「システムを導入すれば本当に入力作業が楽になるのか確かめたい」「期間を問わず自社に合うか検証したい」給与計算や休暇管理の手間を減らしたいものの、費用負担や失敗を恐れて慎重になる担当者は少なくありません。
初期費用や月額料金がかからない勤怠管理システムを選べば、出費を抑えて導入できます。人数やデータの保存期間に制限はあるものの、有給休暇やシフトの管理、CSV出力による給与ソフトとの連携も可能です。
無料で利用できる勤怠管理システムについて、メリットや有料版の無料トライアルが可能な製品を含めて紹介します。
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無料で使える勤怠管理システム比較表
無料の勤怠管理システムを導入・運用するにあたり、多くの製品が期間を問わずに利用可能です。ただし、登録可能な従業員数や給与計算ソフトとの連携性、休暇管理をはじめとしたワークフロー機能に細かな違いがあるため、下記の比較表で確認しましょう。
| 製品名 | 無料期間 | 利用可能な従業員数 | 法改正への対応 | 給与計算ソフトとの連携 | 休暇申請のワークフロー・管理 |
|---|---|---|---|---|---|
| オツトメ! | 無制限 | 無制限 | × | 〇 | × |
| HRMOS勤怠 | 無制限 | 30名まで | 〇 | 〇 | × |
| ジョブカン勤怠管理 | 無制限 | 10名まで | 〇 | △ | 〇 |
| フリーウェイタイムレコーダー | 無制限(※今後変更予定あり) | 10名まで | 〇 | 〇 | 〇 |
| スマレジ・タイムカード | 無制限 | 10名まで | × | × | × |
| TEAM SHIFT | 無制限 | 10名まで | × | 〇 | × |
| Teasy | 無制限 | 5名まで | × | 〇 | △(リアルタイムでのプロジェクト工数管理に対応、休暇申請機能は要確認) |
| USBタイムレコーダー | 無制限 | 5名まで(※追加は買い切り制) | × | 〇 | × |
| タブレットタイムレコーダー | 無制限 | 3名まで(※追加は初期費用が必要) | × | 〇 | × |
※ミツモア調べ(2026年5月現在)
無料で使える勤怠管理システムのメリット
無料の勤怠管理システムを使うメリットは、休暇管理や給与計算ソフトへの連携による業務効率の向上ができる点を含め、下記4点です。
小規模な組織のデジタル化を進められる
初期投資や月額費用をかけずに、紙のタイムカードやExcelによるアナログ管理から脱却できます。予算が限られるスタートアップや中小企業にとって、負担なしでデジタル化できる価値は格別です。
ただし、無料で使えるのは一般的に3名から30名ほどの規模に限られます。人数が上限に達すると有料プランへの移行が必要なため、将来の採用計画も視野に入れて選びましょう。
退職者のデータが残っていると登録枠を消費する点にも注意が必要です。
打刻ミスの自動検知で業務の属人化を防げる
無料の勤怠管理システムを導入すれば、打刻漏れや二重打刻をシステムが自動で検知し、事務負担を大幅に減らせます。約7割の事業者が給与締めを負担に感じており、手作業による属人化が課題です。
無料の製品でも自動集計やエラー検知を使えるため、締め日の目視チェックや修正の手間は劇的に減ります。ただし、36協定アラートや休暇申請の機能が制限されがちです。就業規則が複雑な場合、簡易的な集計では対応しきれない可能性もあります。
休暇管理の自動化やCSV連携で手入力を行わずに済む
無料プランでも残業時間の自動計算や有給休暇、シフトの管理機能を備えた製品を選べれば、労務管理の精度は上がります。確定データをCSVで出力して給与ソフトへ取り込めば、転記に伴う手入力のミスや集計漏れを防げるでしょう。
同シリーズの給与ソフトを選んで、よりスムーズに反映させる方法も有効です。ただし、ボタン一つで同期できるリアルタイムな連携や、高度な有休の自動付与などは有料プランに限られます。
無料プランの場合、データの出力と取り込みの手動操作が毎月発生する点は、あらかじめ理解しておきましょう。
データ出力の活用で保存義務を果たせる
無料のシステムでも出勤簿などのデータをCSVやPDFで出力できるため、給与計算ソフトとの連携や書類保管がスムーズにできます。労働基準法では勤怠記録の5年間保存が義務づけられており、違反すると罰則の対象です。
