをハッキリと分けられるのもうれしいポイントです。

無料期間やグループトークの数は無制限ですが、ユーザー数は100人までの制限がかかっています。ビジネスチャットの導入には少し抵抗があるものの、デジタル化を進めたい中小企業におすすめです。

「Microsoft  Teams」無制限のチャットが可能、ビデオ通話機能も強力

• 無料版でもユーザー数・グループ数が無制限、自由にチャット可能
• 同時接続最大100人のビデオ通話が可能、WEB会議もスムーズに開催できる
• 1ユーザーあたり5GBのクラウドストレージでファイル共有も自由自在

「Microsoft  Teams」はエクセルやワードでおなじみのMicrosoft社が提供するビジネスチャットツールです。無料版でもユーザー数やグループ数が無制限で、チャットを行ううえでの制約はほとんどありません。

さらに、同時接続が最大100人まで可能なビデオ/音声通話機能も標準搭載。わざわざほかのWEB会議ツールを開くこと無く、さまざまなコミュニケーションがシームレスに実現します。

「Microsoft  Teams」は他のツールの無料版と比べて、ファイル共有用のストレージ容量が1ユーザーあたり5GBと非常に多いのが特徴です。エクセルやワード、画像や動画など、さまざまな資料をスムーズにやり取りできるでしょう。

大人数での会議やプロジェクトが多い企業や、ファイル共有の頻度が多い企業に特におすすめです。

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「Typetalk」いいね機能を搭載、SNSのような感覚で使える

• いいね！機能を搭載、カジュアルな雰囲気でテキストコミュニケーションが捗る
• シリーズ製品など豊富な連携機能で生産性向上が実現
• iPhone・Android用のアプリでいつでもどこでも使える

「Typetalk」はヌーラボ社が提供するテキストチャット特化型のビジネスチャットツール。ビデオ通話などの機能は搭載していませんが、シンプルな画面表示と操作性でコミュニケーションが迅速に進みます。

また、チームのよい働きや動きに対してアクションできる「いいね機能」と「いいねビュー」機能を搭載。感謝の気持ちを送ったり、チームで盛り上がっている話題をキャッチアップできたりと、カジュアルな雰囲気でコミュニケーションが捗ります。

さらに「Typetalk」はシリーズ製品との連携機能が強力です。プロジェクト・タスク管理ツールの「Backlog」やオンライン作図ツールの「Cacoo」、バージョン管理サービスの「GitHub」などとの連携が可能で、それぞれの変更や更新があった際に通知を受け取れます。

無料プランではユーザー数10人まで利用可能。少人数で利用したい企業や、シリーズ製品をすでに活用している企業におすすめです。

「Workplace」Facebookのテクノロジーを搭載、優先度の高い情報にすばやくアクセス

• Facebookの機械学習技術を搭載、優先度が高い情報の自動表示で効率化が実現
• Facebookと同様の操作画面(UI)で馴染みやすい
• 充実のセキュリティ性、GoogleからMicrosoftまであらゆるツールの統合も可能

「Workplace」はFacebookを提供するmeta社がリリースしているビジネスチャットツールです。

Facebookで培ってきた機械学習のテクノロジーを採用しており、組織にとって優先度の高い情報の自動表示が可能。情報の取捨選択をわざわざ行う必要がなくなり、コミュニケーションの大幅な効率化が期待できます。

また操作画面はFacebookと同様のフィード画面表示がベースになっています。導入の際に新たなUIに困惑することもありません。使い馴染みのある操作画面とそのままの使用感でビジネスチャットのやり取りが可能です。

また高度な暗号化技術に基づいたセキュリティ要件も担保。GoogleやMicrosoftなどさまざまな外部ツールとの連携も対応しています。

メッセージやチャットを確認する手間を省きたい場合や、ITツールの利用に慣れている企業におすすめです。

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無料ビジネスチャットツールの選び方【3つのポイント】

無料ビジネスチャットツールの選び方におけるポイントを3つ紹介します。

これらのポイントを押さえておけば、ツール選びで大きく失敗することはありません。「思っていたのと違った…！」とならないためにも、導入前に十分に確認しておきましょう。

利用ユーザ数・データ容量の上限が少なすぎないか

無料のサービス(プラン)を利用したいと考えた時に、最も重要なのは「利用ユーザ数・データ容量の上限が少なすぎないか」です。

無料で利用できるビジネスチャットツールは、ユーザ数やデータ容量などの上限が低い値で設定されていることが多いです。

例えば、ビデオ会議が「1対1」や「同時参加4人まで」といった制限を持つツールもあります。

また有名なビジネスチャット「Chatwork」の無料プランでは、累計7グループチャットまでしか作れません。

無料ツールを利用する際には、想定しているユーザ数に対して「利用可能なユーザ上限数」「データ総容量」に問題がないか確認しておくことが大切です。

通話・画面共有などチャット機能以外が充実しているか

通話・画面共有など、チャット機能以外が充実しているかどうかも確認しましょう。

同一のチャットツール内で通話・画面共有などができると仕事の効率が大幅にアップします。

例えばチャットでやりとりをしている中で「テキストのみでは説明しづらいな」と思った時に、その場ですぐに会話できればストレスなく仕事を回せるでしょう。

チャットツール内に通話機能があると、チャットでのやりとりの履歴も確認しながら会話できるので便利です。また同時に自分のPC画面なども共有できれば、こちらの意図がスムーズに伝わりやすくなります。