無料プランは保存期間が30日や1年などと短い点が課題です。毎月の締め時にデータを手動で書き出して社内に保管すれば、費用をかけずに法令を守れます。
無料で使える勤怠管理システムおすすめ9選
費用をかけずに勤怠管理システムを導入したい事業者に向けて、初期費用や月額費用が無料で使える勤怠管理システム9製品は、下記のとおりです。
オツトメ!(ネクストライブ株式会社)
「オツトメ!」は、ネクストライブ株式会社が運営する、無料のクラウド型勤怠管理システムです。広告は表示されるものの、人数と期間を問わずに出退勤の打刻やCSV形式でのデータ書き出しといった機能が利用できます。
Webブラウザ上で動作するため、PCやスマホ、タブレットなどの端末からいつでも出退勤を記録することが可能です。データのバックアップ作業にかかる手間の負担を極力なくしたいというリスク回避最優先の管理部門にとって最適な選択肢といえます。
CSV形式でのデータ書き出しに対応しているため、給与計算ソフトとのデータ連携も可能です。マニュアルを参照しながら自力で初期設定を行うことで、期間や人数の上限を気にしない長期的な無料運用を維持できます。
HRMOS勤怠(株式会社ビズリーチ)
HRMOS(ハーモス)勤怠は、株式会社ビズリーチが提供するクラウド型勤怠管理システムです。登録人数30名まで無料で利用でき、スマホやICカード、QRコードのほか、SlackやLINEといった多彩な打刻方法に対応しています。
残業時間の自動計算や有給休暇管理などの基本機能が充実しており、オンラインマニュアルやFAQサイトを活用してスムーズに導入可能です。毎月データを確実にエクスポートしてローカル保管する運用を行うことで、無料のまま安全に活用を続けられます。
ジョブカン勤怠管理(株式会社DONUTS)
ジョブカン勤怠管理は、株式会社DONUTSが提供するクラウド型の勤怠管理システムです。従業員10名まで無料で利用可能なプランを提供しており、出勤やシフト、休暇、工数の4つの管理機能から自社に必要な要素だけを柔軟に組み合わせて導入できます。
操作性に優れた直感的な管理画面や、打刻ミスを自動で検知する機能を備えており、電話やメールによるサポート体制も用意しているのもポイントです。毎月の締め日に出勤簿データを手動でCSV出力して社内に保管するフローを定着させることで、費用を最小限に抑えられます。
ただし、給与計算を含むジョブカンシリーズの製品や、他の製品とのAPI連携機能は利用できません。加えて出勤簿や残業一覧など、一部の印刷・ダウンロード機能も利用できないので注意が必要です。
フリーウェイタイムレコーダー(株式会社フリーウェイ)
フリーウェイタイムレコーダーは、従業員数10名まで無料で利用できるクラウド型勤怠管理システムです。PCやスマホだけでなく、交通系ICカードやnanaco、楽天Edyといったショッピング系ICカードも打刻できます。
日次や月次の勤怠実績、残業時間、遅刻や早退の回数を正確に把握でき、AIチャットサポートも利用可能です。従業員数が11名以上になった場合でも、何人増えても月額2,178円で利用できるため、人数増加に伴うコストの跳ね上がりを懸念する企業に最大の安心感を提供します。
スマレジ・タイムカード(株式会社スマレジ)
スマレジ・タイムカードは勤怠管理、シフト作成、給与計算などの機能を搭載し、日々の業務負担を軽減するクラウド型勤怠管理システムです。従業員数10名まで無料で利用できますが、勤怠管理機能のみに限られます。
iPadのインカメラを用いた笑顔認証や打刻時の写真撮影により、現場におけるなりすまし打刻などの不正を物理的に防止することができ、打刻の瞬間に個人のダッシュボード上へ勤務実績がグラフ表示されます。
給与計算や年末調整、有給休暇やシフト管理といった機能を利用したい場合、月額2,420円からのプレミアムプランへの切り替えが必要です。
TEAM SHIFT(OH MY GOD株式会社)
TEAM SHIFTは、OH MY GOD株式会社が運営するクラウド型勤怠管理システムです。登録従業員数が10名までであれば初期費用および月額費用が無料で利用できます。
有給休暇の自動付与や複雑なシフト作成、残業申請や承認といった高度なワークフロー機能を利用したい場合、あるいは従業員数が11名以上の組織へ拡大する段階においては、1アカウントあたり月額550円のスタンダードプランへの移行が必要です。費用を抑えて確実な勤務表作成と給与連携の仕組みを定着させたい10名以下の小規模な組織や店舗におすすめします。
Teasy(Fullon株式会社)
Teasy(ティージー)は、Fullon株式会社が提供する「仕事の見える化」に特化したクラウド型勤怠管理システムです。無料のエントリープランは、利用人数5名まで月額料金が無料で、期間無制限で利用できます。
WebやSlackアプリ、ICカード打刻、GPS位置情報取得に対応し、出退勤や工数管理、CSVデータの出力など、すべての機能を制限なく利用可能です。全半休を含む休暇のスケジュール管理や、給与計算ソフトへのテンプレート対応もできるでしょう。
USBタイムレコーダー(ココダス株式会社)
「USBタイムレコーダー」は、ココダス株式会社が提供する、手のひらサイズの専用デバイスを使用した勤怠管理システムです。Androidのスマートフォンやタブレットをタイムレコーダーとして活用できるアプリで、5名まで無料で利用できます。
出社の打刻忘れ防止機能やデータのCSV連携、Excel出力による給与ソフトとの連携をスムーズに行うことが可能です。有料の追加ライセンスをチケット方式で購入することで、1名あたり99円のわずかな追加費用で6名以上の従業員登録が可能となり、その後も月額料金を一切発生させずに永続的な利用体制を拡張できます。
タブレットタイムレコーダー(株式会社ネオレックス)
「タブレットタイムレコーダー」は、iPadを専用端末として利用する勤怠管理アプリです。無料プランの内容は従業員3名まで初期費用および月額料金が完全0円、期間無制限で利用できます。
注目したい機能は、出退勤時刻の記録や自社のルールに合わせた自動集計、給与計算ソフト向けのデータや出勤簿の出力です。有料のメンバー追加ライセンスを導入することで、4名以上の組織でも月額費用完全ゼロを維持したまま、毎日の顔写真撮影による不正防止や、ダッシュボードによる自己管理機能を大規模に運用できます。
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無料で試せる主要な勤怠管理システム一覧表
初期費用や月額費用が無料の勤怠管理システムは、機能や登録可能な従業員数などの条件で限度があります。「無料版では機能が足りない」「より強固な管理体制を築きたい」という企業に向けて、有料版の全機能を本運用と同じ環境で試せる「無料トライアル」が用意されている主要製品をまとめました。
| 製品名 | 無料トライアル期間 | 利用可能な人数 | 初期費用(税込) | 月額最低料金(税込) | 給与計算ソフトとの連携 | 休暇申請のワークフロー・管理 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| KING OF TIME | 30日間 | 無制限 | 0円 | 330円〜/名 | 〇 | 〇 |
| Touch On Time | 30日間 | 無制限 | 0円 | 330円〜/名 | 〇 | 〇 |
| RecoRu | 30日間 | 無制限 | 0円 | 3,300円〜(30名分含む、1名110円) | 〇 | 〇 |
| kincone | 最大2ヶ月間 | 5名 | 0円 | 1,100円〜(5名分含む) | 〇 | 〇 |
※ミツモア調べ(2026年5月現在)
紹介した上記の勤怠管理システムは、有料版と同じ機能を試すことが可能です。費用は従業員1名につき110円〜330円ですが、「最低利用料金」や「最低利用人数」が設定されている場合があります。
一般的にこれらの製品は、「トライアル期間が終了したからといって勝手に課金が始まる」ことはありません。期間終了後に、正式に契約を申し込んだ場合のみ料金が発生する仕組みが主流です。
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勤怠管理システムは製品によって特徴や機能もさまざま。「どの製品を選べばいいかわからない・・・」といった方も多いのではないでしょうか。
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