ビジネスチャットを導入する際にはチャット自体の使い勝手はもちろん、その他の機能も充実しているかをしっかりチェックしておきましょう。

直感的に使いやすいかどうか

「直感的に使いやすいかどうか」はビジネスチャットを選ぶうえで重要なポイントです。

画面のシンプルさや操作性は、使い勝手に大きく影響します。利用現場で継続的に使用し続けられるかどうかにも直結する部分です。

使いやすさを判断するには、スマホ(できればアプリも導入してみる)とPC両方で実際に触ってみるとよいでしょう。また各種アイコン・名称がシンプルで、細かいマニュアルがなくても操作できることが理想です。

多くのビジネスチャットツールは無料プランが用意されています。気になるツールがあればとりあえず触ってみて、自分の(自社の)チームに向いているかを考えてみてください。

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無料のビジネスチャットツールがおすすめの企業

有料プランの製品にも引けを取らない性能の無料版ビジネスチャットツール。「本格導入する前にとりあえず試してみたい…！」という場合はもちろん、利用人数やデータのやり取りが少ない企業にもおすすめです。

本格導入する前にとりあえず試してみたい

ビジネスチャットツールを本格導入する前にとりあえず試してみたい場合、無料版のビジネスチャットツールはまさにうってつけです。

今回紹介した製品はもちろん、たいていの製品には無料版とは別で有料プランが設定されています。まずは試験的に無料版で導入してから、使用感のよさや使用規模の拡大に応じてプランをアップグレードすれば、本格導入をスムーズに進められるでしょう。

もちろん、さまざまなツールを試した後、いちばんフィットする製品を改めて選択するのもひとつの方法です。

利用人数が少ない

無料のビジネスチャットツールは利用人数が少ない企業にもおすすめです。ツールによっては「ユーザー数100人まで」などの人数制限がなされているものがあり、使用感が気に入っても無料で使えないなんてケースも少なくありません。

会社や事業所が10～30名規模などの場合であれば、無料ツールのユーザー数や要件で十分なケースも多いです。

利用人数が多いものの無料製品を活用したい場合は、ユーザー数が無制限の製品を選びましょう。

データのやり取りが少ない

データのやり取りが少ない企業にも無料のビジネスチャットツールはおすすめです。無料ツールのストレージ容量は比較的低めに設定されているケースが多く、動画や画像などデータ容量の大きいファイルのやり取りには適していません。

普段からのファイル共有がエクセルやワード中心の場合は、無料ツールのストレージ容量で十分なケースも多いでしょう。

データのやり取りが多い場合はストレージ容量が多い製品を選ぶか、外部のクラウドストレージなどもうまく活用する必要があるでしょう。

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本格的に活用するなら有料版も検討を【無料版との違い】

ビジネスチャットツールの活用を本格的に進めるのであれば、無料だけでなく有料版ツールも検討するのがおすすめです。

たとえば無料版から有料プランに移行すると、利用ユーザー数やグループ数の制限が解放されるうえに、ストレージ容量も大きくなるケースがほとんど。またセキュリティ要件が強化される場合もあります。

利用ユーザー・グループ数の制限がない

有料版のビジネスチャットツールでは、利用ユーザー数やグループ数の制限がほとんどありません。使用人数を気にせずにさまざまなやり取りができるので、コミュニケーションの柔軟性が大きく向上します。

100名規模を超える大人数での使用や、さまざまなプロジェクトが同時進行するような場合であれば、有料ツールは猛威をふるいます。

ストレージ容量が大きい

ストレージ容量が大きくなるのも有料ツールならではの特徴です。

無料版のツールはファイルのストレージ容量が低めに設定されているケースが多いです。そのため過去にやり取りのあったデータを残しておけず、さかのぼるのが困難になってしまう可能性も少なくありません。有料ツールなら無制限、あるいは料金プランに応じて容量を増やせます。

エクセルやワードなどの資料はもちろん、画像や動画などデータ容量が大きくなるファイルを頻繁にやり取りする場合は、ストレージ容量が大きい有料ツールを検討するとよいでしょう。

セキュリティが強い

無料ツールに比べて、有料ツールのほうがセキュリティが強いものが多いです。

もちろん、無料ツールもセキュリティが弱いわけではありません。しかし、中には有料プランにアップグレードすることで、さらに強力な暗号化やアクセス制限をかけられるケースがあります。

個人情報や機密情報の取り扱いが多い場合は、セキュリティ対策が十分になされた有料ツールの使用も視野に入ってくるでしょう。

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ビジネスチャットツールの導入でコミュニケーションの活性化を

組織・チームのコミュニケーションを促進するビジネスチャットツール。近年ではさまざまな製品が普及していて、有料製品に限らず無料のツールでも充分に活用可能です。

使っていく中で使用用途を広げたくなったり、導入製品を検討するうえでどうしてもスペックが足りなかったりする場合は有料ツールを検討するとよいでしょう。

まずは無料プランから少しずつはじめていくのが、ビジネスチャットを社内に浸透させるいちばんの近道かもしれません。

ビジネスチャットツールを導入して、コミュニケーションの活性化を実現してみてはいかがでしょうか。

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